勝ったウオッカは好位から抜け出して押し切り。
決して折り合っていたとは言えない走りでしたが、
やはり前走後ろから行った分だけ前でも我慢が利きました。
騎手は関係なく、乗るタイミングの問題だと思います。

2着オウケンブルースリは大外から。
まぁいかにも走りそうなローテでした。みんな知ってて大人気でしたが。
ただ、これだけ条件揃って闘争心衰えたウオッカに負けるのは頂けない。

3着レッドディザイアは中団から差し。
勢いのあるマンハッタンカフェ産駒ということで悪くはなかったですが、
これだけ人気するほどとは思わず。

エアシェイディは5着。
らしいところですが、直線ずっと壁になってしまい。
まぁイン突かないと苦しいので仕方ないですけど。

ほとんど有馬に出ないようなので次走評価は難しいですが、
とりあえず限界感じたオウケンを危険馬に。
レースレベル：3    
→次走危険馬:オウケンブルースリ  

先行争いを注目してました。

ハナを奪ったのは、リーチザクラウン、アサクサキングスやエイシンデュピティも前へ。

4番手にウオッカ。

ペースはかなり速く、差し馬に有利。

軸にしていたオウケンブルースリは、ほぼしんがり。

最後の直線、先に抜け出たのが、ウオッカ。

そして、オウケンブルースリ・レッドディザイアが猛追。

最後は、ウオッカとオウケンブルースリの争いで、わずかにウオッカに軍配！！

ウオッカ、オウケンブルースリ、レッドディザイア・・・世代のトップクラスの争いには、見事！！

軽視してたコンデュイットが4着。来年もＪＣチャレンジしてほしい！！

余談・・・有馬記念のブエナビスタがますます期待大！！
レースレベル：5
→次走狙い馬:オウケンブルースリ       

ウオッカが馬券に絡んだ時点で馬券的中は無理。軸馬がブービーだったとかそういうのどうでもいい。出走時間を間違えて１円も買えなかったとかどうでもいい（笑）
ウオッカは馬場と騎手に感謝すべき。そりゃ興奮して鼻血も出ますよ。鼻出血になると１カ月間出走停止なんですってね。有馬記念こそぜったいいらないと思ってたのになぁ。衰えてるんだろうけど・・・しぶといねこの馬は。豊株暴落・・・


オウケンブルースリは惜しかったですね。調教師は騎乗に不満を持っているようですが、あんなにルメールに上手く乗られたら仕方ないだろうな。馬込みに入れたら苦しいってこの馬は・・・頭高いんだから。


レッドディザイアは良く頑張っていますね。あの激闘からよくここまで持ってきたと思います。６番人気だったのは意外でしたね。２番人気だと思ってたので。女の時代はまだ続くようです。草食系男子頑張れよ。


外国馬はコンデュイットが４着。日本の馬場でも走れることを証明できたので種牡馬で活躍馬が出ることを期待します。

インターパテイションはものすごくパワーがありそうな馬体でした。ＪＣダートに行ったら買っちゃってたかも（笑）



次走狙いはマイネルキッツ。２週前の調教でロジユニヴァースに子供扱いされて面白かったけど。あんな感じだったくせに十分頑張ってると思います。元々左回り専用機だからこのぐらい当然といえば当然なんですけどね。何せ天皇賞馬なのだから。トリッキーな中山コースで器用なこの馬の状態が良ければフロック払しょくできるはず。正直回顧いっぱい書き込みがある中で誰も狙い馬にあげてないのが不思議。
レースレベル：4
→次走狙い馬:マイネルキッツ       

2009年　タイム 2'22"4 (良) 1FAve=11.87 3FAve=35.60

ラップ
①12.7-②10.5-③12.0-④12.0-⑤11.8-⑥12.2-⑦12.1-⑧12.0-⑨12.0-⑩11.4-⑪11.4-⑫12.3
1FAveとの誤差
①+0.8 ②-1.4 ③+0.1 ④+0.1 ⑤-0.1 ⑥+0.3 ⑦+0.2 ⑧+0.1 ⑨+0.1 ⑩-0.5 ⑪-0.5 ⑫+0.4
テン35.2-中盤72.1(前半36.0-後半36.1)-上がり35.1　『中弛み』

『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着ウオッカ・・・タニノギムレット×ルション=ロベルト×ネヴァーベンド　〔3-l〕　４－５
2着オウケンブルースリ・・・ジャングルポケット×Silver Deputy=グレイソヴリン×ヴァイスリージェント　〔13-c〕　１５－１８
3着レッドディザイア・・・マンハッタンカフェ×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー　〔16-b〕　１１－１１
4着コンデュイット・・・Dalakhani×Sadler's Wells=ネヴァーベンド×サドラーズウェルズ　〔1-l〕　１１－９
5着エアシェイディ・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト　〔4-r〕　１５－１３

流れはテン-上がりは平均ラップよりも速くほぼ同じで、中盤が弛んだ『中弛み』。逃げが最も有利な流れで、次いで追込、先行・差しが不利な流れと考える。ただＪＣは東京コースで直線が長いこともあり、逃げて押し切るのが至難の業で、展開や馬場の助けが必要になるのだが、今年は良馬場で上がり勝負の『中弛み』だと逃げ馬にはきつい展開だったのかもしれないと思います。

1着ウオッカは、前走天皇賞秋3着(=東京芝2000m：0.3秒差)からの好走。東京芝コースは(5-2-2-1)と得意としているコースだったが、前走天皇賞秋の結果から衰えがあると考えたり、天皇賞秋はマイル寄りの適性を持った馬が好走したので中距離→マイルへと適性が変わっていたのではと考え、またＪＣではなかなか連続好走しにくい傾向から嫌ってしまいましたが、強い内容で好走。ただ、先週のマイルＣＳで天皇賞秋1着馬カンパニーが連続好走したことからも、もっと内容を評価すべきだったかもしれません。この点には反省です。タニノギムレット産駒はロベルト系で、叩き良化型。また父母父グレイソヴリン系の影響なのか東京コースとの相性が良い。またロベルト系といえばブライアンズタイムもクラシックで好走→古馬でもう一度波が来る成長力があり、この成長力もロベルト系で活きているのかもしれません。母父ネヴァーベンド系からもスピード持続の流れに強い傾向。
No.〔3〕の牝系で分枝記号ｌは、スペシャルウィークやメイショウサムソンと同じ。4歳秋の東京コースなら崩れない特性があり、今回は5歳秋ということもあり軽視してしまいましたが、得意コースということを考えるべきだったと反省します。
またタニノギムレット産駒はアグネスタキオン産駒と相性が良い傾向だったが、グレイソヴリン系に似た特徴もあることから、トニービン系とも相性が良いのかもしれないと思いました(=天皇賞秋1着カンパニーの父はミラクルアドマイヤ、ＪＣ2着オウケンブルースリの父はジャングルポケットでともにトニービン系)。

2着オウケンブルースリは、前走天皇賞秋4着(=東京芝2000m：0.8秒差)からの好走。ジャングルポケット産駒はトニービン系で、長い直線をぐんぐん伸びてくる末脚の長さや、一瞬のもたつきはトニービン系に共通する特徴。反面小回りコースの成績も良いタイプもいて、本馬は前者のタイプ。08年菊花賞馬でもあり、本格派のステイヤー。叩き良化型でもあり休み明け3走目、前走よりも距離延長はプラス要因と考えて、前進可能と考え評価しましたが、このポイントは当たったように思います。前走天皇賞秋を距離不足で追込きれず野内容は、05年2着ハーツクライや07年2着ポップロックのような好走パターンでもあり、今年は本馬が2着。ここも来年以降に活かせるポイントと考えます。またジャングルポケットは、母父の特性も活かしやすい。母父ヴァイスリージェント系のSilver Deputyで、鮮度の高さと勢いが好走に重要。距離の融通性も高いのもヴァイスリージェント系の特徴。今回の好走には近走の勢いは十分に影響ありと考える。またハーツクライやポップロック似から、有馬記念でも好走可能と考えるが、位置取りは前にて展開しないと厳しいかも。位置取り次第で好走可能と期待します。
No.〔13〕の牝系で、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号cは、高い心肺機能をもち開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い特性あり。

3着レッドディザイアは、前走秋華賞1着(=京都芝2000ｍ)からの好走。マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。母父Caerleonは、種牡馬の持ち味を活かしつつ持続するスピードや豊富な成長力を伝える能力に優れている。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳秋以降に本格化する。また距離が延びて本領発揮が多いのが特徴。叩き良化型も多く、前走好走なら次走にも期待できると考える。分枝記号bで、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。今回は牡馬混合戦、距離延長、古馬初対戦の鮮度、叩き3戦目と好走しそうなポイントが多かったことも、好走の重要な要因と考える。古馬で本格的に成長するタイプと思うので、今後に期待したい。

4着コンデュイットは、来年から日本で種牡馬の予定。ＪＣ4着になったことで日本の馬場への適適性も高いと考える。キングジョージ＆クイーンエリザベスＳ好走馬＆ＢＣターフ好走馬なのでオペラハウスやペンタイアやホワイトマズル、ガリレオのようなタイプ思うと、成長力はあるが不器用な血統かも。嵌ればサンデー系を寄せ付けないタイプになる可能性は十分と思うし、東京コースでは怖いミルリーフ系。応援はしたいなぁ～。

5着エアシェイディは、前走天皇賞秋8着(=東京芝2000m：1.0秒差)。エアシェイディは冬場の好走が多い馬で、08年有馬記念3着と2500mでも好走していたので距離的には問題のなかった馬。以前は2000mあたりの中距離での好走が多かったが、年を重ねるにつれてクラシックディスタンスに適性がシフトしたタイプなのかもしれません。サンデーサイレンス×母父ノーザンテーストで、母父には高齢でも侮れない成長力と衰えの少なさがあり、有馬記念も侮ると一発があるかもしれません。3着好走ならあるかも。
No.〔4〕の牝系は、古馬での成長力に優れた牝系。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプで、レース経験を活かしやすいタイプ。
→次走狙い馬:オウケンブルースリ,レッドディザイア     

[レース回顧]


条件は
１、フラットな馬場
　　（もしくは、パワーのある馬だけが外差しが効く馬場）
２、早い馬場（基準より0.5Sec早い）
３、Ｈペース（前半59sec）



ウオッカの適正距離はマイルに移行していると考えていたが、
摩擦が掛からないレースでは、能力を全て発揮できないだけのようだ。
JCはペースも早く、充分に力を発揮できる展開だった。
今なら有馬記念も対応可能かもしれない。
が、人気との兼ね合いでリスクの方が大きい。

オウケンブルースリは去年にＪＣの結果と09年天皇賞秋のレースより
今年の好走の可能性は非常に高いものだった。
しかし、坂を苦手とすると考えているので有馬記念では買いません。
因みに、軽い馬場を得意とします。阪神大賞典では重馬場で惨敗しました。
買いの条件は、京都2400以上。東京2400以上（Ｍペース以上）

レッドディザイア
予想以上に強かった。
ウオッカが引退してもブエナと牝馬戦線を盛り上げるだろう。
適正はまだ掴めていない。軽い馬場は得意。

エアシェイディは人気に反発して好走したが、
直線で前が詰まった不利があったのが痛かった。
しかし、不利がなくても馬券内は厳しかったかもしれない。
内を突いた後藤Ｊは評価したい。

エイシンデピュティは全盛期の力が戻りつつある。
有馬記念は雨が降れば買いたい。
レースレベル：5
→次走狙い馬:レッドディザイア  
→次走危険馬:オウケンブルースリ  

本命に推したコンデュイットは４着。
４着好走と世界レベルの強さの片鱗は見せてくれたが、やはり海外の転戦やＢＣターフからのレース日程が厳しかったようで、関係者が出来落ちのコメントをしていた。
外国馬は普段との調子の違いが解りづらいので、改めて本命にする時には気を付けないといけないと再認識しました。

勝ったウオッカの底力には驚いた。
しかし好走する要素はあったように思えた。前走折り合いを意識して後方からのレースをしていた事やルメール騎手のハーツクライで見せた様な先行して更に直線良い脚を使わせる技術が今回の優勝に繋がった気がした。
今回がたぶんラストランになると思いますが競馬界に色々なインパクトを残した馬だったと思います。

２着オウケンブルースリ
直線入口最後方からハナ差まで追い込んだこの馬の能力は相当なモノだと思いますが、勝てたレースだったとも思えて非常にもったいない感があります。
さすがに日本で１番レベルの高いＧⅠで最後方から追い込んで勝ち切るのは難しく、音無調教師も言っていた様に馬の能力を信じた乗り方をして欲しかった。
有馬記念出走なら人気になるだろうが今回の様なレースはしないと思うので積極的に狙いたい。

３着レッドディザイア
レースセンスに期待して対抗評価したが、直線では前に馬がいて外に持ち出さないといけない展開になってしまったのが痛い。
直線の末脚もオウケンに次いで２位でスムーズにレースが出来ていればもっと際どい争いになっていたと思う。
この内容なら出走すれば有馬記念や来年のＧⅠでかなり楽しみな馬な事を再確認できた。
ブエナビスタとの再戦も非常に楽しみな要素。
レースレベル：5
→次走狙い馬:オウケンブルースリ,レッドディザイア     

ＪＣは単勝馬連で行くと決めていたので、パドックを見てオウケンブルースリの気配が良く、スクリーンヒーローとの馬連とオウケンの単勝2点勝負。
結果は残念でしたが、最後は「差せ差せ」と連呼してはしゃいじゃったよ。

09年のＪＣにはなにやら皮肉なことと歯がゆいことが


ウオッカの乗り替わり
東京2400mは内枠の先行馬有利、道中内々を好位で進むロスのないポジション、
良馬場の早い時計の出る状態とウオッカにとって好条件が重なる。
それに加えて武騎手が、上がりが早くならないように前後半59秒前後の平均した緩みのない流れをさらに愛馬ウオッカが終始掛からないものへと導いてしまった。
結果的には武ちゃんがウオッカに勝利をもしくは勝ち負けをもたらすことに・・・
それに引き換えテン乗りのルメールは好評価ですね、騎乗には減点もなく坂上まで追い控える好内容。
逆を考えればルメールが主戦なら連敗した時点でオーナーに降ろされるでしょう。その乗り替わりが武騎手なら同じように「さすが武ちゃん」と言われる、オーナーの中では連敗したことが印象深く、勝利に導いたことは薄くなっていったような騎手降板。
四位、岩田、武と角居さんで育てて来たものを全部ルメールが持って行ったような報道にクギを差したい。


スクリーンヒーローの乗り替わり
結果から言えば、わざわざデムーロを呼ばなくても北村騎手で良かった。
ペースが早く緩みがなく外目から上がるには負担が、今後を考えて大舞台を主戦で望み経験値を増やしておくべきだった。昨年勝ったからもう一丁は安易でしたし、それにノッたわたしも反省のクチ。


レッドディザイアの好走
スタートで後手を踏み先行出来なかったことが流れから幸いした、内枠だったため後方にならずに内の空いたスペースに入れたのは、ラッキー。
それにしても終いの脚は驚いた、直線馬群を捌けなった時間がもどかしい内容。3歳牝馬のレベルの高さを見せつけ、自身の評価をぐっと上げましたね。
外傷でエリ女を回避し、タカミを目指しての参戦で3着は立派。
先行していたらを考えるとどうだったなのか？は課題として
おく必要はあります。

残された格好になったブエナビスタは、札幌2着後凱旋門賞を回避、勝利確勝の秋華とレッドのいないエリ女を取り逃がし指をくわえながらのＪＣ観戦、ライバルの好走は何とも歯がゆいことだろう。
ブエナ陣営もこれならＪＣの方に出たかった胸の内は垣間見れる、レッドの古馬Ｇ1の戦いぶりから有馬記念ではブエナの人気が持ちげられる格好に。
なんともブエナにとってこの秋は歯車の噛み合わないことばかり、その暮れの大舞台には自身が経験のない古馬Ｇ1でも、もはやヤレルことが証明されたような状況に・・・。
もうブエナとレッドはそれぞれで見なければいけない時期。

後手後手な下半期で有馬はどうなのか？この流れではまた取り逃がすのか？競馬にも馬券にも昔から運というものがあるようですが・・・。

暮れ間近の皮肉な出来事を馬房で腕を組んで見ているドリジャニとマツリダの、ニヤけた顔が浮かんじゃう。（ははっ）
レースレベル：4
→次走狙い馬:エアシェイディ,エイシンデピュティ     

ウォッカよくぞ粘った！
G1６勝では中途半端。ルドルフの作ったG１７勝に必ず並ぶはずと期待してました。
鼻血が出なくても、もうG1は取れません。このまま引退して、良い子を産んで下さい。
G１７勝は超えられないのです。どんな馬も、、、
オウケンは来年も期待です。実力ではウォッカより上でしょう。
負けたのは、枠順だけの差だと思います。
→次走狙い馬:オウケンブルースリ,レッドディザイア     

　今年のジャパンカップもやはり日本を代表する好レースになった。
　展開的には９割は予想通り！！
　しいて言うならリーチが自らの限界を遥かに超えたペースになってしまったこと。
　◎レッドは○オウケンより道中の位置取りは良かったものの直線を向いた時には前方はびっしりと壁ができ、外々を馬なりで上がれたオウケンよりかなり仕掛けが遅れた。しかし、残り１ハロンは秋華賞後に外傷を負って調整が上手くいかなかったとは思えないくらいの瞬発力で際どいところまで来たのは斤量の恩恵もあるが、やはり実力の証。
　ウオッカはリーチが引っ張る先行馬に影響され、道中かなり行きたがるも、鞍上が上手くなだめ、直線半ばまで力を温存、ルメールの好騎乗が光り完勝だった。
レースレベル：5
→次走狙い馬:レッドディザイア,オウケンブルースリ     

ジャパンＣ回顧

ゴールの瞬間、「あっ、ウオッカが残っている」と分かりました。予想的、配当的にはオウケンが交わしていたほうが良かったのですが、心情的にはウオッカが勝ってホッとしました。

ウオッカにはこう乗るのだよ、武君、四位君という感じ。

２～３歳時のダイワスカーレットとの激闘の時にも安藤勝騎手と四位騎手の技量の差を感じましたし、今回もルメール騎手と武騎手の差を感じました（武騎手は明らかに騎手としての後退局面に入っていると思います。今年リーディングを落としたら来年以降奪還は難しいのでは）。

ラップは５ハロン５９．０秒。見ていた感じではもう少し遅いのではと思っていましたが、まぁ、まずまずというところでしょうか。

予想ではリーチザクラウンが５馬身ぐらい離して逃げるだろうと考えていましたが、案外後続との差はつかず。向う正面で、あぁ馬群に呑まれると感じましたが、そのとおりの展開。

リーチは、この距離では正攻法の逃げでは通用しないということでしょうか。1800～マイルを試してみたほうがよいように思います。

オウケンブルースリは最速の上がり、３４，1秒で急追しましたが、今日は運がなかったということでしょう。
能力的には、現役馬の中では抜けています。来年のジャパンＣでは日本馬のエースとして期待できそうです。

有馬記念はパスして来年に備えて欲しい。

３着のレッドディザイアーはもっている力を発揮したというところでしょうか。
ただ、四位騎手なのであの位置取りになりますが、もう少し前目の位置取りならもう少しウオッカに肉薄できたと思います。３頭の写真判定も可能でした。
この馬は欧州でも戦える馬だと思うので、西川オーナー、遠征はどうでしょうか？
もちろん騎手は現地の騎手で。

４着にコンデュイット。この馬の種付料はまだ決まっていないそうですが、優勝と惨敗では種付料に数百万の違いがでたことでしょう。そういう意味ではまずまずの結果、オーナーサイドで希望価格を付けれる範囲の結果といえそうです。

今のマイネル軍団は、ノーザンテーストが来る前の社台ファームに似ていると思います。
中流馬を大量に取り揃えている大手牧場という位置付け。

この馬がマイネル軍団の「ノーザンテースト」になれるかどうか。
個人的には期待大だと思います。
私が牧場オーナーだったら、付けてみたい馬です。牝馬が生まれれば、牧場の基礎牝系として残してみたい血統です。

スクリーンヒーローは１８番枠を引いたところで買う気がなくなりましたが、それにしても負けすぎ。関係者の談話を聞いてみたいところです。

直前に買いたくてしかたがなかった（でも買わなかったが）、エイシンデピュティ。有馬記念ではおもしろいでしょう。

12.7 - 10.5 - 12.0 - 12.0 - 11.8 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.0 - 11.4 - 11.4 - 12.3

59.0秒
→次走狙い馬:オウケンブルースリ,エイシンデピュティ     

12.7 - 10.5 - 12.0 - 12.0 - 11.8 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.0 - 11.4 - 11.4 - 12.3

道中で最も緩んだラップが12.2と一貫したペースになりつつも、終いの瞬発力も求められた総合力勝負。馬券が当たればもっと良かったけれど（苦笑）、久々にＧⅠの名に相応しいグッドレースとなりました。

勝ったウオッカは「速いペースでの瞬発力勝負」に滅法強い馬であり、過去2年スローで殺されたスピード能力が今回は100％発揮されました。勝因の9割は「騎手」ではなく「展開」でしょうね。


本命コンデュイットは4着。手前はきちんと替えていましたが、騎手コメントによると輸送疲れがあったよう。手前替えないでＧⅠ勝つくらいの馬なのだからデキいまいちでも勝てると踏んでたんですが…うーん、甘くないか；

3着レッドディザイアは立派。もともとソラ使いで能力の底を計りかねていた馬ですけど、ブエナビスタよりも資質の幅は広い馬のように思います。デキも万全ではなかったですし、ブエナとの再戦が楽しみでは。

2着オウケンブルースリは、好タイム決着を後方から突っ込んできてハナ差2着というあたりがハーツクライと被る。ということで有馬は人気するんでしょうけど、かなり頭の高い走法の馬なので中山の急坂がどうか？　ふっふっふ、楽しみです。
レースレベル：5    
→次走危険馬:オウケンブルースリ  

2Fラップ：23.2-24.0-24.0-24.1-23.4-23.7

淀みない流れで先行馬にはきつかったでしょうね。しかし、中盤は機械の様なラップを刻んでますね。


１着ウオッカ
今回はかなり運が味方したように思います。鞍上が追い出しをぎりぎりまで我慢した事、目の前の進路がきれいに空いていた事、オウケンブルースリの追い出すタイミングが遅れた事、全てが上手くいっての勝利だったと思います。

２着オウケンブルースリ
そこまで大した不利ではないのでしょうが道中ずっとコスモバルクに蓋をされるような形でした。結果追い出しが遅れ、直線を向いた時にはほぼ最後方の位置でした。しかしながら十分に力は見せたと思います。

３着レッドディザイア
おみそれいたしました。
秋華賞の回顧で今後も崩れることはないと書いたんですが、この舞台でここまでやれるとは流石に予見出来ませんでした。

４着コンデュイット
出遅れてましたね。

５着エアシェイディ
やはり掲示板止まりでしたね。ただし展開次第ではG1で馬券圏内も有りうる馬ではあると思います。

その他
スクリーンヒーローは今までオウケンブルースリとは３回対戦して一度も先着を許していなかったんですが大敗でした。実力負けではないと思うので、次回に期待したいです。
他ではエイシンデピュティはよく頑張っていましたね、次あたり狙えそうな気がします。


ウオッカは立派でしたし、ルメール騎手も見事でした。ですが今回の乗り替わりはやっぱり解せません。結果こそ勝利でしたが陣営の判断は非難したいです。ウオッカは中長距離では抜けた実力ではありません。当然誰が乗っても運が向けば勝てる程度だと思います。
”デキも良かったし運も十分に味方した”それが今回の勝因の妥当な見解であり、レッドディザイアとの着差が全てを物語っていると思います。
→次走狙い馬:スクリーンヒーロー,エイシンデピュティ     

勝ったウオッカは積極的な競馬。３コーナーあたりではかかり気味なとこあったものの直線での追い出しのタイミングはルメールさすがだった。超高速決着はこの馬に利したとは思う。

オウケンはおしい２着。コスモバルクに入られなければという感じもするが昨日の馬場ならありえないレースの上がりが35,2かかったことも幸いしたと思う。運に見放された格好ではあるけども今後の活躍も見守りたい。

レッドディザイアの底力には驚かされた。パドックの気配は秋２戦の出来にほど遠く見えてさすがにきついかなと思わせたが最後いい脚でウオッカに迫ってきたとこ見るとこの馬の持っている能力はまだまだ計り知れないものがあると再認識させられた。来年はこの馬の天下になると言い切れると現状思う。

コンデュイットは４着。固い馬場でよく頑張っているけど日本の馬場ではこれが精一杯なのかもしれない。

エアシェイディが５着

結局このレースは天皇賞同様距離に対する底力が問われなかったレースと言えるでしょう。

有馬に向けて注目はエイシンですかね。今日パドックで１番よく見せましたし先行したなかでも東京の適正考えても踏ん張っていると思います。有馬で戸崎が乗れるようであれば次が３回目。手の内に入れての馬券圏内突入は十分考えられます。

リーチザクラウンは完全な力負けでしたね。普通のレースをしてはどうも一線級とは差があるようです。トリッキーな競馬に活路を見出さないといけないでしょう

スクリーンヒーロはブリンカーはずしたことと騎手を代えたことがあだになってしまいました。もともと気分屋さんですので悪いほうにでたしはやりブリンカーで距離仕様変えるのは２番効かないことは肝に銘じておきたいです
レースレベル：3
→次走狙い馬:レッドディザイア,エイシンデピュティ
→次走危険馬:リーチザクラウン