2009年　タイム 1'07"5 (良) 1FAve=11.25 3FAve=34.8

ラップ
①11.8-②10.3-③10.6-④11.3-⑤11.4-⑥12.1
1FAveとの誤差
①+0.5 ②-1.0 ③-0.7 ④±0 ⑤+0.1 ⑥+0.8
テン32.3-上がり34.8　『前傾』

『前傾』・・・逃げ×　先行△　差し○　追込◎

1着サンダルフォン・・・サクラバクシンオー×ジェイドロバリー=プリンスリーギフト×ミスプロ　〔1〕　８－４
2着レディルージュ・・・ブライアンズタイム×Kingmambo=ロベルト×ミスプロ　〔2-p〕　６－４
3着カノヤザクラ・・・サクラバクシンオー×Woodman=プリンスリーギフト×ミスプロ　〔9-h〕　６－４
→次走狙い馬:レディルージュ,カノヤザクラ     

外枠のコスモベル、レディルージュが好スタート。
しかし気合をつけて先手を奪ったのはコウエイハート。
最内からメイショウトッパーも負けじと追走し、前半3Fは32.7とスプリント重賞らしい速い流れ。
直線に向いて力尽きたコウエイハートをシャウトラインが残り200mで捕らえるも、その外からサンダルフォンが一気に先行勢を交わし去ると、その末脚が衰えることはなく先頭でゴール。
伏兵サンダルフォンが初重賞制覇を果たした。

勝ったサンダルフォンは４コーナーから動く早めの競馬。
通ったコースは馬場の３分所で、決して良いとは言えない馬場でも最後までしっかりと伸びた。
近走は後方からの競馬が続いていたが、前走マイルをこなした事で積極的な競馬ができたのかもしれない。
内で伸びた背景には当然ローラー効果があるのだろうが、それを考慮してかインコースを早めスパートという選択をした酒井Ｊの好騎乗も大きかっただろう。

２着レディルージュは４コーナーでは対照的に荒れた内を嫌ってかなり外を回した。
最後は軽量を活かしよく伸びていたが、外枠が影響しているにせよ、終始外々を回したコースロースが最後に響いた格好だろう。
４コーナーでもっと内を回っていれば勝ち馬との差は小さかったのではないだろうか。
しかし、軽量だったにせよコースロスを考えれば２着は良く走っていると思うし、今後この路線でもやっていける目処が付いたのは収穫だろう。

３着カノヤザクラはいかにもハンデがきつかったというレース内容。
４コーナーから動いて、直線では内からジリジリと伸びては来ていたが、若干いつもの力強さに欠ける印象だった。
馬場も開催後半の荒れ馬場よりも開催前半の綺麗な馬場のほうが良いタイプなので、次走がセントウルＳならば引き続き狙える内容ではあった。

４着ウイントリガーは軽量を生かして直線後方から猛然と追い込んできた。
もっと時計掛かる馬場状態であればさらに前進可能なタイプで、今後開催が進む小倉・新潟での活躍に期待したい。
レースレベル：2
→次走狙い馬:レディルージュ,ウイントリガー     

勝ったサンダルフォンは中団から早めに進出して快勝。
ここ2走の好調ぶりは本物だったようです。
母父ジェイドロバリーと言うのがパンチ不足で軽視してしまいましたが。

2着レディルージュは好位の外から差し。
勢いのある軽ハンデ牝馬という、いかにも夏の重賞向きの要素は揃っていました。

3着カノヤザクラは今一つ伸びず。
やはり少し年を取った分、勢いの持続が難しくなっているんでしょうか。

シャウトラインは良い手応えで一時先頭に立つも一気に差され。
まぁ力的に少し足りないのでしょう。
勢いがないとオープンでは少々苦しい感じがあります。
レースレベル：2    
→次走危険馬:シャウトライン  

月曜日にローラを掛けたことは知っていました。土曜日は内がいいのかなと思っていたら思いっきり雨が降って外外を回る競馬。なら日曜日もと思いますよね。

まさに土曜日に内を使わなかったことがよかったのかまたＪＲＡが大好きな芝いじりをしたのか不明ですがまさに日曜の芝は開幕の小倉を見るような内逃げ競馬。ちょっと唖然としてしまいました。

せっかくの小倉Ａコースの最終週。正直寂しかったねえ。時計が速ければいいと思っている節を感じざる終えず

勝ったサンダルフォンは酒井が土曜日から馬場のいいとこいいとこをとにかく探した結晶ではないかと思う。成績こそ地味であるが騎手の腕としては評価できる騎手。今後騎乗機会がもっと増えてくればと願う。

レディルージュに関してははっきり行って騎手が

情けない

この一言に尽きる。散々鮫島のことぼろくそに言ってるが情けない。あれだけのいいスタートをしてなぜ下げる。ある程度の位置をとりに行くことが相手のプレッシャーになっていくのに。。むなしいよ。５０という勝ってくださいのハンディであの騎乗をされてはで追い比べで自分が勝てない騎手であることの自己分析が足りなすぎるよね。あと。いい馬に乗るからねえ。彼は。。そろそろ見切らないと…

カノヤザクラは５６で行きっぷりはさすがによくなかったが最後は良くつめてきていると思う。セントウルは別定になるのでいい勝負になるでしょう

ウイントリガーは短い距離でいい味を出してきている。まだ準ＯＰに出れる馬なので自己条件なら確勝級。ＯＰでも掲示板をにぎわすことできるでしょう。

メリッサは良く分かりません。馬場よみが巧い豊さんがやる騎乗では正直ないですよね。１２Ｒでも豊さん外ぶん回して人気馬飛ばしてましたがなんか昔と豊さんも変わってきちゃっているよね。。
レースレベル：2
→次走狙い馬:ウイントリガー,カノヤザクラ
→次走危険馬:メリッサ  

カノヤザクラには、追い切りもスタートもポジションも悪いところなど見られなかったはず。
しかし伸びなかったのは何のか、あるとすれば昨日の道悪でコーナーの内側が3頭分ぐらい痛んでいた馬場を通り、勝ち馬は痛みのないギリギリのライン取りの差は確かにあります。
内から伸びた馬は見られず中と外のラインからで、スピードが身上の1200で馬場からの負担が大きく影響したようにも見えます。
もう少しの後ろのポジションと読んでいたので、行き急いではいないか？
下げれば包まれて外を回すことになり、いいスタートがかえってタメて行けなくなったし、流れが速め速めと引くに引けない状況に内枠発走が裏目に出てしまった感じ。
新潟⇒小倉、過程と輸送面での負担は牝馬なので少々不安でしたが、二桁人気のウイントリガーに差し込まれる不甲斐ないレースぶりでは3着も褒められません。

自信のアイビスＳＤの勝利から、北九州記念は勝たなければいけないという調教師の過剰な自信が、鞍上への心理状態に影響していたように思える。
前半の32.7の入りは速く、3角過ぎから番手を上げて行く形では厳しく、小牧Ｊの冷静さや判断力が欠け、自信満々の短距離戦の発走ほどジョッキーの心のゆとりを奪ってしまうレースになってしまいます。
1200m重賞を連勝することの難しさですね。
そう考えると、気楽に外枠から乗れる時には信頼して良さそうとも言えます。

2着レディルージュの12~1400mの3着以内率は85％と高く、今回斤量面の有利さはあっても、1400mまでの安定感は古馬陣を相手にしても立派なもの。
秋の牝馬短距離戦に有力な1頭でしょう。
ただ課題の1600mでタメて切れるかはやってみないとですが、3歳牝馬のレベルを見せつけた格好で引き続き注目の世代でしょう。


勝ち馬サンダルフォンの松永幹夫調教師は小倉記念をダンスアジョイで重賞初勝利、早くもまた小倉で2勝目とトントン拍子。
ともに人気薄での勝利をモノにしており、開業3年目にしてこの夏ミッキーから目を離せなくなった。

酒井Ｊと小牧Ｊの背負ったものの差は大きかった。
調教師のコメントは、我々の予想のひとつの材料とともに騎手への負担になることも考えておく必要はあります。
レースレベル：3
→次走狙い馬:レディルージュ