圧倒的１番人気のトランセンドをレースラップの比較で化けの皮をはがしたい。

アンタレス（良）８着
12.0 - 10.8 - 12.2 - 12.3 - 12.7 - 12.6 - 12.6 - 12.2 - 12.3

エルムＳ（良）４着
12.5 - 11.1 - 12.4 - 13.5 - 13.1 - 12.5 - 12.2 - 11.4 - 12.4

この２レースは中盤が緩む山型の流れ。アンタレスは前半８００ｍまで速いラップが続き中盤やや緩み上がり３７秒かかるも早仕掛けの馬には厳しくなった。
エルムは中盤しっかりと緩み上がり３６秒台、瞬発力勝負。
同馬は山型の流れが苦手で瞬発力が無いことでしまいの１Ｆが遅くならない限り上位には来れない。良馬場で緩む流れの条件をまた苦手としている。


次に好走したときは

アルデバランＳ（重）１着
6.7 - 11.2 - 11.4 - 12.6 - 12.1 - 12.4 - 12.1 - 12.2 - 12.1 - 12.6

レパードＳ（良）１着
12.5 - 11.1 - 12.1 - 12.0 - 12.0 - 12.4 - 12.4 - 11.6 - 13.4

麒麟山特別（やや重）１着
12.3 - 10.9 - 11.9 - 12.4 - 12.4 - 12.2 - 12.6 - 12.0 - 12.8


５００万下（不良）１着
12.3 - 11.7 - 12.8 - 12.3 - 12.2 - 12.2 - 12.2 - 12.1 - 11.9

未勝利（良）１着
12.8 - 10.6 - 12.9 - 13.1 - 13.3 - 13.0 - 12.7 - 12.6 -12.7

全て平均的に持続する流れで、しまい１Ｆがかかっている（５００万下不良除く）。道悪では（３－０－０－０）に対し良馬場は（２－０－０－３）と劣勢。脚抜けの良い馬場を速いラップで先行しそれを持続させ馬力勝負に持ち込むパターンが好走条件。レースの上がり３Ｆが３７秒前後がベストで、３６秒前半ではまず無理。

今回の負けは強引な先行策と早仕掛けもあったが、それに苦手な山型の流れに良馬場で終い１Ｆが１２秒前半ではどうすることもできない。末脚が必要なＧクラスでは決め脚のないトランセンドは「他人のウチの棚から牡丹餅をじっと待つしかない」でしょう。追い込み馬によくある他力本願が当てはまる、流れと馬場次第と言うしかない。

余談で好走条件の持続した流れで終いもちょっとかかるレースだった武蔵野Ｓ（良）６着。
12.4 - 10.7 - 11.5 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.6

得意のしまい１Ｆがかかるもので強い相手に何とか抵抗したのも、こういう流れの条件が向いたからでしょう。
エルムＳではがれかかったものがここアンタレスで・・・（バリッ）     
→次走危険馬:トランセンド  

へたれな馬であることはわかっていたので◎打ちつつ、不安も多少ありでしたが、不安が的中してしまったようです。以前トランセンドに乗っていた内田がフサイチに乗るという点に事前に注目できていれば違った予想ができたかも。反省です

トランセンド
確かにかなりのハイペースだったがそれは前走の走りから敗因じゃない。馬場も超高速ダートではないけど時計は速いほうだったはず。前半は気分よく運べていたし、敗因は前走よりは良馬場だったぶん圧倒的なスピードの差というアドバンテージが縮んでいた、そのためにこの馬をよく分かってるフサイチ内田に外からプッシュぎみにかぶされて走る気なくしてアウトだった。基本的に圧倒的人気の時は消耗ストレスに弱いへたれなので危ないということ。あとは馬場がどこまでこの馬に有利に働くか。もし同じメンバーでこの人気でももっと時計の速い超高速の設定ならプレッシャーかけにいこうとしたほうが逆に苦しくなる可能性があるくらいのスピードある馬だから。

フサイチセブン
ちょっとスタートダッシュがつかずトランセンドマークの位置をとりにいくのに脚をつかってしまったし、この速いペースを先行してさらにトランセンドを潰しにかかって先行馬壊滅のながれを今日も三着には残した。苦しくなっても頑張れるし、いずれＧ１でトップをはる一角になるのは間違いなくこちら。今日は斤量増と馬主ごたごたで多少調整も狂いがあったかもしれない。現状エスポワールの背中は遠のいた

ナニハトモアレ
道中後方を追走に一杯みたいに走ってたのに展開も向いたのもあるが4コーナーから直線に向くときの勢いよく一気に追い込んできた。控えてタメを効かすことができるようになってから馬がかわった

ダイシンオレンジ
以前は馬込みをきにするので積極的に先行するしかできなった馬が、数戦前から馬込みこなせるようになって、道中ためをきかしながら走ることができるようになり自在性が出てきたのが大きいみたい。今日は飛ばす先行集団の直後の絶好位だったのはあるが、勝負ところの動きだしはフサイチが動いたらすぐだったし、決してはまったというものではない。あまり評価してなくてすみませんでしたというしかない

シルクメビウス
調教動いてなかったし休み明けは割引だと思ったが、ゲートであおって大きく出遅れたのに、ややかかりぎみなくらいでこのハイペースをじわじをポジションあげていき、手ごたえのよさにやられた～と思った。さすがに直線はいつもの伸びを欠いたけどかなり強い競馬だった。次は順当によくなってくるだろうし当然首位候補

ロラパルーザ
ゲート遅めなのはいつものこと。3～4コーナーの勝負ところで追走に一杯一杯な感じで置かれてしまい直線むいた時は最高後。前が崩れる展開もあり直線は伸びてきたけど現状重賞は家賃が高いか


タマモクリエイト
展開も向いてよく伸びてきたけどこの馬も重賞だと１歩足りないかも。ただインでロスなくたちまわって伸びる形ならもう１歩つめられそうだし基本的にいつも人気がないので展開向きそうなら三連紐くらいなら拾っておいても

クリールパッション
インの絶好位でうまく立ち回っていたがここまで。おしいところまで来てるけど重賞で馬券になる壁はまだ少し厚そう
レースレベル：4
→次走狙い馬:ダイシンオレンジ,シルクメビウス     

馬場乾いてしまってるじゃないですか。未勝利戦も前日より３秒も遅いじゃないか。う～ん・・・
勝ち時計は１：４９：７ですか。４８秒台ぐらい出るんじゃないかと思ってましたけど、これじゃ予想の段階で終わってます。

それにしてもトランセンドはどうして押してまで前に行ったんだろう。わざわざ激流に飲まれに行かなくてもいいんじゃないのかな。
３コーナーあたりからずっとアンカツはフサイチセブンの動きを振り返って確認していました。そして並ばれると抵抗することなく敗戦。やることが逆なんですって。

負けてしまいましたけどスピード上位は間違いないわけで、次も恐らく人気するでしょう。内枠だったら行くしかないし、外枠だったら今回のフサイチセブンみたいな競馬をするしかないでしょう。できるのかな？

ビービーガルダンという馬がいましてね。その馬とダブってしまいましたね。
ビービーガルダンが７着に敗れた阪急杯
http://www.youtube.com/watch?v=CNPH7XKd_uc

開幕週で内枠を引いたので番手で折り合って、逃げるヘッドライナーを目標に動けば後ろからはそう差される馬ではないはずだった。
しかしトライアンフマーチが抑えが効かなくて外をフラフラ。それに終始絡まれて直線入り口ではワンカラットの早仕掛け。それにもまれて伸びずに終了。
しかしビービーガルダンは次走高松宮記念で外をスムーズに追走して２着した。

トランセンドには次走外枠を引いてもらうことが期待される。

それからパドックでの馬の作りが明らかにパワーがない体。芝馬か？っていうぐらい。だからこそ湿って馬場でのスピード勝負がいいんだけどね。
ロラパルーザにしても同じような作りの体で、密かに狙っていましたけど、ダメでしたね。馬場が向いてなかったのかもしれないけど、展開利があったんだからもう少し何とかしてくれないと・・・現時点で重賞では荷が重いですね。



勝ったダイシンオレンジ。
速い時計になった時にはいくら得意条件でも対応してこないだろうと思ってしまいましたけど徒労でした。結局バカみたいに速い馬場でなかったことも勝因でしょうけど、さすがは得意条件。東海Ｓは１９００ｍ。１９００ｍって１８００ｍ以上に他が積極的に動いてくるから次も有力なんでしょうね。


ナニハトモアレもダイシンオレンジと同じように時計が速くなると厳しいと踏んでいたんですけどね。結果的には展開利だと思うんですけどねぇ。


フサイチセブンは内田が上手く乗りました。どんな競馬でもできますが今回は外枠で他をみながら競馬ができたのが良かったのでしょう。内で我慢する競馬ってできるのかな？
レースレベル：3    
→次走危険馬:ロラパルーザ