2009年　タイム 1'32"7 (やや重) 1FAve=11.59 3FAve=34.76

ラップ
①12.2-②10.8-③11.6-④12.3-⑤12.1-⑥11.3-⑦10.7-⑧11.7
1FAveとの誤差
①+0.6 ②-0.8 ③±0 ④+0.7 ⑤+0.5 ⑥-0.3 ⑦-0.9 ⑧+0.1
テン34.6-中盤24.4(3F換算36.60)-上がり33.7　『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎　先行○　差し△　追込×
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着スマイルジャック・・・タニノギムレット×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス　〔15-a〕　１２－１４
2着ヒカルオオゾラ・・・マンハッタンカフェ×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン　〔9-f〕　１５－１５
3着マネルスケルツィ・・・グラスワンダー×Machiavellian=ロベルト×ミスプロ　〔5-h〕　２－２
→次走狙い馬:スマイルジャック,ヒカルオオゾラ
→次走危険馬:キャプテントゥーレ  

ベストの条件で勝利したスマイルジャックに対して、何で勝てないんだろうか？ヒカルオオゾラ。

1600m戦でこれから人気を背負うことになるジャックは、マイル適性を生かせる舞台は条件が限られます。
やはり安田記念のあの絶好の出来が悔やまれるし、不利も痛い。回りに左右されるこの馬は右回りだと、掛かり癖と4角の立ち上がりに課題が残るし、直線に坂があるか、あるいは今回のように渋ったキレ勝負にならない馬場ならいい。

それと現時点で絶好調を持続していて、この状態で休みを挟むなら叩いた2戦目に同じように持って来れるのかが今後の焦点です。

勝てないけど強さは見せるオオゾラ、道悪で先行していたら厳しかったでしょうし、後方から追い込んだ作戦は欠点と馬場を考えれば〇。
しかし、通ったラインは外側で中から抜けて来たジャックに馬体を合わせることのできない位置、渋りも手伝ってか行き脚を抑えられていたのに番手を下げ過ぎてコースロスを招いた。

武豊Ｊは馬場読みには優れているところがある分、痛んだ部分を通らない悪い癖が勝敗を左右することがある。今回も3~4角の痛んだラインのギリギリを通ることで中は突けない状態を自分で作ってしまっていた。
直線はキャプテントゥーレのラインでも十分伸びていたし、せっかくオオゾラがタメて伸びてくれたのに騎乗にミスがあっては馬が可哀そう。
結果論ですが、中団からジャックを直線半ばまでマークする形を取れたならゴール前はもっと接戦になっていたでしょう。

ヒカルオオゾラを違う視点で見ますと、パワーとスピードはレベルの高いものを持っていますが、しかしそれを生かし切れていませんね。
前の筋肉の方が勝っていますから、マンハッタンカフェ産駒に見られる前足をハの字に開くかき込みはとても鋭く、前でけん引する力が強いです。

走っている時の重心は後ろ寄りですから、推進力が斜め上方向に作用しているため、せっかくのパワーが前方向と上方向に分かれ、推進力が損なわれています。
こういうタイプは少なからずいますが、スピードと瞬発力があり、道悪もこなします。
欠点はやはり走りにムラがあることと、叩き合いに弱く接戦をモノにしずらい面があると思います。
もう一皮むけないと上のクラスでも、善戦はするも勝ち切れないレースとなるでしょう。
レースレベル：3
→次走狙い馬:キャプテントゥーレ       

勝ったスマイルジャックは後方から外一気。
確かに地力は上位でここ2走は不利だったので何ら不思議ないですが、
こんなに人気で弱い相手に快勝するとは、随分キャラが変わりましたね。

2着ヒカルオオゾラはまぁこんなもんで。
弱い相手向きなのにG3で勝ちきれないというのは苦しい。

3着マイネルスケルツィは外め先行の得意の形に。
しかし毎回直線止まって4着が定番の馬だけに、積極的には買いにくく。

ナイアガラは中団からになってしまい持ち味を発揮できず。
まぁ力的にも少々無理のある狙いでした。

トーホウレーサーはやはりしぶとい馬で大崩れせず。
人気になりにくいので、今後も買い続けて損は無さそう。
レースレベル：3
→次走狙い馬:トーホウレーサー       

　レースの上がり時計に注目してみると、スマイルジャックとヒカルオオゾラの上位２頭だけが３ハロン32秒台を計測。細かい話を抜きにすれば、結果論だが１着馬２着馬の能力が抜きん出ていたと言っても差し支えはないだろう。

　スマイルジャックに関しては昨秋から今春までの一連の成績もあれはあれで実力通りの結果。１年以上も遠ざかっていた久々の美酒とはいえ、条件的にローカルのＧⅢで得意のマイル、しかも新潟外回りと来れば、さすがに格好つけない訳にもいかなかった。

　ヒカルオオゾラも重賞制覇になかなか手は届かないが、ＧⅢならもはやタイミング一つ。以前に陣営が安田記念を狙っているという噂を耳にしたこともあるが、さすがにＧⅠ云々をぶちあげるにはちょっと天井が見えてしまった感もある。いずれにせよ、どこで初重賞勝ちを飾るのかは大変興味深いところ。

　本命のトーホウレーサーは人気以上の健闘も６着まで。馬場が渋ったほうが良いと判断していたが、レース内容と結果からは実は反対で、良馬場のほうがもっとスピードに乗れていたかもしれない印象も。単純だが穴傾向の強いタイプの馬なので、今回の結果はともかく、次走も条件次第で注目しておきたい。

　12着のイケトップガン、さすがにマイル戦は忙し過ぎたが、上がり３ハロンの速さはメンバー中で上位２頭に次ぐ３番手。かつて中日新聞杯３着で上がり３ハロン33.1を記録したように、平坦向きの決め手を備えているのは確か。新潟ではそれほど良い成績を残せていないが、東京で勝ち鞍があるようにコース的に致命的な理由があるとも考えられない。新潟でも距離が延びてスローからの上がり勝負とかなら通用しても不思議ではない。そういう訳で、次走は新潟記念へ出走なら狙い。
レースレベル：3
→次走狙い馬:トーホウレーサー,イケトップガン     

ヒカルオオゾラもスマイルジャックも、
非常に飛びが綺麗な馬なので、雨で滑る馬場は、競走能力的には殺されていたはずだと思う。
ただ、これくらいのメンバー相手では能力全開する必要はなく、
むしろ若干滑って下を気にしたせいで折り合えるという意味でプラスに働いたのではないか。

それでもやはり一番良いのは、良馬場で、しかも折り合えたとき。
これが叶ったときにはどれくらい強いだろうか、と思うと、
やはりＧⅠの速い流れで見てみたいなあと、わくわくさせられる。
マイルＣＳのことです。

スマイルジャックはサウスポーだという説もあるから、
右回りのほうが良さそうなヒカルオオゾラは特に楽しみだと思う。

だがマイルＣＳの出走権争いというのは毎年ハイレベルな気がするから、
今のままでは出れないだろう。
重賞１つは勝ちたいところ。

考えてみるに、
毎日王冠はエプソムＣと同じコースなので非常に怖い。使うべきでないだろう。
富士Ｓもやはりちょっと怖い。やめといてほしいなと思う。
とすると、京王杯ＡＨとスワンＳしかない。
前者は、トリッキーコースが合うとは思えない。狙いたくない。
スワンＳは初めての短い距離ということになる。
でもこれはむしろ折り合うからいいのではないか。
外回りならなんとか間に合うのでは？
こっちは狙いたい。

さてどこに出てきてくれるだろうか。
マイルＣＳなんて目指してなかったりして・・・
ポートアイランドＳとかだったら泣いちゃう・・・
レースレベル：4
→次走狙い馬:ヒカルオオゾラ       

2Fラップ：23.0-23.9-23.4-22.4

スローペース。
結果からして内枠不利の馬場状態だったようです。実際に直線で内を突いた馬は全滅でした。ただそれを差し引いても1、2着馬はこのメンバーでは抜けていたように思います。
次走狙いたいのは、内枠に泣いた印象のライブコンサート、他では距離延長でイケトップガン、上積みが見込めるマイネルスケルツィまで。
→次走狙い馬:ライブコンサート,イケトップガン     

とにかく思っていた以上にドスローになってしまう予想外のペースで…

スマイルジャックは馬群の中に入れて折り合いをうまくつけていた。最後は外に出しての勝利。次からも彼になるのでしょうね。。

ヒカルオオゾラはゲートを出さずに後方から。緩いペースも向いたのかなとは思う。

マイネルも緩いペースが向いた模様

キャプテンは休み明けの内容としては及第点。順調なら秋は楽しみ

マルカシェンクは乗り難しいとかがもろに出た模様。仕方ないのかな

キングは絞れて着ている。次は得意の中山１６００になるので注意は必要。
レースレベル：1
→次走狙い馬:キングストレイル,キャプテントゥーレ     

１，２着馬は能力レベル、３着馬は馬場が向いての好走。

これを読んで本命を打てたのが良かったです。次走は京成杯ＡＨならばハンデも背負わされ、上位評価は？と思います。ただ血統的には合っているし、同コースで重賞勝ちがあるのでハンデ次第ですが。


久しぶりで格好をつけたキャプテントゥーレ。出遅れたマルカシェンクは見直したいですね。
レースレベル：3
→次走狙い馬:キャプテントゥーレ,マルカシェンク
→次走危険馬:マイネルスケルツィ  

レースは人気の一角マルカシェンクが大きく出遅れる波乱の幕開け。
マイネルレーニアが気合いを付けて一気に先手を奪い、マイペースで逃げる若干落ち着いた流れ。
直線に入ると前々で競馬をしていたマイネルスケルツィが一気にスパートし先頭に立つ。
しかし、その直後に控えていたスマイルジャックが粘るマイネルスケルツィを一気に交わし去り、大外から追い込んできたヒカルオオゾラの追撃を退け久々の勝利を果たした。

勝ったスマイルジャックは今回はバッチリはまったと言える程の完璧な勝利。
馬群の真ん中から上がり3ハロン32.5の上がりを使い他馬をまったく寄せ付けなかった。
タニノギムレット産駒の新潟コースに対する適正高さを改めて思い知った。

２着ヒカルオオゾラの鞍上武豊Ｊは差し有利の馬場状態を考慮してか道中手綱をがっちりと抑えて後方待機。
直線で大外に持ち出し、勝ち馬とほぼ同じタイミングスパートするも、最後には突き放されてしまった。
レースのペース自体はややスローで、３着以下の上位馬に先行勢が多いことを考えると、いつものように好位からの競馬をしていればあるいは、、、とも考えてしまうが、結果論か。

３着マイネルスケルツィは早め早めの競馬が功を奏した。
戦績から左回りに疑問符がつく同馬だが、今回は展開利を生かして粘りこんだ。

休み明けのキャプテントゥーレは展開利もあって４着と健闘。
最後には上がり勝負となってしまった分１、２着馬には突き放されてしまったが、休み明けとしては上々の内容。
次走は叩いた上積みも期待できそう。

６着トーホウレーサーは着実に力を取り戻している。
上がりの掛かる展開になればもっとやれていい。
順調に行けば秋以降の活躍も期待できそう。
レースレベル：3
→次走狙い馬:キャプテントゥーレ,トーホウレーサー