勝ったタガノエリザベートは最後方から直線一気。
確かに距離短縮は向きそうな血統ですし、末脚もある馬ですが、
ここまで切れるとは驚きました。
普通に考えて距離延長の次走はきついと思いますが。

2着ベストクルーズは好位から。
長い距離で結果出してきた馬だけに買いにくいですね。

3着グレナディーンは最も条件が向いた馬でしたが、
やはり外枠から先行して押し切るほどの力は無く。

ラブグランデーは好位から全く伸びず。
さすがにここまで負けるのは走る気が無かったとしか思えません。
主に「走る気」をテーマに予想しているのに情けない話ですが。
やはり私の場合はレース傾向にとらわれ過ぎると駄目ですね。
レースレベル：3    
→次走危険馬:タガノエリザベート  

ききょうＳのレベルが高いと言っておきながら、出走していたタガノエリザベートに全く触れてないあたりが負け組ですね。勝ってなかったわけではないんですがね。

ラブグランデーは藤田騎手によると故障してしまったようです。残念ですねぇ。良血が人気になりやすい中で地味血統に頑張ってほしかったのですが・・・


繊細な女の子たちの競馬だったのでしょう。外からスムーズな競馬をできた８枠２頭と離れた最後方から競馬をした馬で３着を独占。

馬場を考えて先行策に出たラナンキュラス、中団の内でもまれていたステラリード。今回に関しては女の子らしさが出てしまったのかなという感じですね。

ラナンキュラスの作戦自体は間違っていないと思います。前目の内有利（あくまで先週まで）の傾向を考えれば当然ですが、馬がそういう気分ではなかったし、馬もそういう状態ではなかったですね。馬体は増えていたもののパドックではダラダラ汗を垂らしてパニック状態。無茶です。ここ使わなくても阪神ＪＦに出られるんだから使う必要ないのにね。いずれにしろもまれる競馬が無理だとわかったのだから、阪神ＪＦではロスを覚悟しての外回しは確定でしょうね。

ステラリードは函館２歳Ｓで１枠１番で勝利したという立ち回りが上手な馬なのに、いいところなしという感じ。ちょっと厳しいのかなぁ。時計勝負、輸送競馬、距離、何一つ克服した感じがしないし、もまれる競馬の経験を生かせていなかった。嫌います。


スムーズな競馬ができた上位３頭も大きな評価はできません。

阪神ＪＦはテイラーバートンor１戦１勝馬を◎にすることが確定しました。


四位はやっぱりラナンキュラスを選ぶのかなぁ？ディープデザイアもテイラーバートンもいるし・・・引っ張りだこだな。
レースレベル：1    
→次走危険馬:ラナンキュラス,ステラリード

勝ったタガノエリザベートはきっちり後方で折り合いを付けての末だけの競馬。あれだけの脚を使ったのだから馬をほめてあげなければいけない。パドックの馬っぷりもなかなかで阪神ＪＦでは争覇圏ではあろう。ただ狙い馬にしないのは１４００であそこまで切れると１６００でも切れるの？っていう不安と坂どうなん？という不安もないわけではないですので。まあまだ伸び盛りの2歳ですので危険馬にはしませんけどね。

未勝利上がりのベストクルーズが２着。好位の外目でながれにうまく乗って雪崩こんだ。まあ陣営もさすがにブエナビスタの1週前追いきりの併せ馬の相手に指名しただけあったので期待感はあったんでしょう。そこでは遅れてましたけどその調教でかけられた負荷がよかったのかとも思います。ただ最後頭が高い馬なので息が上がった印象もありました。阪神の外回りの長い直線はどうなんでしょうか？

グレナディーンもよくは頑張っていますけど同じような流れに乗ったベストクルーズにあっさり負けた印象があります。勝ちきるためにはかなり工夫がいる馬なのかもしれません

ラナンキュラスはがっかりさせる失望。レース内容は明らかな完敗でしたからね。レースは珍しくスタートよくてハナにいくのかまでの勢いでいって３番手で流れに乗せていざ追い出しにかかるとさっぱり。調教師のコメントを見ると楽に勝てると見てたのかな。舐めてかかってしまったのかなという印象を受けました。矢作さんらしくないかなとも。この先生は相手関係を見極めて馬をいろんなレースに競馬場問わずに出走させて実績をあげてきた先生のイメージがあります。まあ調教軽くてプラス４で馬体は維持できましたけども入れ込みはかなりきつかった。鍛えなおして出直すのコメントもありますが正直どう立て直してくるのかそのためにどんな調整過程をたてて実行させるのか見ものですよね。いろいろな競馬に瞬時には対応できるほどの馬ではないことだけは頭に入れておきます。危険馬にちかい意識はありますが…

ユメノキラメキは中途半端でしたねえ。正直誰か行けば控える競馬をとの指示でもでていたかのような競馬。で押し出されるときに四位に若干つつかれましたのでそこでも脚を無駄に使ってしまうというもったいないレースだったと思います。陣営が自信を持ちすぎて先まで見てしまったかあ。。

ステラリードは気性が勝った馬ですので落鉄はかわいそうでしたね。もう1度評価保留でレースは見たいですね。思ったよりはパドックで入れ込みがなかっただけに

ラブグランデーは正直よくわかりません。
レースレベル：3    
→次走危険馬:ベストクルーズ,グレナディーン

（12.2 - 10.7 - 11.6） - （12.0 - 11.9） - （11.3 - 11.5）

普通　⇒　遅い　⇒　速い　と、1400ｍの短い距離のなかでも緩急が効いた特殊な流れに。こういうときって案外極端な競馬が嵌るもので、去年の有馬記念のアドマイヤモナークが正にそんな感じ。追い込みと逃げ馬が一緒にきて、好位勢は全滅するという不思議な結果は大抵こういうラップが生みます。

そう考えると、勝ったタガノエリザベートの評価が微妙。母父ストームキャットで確かツナギが硬い馬だったように記憶してますが、どうだったかなぁ。阪神ＪＦのときに改めて評価します。

他ではベストクルーズが期待通りの強さをみせてくれてまずは満足。でも頭が高い走法なだけに、阪神に替わってどうかは難しいところですね。

最後に血統的には、ＳＳ系が１・2・3・4・6・7着。スワンＳ・ファンタジーＳとも例年はＳＳ系が不振の重賞ということを考えると、どれだけ今の馬場が異常に高速か分かります。

ちなみに日曜12Ｒ・芝1200は、単勝1倍台の非ＳＳ系セトノアンテウスをＳＳ系ストリートスタイルが高速上がりで差し切るという内容。もちろん単勝イタダキマシタ。京都芝短距離のＳＳ祭りはまだ続きます。


（危険馬を2頭も選んでますが、「強いて言うなら」ということで2頭挙げたもので、次走平然とシルシを打ってるかもしれません。あしからず。）     
→次走危険馬:タガノエリザベート,ベストクルーズ

本命に推したラナンキュラスは４着。
スタート自体はメンバーで一番悪いように見えたが、四位騎手が押して先行策。
最初に少し無理をした分ゴール前での伸びが足りなかった印象。
しかし、押して出してもすぐに折り合える気性や、レースセンスは距離が延びても問題無さそう。
スタートが課題か？

勝ったのは最後方から全頭差し切りのインパクトのある勝ち方をしたタガノエリザベート。
前走デ杯２Ｓも負けはしたが上がりは勝ったリディルやダノンパッションと並び最速で、破壊力のある所を見せていた。
初騎乗の川田騎手もこの馬の長所である末脚を生かす為に折り合い重視の好騎乗だった。
このレースでＧⅠ級の末脚を持っている事はわかったが、ききょうＳでの惨敗などもあるので今後も折り合いがカギだろう。

２着のベストクルーズは大外枠からスムーズにレースを進めて、
グレナディーンを交わすまでは完璧な騎乗。
安藤騎手も最後の大外強襲には打つ手無し。
大崩れをしなそうな馬で、１８００ｍまで距離経験があり次走の阪神ＪＦも好走期待。

３着のグレナディーンはラナンキュラスを負かせばレースに勝てるというようなレースぶり。
弱くはないが、もうワンパンチ足らない感じ。
勝ち切るには距離、脚質など何か変化が必要か？

掲示板外で負けた馬の中で気になったのはステラリード。
チャカチャカしていて休み明けが響いた印象。
道中馬群に揉まれても、直線失速していないので、巻き返しが期待できる一頭。


今年の２歳牝馬はスペシャルウィーク産駒の素質馬が多くて、個人的には嬉しい限りです。
レースレベル：4
→次走狙い馬:ラナンキュラス,ベストクルーズ     

アルゼンチンで大ハズレした後ボーっと見てたのですが
ＪＲＡの「エリザベス杯」のＣＭ、もしかしてこのレースを予期していたのではと思うぐらい当てはまったレースでした。ちょっと笑えました


いや～きましたね。エリザベート
びっくりするぐらいの末脚でした。


おそらくこれまでレースの流れなどが合わずに力が出せなかったのでしょう。
強い馬です。
レースレベル：5
→次走狙い馬:タガノエリザベート