2009年　タイム 1'48"2 (良) 1FAve=12.02 3FAve=36.07

ラップ
①12.5-②11.4-③11.6-④12.4-⑤12.2-⑥12.2-⑦11.9-⑧11.9-⑨12.1
1FAveとの誤差
①+0.5 ②-0.6 ③-0.4 ④+0.4 ⑤+0.2 ⑥+0.2 ⑦-0.1 ⑧-0.1 ⑨+0.1
テン35.5-中盤36.8-上がり35.9　『一貫・中弛み』

『一貫』・・・逃げ△　先行○　差し◎　追込△
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着ピエナビーナス・・・フジキセキ×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー　〔19〕　８－８
2着ザレマ・・・ダンスインザダーク×Zafonic=サンデーサイレンス×ミスプロ　〔4-m〕　３－２
3着アメジストシング・・・フジキセキ×General Assembly=サンデーサイレンス×ボールドルーラー　〔9-f〕　８－８
→次走狙い馬:アメジストリング,ピエナビーナス     

ヤマニンメルベイユはスタート後必至に押すも、掛かり気味にスタートしたザレマの先手をなかなか奪えない。
１コーナーのコーナーワークでようやく先頭に立つも、今度は外から一気にスペシャルフロートが動いてこれがハナ。
戦前の予想とは裏腹にかなりスタートは忙しくなった。
レッドアゲートは距離短縮のせいかまったく先行できず万事休す。

道中ペースは、スペシャルフロートが離して逃げる前後半の時計がほとんど変わらない淀みない流れ。
強引にハナを奪ったスペシャルフロートは４コーナーでもう一杯。
直線でヤマニンメルベイユ、ザレマが一気に先頭に立つも、さらに内から良い手応えで伸びてきたピエナビーナスが狭い間を突いて一気に先頭に立つと、そのまま押し切って波乱の決着となった。

勝ったピエナビーナスは今の札幌で勝つにはこれしかないという完璧な競馬。
１コーナーの進入から４コーナーの出口まで内ラチ沿いの経済コースをぴったりと回り、直線に向いてから他馬よりワンテンポ遅れてゴーサイン。
直線でもタレたスペシャルフロートとヤマニンメルベイユとの間に空いた１頭分のスペースに巧く飛び込み、まったくロスのない最高の競馬ができた。
前が飛ばすレース展開やまったくのノーマークだった点も向いたが、古川Ｊの好騎乗を素直に評価したい。
開催が進んだ札幌は内も徐々に荒れつつあるものの、インコース有利の傾向はまだ揺るがないだろう。

２着ザレマは走る気満々のレース振りが目を引いた。
スタート後馬なりで楽に良いポジションを取れたことが全てだろう。
直線では一瞬先頭に立ちあわやと思わせたが、早めに動いた分最後は勝ち馬離されてしまった。
1800mまでの牝馬限定G3では素直に力上位という事だろう。

３着アメジトリングは勝ち馬とは対照的に４コーナーで大外を回ってきた。
相性の良いコースで自分の競馬に徹しての好走。
展開が向いた感もあるが、コースロスを考えればよく走っている。

直線で内を選択して前が壁になり、スムーズに競馬のできなかったスペルバインドは次走現級に戻っての巻き返しに警戒。

折角内枠に入ったのに道中外に持ち出し、４コーナーで外を回して結局伸びなかったレジネッタの復調はまだまだ先だろう。
レースレベル：2
→次走狙い馬:スペルバインド  
→次走危険馬:レジネッタ  

勝ったピエナビーナスは終始インでためて直線馬群を割る理想の競馬。
人気勢がパンチ力に欠ける面々だっただけに、
勝つなら逃げ馬かこういう立ち回りの上手いタイプになりがち。
もちろん血統やコース適性の後押しがあってこそですが。
しかし接戦にすらならないとは、相当レースレベルが低いと思います。

2着ザレマは案外距離短縮が向くタイプですが、やはり勝ちきれず。
全然勝ちそうにないのに人気するってだけで買いにくいんですよね。
しかし、そこそこには来てしまうのが厄介。最近こういう馬が多いです。

3着アメジストリングは好調持続。
少し間隔が空いたのと、やはり勝ちきれないのに人気してたので軽視しましたが。

レジネッタは勢いの止まったフレンチデピュティの見本という感じ。
しかもピンクカメオのような破壊力が無いので、仮に復調しても善戦止まりが濃厚。
レースレベル：1    
→次走危険馬:レジネッタ  

ザレマ
アンカツ曰く、今日はいい具合に気合いが乗っていたから、ゲートも出ていくなと思った、そうで。
やはりムラ駆けなんだろうなと思う。マーメイドＳのときは全くやる気なさそうだったから。。
馬券を買う側としては、どういうときに気合いが乗るのか、乗っているのか、見極められればいいが。それができないのだとしたら、、
やはり人気のときは遠慮しておいたほうがよさそうだ。きっと次回も人気になるだろうから・・・

マイネカンナ
滞在でふっくらしてかなり具合が良さそうに見えた。珍しく行きっぷりも良く、内をロスなく最短距離を回ってこられた。
それでも直線はあまり伸びず。
残念だがもう力負けということではないだろうか。
これ以上はまる条件というのはなかなかあるものではない。     
→次走危険馬:ザレマ,マイネカンナ

このレースの騎手の思惑の違いはすんなりヤマニンメルベイユがハナを奪えなかったこと。他の馬が速くてでなくヤマニンに行き脚がつかなかったことで他の先行馬たちのさぐりあいが長く続いたために前半の流れが厳しくなったこと。

ビエナビーナスは今回休み明けで格上挑戦。常識で考えたら買いは無理であったが内でじっと我慢して前半速かったのが功を奏した形。最後まで内にこだわって進路が一番スムーズであったのも助かったのかな。

ザレマはかなり中途半端な競馬になってしまいましたね。抑えてある程度結果を残せてなければすんなりハナを叩いて押し切っていたと思います。どこかで秋を意識して距離が伸びるので折り合って我慢させたいのは切実につたわりました。以前は小回りでの逃げが良く見えてましたが現状は広いコース向きにかわってきたのかもしれません

アメジストリングは馬のペースに合せた騎乗。この馬はメンバー同じでまた同じレースでも勝ちきれないとは思いますが堅実派にはなっていくでしょう

ムーンインディゴは散々中間先行先行と騒がれていましたが結局行き脚がそこまでもなく中団から。最後も切れるわけでもなかったですので内容も平凡。そして気になったのは馬体に成長がないことですよね。ちょっと良化には自慢かかるかもしれません

◎に推したアドマイヤスペースはさすがに余裕がありました。着差があまりない６着でしたのでもうちょっと緩いペースであればいい結果出たのかなとも思います。

スペルバインドはのりさんがいつもよりペースがぬるくなることを想定して前目につけて競馬しましたが思ったよりレースが流れたことが誤算でした。

ヤマニンは馬体見た瞬間競走馬の張りのある体にはもう戻れないと思ってしまいました。このまま北海道で繁殖にあげていただきたいと思いました
レースレベル：1    
→次走危険馬:ムードインディゴ,ヤマニンメルベイユ

生観戦してきました。

勝ったピエナビーナスはフルキチくんのお見事な騎乗でした。やはり彼が内枠を引いた時は思い切って内に突っ込むんだなぁ・・・いい騎手だ・・・もっと騎乗数増えないかなぁ。しかしいつの間に復帰してたのかねぇ・・・札幌開催前半は彼が内枠を引いた時には絶対馬券買ってたのにな・・・すっかり忘れてました。パドックで彼を見ましたが、まだ足を引きずって歩いてました。まず治しとけよ。

今年に入ってから不信のムードインディゴは今年に入ってから馬体重との戦いだ。エリザベス女王杯以来のレースになったオーストラリアＴではプラス２２キロだった。その時は特に太くないなぁ、成長してるんだろうなぁと思ってたんですが・・・その後は１８キロ絞って、１０キロ増やして・・・今回はマイナス４キロ。あとから考えれば牝馬らしい細身の身体だったんでしょうけど、おれは細すぎると思ってしまいました。
隣でレースを観戦していたお兄さんが、スタート直前、
「藤岡～！前行けよ！！」
って叫んでたんですね。おれは
（ムードインディゴが先行！？この人何言ってんの？（笑））
って思ってました。
するとどうでしょう。ムードインディゴの先行策が炸裂！隣のお兄さん１コーナー付近で
「よっしゃ～！藤岡行った！！」
と勝利宣言。結果的に４着だったけど、あの先行力、この馬の今後の幅を広げたと思います。

レッドアゲートは連闘で馬体が絞れてとてもいい雰囲気だった。でも藤田さん・・・行かないとダメでしょう（笑）もう笑うしかなかったわ・・・先行しろ！


レジネッタは細い。相変わらず成長しない。パドックでも暴れてました。発汗もしてました。もういらないでしょう。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ムードインディゴ,レッドアゲート
→次走危険馬:レジネッタ  

今週は２重賞とも３頭のうちの２頭は当てているのだが１着馬を見ていないという結果。

こういう結果だと、私の三連単フォーメーションの買い方では的中は難しい。

２頭軸三連複流しなら的中していた可能性が高い。
三連複はバックアップ馬券といいながら、実際には買っていなかったことを反省。
次週からは、最初に三連複馬券を買った上で、三連単の予想をすることにしようと思う。

さて、本命のヤマニンベルメイユだが、やはり本調子にはなかった様子。

ザレマは洋芝適性もあったようだし、先行もできたしと勝てる競馬でしたが、１頭になるとソラを使うんでしょうか、勝ちきれない馬ですね。軸としては狙えても単勝は狙いずらい馬です。

結局、「展開」からの予想ではなく、馬場適性重視の予想をすべきでした。

次走の狙い馬にはムードインディゴを指名。理由はスナフキンさんと同意見（手抜きで申し訳ない）。
→次走狙い馬:ムードインディゴ       

ピエナビーナスの完勝のレースでした。

1頭抜けた以下後続はほぼ団子状態、その中には馬体重の増減から見えてくるものがあります。
マイネカンナは減ったものを戻しての接戦、スペルバインドは太かったものを減らしての接戦、レインダンスも太めが絞れての接戦。
それとは逆に、多少重かったザレマの2着、＋28kとかなりの太めで好走したアドマイヤスペースの方が内容はいい。

前が壁になり追えず仕舞いのレジネッタ、これが原因ではありますが、1角までの先行争いに加われず後方からの競馬ではすでにこの時点で勝負あり。
人気先行タイプで切れる脚の特徴が頭にあって、予想につい入れてしまいがち・・・、反省が必要。

勝負掛かりの少ない追い込みに賭けて来たアメジストリング、早めに全体が動く中で展開利はあったことは言えます。
このクラスでの次走、人気を背負ってのレースに今一度注目して見たい。

次走、一番の注目はムードインディゴ、1角までの先行力は今までにないもの。
休み明けでも陣営の言う通り仕上がりは良かったので、勝っても不思議ではなかったが、なにしろコーナーリングの不甲斐なさは先行策と直線の伸びをすべて帳消しにするものだった。
今後小回りコースは狙えなく、秋の阪神や京都では牝馬限定戦ならこの先行力が生かし、最有力候補と言っていいでしょう。
馬場を問わないところも魅力で、早い時計でも渋った馬場でも対応できるタイプ。
得意の中距離から短いマイルでもイケそうで、当面の目標はエリザベスでしょうけど、今から楽しみでなりません。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ムードインディゴ       

今年は連続開催でスタミナ血統が上位に。

来年ならピエナビーナスは厳しい。

ザレマはやっはり安定感のある馬。府中牝馬も別定なので軸にできるほどの信頼感。

４歳馬はやはりレベルが低い。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ザレマ  
→次走危険馬:ピエナビーナス