勝ったブライティアパルスは2番手から押し切り。
阪神2000が合いそうになかったんですが、
前走差して好走してましたし今が充実期なのか。

2着セラフィックロンプは逃げ粘り。
マンカフェ産駒らしく前に行ってパワーを生かしたのが良かった。
先行策は示唆してましたし、ここで買わなかったのは失敗でした。

3着テイエムオーロラは案外伸びず。
一応3着ですけど、このタイミングなら勝たないと駄目でしょう。
あまり強くない可能性が高い。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ブライティアパルス       

前後半ほぼ同じ平均ペースでした。
前４Ｆに見るラップから２Ｆ目の上りで１０秒台と不自然に早く駆け上がり、ほとんどの馬がここで脚を使う。
３～４Ｆで徐々に１２秒半ばに落とし込むが、その後１２秒前後と持続させ落ち着かないものにする。
後続に早いと思わせておいてから息を入れる、そこから持続させて先行力を生かして後ろに脚を使わす。
先行力のない差し馬勢は追走に手いっぱいとなった。

さて１、２番人気の両馬を・・・
外から前目に仕掛けてきたヒカルアマランサスは特に２Ｆ目で脚を使い、さらにバックＳから落ち着かない流れに勝負あり。
それでもゴール前盛り返すところに能力を感じる。

一方、内々の後方で脚をタメたニシノブルームーンがロスなく来れたのが要因。
外枠からは位置取りが左右したけど、レース内容はヒカルの方が上。

セラフィックロンプの宮崎の手綱が先行馬たちに流れを呼び込む。前半メリハリを作った流れは頭脳プレーとも言えるが、直線の上りの入りをあれ以上上げると自滅だった。
うまくいったが正解でしょう。

前後半５９秒でもゴールまで持つくらい良好な馬場。
中距離戦では１Ｆでも１２秒後半のラップがあるなら前残りが可能。
人気を背負う差し馬の騎手にとっては厄介な馬場だ。

先行有利というよりもスピード馬優先と見ます。
→次走狙い馬:ヒカルアマランサス       

〈レース回顧〉
　スタート直後、ブラボーデイジーが躓いてしまう。先行争いはチャームナデシコ、ブライティアパルスの外から、押して押してセラフィックロンプがハナへ。セラフィックロンプが気分良く逃げ、2番手にセラフィックロンプ、テイエムオーロラが4番手、ヒカルアマランサスが5番手、その後ろにブラボーデイジー、ニシノブルームーンは後方からの競馬に。直線はレースを引っ張ったセラフィックロンプとブライティアパルスのマッチレースになり、ゴール手前でブライティアパルスが差し切った。4番手を追走したテイエムオーロラが3着に入り、過去の傾向の通り軽ハンデ馬が前で残ったレースだった。

　高速馬場を考慮してもそこそこ優秀なタイムだったが、出走メンバ－や軽ハンデ馬による前残りの決着だったことを考慮するとハイレベルなレースだったとはとは言いづらい。

　ブライティアパルスはハナにはこだわらず2番手からの競馬で差し切り勝ち。軽ハンデでの前残りなので能力がどうこうは言いづらいが、メイSもこのレースも逃げずに好走できたのは大きな収穫。2000でスムーズに先行して結果を出せる気性とスタミナは牝馬限定の長距離のレースでは大きな武器になりそう。

　セラフィックロンプは軽ハンデを活かした宮崎騎手のファインプレー（騎乗停止になったのにファインプレーと言うのもあれだが）ブライティアパルス同様、2000でスムーズに先行して結果を出せる気性とスタミナは牝馬限定の長距離のレースでは大きな武器になりそうだが、逃げられないと脆かったり、前を追いかける脚が無かったりという気もする。ノーマークで逃げられそうな時に買うべき馬か。

　テイエムオーロラは直線に入ったところで前の2頭に置かれてしまった。最後までしぶとく伸びてはいたが届かなかった。

　ニシノブルームーンは後方から内を突いて上り最速タイの35.1の脚で追い込むも4着まで。ヒカルアマランサスは先行していたが、4C手前で手綱が動いていた。なんとか5着に踏ん張ったという印象。人気の2頭は55㎏以上の斤量を背負ったヴィクトリアマイル組で、2000の牝馬限定戦では背負う斤量が大きな意味を持つのだと再確認した。
　ヒカルアマランサスは軽いスピードを活かせる高速馬場の1600～1800なら巻き返して来るだろう。

　ブラボーデイジーは躓いて中団からの競馬では持ち味が活かせなかった。ただ、躓いていなくても56㎏を背負って軽ハンデの馬を相手に先行するのは難しかったかもしれない。

〈感想〉
　軽ハンデ馬の行った行ったで決着。平均ペースでしたが、後続は先行勢を脅かすことができずに完敗でした。先行馬がマイペースで行っても後続が速い上りを使えずに前残りという過去の傾向通りの決着でした。「斤量を背負うヴィクトリアマイル組は軽視して、斤量53㎏以下の先行馬を買うレース」と決めつけてしまっても良いかもしれません。

〈次走狙い馬〉
　次走狙い馬はヒカルアマランサスです。私のイメージ通り「軽いスピードが武器の馬」で、56㎏を背負っての2000のレースは苦しかったようです。上にも書いていますが、軽いスピードを活かせる高速馬場の1600～1800なら巻き返して来るでしょう。

〈次走危険馬〉
　過去の傾向通りに走ってくれたブライティアパルスとセラフィックロンプを危険馬に指名します。傾向通り＝恵まれたと言うことだと思いますので。斤量据え置きで、前残りの馬場で、逃げ、先行馬が少ないメンバーで、人気が無いなら買うかも知れませんが、そうそう条件が揃うことも無いでしょう。
　ブライティアパルスに関しては「軽ハンデで逃げても牝馬重賞では通用しない馬」だったのが、脚質に幅が出来て、軽ハンデで先行して牝馬重賞を勝ちきったので、一皮剥けたのかもしれませんが……
レースレベル：2
→次走狙い馬:ヒカルアマランサス  
→次走危険馬:ブライティアパルス,セラフィックロンプ

的中したときの回顧は自慢っぽくなるから難しい・・・(；・∀・)　本命が３着だから素直に喜べないところもあるけどな・・・。
　1000m通過が59.9。800～1000は12.6と多少落ち着いたが、その後は12秒台前半のラップを刻んでいるから全体的には息の入らない流れで、決して前が有利というペースではなかった。開幕週や芝がやや長い感じ、前にいた馬が軽ハンデ馬だったのが前残りの競馬になった要因かな。
　ブライティアパルスは前走で控える競馬で結果を残せたのが大きい。血統的には1800～2000の消耗戦向きで、状態もよく今回は走れる条件が全て揃った感じ。秋華賞４着の実績はあるがハンデ馬っぽいな。今後もローカルの1800or2000なら。
　セラフィックロンプは積極的に前へ。ブラボーデイジーが躓いたのが大きかったワナ。京都記念は番手からの競馬でまずまずの結果。福島民放杯は少し後からの競馬で結果が悪く、鞍上もそのあたりを考えての先行策だったと思える。まあ今後も牝馬同士でのハンデ戦じゃないと出番はないだろ。
　テイエムオーロラは軽量とはいえ、初重賞で３着ならまずまずか。４角では前を捕まえにいった感じだが、コーナーワークの差もあり離される始末。これはコースの問題か状態の問題か初距離の問題か。今回で現状の底は見えた感じで、このまま使い込むと危なそうな感じがするわ。
　ニシノブルームーンは厳しい競馬で、よく４着まで来たなという感じ。上位とはハンデ＆位置どり等の差で自分の力は出し切ったんじゃないかな。
　ヒカルアマランサスは４角で手が動きっぱなしで、このまま後退するだろうと思ったら５着に粘っているのかい。斤量、Ｇ１後、差し馬だけどペースが遅いほうが力を発揮するタイプでペースも向かなかった。今回は参考外といってもいいくらいで秋に期待だな。
　ムードインディゴ、チェレブリタは力はあるだけに展開次第。コロンバスサークルは完全に不振に陥ったが洋芝なら面白いかも。ブラボーデイジーは躓いて終了。レジネッタは引っ掛かって終了。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ブライティアパルス  
→次走危険馬:テイエムオーロラ  

終わってみれば４コーナーで１～３番手の馬で決着。
思い切って行ったセラフィックロンプはよく頑張った。作戦もハマったんでしょう。

予想でも書きましたけど、ハンデ戦になってから軽ハンデの好成績が異常なレース。開幕週に移ったのもハンデ戦になってから。開幕週の牝馬限定のハンデ戦。去年のレースを見ても軽い馬がス～ッと行ってしまえば残るんですね。来年は当てられるはずです。覚えてればね。

斤量が重かった馬たちも実力を存分に発揮しているとは思わない。
ニシノブルームーンの北村騎手のコメント
「もう少し前につけたかった」
まぁ当然でしょうかね。愛知杯でも外枠を克服して好走しただけに何とかしてくれるかと思いましたけどね。

単純に考えて次の牝馬限定の重賞は札幌のクイーンＳ。
全部の馬が出走したと仮定して狙い馬はニシノブルームーンで。
洋芝で時計がある程度かかった方がもっと競馬しやすいんじゃないですかね。

しかしヒカルアマランサスにしても府中で激しい競馬をした馬たちはちょっと疲れ残っちゃってるのかな？
Ｖマイル組の宝塚記念は危なかったりして・・・
レースレベル：2
→次走狙い馬:ニシノブルームーン       

勝ったブライティアパルスはレースを重ねていくことによって精神的に成長してきたのかレース前もレース振りも落ち着いて着てきた。レースも正攻法で前だけを捉えればあとは後ろからはこられても平気とという内容で想像以上に強かったので今後牡馬混合と戦うとなっても結果を残せていけるのではないかと思う

セラフィックロンプも逃げて２着となかなか好走していると思う。どうしても好走するためにはいろいろ条件はついてくるので危険とか狙えるとかいいにくいけど展開考えて馬券購入するときには常に注意いるのかもしれないですね

テイエムオーロラは良馬場では厳しいと思ったけどもそれでもまっすぐのびて３着を確保したように状態のよさが伝わってきてました。今後ローカルでも混合でも活躍できる余地はある

ニシノブルームーンは内に馬を入れてましたけど結局それが仇になりましたね。他のレースでもそうだったのですが内の好位置で溜めた馬ははじけないんですよね。まあ日曜日だけ阪神だったので北村君をせめるわけいかないんですけどね

ヒカルアラマンサスは体重は減ってなかったけど馬の歩様は硬かったですね。激戦の疲れがあったのでしょうか。ちょっと２０００で勝負するには前過ぎたのかなとかいろいろ考えますね
レースレベル：3
→次走狙い馬:ブライティアパルス,テイエムオーロラ     

SSという二文字のｱﾙﾌｧﾍﾞｯﾄを見ると
競馬ファンなら誰もが想像してしまう1頭の馬がいる。
その名はシゲルシャチョウ。(S)igeru (S)yachou
今年は総勢40頭を超える役職シリーズできたシゲル軍団の中で
一際注目度が高いとされている馬だ。
その"社長"はｱｳﾞｪﾝﾁｭﾗやｼｭﾌﾟﾘｰﾑｷﾞﾌﾄが出走した
日曜阪神のﾊｲﾚﾍﾞﾙ新馬戦で5着と大健闘。
2010シゲル軍団を背負って立つ実力を見せつけてくれた。
これは次走狙い馬として特注したいところだが
残念ながらこの回顧の狙い馬項目に無かったので諦めておこう。

さて、冗談はシゲルだけにして
ﾏｰﾒｲﾄﾞSはブライティアパルス号が優勝。
ﾀﾞｲﾀｸﾘｰｳﾞｧの仔という記事が多く掲載されているが
一番注目しなければならないのは
「SSの曾孫」であるという事だ。
もしブライティアパルスが繁殖入りすれば
SSの孫との交配が3×4という血量になり
種付け問題無しはおろかｲﾝﾌﾞﾘｰﾄﾞによる期待まで生じる。
まぁ同系列の配合はあまり好まれないが
それだけ可能性が広がってきたという事。
ながらくSS系が多数繁殖入りという昨今で
ｾﾝﾄｻｲﾓﾝの悲劇とまでは言わないが、非SS系の種牡馬が躍進して
SS直系はよくて３代目までの頭打ち状態だった。
そのため直系４代での重賞ﾎｰｽの誕生は
SSだけでなく日本競馬全体としても大きく価値のあるものだろう。

【回顧】
一発狙いだった今回の予想は
『①ｽﾀﾐﾅ切れ、②重馬場、③実績差し切り、④そしてﾌﾞﾌﾞｾﾞﾗ』が
キーワードであったが、すべて逆に出てしまった。
『①走り易いﾍﾟｰｽ、②良馬場、③軽量押し切り、④そしてﾌﾞﾙｾﾗは死語』で
終わったという完全な完敗。
日本代表と同じように高地に篭って出直さなければなるまい。

とはいえ、人気上位馬の敗因はやはりスタミナ。
慣れない2000mと斤量で、いくら高速馬場とはいえ
前に行った軽量馬に十分な差を付けられてしまった。
対抗に推した○ブラボーデイジーも、躓きでここまで落ちるのは
まだこの距離に適応できていない感じ。

そこで、この距離を一つの経験と考えて
今後の狙い馬は☆ヒカルアマランサス。
もちろん2000m戦で本命に推すなどはできないが
56㌔背負い一杯になって5着というﾏｰﾒｲﾄﾞSは
素晴らしいｽﾀﾐﾅ調教だったはずだ。
ここで持久力やﾚｰｽ感が学べたならば
若干4歳、今後の短距離界で再躍進してもおかしくはない。

最後に本命馬の事は忘れて欲しい。
追い込み馬への想いは永遠に、レイチェル。
レースレベル：2
→次走狙い馬:ヒカルアマランサス       

レース全体としては、強い馬で、逃げる予定だったブラボーデイジーが出遅れたことが大きなポイントだったように思う。出遅れてしまえば、前に行った馬がそのまま残るという予想はもちろんできるが。
ブラボーデイジーの出遅れというのはあまり今までなく、出遅れ率の低い馬だったので、あまりそういうことは想定しなかった。

やはり前は楽を出来たと思うので、レース全体の評価としてはあまり高くできない感じ。

ニシノブルームーンは4着だったが、レースの流れに抗って伸びてきたし、内の狭いところでもまれこんでもへこたれなかったので、やはりこの中では強い馬なのだろうという評価は変わらなかった。


ブライティアパルスは、以前からこういう首が高めであまり伸びのない走法。小回り、4つコーナーの競馬が一番合っている感じがする。今までのベストパフォーマンスも秋華賞京都２０００だった。
阪神２０００は合っていたと思うので、エリザベス女王杯ということでいうと、マイナスだと思う。
レースレベル：1
→次走狙い馬:ニシノブルームーン  
→次走危険馬:ブライティアパルス  

本命に推したニシノブルームーンは４着。
開幕週で前残りのレース展開が響いて差し脚が届かなかった。
上がり３Ｆはメンバー２位タイとこの馬の持ち味は発揮したと思うが、全ては開幕週で前が止まらなかった事が４着に敗れた原因。
開幕週なのを知っていて本命にした事は、自分自身まだまだだと痛感しました。

１着ブライティアパレス
ダイタクリーヴァ産駒の５歳馬で、秋華賞４着がある馬。
主戦場はマイルから１８００ｍだったが、秋華賞以来の２０００ｍ戦を使って見事に重賞初制覇を果たした。
阪神競馬場は３戦して掲示板を外していなかった事から、コース適性はあったのかもしれない。
最大の勝因は５３キロの斤量の上、開幕週の馬場で好位２番手追走の絶好のレース展開にあったと思う。
今回の結果を見て次に直接つながるとは思いにくいので、次走出走時には注意が必要。

２着セラフィックロンプ
愛知杯に勝っている馬で最近は掲示板には載るが、馬券には絡めないレースが続いていた。
この馬も開幕週の恩恵を授かった馬の一頭で、ハナを切り前が止まらない馬場コンディションを逃げ粘っての久々の連対。
５３キロの恵量ハンデも味方した感は否めない。

３着テイエムオーロラ
この馬も５３キロの馬で上位３頭５３キロのハンデだった。
３連勝の勢いに乗っての出走で、開幕週で先行馬有利な展開も味方してくれたが３着まで。
現段階でのこの馬の力かもしれない。
まだ４歳馬なので上位２頭よりは、今後に向けて期待感はある。

馬券圏内の３頭は開幕週の馬場を味方に先行した馬で決まった事から、開幕週の怖さを改めて知ったレースだった。
レースレベル：1
→次走狙い馬:ニシノブルームーン