本命のエフティイカロスはスタートから早めに番手へ取り付くまでは良かったが、道中では逃げるクイーンスプマンテにうまく離され過ぎてしまったのが痛恨。大逃げの番手というポジションは立場上難しいのは理解できるのだが、もう少しうまく立ち回れなかったものか少し不満は残る。ある意味、大逃げを許した戦犯とまで言うと言い過ぎか。

　敗れたとはいえ、57キロで２着のグラスボンバーは距離延長と乱ペースで渋太さを発揮。高齢になったこともあるが、小回りでこのくらいの距離のほうが現状はむしろ立ち回りやすそう。再び長距離戦へ出走なら狙い目に。

　１番人気で５着に沈んだゼンノグッドウッド。乱ペース自体は良かったのだが、如何せん勝ち馬がタイレコードで逃げ切る展開。しかも札幌の芝が速いうえに、４コーナーで馬群が一団という展開でもなかった。

　前走然り、いまの札幌は洋芝だが割と時計面が主体でそれほどパワーシフトでもなく、小回りコースがゆったり走るこの馬にはそもそも不適。春にこの馬を度々取り上げていたからとは言わないが、ここ２走では条件的にも違和感があった（予想は狙いも危険も取り上げませんでしたが…）。小回り主体でスピード優先の夏競馬での復活は望み辛い印象。
レースレベル：3
→次走狙い馬:グラスボンバー  
→次走危険馬:ゼンノグッドウッド  

荻野琢真が一人旅の大逃げ勝ち。

馬券としては、３連複300円をゲットしたが、予想は○△△でちょっと複雑。
荻野琢真の一人旅の大逃げは日経新春杯のテイエムプリキュラと同じだ。
前日に田中博から替わっていたのは、そういうことだったのかと、今思っても後の祭り。
次回、逃げ馬の軽ハンデで荻野琢真だったら、アタマで買おうと思う。

しかし、他の馬がだらしない。たぶん私の展開予想の通り、騎手も上がり勝負になると思い、ゼンノグッドウッドをマークしてしまったから、12馬身も離されてしまったのだろう。

エアジバングは復調の予感。
グラスボンバーはまだまだいける。
クイーンスプマンテは、テイエムプリキュラと同じで２度はないと思う。
情けなかったゼンノグッドウッドは、次回要注意。
→次走狙い馬:エアジパング,グラスボンバー
→次走危険馬:クィーンスプマンテ,ゼンノグッドウッド

明確な逃げ馬不在で何が行くかと思われたが、３走前に逃げて勝っているクイーンスプマンテが勢い良くハナを切った。
１週目の直線から徐々に後続とのリードを広げ、バックストレッチではもう２番手との差は50mはあろうかという大逃げ。
対する集団の先行勢は後方の有力馬を気にして動けず。
３コーナーでも差は詰まらずこの時点でクイーンスプマンテの勝利は決した。
４コーナーからスパートしたエアジパングは一旦２番手に立つも、道中インコースでじっと脚を溜め直線外に持ち出したグラスボンバーにゴール手間で交わされ３着。
ケンブリッジレーザは道中インコースでじっと我慢して直線で際内からジリジリと伸びたが４着までだった。

勝ったクイーンスプマンテは父ジャングルポケット。
昨年逃げ切りのレースで今年もスロー濃厚ならば、狙えるグレイソブリン系はこちらのほうだったと猛省。
荻野Ｊはテイエムプリキュアよろしく人気薄を大逃げさせるときの思い切りがかなり良い。
今後も人気薄の荻野Ｊの逃げ切りに要警戒。

そして今回お手馬であるグラスボンバーに走られたのがかなりショック。
この馬の取捨を間違えたのはディセンバーＳ以来。
道中内でじっとしていた分だけ最後の末脚につながった感じ。
しかし、トップハンデで別段得意とは思えぬ今の札幌での好走。
素直に体調の良さを認めたいが、次走はさらに人気しそうで、連続好走はないと見たい。

３着エアジパングは最後に切れ味で２着馬に屈した。
別段切れるタイプではないので、もう少し早く（向こう正面辺りから）自分から動いても良かったのでは。

４着ケンブリッジレーザは鞍上が巧く乗ったものの、最後はイマイチ伸びなかった。
休み明けの影響も若干あったかもしれないが、この斤量差でも３着馬との差は大きいと感じた。
レースレベル：3    
→次走危険馬:グラスボンバー