結局特に行く馬が見当たらなかったのでリスペクトキャットがハナに立ち、13秒台が３F、後半３Fで一気にペースアップ。
雨が降っていたとは言え結局瞬発力の勝負になってしまった。

という意味で本命に挙げたイグゼキュティヴ、マイネルエルフにはつらい展開になってしまった。
とはいえイグゼキュティヴは負けすぎ。
＋２０の影響なのか雨はだめなのか、よくわかりません。
マイネルエルフはスタート後位置取りが悪くて、ペースが遅すぎて引っ掛かってるのに前にも行けず。
ただごちゃついたのに速めに抜け出して最後まで脚を使っていたのは評価できる。NZTでもう一度。

遠まわしにスローの弊害を受けたのがもう１頭フィフスペトル。
道中前の馬が引っ掛かった影響で手綱を引いて下げる不利。
４角前で動くにも動けず結局外を回すことになって、届かずの３着。
ただでさえ距離が長いのにこの馬にとっては大きな不利だったと思う。
単純に東京マイルなら実力を発揮できるのでは、と短絡的な発想で狙い馬。

リクエストソングも道中少し引っ掛かり気味。
４角でも出すところがなくて追い出し遅れ。
脚もそれほどなかったけれど、もう少しやれていいはず。
枠がつらかったとしか。

サンカルロも道中なだめてなだめて、
直線も少しもたれ気味に追っていた。
やはり左回りの方が現状スムーズに見える。

キタサンガイセンは滑る馬場がダメなようなので、
とりあえず良馬場で一回見直してみたい。

アンライバルドは迷うことなく外、外で道中なだめる事に終始。
スローだったので馬なりで４角外をついていけたし、
直線の回転の速い走りは瞬発力馬そのものだった。
やはり底力を求められる展開になるとつらいのではなかろうか。
リーチとロジが前にいる展開で、折り合いに難のある馬が前々つけて勝負するのか？今回のようにスローになれば大丈夫だろうけど。。。

レッドスパーダは意外とやわらかいフォームで、雨も苦にせず。
スローでもしっかり折り合えるのは藤沢厩舎らしい。
競馬が上手いタイプであってアンライバルドには完敗している時点で皐月賞は厳しいか。
レースレベル：3
→次走狙い馬:フィフスペトル,マイネルエルフ
→次走危険馬:レッドスパーダ,アンライバルド

2009年　タイム 1'50"8 (良) 1FAve=12.31 3FAve=36.93

ラップ
①12.3-②11.5-③12.8-④13.0-⑤13.0-⑥13.0-⑦12.3-⑧11.4-⑨11.5
1FAveとの誤差
①±0 ②-0.8 ③+0.5 ④+0.7 ⑤+0.7 ⑥+0.7 ⑦±0 ⑧-0.9 ⑨-0.8
テン36.6-中盤39.0-上がり35.2　『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎　先行○　差し△　追込×
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着アンライバルド・・・ネオユニヴァース×Sadler's Wells=サンデーサイレンス×サドラースウェルズ　８－７
2着レッドスパーダ・・・タイキシャトル×Storm Cat=ヘイロー×ストームバード　２－１
3着フィフスペトル・・・キングカメハメハ×Bahri=ミスプロ×ネヴァーベンド　１１－１０

今年はテン-上がりのラップ差から『加速』と、中山芝1800mにしては珍しく中盤が弛んだ『中弛み』の複合ラップ。例年中盤は締まる流れが多く、同じコースを使う中山記念や中山牝馬ＳやフラワーＣでも厳しくなりやすいのだが、今年の中盤ラップは異常で『中弛み』の影響強く出ていると考える。展開では『加速』『中弛み』ともに逃げに有利なことから逃げが最も恵まれたながれで、差しには非常に厳しい展開と考える。

1着アンライバルドは、前走若駒Ｓ1着(=京都芝2000m)からの好走。ネオユニヴァース産駒で母父Sadler's Wellsのサンデーサイレンス×大系統ノーザンダンサー系配合で、このレースで好走の多い配合であった馬。ネオユニヴァースはサンデーサイレンス系でもスタミナ型で、上がり特化の瞬発力勝負がやや苦手(=33秒台の上がりがなかなか使えず、34秒台の上がりになりやすい)な特性があり、今回は中盤が弛んでの上がり3Ｆ勝負になったが上がりのかかる中山コースに助けられた面があったように思う。母バレークイーン産駒は体質的に弱いところがあるようなので、間隔を詰めて使うことはマイナス要因と考える。
皐月賞に向けては先行・差し位置からの好走は評価すべきと思うが、力は以外に抜けているわけではなく、新馬戦では高かった評価を成長力も入れて考えるとロジユニヴァース・リーチザクラウン＞アンライバルドと格付けするのが正解に思いました。個人的には次走人気なら嫌いたいです(=脚質も含めて後ろからになりそうとも思うので)。

2着レッドスパーダは、前走500万下1着(=東京芝1600m)からの好走。タイキシャトル産駒で、タイキシャトルは2歳～3歳にかけて第1次の充実期があり連続好走をしやすい特性がある。充実期には格を問わず連続好走することが多く、勢いがあるときには信頼性は高い。ただ今回は距離適性が長いと考えて評価はしていませんでしたが、展開利はあったにせよ(=好走条件の4コーナー2番手の位置取り)好走したのは事実。母父Storm Catのストームバード系も好調時によく連続好走しやすいので、父×母父の特性が活きたものと考える。距離適性を越えて好走していると考えると、今は充実期と思えるので今後も好走に期待します。
距離適性からは2000mは長そうと思うので、ＮＨＫマイル路線へ向かうのは正解と思います。次走ＮＺＴならば充実期とノーザンダンサー系が好走しやすいので、母父ストームバード系の本馬には合うと思いますが、そこで好走するとＮＨＫマイルＣにはストレスで不利なステップとなりやすいのでＮＨＫマイルへ直行するほうが好走率は高い気がしますがどうでしょう？

3着フィフスペトルは、前走朝日杯ＦＳ2着(=中山芝1600m)からの好走。キングカメハメハ産駒で、スピードと成長力に富むキングマンボ系で、この時期は。母父Bahriからも欧州型の要素が強く、函館や中山コースでの好走が多いことから洋芝の力の要るスタミナ型の流れは向いていると考える。今回の『中弛み』の流れよりは、『一貫』『前傾』などの厳しい流れでこそ本領を発揮する。また今回は厳しい差し位置での好走は不利な展開での好走なので、評価しなければいけないと考えます。
次走皐月賞では、リーチザクラウンやロジユニヴァースといった厳しいペースでも強力な先行馬がいるので、ペースが上がる流れでの本領発揮に期待したいと思います。また後方からではなく先行したほうが持ち味を活かせそうに思うので、先行策で強気に望んでほしいです。
→次走狙い馬:フィフスペトル,レッドスパーダ
→次走危険馬:アンライバルド  

あまりにもペースが遅くなりすぎてしまい、
中山らしからぬ上がり勝負になってしまいました。

期待した馬たちは上がりの掛かるスタミナ勝負を期待して買っただけに、
全く見当外れの予想に。

勝ったアンライバルドは外めを回って直線は強烈な伸び。
こんなに反応の良いタイプには思えなかったんですが、
前走を圧勝してきた勢いが好影響をもたらしたのかもしれません。

2着レッドスパーダは2番手から抜け出したものの、
勝ち馬にアッという間に交わされて。

本来タイキシャトル産駒が来るような重賞ではないんですが、
これだけペースが遅いとスタミナもそれほど必要なく。
本番は展開がどうなろうと今回以上は望み辛いか。

3着フィフスペトルはやはり動いていけないのが辛い。
特に距離がこなせないことはないと思いますが、
速い流れの前崩れ待ちになるので、どうしても長い距離ではイマイチ君に。
レースレベル：3    
→次走危険馬:レッドスパーダ  

好位からタイプが多くて馬群が固まってごちゃごちゃするという、
事前の展開予想はある意味では当たったが。
それによって外の馬がコーナリングで回されて損をするのではなくむしろ、
内側の馬が揉まれてストレスを受けて損してしまったような競馬だった。
こういうこともあるよな、と良い勉強になった一戦だった。

あと。
誰も注目していなかったであろう馬なので、どうでもいいことかもしれませんが、
自分は馬券を買っていたのでリスペクトキャットのことを。

１角でハナを確定させることができ、
スローに落とすことができ、
後ろがごちゃついているのを尻目に、この馬だけは揉まれこむストレスもなく、折り合いを欠くこともなく、
良い内を回って、コーナーリングによる得もして、
田中勝春は完璧に上手に乗ってくれたと思う。
少し雨が降ってくれた分馬場も向いた。
馬券を買った人間としては何も文句のない競馬。

それでいてパッタリ止まったので、
余程のひどい道悪とか以外は、
今後まず芝で買えるときはないと考えてよいと思う。     
→次走危険馬:リスペクトキャット  

メイショウドンタクは見せ場すらなかったですね。藤田が乗り替わりだったから最初から微妙な心境でしたけど・・・まず無難なスタートを切ったものの押しても行けず、ようやく流れに乗ったところで不利を受けて（大きな不利ではないけど）しまったし・・・
去年は後に菊花賞で２着したフローテーションが馬群を割ってきて好走したレースだったため、皐月賞だけでなく今後を見据える上でも構えてレースを見ていたのですが・・・馬群を割ってのびてくるような馬は見当たりませんでした。それならばスタートして押してもついて行けなかったメイショウドンタクにわずかな期待を込めて菊まで追いかけよう。今のままじゃ賞金足りないだろうなぁ・・・どうにかしてください。

アンライバルドは外目でうまく流れに乗って一瞬にして抜けだした。これは強かった。ロジユニヴァースに強敵現るって感じでした。若駒Ｓの時点で十分強いことは分かっていましたが、中山というのが不安でした。見事に払拭です。
リーチザクラウンが逃げて、ロジユニヴァースがいつでも捕らえられる位置で進めて、さらにその２頭を見ながら進めるアンライバルド・・・なかなか面白そうですね。


リクエストソングは内で折り合いを欠いていました。我慢できないのですね。上手く立ち回らないといけない皐月賞では不安でしょう。


サンカルロは内にささって苦しかった。それでも４着だからやっぱり力はありますね。東京コースで巻き返しを。でも次はニュージーランドトロフィーかな？片目だけブリンカーとかつけたりしてくれないかな？若いからそういうことしない方がいいのかな？難しいところですね。

フィフスペトルは・・・よく頑張ってますね。地元函館チャンピオンだからできるだけ頑張ってほしいんですけどね。ホントは。厩舎が好かん。
レースレベル：3
→次走狙い馬:メイショウドンタク,アンライバルド
→次走危険馬:リクエストソング  

アンライバルトは岩田が乗るとなんとか折り合いが付いていい末脚だせますね。岩田が乗ることが絶対条件になってきますが結構負荷が掛かるレースであったことを考慮すると本番で逆転できそうな感じがしてきました。

レッドはレースの流れにうまく乗せて２着と中山１８００向きであることも実証してくれましたが皐月賞２００伸びます。この２００は結構この馬につらいと思います。

フィフスペトルはプラス６を見た瞬間に単なるあの調教は太かったからやっただけと感じてしまいましたがレースでも序盤流れに乗れず馬券ないなってところから３着に来ました。皐月行くなら危険馬ですが行かない気もするので評価保留です。

サンカルロは惜しかったですがどうしてももたれますね右回りだと。その辺が課題でしょう。

リクエストソングは今回勝負に行って跳ね返されました。残念でした
レースレベル：3    
→次走危険馬:レッドスパーダ