2009年　タイム 56"2 (重) 1FAve=11.24

ラップ
①11.9-②10.2-③11.0-④10.3-⑤12.8
1着カノヤザクラ・・・・サクラバクシンオー×Woodman=プリンスリーギフト×ミスプロ　〔9-h〕
2着アポロドルチェ・・・Officer×Summer Squall=マッチェム×ストームバード　〔8-c〕
3着アルティマトゥーレ・・・フジキセキ×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン　〔3-l〕

今年も①～④まではスピードとダッシュ、⑤で最後のひと踏ん張りが問われる流れ。今年は重馬場の影響もあり、タイムは例年よりもかかっています。

1着カノヤザクラは前走ＣＢＣ賞11着(=中京芝1200m：0.7秒差)からの好走。08年アイビスサマーＤ1着馬でコース実績があった馬。またサクラバクシンオー産駒はアイビスサマーＤでの好走が多く、相性は抜群(=06年2着マリンフェスタ・3着レイズアンドコール、08年1着カノヤザクラ)でしかも牝馬ばかり好走する。サクラバクシンオー産駒はテンのダッシュ力に優れたスプリンターで適性自体が高いこと、牝馬はハンデが牡馬より軽いことが好走要因なのだと再確認。また外枠も好走が多く、好走に必要な全ての要因が当てはまった馬だったと考える。夏の好走が多いこと、サクラバクシンオー産駒は好走後数戦好走いしやすい特性から次走にも期待。
No.〔9〕の牝系で、小回りコースが鬼門の牝系。直線の長いコーナーの緩いコースでの好走が多く、また芝・ダート問わず活躍する馬も多いのが特徴からパワーとスピードに優れた特性があるものと考える。分枝記号hは、もまれ弱く、広いコースがベスト条件。直線競馬はその弱点がカバー出来ると考える。

2着アポロドルチェは、前走バーデンバーデンＣ8着(=福島芝1200m：0.4秒差)からの好走。大外枠で好走しやすいラチ沿いを走れること、08年アイビスサマーＤ3着好走馬でもあり好走適性があったことなども好走要因と考える。Officer産駒はマッチェム系で、マッチェム系はカルストンライトオの父ウォーニングなどと同系で、スピード自慢の快速血統。芝・ダート兼用型で仕上がりは早い。母父Summer Squallはストームバード系で、ストームバード系は好調・不調がはっきりとしていて近走成績に乗じて好走しやすい。間隔を開けて前走僅差に好走したことと、好走歴のあるコースだったことは好走要因だったと考え反省する。
No.〔8〕の牝系で、叩き良化型のタイプが多く高速時計に強い牝系でもあり、スピード勝負に向いたのだと考える。分枝記号cはこのレースとは相性が良く、パワーをダッシュ力として活かしやすい傾向。特注の分枝記号。

3着アルティマトゥーレは、前走ＴＵＦ賞1着(=福島芝1200m)からの好走。フジキセキ産駒で、母父トニービン。この配合は安定性が高く連続好走しやすい特性があるのだが(=ドリームパスポート、ユメノシルシなど)、このレースとサンデーサイレンス系はいまいちな相性なので3着は健闘と考えるべきか。フジキセキ産駒は古馬にて再浮上するセカンドシーズンがあり、特に5歳時にその傾向が顕著(=ファイングレイン、コイウタ、エイジアンウインズなど)。今後の活躍に期待する。
No.〔3〕の牝系は、クラシックで良く活躍するが3歳秋～冬に不振なり、その後古馬で復活する成長過程がある。特に分枝記号lは、4歳時に著しく成長し東京コースなどで無敵状態になることが多く(=スペシャルウィーク、メイショウサムソン、ウオッカなど)、広いコース向きと思われる。

アイビスサマーＤのポイントは、
①外枠有利。または内枠。中枠はやや不利と考えるべし。
②軽量ハンデの牝馬。
③サクラバクシンオー産駒やマッチェム系など快速スピード血統中心。サンデーサイレンス系はやや苦手。
④分枝記号cは特注。
⑤リピーターの好走に注意。
→次走狙い馬:カノヤザクラ,アルティマトゥーレ     

コスモベル
佐藤哲三騎手のコメントが示唆に富んでいた。
「１０００だと、馬の後ろ、窮屈なところに閉じ込められない分、最後に伸びきれなかった。」
なるほど、コスモベルのような馬は、好位の内内、閉じ込められたところを回ってきて、最後に空いたところを見つけてピュっと出てくるイメージ。
そういう馬ってよくいると思うが、そういう馬には１０００は向かないわけですね。
ということはやはり、カノヤザクラとかのように、
跳びが大きくて、広いところをのびのび走って能力を出すような馬が、
基本的には１０００に向いているということなのかもしれない。
→次走狙い馬:コスモベル       

ゴール前で全体を見渡すと外の馬と内の馬の明暗くっきり。
外に有力馬が集中したとは言え、シュールな図になりました。

勝ったカノヤザクラは先行して終始手応え良く楽勝。
このタイミングで昨年より強い競馬をするとは恐れ入りました。
私はこの馬のこと全然分かってないですね。

2着アポロドルチェは道中少し内に行きましたが、最後は外ラチから。
やはり距離短縮が得意な馬のようです。
次は距離延長の上に連続好走も期待薄のタイプなので迷わず消し。

3着アルティマトゥーレは勢いを生かし。
スタミナがなく、緩い流れ向きの短距離馬という成績で、
今後の成長が無いと重賞戦線では苦しいかもしれません。

ウエスタンビーナスは惜しい4着。
もう道中カノヤザクラと手応えが違いすぎて諦めてたので驚きました。
逃げ馬の印象が強いですが、好調な時は逃げなくても異常に粘る馬ですね。
レースレベル：2    
→次走危険馬:アポロドルチェ  

最後に迷いが生じ、弱気になってしまった自分が情けない･･･。
当初の予想は、
◎ カノヤザクラ
○　アルティマトゥーレ　
▲　アポロドルチェ

◎カノヤザクラは、昨年のこのレースからスピードの絶対値が違うと考えていた。

▲アポロドルチェは、昨年ただ1頭、内ラチ沿いを鋭く伸び、来年は！と見ていた馬で今年は絶好の最外枠。

○のアルティマトゥーレは、次代のスプリントチャンピオンと期待している馬で、オープンの壁はないと見ていた。

馬券は、
１．三連単◎○▲Ｂｏｘ
２．三連単フォーメーション
　１◎　２○▲　３○▲　勝負馬券
３．三連単フォーメーション
　１◎○　２◎○▲　３流し
４．三連複2頭軸流し
　軸　◎○　　相手　流し
と買う予定だったのだが、直前になって、カノヤザクラについてマイナスの評価が目に付きだした。

例えば、元騎手の吉沢宗一氏の調教採点「まだ動きが重々しい。良化途上で昨年の勢いはない」と。ここまで決め付けるかよ！

一方、エイシンタイガーは快調教。吉沢氏の評価は「リズムのいい走りで反応も抜群。文句なしの動きだ」

普段は、吉沢氏のコメントを気にしたことはないのだが、魔がさしたとでもいうか･･･。

すっかり弱気になって、馬券は、

三連複
アルティマ－カノヤ　からの軸2頭流し
アルティマ－エイシン　からの軸2頭流し

の2枚買い。購入額も予定の半分に。

今週は、このレースを含め4レースに挑戦。当ったのはこのレースだけで、三連複の配当が思っていたより高かったので、マイナスにはならなかったが、それにしても逃した魚は大きい。

この秋のスプリント路線。
カノヤザクラは今年も期待できそう。
アルティマトゥーレも直線競馬よりはコーナーで脚をためる競馬のほうがいいだろう。
→次走狙い馬:カノヤザクラ,アルティマトゥーレ