スタート直後メモリーパフィアがポンと飛び出し、これがハナ。
離れた２番手にクーデグレイスという隊形。
1000m通過は58.1という速いタイムのよどみない流れ。
４コーナーではミクロコスモスが外からマクリ気味に進出。
直線に向いて逃げるメモリーパフィアをクーデグレイスが楽な手応えで交わすとそのまま押し切り体勢。
しかし馬群を割って伸びてきたブロードストリートと外から差してきたレッドディザイアの脚色が良い。
坂を上がってブロードストリートがクーデグレイスを交わしレッドディザイアの猛追をクビ差凌いだところでゴール。
ブロードストリートが前哨戦をレコードタイムで制した。

勝ったブロードストリートは４コーナーで内で上手く脚を溜め直線綺麗に進路が空いたところを鋭く伸びた。
内の馬場状態が良く内枠スタートからのスタートでコースロスなく競馬ができたのが大きな好走要因の１つだろう。
アグネスタキオン産駒らしい切れ味と、母父に高速馬場に強いコジーンを持っているという点も後押ししたのかもしれない。
ただ、今回は展開や馬場に恵まれたという印象も強く、本番の内回り京都で同じような競馬ができるかというと甚だ疑問。

２着レッドディザイアは+10kgというやや余裕の残しの馬体。
レースもたんに外を回して地力で差してきただけという淡白な内容だった。
いかにも叩き台という印象。
それでもきわどい２着にくるのだから、やはりこのメンバーで実力最上位は疑いようが無い。
インからの競馬もできる器用さはあるので、本番では内枠に入れば怖い存在。
逆に外枠に入るようだと今回と同じようなレースになり差し損ねもあるのではないだろうか。

３着クーデグレイスは淀みない流れを先行して見せ場たっぷりの内容。
夏に使ってきた馬の強みが活きた。
阪神の外回りよりも京都の内回りのほうが脚質的に当然良いだろうし、本番でも侮れない存在。
今回のレースの反動が無いようなら本番では厚い印を打ちたい。
本番前の追い切りに注目。

４着ミクロコスモスはこの馬なりには走っているのだろうか。
４コーナーで早めに動いた分、最後のひと伸びを欠いてしまったのかもしれない。
外から仕掛けた分コースロスもありこれが精一杯というわけではないだろうが、２着とは力の差を感じた。
器用さも無く、これ以上の上積みを期待するのも酷で、本番でも善戦までが精一杯だろう。

９着ワイドサファイヤ、１１着ジェルミナルは直線前が壁になってまともに競馬ができなかった。
特にジェルミナルは最後の１ハロンをまともに追っておらず、着順を額面どおり受け取るのはナンセンス。
ジェルミナルは今回良い先行力を見せていたし、本番でもこれぐらい前にいけるようならチャンス有り。
叩き２戦目での上積みもあるだろうし、今回の大敗でマークが薄れるならば本番での一発も、と期待できる内容ではあったと思う。
ワイドサファイアは今回確かに不本意な内容ではあったが、京都の内回りで挽回となると疑問。

１０着ワンカラットはもう少し前で競馬をして欲しかった。
本番でもこのような競馬しかできないのならば圏外だろう。
鞍上も本番には弱いタイプで。。。
レースレベル：3
→次走狙い馬:クーデグレイス,ジェルミナル     

ブロードストリートの完勝。時計はレコードといってもまあ馬場状態の恩恵によるものが大きいから即高評価は危険ではあるけども調教の動きコメントの弱気から見たらインパクトある爆走であった。重いという情報流れていてマイナス２。直前まで人づての情報は信じきってはいけないですね。ただ内回りよりは外回りの馬だと思うので本番は外枠に入ってほしいとは思います。

レッドはプラス１０でも馬はかなり迫力をもっていてかなりの出来にあったとは思う。ミクロコスモスに壁を作られてワンテンポ仕掛けが遅くなったとはいえ直線にはいって番手としては同じような位置にいたような馬に掬われたのは正直かなりがっかりした。本番も京都の内回りで外から人気馬かつ腕のあるジョッキーの圧をうけながらのレースになってくるだけに本番馬券圏外も計算しないといけないと感じる

クーデグレイスはこの時計を自分で作って出せたのは馬場状態があれ立派だと思う。本番は展開が遅ければ前が絶対有利な京都内回り２０００．展開にはまればさらなる大駈けも見れるかもしれない

ミクロコスモスは豊が乗るとなぜ仕掛け我慢できないのでしょうか？今回レッドに勝負を挑んだといえばそれまでなんでしょうがあっさり跳ね返されてしまったとこ見るとここまでの馬なのかなと思う。
レースレベル：3
→次走狙い馬:クーデグレイス  
→次走危険馬:レッドディザイア,ミクロコスモス

ブロードストリートがレコード勝ち。レコードに関しては今の時計の出やすい馬場を考えれば、まあまあでしょうというところでしょうか。牝馬限定５００万下で出されたレコードですからね。そのレコードタイムのレース２着から連闘で挑んだボンバルリーナですか・・・よく頑張りました。未勝利戦からよく見ている馬ですがここまできましたか。自己条件なら圧勝ですね。

藤原英厩舎の３頭が３～５番人気で、勝ったブロードストリートは春は権利獲りに苦労した口でしたが、今秋は本番の出走は安泰の口でした。その分しっかりとした調整ができたのが大きいでしょう。力を出せばこのぐらいやれていい馬だと思っていましたのですが、本番で買おうと思ってただけにちょっと誤算です（笑）本番に向けての調整だからここではまだ完全じゃないと思わせるような感じだったし、まだ上積みはあるはず。直線は馬群の真っただ中にいたのに真っすぐ伸びました。これは強み。

ジェルミナルはブロードストリートと同じ時期に栗東に戻ってきての調整。中間調教を手控えたりして、ブロードと同じでここは本番に向けての叩き台だったのでしょう。ちょっと内で動けないシーンもあったんだけど、もうちょっとどうにかできなかったかな？という印象。パドックを観れなかったので何とも言えないのですが、競馬ブックのフォトパドックで見た印象は、身が入っていないというところ。それでも＋８キロだったのですね。もっとふっくら見せる＋８だったらよかったのかも。パドックちゃんと見た方がいいかも。


レッドディザイアはさすが。それだけ。


クーデグレイスが３着。前走負けたパールシャドウの評価も上がるでしょう。そのパールシャドウを負かしたミクロコスモスが４着ですか。
パールシャドウは春の重賞でも人気になっていた馬。ミクロコスモスは２歳から騒がれていた馬。紅梅Ｓで頑張っていたチャームポットが６着。フローラＳで頑張って札幌で５００万を勝ってきたイイデエースが７着。
クーデグレイスは比較で話しますが、ともかく春に頑張っていた馬が普通に頑張っていました。そう考えると春の勢力図そのままという感じがあります。


ワイドサファイアは期待を裏切る形でしたが、出遅れて脚を使い、そのあとかかってました。内がゴチャついてたので仕方ない部分もあったようです。


藤原厩舎の馬は全部内にいました。ちょっとニヤけてしまいました。本番を見据えた走りが３頭ともできていたんじゃないでしょうか。この３頭出し、本番も面白いなぁ。
レースレベル：4
→次走狙い馬:ブロードストリート,ジェルミナル     

http://www.youtube.com/watch?v=hiHriU3pTxM

個人的には痛恨のレースだった。
ブロードストリートは回転の速いフットワークで、
内をロスなく立ち回れば力を存分に発揮できて、
大きく崩れることはないだろうと思っていたが、
どうせ人気だろうと思って目を離していたら、
こんなオッズだったとは・・

私としては上記のような評価なので、
秋華賞の２０００小回りは基本的に向く馬だと思っている。
ただ、内枠が前提になる。
もし外枠を引いてしまったらばっさり！


クーデグレイス
前にも書いたことだが、
レッドスパーダ・ドリームゼニス・ストロングリターン・クーデグレイスと順に掲示板に載った５００万下があって、
これで中伝説くらいにはなったかも。
力は評価していて、内内を立ち回ればとは思っていたが、
阪神１８００でこういう相手でここまでやるとは思わなかった。緩いペースではないところを追走してのものだから素直に評価したいところだ。
これは先行する脚もあるし、京都２０００向きのフットワーク、上手なレースをする可能性が高いと思う。
条件好転すると思う。もちろん内枠が欲しい。

ミクロコスモス・ワンカラットも、
京都２０００の内枠ならぜひ。

結局のところ秋華賞は枠次第になりそう。
→次走狙い馬:クーデグレイス,ワンカラット
→次走危険馬:ジェルミナル  

2Fラップ：(12.4)-22.1-23.6-22.8-23.8

やや速めのミドルペース。中々レベルの高い一戦だったと思います。先行して見せ場十分の３着クーデグレイス、調教いまいちで大きく人気を裏切ったジェルミナル。この両馬は本番で面白そうな存在だと思います。
→次走狙い馬:クーデグレイス,ジェルミナル