2009年　タイム 1'21"1 (良) 1FAve=11.59 3FAve=34.76

ラップ
①12.2-②10.6-③11.3-④11.6-⑤11.7-⑥11.6-⑦12.1
1FAveとの誤差
①+0.6 ②-1.0 ③-0.3 ④±0 ⑤+0.1 ⑥±0 ⑦+0.5
テン34.1-11.6-上がり35.4　『前傾』

『前傾』・・・逃げ×　先行△　差し○　追込◎

1着ビービーガルダン・・・チーフベアハート×Westminster=ダンチヒ×ターントゥ　２－２
2着ローレルゲレイロ・・・キングヘイロー×テンビー=リファール×ニジンスキー　１－１
3着ドラゴンファング・・・タイキシャトル×ダンスオブライフ=ヘイロー×ニジンスキー　３－３

今年はテン-上がりのラップ差から『前傾』の流れ。07年～09年の馬場改修後の流れを考えると、『前傾』や『一貫』といった前につける馬に厳しい流れと考えるが、今年は前残りの結果に。開幕週の影響が大だったと考える。

1着ビービーガルダンは、前走京阪杯6着(=京都芝1200m：0.3秒差)からの休み明けでの好走。チーフベアハート産駒で、チーフベアハートは距離延長が得意で惨敗からも巻き返す特性がある。ダンチヒ系ということもあり交互に好走することも多いが(=ダンチヒ系は1戦燃焼型が多い)、比較的連続好走もしやすく堅実型。今回は休み明けの上、前走からの距離延長という条件があり、スプリンターズＳ3着の実績からも力上位であり、好走する下地は十分だったと考える。
次走高松宮記念なら、サンデーサイレンス系が強いレースであることや前述のダンチヒ系の特性から好走は難しいかも。

2着ローレルゲレイロは、前走東京新聞杯13着(=東京芝1600m：1.8秒差)からの好走。東京新聞杯はこのレースと相性が良く、例年好走馬がここでも好走することが多いが今年は出走馬は本馬だけ。しかも惨敗後からの巻き返しから、ステップとしての優位性があると考える。キングヘイロー産駒で、溜めると不発で強気に前で勝負や積極的に動いてこそのダンシングブレーヴ系。母父テンビーはニジンスキー系で、スピード持続型のレース向き。以前に好走した条件で何度も穴をあけ、古馬でもゆったりと成長する。本馬は08年1着馬でもあり、コース実績があった馬でもある。
マイル路線へと向かうなら衰えの少ない父系×母父からも好走可能と考えるが、高松宮記念ならビービーガルダン同様非サンデーサイレンス系ということもあり好走は難しいかも。

3着ドラゴンファングは、前走雲雀Ｓ1着(=東京芝1400m)からの好走。タイキシャトル産駒で、タイキシャトルは気力が充実した好調期に連続好走しやすく、勢いと鮮度が大切なポイント。重賞初挑戦3着ならば勢いはまだ持続中と考える。母父ダンスオブライフはニジンスキー系で、2着ローレルゲレイロと同じからこのレースにニジンスキー系は向くと考える。
タイキシャトルはヘイロー系で、サンデーサイレンスと同じ大系統ターントゥ系。高松宮記念には好走馬の中では一番向くと考える。鮮度と勢いからも期待する。

ファリダットは、今回7着に負けてしまいましたが3着ドラゴンファングとは0.2秒差。今回は外枠で後方からの内容から、次走高松宮記念では母父サンデーサイレンスから適性は向くと考えて好走可能では？と考える。
→次走狙い馬:ドラゴンファング,ファリダット
→次走危険馬:ビービーガルダン,ローレルゲレイロ

早くも高松宮記念が見えた。

◎ローレルゲレイロ

これで行くことをここに宣言する。
ようやく見せた。タメ逃げじゃない逃げ。これぞこの馬本来の力。本番でそれお願いします。
ビービーガルダンにあっさり差されちゃったじゃねぇか！いえいえ、距離も坂もあるし。次の舞台は平坦スプリント。去年４着の雪辱を。藤田ブログより、本番も藤田で行くことが決まったようで。やっぱ度胸がある追える騎手でないと。ショウナンカンプみたいな感じでどうか１つ。ついでに父キングヘイローも勝ってる舞台だし、今年は最終週じゃないらしいじゃないですか。あ～決まった。


フィールドベアーは北海道でしか走らなかったのにいつの間にこんなに器用になったのかねぇ？距離に不安のあった今回もこなしたので先々のために視野が広がりましたね。これは楽しみだな。でもさすがに高松宮記念には出ないですよね？
レースレベル：3
→次走狙い馬:ローレルゲレイロ,フィールドベアー     

短距離重賞とは思えないような淡白な前残り決着に。
しかし後方の馬も伸びがなく、前残りだけが勝敗を分けたとも言い難いところ。

勝ったビービーガルダンは2番手から余裕の手応えで楽勝。
上がりも2番目の34秒9ですし、やはり能力は相当に高い。
ただ、本番の中京は決め手勝負になりやすく、条件的には向かないか。

2着ローレルゲレイロ、3着ドラゴンファングは前残りに助けられた感が強い。
特に後者は直線半ばで既に余力なく、これを差せない方が問題という印象。

トウショウカレッジは最後方から上がり最速で、次は走る番。中京も向く。
ただ、後ろから行き過ぎていて1200でどれだけ反応できるか。
たぶん穴人気になるでしょうし、あまり期待値は高くないかもしれません。
レースレベル：2    
→次走危険馬:ドラゴンファング  

今週から、競馬王の今井さんのコーナーをインスパイア＆リスペクト(丸パクリ)して、【博士】と【助手】形式で回顧をしてみます。いつまで続くか分かりませんが、お付き合い下さい。

1着ビービーガルダン
2着ローレルゲレイロ
3着ドラゴンファング

助手：先行した馬で決着しました。

博士：開幕週だから逃げる馬を予想するようなレースだよね。その中でもローレルゲレイロかマイネルレーニアだろうと思って、マイネルレーニアを本命にしたよ。でも、馬券は寝坊して買えなかった(笑)

助手：助かりましたね。

博士：人気馬から見ていこうか。1番人気のファリダットは1400mは最も合うんだけど、脚質から狙い辛いよね。それに騎手が…

助手：あぁ、四位騎手ですね。

博士：2番人気のドラドンファングはタイキシャトル産駒ということでS主導だよね。ということは連チャン期だ。母父もニジンスキー系だから開幕週特注血統だよね。

助手：勝ち馬はどうですか？

博士：うん。先行馬が休み明けでプラス体重だから走るタイミングではあった。ただ、1400mという距離がどうだろうということで7番人気だったんだ。ただ、1400m自体が一年振りだよね？

助手：08年3月22日須磨特別以来ですね。

博士：つまり、鮮度ということになる。実績のない距離でも鮮度が高いと走る気持ちが沸く、特に重賞だとアドバンテージになると考えるのがMの面白いところだよね。

助手：博士、でも外してますよね…(汗)次走の狙いなんかあればお願いします。

博士：ファイングレインは使われながら集中するタイプで斤量にも弱いから今回はノーカウントでいいだろう。ただ、昨年は鮮度でG1まで勝ってしまったけど今年はどうだろうね。その次の京王杯スプリングカップなんかが向きそうだ。あとは追い込み馬。物理的に間に合わなかっただけだから。中でもトウショウカレッジは中京は得意だし面白そうだね。
→次走狙い馬:トウショウカレッジ       

12.2-10.6-11.3-11.6-11.7-11.6-12.1

阪神１４００Ｍらしいレース。他のコースの１４００Ｍってどちらかと言うと２ハロン目が１番速くて、それ以降は徐々にラップが落ちていくいわゆる「後傾ラップ」になることがほとんどなのだが、阪神１４００Ｍの場合は、徐々にラップが落ちていくというよりは一旦一気に落ちて、直線で再加速するパターンが非常に多く、純粋なスピード馬よりもある程度スタミナもある馬（再加速できるという意味で）、マイラー寄りの馬が上位にくるイメージが強い。

勝ったビービーガルダン。久しぶりの１２００Ｍ以上の距離だったが、先行して押し切る強い内容。前が止まらない阪神コースとはいえ、道中２番手で上がり３ハロンがメンバー中２位なのだから、後ろの馬は届かないし、それより何よりこの馬自身の強さを誇示した印象。だからこそ、前述のようにビービーガルダンにはスタミナの裏づけがこのレースで出来たと思うし、案外マイルでもこなせる感じがする。京王杯ＳＣや安田記念、面白いかもしれない。逆にスプリント能力が問われる高松宮記念では厳しいのかなぁ…と思った。

ローレルゲレイロはこんなもんでしょう。自分の形で逃げて２着、３着には３馬身以上の差をつけているのだから、相手が悪かった。この馬もマイルがベストだと思うが、ハナに行けるスピードがある分、ビービーガルダンよりは高松宮記念向きかも。ただ、高松宮記念って毎年差し・追い込みが決まる馬場だからこの馬には厳しいかもしれませんが。

さて、言いたいのがファリダット。…と言うより四位騎手。



何故後方待機、大外ブン回しなのか？



明らかに前有利な馬場なのは分かりきっていたこと。しかも開幕週なのだから内が有利なのは当たり前。この馬自身、ある程度差す競馬もできるのに、今回も例の如く後方待機策。ここのところ後方待機で最後届かずの競馬が続いていただけに、今回はある程度工夫して乗ってくれるのかなぁ…とか思っていたが無意味でした。

そして大外ブン回し。あくまで個人的な意見なんですが、四位騎手は大外ブン回しの騎乗が多いように感じる。今回は外枠だったこともあって、ある程度の距離ロスは仕方ないにせよ、それでも４角では内を突くことも十分できたハズ。京阪杯では内を突いて伸びてきているように、この馬自身、馬群に突っ込むこと自体には何の問題も無い。

それなのに例の如く大外ブン回し…しかもヨレる。四位騎手ってまっすぐ馬を追うことが苦手なんだと思うんですよね。よく直線でふらついていますし、最近で１番分かりやすいのが京都記念でのアサクサキングス。凄いヨレてるんですよね…。有力馬にたくさん乗っていて、結果も出しているのですが、個人的にはあまり評価していません。ファリダットの敗戦は今回は騎手に責任があったと思います。当然次走は狙いたいですが、できれば鞍上は変えて欲しい。

改めて四位騎手の馬券はなるべく買わないようにしようと思いました。

四位騎手ファンの方、気分を害したらすいませんでしたm(_ _)m
レースレベル：4
→次走狙い馬:ファリダット       

内を回ったとはいえ、素軽いスピードが身上のローレルゲレイロにとって、この馬場は味方しなかったと思う。

今年はなんだかよくわからないが高松宮記念が６日目に行われるので、この馬のスピードをより活かすには絶好の舞台だろう。

ビービーガルダンは、展開、枠的に良いとは思ったが、調整が８分程度であったことと、重い馬場への適性、１４００の適性が掴み切れなかったため本命にはできなかった。
馬場的なフォローがあったとはいえ、この勝ち方なら、１００％の状態で出てくれば、やはり次も怖いとは思う。
→次走狙い馬:ローレルゲレイロ,ビービーガルダン     

それ以外コメントのしようがないレースなんですよね。

まあ１つだけいえる事はドラゴンファングは豊さんは相当乗りにくそうに見えました。乗ったことある騎手が乗っていたらもうちょっと面白い結果になったかもしれません
レースレベル：4
→次走狙い馬:ビービーガルダン