2009年　タイム 1'45"3 (良) 1FAve=11.70 3FAve=35.10

ラップ
①13.0-②11.3-③11.5-④12.2-⑤12.0-⑥11.7-⑦10.9-⑧11.1-⑨11.6
1FAveとの誤差
①+1.3 ②-0.4 ③-0.2 ④+0.5 ⑤+0.3 ⑥±0 ⑦-0.8 ⑧-0.6 ⑨-0.1
テン35.8-中盤35.9-上がり33.6　『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎　先行○　差し△　追込×
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着カンパニー・・・ミラクルアドマイヤ×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト　〔9-a〕　５－５
2着ウオッカ・・・タニノギムレット×ルション=ロベルト×ネヴァーベンド　〔3-l〕　１－１
3着ハイアーゲーム・・・サンデーサイレンス×Law Society=サンデーサイレンス×リボー　〔12-e〕　８－８

流れはテン-上がりのラップ差から『加速』の流れと中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。テンと中盤がほぼ同じタイムから、上がり特化型の瞬発力勝負の様相と考える。展開的には逃げが最も恵まれ、次いで先行、差し・追込には厳しい流れと考える。

1着カンパニーは、前走宝塚記念4着(=阪神芝2200m：0.4秒差)からの休み明けでの好走。ミラクルアドマイヤ産駒はトニービン系だが、母がバレークイーンで兄フサイチコンコルドのような特性もある。成長力は豊富で、トライアルに強く大物喰いの特性がある。この特性が活きたと考える。母父ノーザンテーストは成長力に富み、高齢馬でも能力の衰えが少ない。トライアルでの好走が多く、ＧⅠでは少し足りないのが本馬の特徴。天皇賞秋ならヒモ候補。
No.〔9〕の牝系で、広いコースでの好走が多い東京コースに向く牝系。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多いが、父親よりスケールが小さくなる傾向。

2着ウオッカは、前走安田記念1着(=東京芝1600m)からの休み明けでの好走。東京芝コースは(5-2-1-1)と滅法強い戦績だったが、休み明けはイマイチなことが多く今回は休み明けも影響があったと考える。またこのレースは老馬の法則が活きやすく、この傾向も嵌ったものと考える。タニノギムレット産駒は、ロベルト系で叩き良化型。また父母父グレイソヴリン系の影響なのか東京コースとの相性が良く、母父ネヴァーベンド系からもスピード持続の流れに強い傾向。
No.〔3〕の牝系で分枝記号ｌは、スペシャルウィークやメイショウサムソンと同じ。4歳秋の東京コースなら崩れないのだが、今は5歳秋。同牝系のメイショウサムソンは5歳春までは安定した成績だったが秋シーズンは崩れた。圧倒的に有利な流れの中、2着の内容から叩き良化型であっても衰えがあると考え、次走も断然人気になるだろうが過信禁物で、ヒモ候補と考える。

3着ハイアーゲームは、前走オールカマー8着(=中山芝2200m：0.8秒差)からの激走。サンデーサイレンス産駒で近走成績からもう終わった馬と考えていましたが、今回激走。母父リボー系で、高齢馬でも侮れないしぶとさがあったこと、久々の1800mへの距離短縮などが好走の要因と思われます。
No.〔12〕の牝系で、高齢でも衰えの少ないタフな馬の多い牝系。分枝記号eは重馬場やダートなど時計の掛かる馬場に強いが、一旦調子を崩すと復活が難しく、ピークが短い。

今回期待していたヤマニンキングリーは9着。展開的にもそんなに不利な流れではなかったので、馬体が戻らなかったことが原因なのか？これまでの戦績からも惨敗からも涼しい感じで巻き返すタイプと思うので、次走の反撃に注意。アグネスデジタル産駒の学習能力の高さと、母父サンデーサイレンスから天皇賞秋は適性は合うはず。No.〔3〕の母系からキャプテントゥーレ・ウオッカ・ドリームジャーニーとは同じ牝系で、同系連鎖にも期待したいので次走にも期待します。
→次走狙い馬:ヤマニンキングリー  
→次走危険馬:ウオッカ  

勝ったカンパニーは中団からインに入って直線差し切り。
ウオッカ以外はそれほどでもないメンバーでしたし、
G2ハンターの本領発揮でした。本番はまた少し足りないはず。
こんなに人気ないなら、現実的にこの馬にすべきでしたね。

2着ウオッカはこういう軽いレースは向かないので仕方なし。
逃げたので一応格好はつきましたが、やはり厳しい流れ向きで。

3着ハイアーゲームは毎回そこそこ走る。
今回は走れない馬が多かったので、その分上位に。

ダイシンプランは出遅れて最後方のまま。
この上がりではどうしようもありませんが、
やはり力不足なのは否めません。
レースレベル：2
→次走狙い馬:ウオッカ  
→次走危険馬:カンパニー  

ナムラクレセントがここに出走したことがそもそも不満だったのですが、グリーンチャンネルのトレセンタイムという番組を見ていたら細江さんの取材によってそれが小牧の進言だったということが明らかになりました。クソ進言ですね。笑ってしまいました。前走で速い時計と１８００ｍに対応して強い内容で勝利できたからなんでしょうけどね。
レースの敗因は明らか。切れ負け。最後にもうひと伸びしていることから距離不足もあるでしょう。ついでにもうひとつ。何をウオッカに遠慮しているのか？向こう正面で、

「うわ～小牧控えてやんの。ヘタレだな」

って思った人も大勢いるはず。せっかく進言して使ってもらったのだから納得できる勝負の騎乗するべき。おれがどうしてここまで言うか、それはナムラクレセントが好きだからなのだよ。小牧くん、ガッカリさせないでくれたまえ！
天皇賞はたぶん賞金が足りないよね？今年のメンバーなら通用してもおかしくないような気はしますが、そう思ってる陣営がいっぱいありそうでフルゲート必至でしょうね。


ヤマニンキングリーは馬体重の増減なし。前走大幅減での好走から、どうも調整が難しくなったような気がするんだよなぁ。ベスト体重がわかりません。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ナムラクレセント  
→次走危険馬:ヤマニンキングリー  

ウォッカ
昨年と同じように休み明けでのレースは、折り合いに難が...。

スピードの勝ったタイプゆえに少し掛かっても下りで抑えが利かなくなる状態は昨年と一緒。
東京1800mを休み明けで乗り切るのは、ウォッカにとって折り合い面が解消されない以上は難しいことがはっきりと出ました。

この馬の持ち味は他馬にはないトビが大きいのに前かきのピッチが速い点です。
安田記念のあの短い間に差せたのは、ディープスカイとはトビ幅が同じでもピッチが速い分速く走れる類まれな能力で勝利をもぎ取り、今回は折り合いと休み明けで坂を上がってからのピッチが上がらない結果が出たのは必然ということなのでしょう。

条件がハマると無類の強さを見せますが、時に弱さを見せるウォッカも馬の子...、速いピッチが生かされない舞台には100％の力を発揮できないのだと確信しました。

カンパニー
ウオッカの不条件を考えれば、この勝利を過信しないようにすることと、内の経済コースを通りなんの不利もなくスピードに乗らない相手を差した内容。
だたコースや馬場条件を問わずに好走できる古豪カンパニーには、ウォッカにはない適応力はあります。

夢を追ってしまうウォッカに対し、現実を見据えれるカンパニーは馬主にはありがたいお馬さんなのでしょう。

勝利の美酒を味わうより、収支を考えた会社経営の違い
ですかな...（笑）
→次走狙い馬:ウオッカ  
→次走危険馬:カンパニー  

2Fラップ：(13.0)-22.8-24.2-22.6-22.7

スローペース。
ウオッカは去年と全く同じような負け方でしたね。この馬はマイルだと飛び抜けて強いと思いますが、1800M以上では普通の強豪程度ですね。次走でも人気を考えると頭では買いたくないです。     
→次走危険馬:ウオッカ  

ウオッカより馬齢の若い馬に負けてほしかったですよね。いままでどう乗っても勝てなかった高齢馬にやられたのはちょっとショックですね。

勝ったカンパニーは脚の引き出しどころがうまかったとは思います。いままで何回も対戦して跳ね返され続けてきてたのですがここで一泡吹かせた格好になりました。8歳馬ですがまだまだ健在ですね。秋のＧ１を盛り上げる存在になるでしょう。8歳馬に頼らなければいけない現状は寒いですけどね

ウオッカは今年も逃げて2着。まあ目標になるわけですし差されるのは仕方ないでしょう。本番でも大きく崩れるとは思いませんけどＪＣ今年使うのかな…。。使うのであればこの競馬はしてほしくなかった

ハイアーゲームは3着に健闘しました。東京実績を活かしましたね。これも8歳馬ですよねえ…

人気の４歳馬ですがナムラクレセントはいつのまにかかなり引っかかる馬に変貌しちゃってますねえ。。こんな馬では以前なかったですが小牧がここに進言した理由はわからないでもないですねえ。。だが完全な切れ負け。天皇賞賞金的に行けるのかよく分かりませんが苦しいでしょう

ヤマニンキングリーも札幌記念と出来は大差ないように見えましたが上がりが早い競馬に対応することができませんでした。天皇賞よっぽど速い馬いれば別ですが上がりの瞬発力勝負は厳しいですね

スマイルジャックはどうしちゃったんでしょうねえ。出来もよく見えましたが完全に関屋記念と違って折り合いを欠きまくりました。うーん…

あとサンライズマックスは出来いまいちの割にはがんばっていたとは思います。これでよくなれば

アドマイヤフジは意図が見えませんでした。川田は昔のように考えてのりなよ…
レースレベル：4
→次走狙い馬:サンライズマックス  
→次走危険馬:スマイルジャック