勝ったキャプテントゥーレは休み明けも馬はできていたと思う。脚の遅い逃げ馬ドリームフライトをこの馬の天性のものであるスタートの上手さをいかしてあっさり先手とれればあとは楽。Ｇ１馬で５７となれば力が違ったということ。天皇
賞からマイルＣＳになるんでしょうが最近遠征になるとこの馬の力が発揮されていないのは気がかりではある。

プロヴィナージュはそつがない競馬できっちり２着。人の評価はそれぞれあるんでしょうがなんか馬券にやさしくない堅実な馬のポジションを獲得したぽいですよね。強い馬に対しては逆転を願うことは難しいそんな馬になったと感じます。

アドマイヤメジャーは３着。人気になりすぎです。馬をパドックで久しぶりにみましたがまだ身がはいっていない重賞で戦うには数字通り華奢すぎますね。あとこの馬はポンポンと階段を登れるタイプの馬ではなくペースを経験してからの叩き上げのタイプでしょう。体重まずは増やすこと。そしてＯＰ特別からやり直してほしいです

ベストメンバーはやはりこれもいいときの体には戻ってないですよね。時間かかるかもですね
レースレベル：3    
→次走危険馬:アドマイヤメジャー,キャプテントゥーレ

2010年　タイム 1'59"2 (良) 1FAve=11.92 3FAve=35.76

ラップ
①12.6-②11.8-③12.0-④12.4-⑤12.4-⑥11.7-⑦11.5-⑧11.6-⑨11.1-⑩12.1
1FAveとの誤差
①+0.7 ②-0.1 ③+0.1 ④+0.5 ⑤+0.5 ⑥-0.2 ⑦-0.4 ⑧-0.3 ⑨-0.8 ⑩+0.2
テン36.4-中盤48.0(3F換算36.00)-上がり34.8　『加速』

『加速』・・・逃げ◎　先行○　差し△　追込×

1着キャプテントゥーレ・・・アグネスタキオン×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン　〔3-l〕　１－１
2着プロヴィナージュ・・・フレンチデピュティ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス　〔22〕　３－３
3着アドマイヤメジャー・・・アグネスタキオン×Kingmambo=サンデーサイレンス×ミスプロ　〔2-r〕　７－５

流れは、テン-上がりのラップ差と中盤ラップの弛みが少ないので『加速』の流れ。阪神コース開幕週となることもあり、展開的にも非常に前が恵まれ、逃げが最も恩恵を受け、次いで先行、差し・追込には厳しい流れ。

1着キャプテントゥーレは、前走安田記念7着(=東京芝1600m：0.3秒差)からの休み明けでの好走。09年朝日ＣＣ1着馬でもあり、連覇を達成。阪神芝コースは4戦(1-0-2-1)と好走も多く、阪神芝コース実績はやはり重要なポイント。休み明けはやや成績が悪く3～4着あたりになることが多かったのだが、今回は展開で恵まれた分もあるが短期の休み明けでアグネスタキオン産駒の特性を活かして好走しやすい状態だったと考える。
アグネスタキオン産駒は、前走0.5秒差以内で5着以内だと連続好走しやすい特性がある。重賞好走はほとんどこのパターンで、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。また今回アグネスタキオン産駒で5歳以上での重賞勝利は初。古馬の重賞好走が5歳馬では少なく、比較的成長能力が早い可能性が高い傾向でしたが、そのジンクスを打破。しかし今回は少頭数で実績馬も少なく、本馬も2番人気と力上位と思われ、一応アグネスタキオン産駒は早熟タイプ(=積極的に買えるのは4歳馬まで)が多いことには変わりないのかもしれないと考えます。母父トニービンはグレイソヴリン系で、スタミナもあり、強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性を持っている。
No.〔3〕の牝系は、3歳秋から古馬にかけて著しく成長し、4歳秋が一番充実する。5歳前半はまだまだ成長し能力の衰えはない時期だが、5歳秋シーズンには衰えも見え始める。分枝記号lは、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて成長力も豊富。スペシャルウィークやメイショウサムソンやウオッカと同じNo.〔3-l〕の牝系なので、広いコースには向くと思われるのだが、今回恵まれた流れで上がり34秒8とキレ不足を露呈。天皇賞秋はキレ勝負の流れになることも多く、小回りコースで直線はあまり長くないほうが向く可能性が高いように思ったので、好走はしたが人気でも次走は過信ッ禁物と思います。

2着プロヴィナージュは、前走クイーンＳ2着(=札幌芝1800m：0.2秒差)からの好走。芝1800～2000mのよどみない流れを前で踏ん張る競馬が得意で、今回は緩い流れを先行し好走。阪神芝コースは4戦(1-1-1-1)と好走していて、コース実績も良かった馬。少頭数ながらも大外枠で、牡馬相手に好走した事実は評価すべきと考えます。
フレンチデピュティ産駒はヴァイスリージェント系で、セカンドステージが存在する芝・ダート兼用タイプ。鮮度や勢いが好走に重要なポイントで、好走中なら馬体重がポイントになる。使い詰めると馬体重が減りやすい傾向だが、今回は休み明け2戦目なので鮮度的にもまだ余裕はあるはず(=今回は馬体重±0で、間隔を開けるなら次走も好走可能と考える)。差して好走できるようになり脚質の幅が広がっているし、前走も展開利はあったにせよ重賞好走した事実からもセカンドステージに入ったと考え、セカンドステージ突入ならば距離もこなし牡馬とも互角に戦える能力は秘めていると考える。この点は今回も好走した事実からも疑いないと考える。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。父×母父ともに鮮度と勢いが重要な配合なので、好走している時にはは次走にも期待ができ、ＧⅠでも侮れないと考える。
No.〔22〕の牝系は、タフでスピードとスタミナに優れた牝系。消耗戦を前々にて踏ん張るタイプが多く、ペースが上がる締まった流れに向く。分枝記号なしは、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。緩い流れも対応しているし、本格化モードと思います。

3着アドマイヤメジャーは、前走垂水Ｓ1着(=阪神芝2000m)からの好走。阪神芝コースは3戦(2-0-0-1)と好走も多く、コース実績馬でした。1着キャプテントゥーレと同じように短期の休み明けだったが、こちらもアグネスタキオン産駒で特性を活かせる状態だったと考える。上がりは出走馬の中で最速34秒3だったが、位置取りが悪く届かずの内容。開幕週では前にすんなりいける馬を重視すべきと考える。
アグネスタキオン産駒はスピード型サンデーサイレンス系で、前走0.5秒差以内で5着以内だと好走しやすい特性を持ち、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。瞬発力勝負には抜群の適性を発揮し、好位から上がり33～34秒台を繰り出す安定感がある。人気薄で好走する血統ではなく人気で安定感のある血統で、素直に人気馬は評価すべし。古馬でも好走するが、やはりアグネスタキオン産駒はクラシック路線でも好走しているような重賞好走馬の方が信頼性は高いと考える(=古馬で評価するなら5歳よりは4歳馬だが、古馬になり重賞好走するタイプよりも、クラシックですでに能力の片鱗を魅せているタイプの方がより信頼できると思われる)。母父Kingmamboはミスプロ系だが、凱旋門賞でも好走の多いキングマンボ系。欧州型の要素を兼ね備えていて、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。スタミナとスピードを兼ね備えていて、成長力も豊富。3着以内で0.5秒差以内に好走はしているので、次走にも気体はできると考える。
No.〔2〕の牝系は、クラシックでも好走するが古馬での成長能力も兼ね備えた牝系。直線の長いコース向きで傾向には合致し、このレース向きの牝系と考える。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。様々な経験が活きやすいタイプでもある。

朝日ＣＣのポイントは、
①『加速』の流れになりやすく、4コーナー5番手以内が好走ポイント。開幕週なので差し・追込は割引。
②スタミナ型サンデーサイレンス系に向く。瞬発力で鋭くキレるタイプを重視。
③牝系からは、阪神巧者や東京コース向きのタイプが狙い目。分枝記号cは開幕週で好走しやすい。
④3歳馬の瞬発力を活かす実績馬(→今年はこのポイントは証明できませんでしたが...)。
→次走狙い馬:プロヴィナージュ,アドマイヤメジャー
→次走危険馬:キャプテントゥーレ  

小牧さんは必然的にこうなる（逃げる）形になるだろうみたいなことを言っていたが、スタートしてすぐしごいて、逃げたかったのは明らか。しかしこの選択は大正解。あとはドリームフライトさえ絡んでこなければマイペースに持ち込めるのは必至で、実際に1000m通過が61.2とスローペースになった。あとは勝負気配がなく流れ込みだけのプロヴィナージュ、動くに動けなかったとは思うが、アドマイヤメジャーが想像以上に後方からの競馬で、相手にも助けられた勝利だな。ここを勝ったからといって何かが変わったわけでもなく、今後も今まで通りチョイ甘は続くだろう。逃げるのがベストだと思うけどな。
　プロヴィナージュはさっきも書いた通り流れ込みの競馬。あくまでも目標はエリ女で、このあとは様子を見て京都大賞典を挟むらしいが、条件的に次は厳しいだろう。今回は少頭数とペースに恵まれた感が強い。
　アドマイヤメジャーはあの位置でも勝てると思って乗ってたのかね。トゥーレを知り尽くしている川田くんなら４角で最低でもニルヴァーナの位置にいないと厳しいのはわかっていると思うのだが・・・。まあ並んでの叩き合いよりスパッと交わしたほうが良いとは思うけどな。しかし、あそこまで差してくるんだがら力は上位。今後のためにもここで賞金を加算したかっただろうね。
　あとはお話しにならんかな。ベストメンバーは休み明けを使われてどこまで変わるか。コースも阪神より京都のほうが合っているとおもうだけに少しは面白いか。
　レースレベルはスローだったこともあるが平々凡々だし、少頭数＆前残りの決着も踏まえて『２』。
　次走の狙い馬は該当なし、危険馬は京都大賞典に向かえば、今回より条件が厳しくなるプロヴィナージュとします。
レースレベル：2    
→次走危険馬:プロヴィナージュ  

勝ったキャプテントゥーレは逃げ切り。
休み明けは苦にしないタキオンですし、まぁ無難ですね。
タキオンにしては衰えが目立たちませんが、
強い相手には抵抗できないのでこの後はきついでしょう。

2着プロヴィナージュも前残り。
3着4着が差して届かずで開幕週らしい競馬でした。

ベストメンバーは正直こうなる可能性が高いとは思ってましたが、
やはりこれだけ○×を見事に刻む馬は放っておけず。
レースレベル：1    
→次走危険馬:キャプテントゥーレ  

秋といえばプロ野球が一番白熱する季節。
長期に渡り教育テレビでアニメ化されている野球漫画"MAJOR"の人気は
なかなかのものではあるが、古い野球漫画の"キャプテン"も捨てがたい。
舞台は中学野球と一見狭いが、作中にキャプテンが代わる世代交代が何度もあり、
MAJORが一人の人間にスポットをあてたヒューマンドラマだとすれば
キャプテンは、一つの学校の野球部全体の成長を描いた
まさにチームスポーツである"野球"のすべてが詰まっている作品だ。
その意地たるや、新生キャプテンは他馬を寄せ付けない圧巻の逃げきり。
見事な完封勝利で39年ぶりとなる朝日CC連覇を達成した。
３年前の朝日CC勝者は昨年の時代を席巻したドリームジャーニー。
その一つ下の世代であるアーネストリーやレッツゴーキリシマが台頭してきた夏
中心となる新主将はこのキャプテントゥーレなのかもしれない。

【回顧】
さて、レースはそれほどスローではないが、馬場状態からやはり前残りの展開。
単騎で逃げた◎キャプテントゥーレは流れに恵まれたともいえるが
余力を残した感じでの２馬身差は、一頭だけレベルの違う競馬と言っていい。
４角での二枚腰はまるで推進力の高まったセイウンスカイを見ているようだった。
このメンバーで戦えば10回やって9回は勝てそう。
故に次走でも注目して買いたい馬とする。
逆にぐるっと１周して着を拾ったのは△プロヴィナージュ。
キャプテンとの差は１～２枚は確実にあるので、高校野球からプロを目指してもらいたい。
３着のメジャーはよく追い込んできたが、流したキャプテンと0.5しか上がりに差はなく
まだまだオープン戦の域を抜けられない感じ。１軍になるにはもうひと成長欲しいところだ。

対抗に推した◯ドリームフライトだが、まだ確定情報ではないが
スタートで躓き先手を譲ったあげく、３角早仕掛けという散々な競馬だった。
【スローペース競馬において早仕掛けは正解であるが
　高速馬場での早仕掛けは、それと全く違い、場合によっては命取りとなる。】
今回は1000m通過後にペースが上がり、11秒台が刻まれていったのだが
ちょうどそのとき（向こう正面中間ぐらい）で３番手から一気に先頭に詰め寄った同馬は
後半戦一頭だけかなりのハイペース競馬をしたことになる。
それでは直線垂れて同然。それでも勝ち馬と2秒以内の競馬をしたのは評価したいが
少々もったいない結果であった。
単穴に推した▲ベストメンバーは自分なりの競馬で４着。
３歳戦だけの実績では、まだ古馬重賞のレギュラーには遠かったようだ。
レースレベルは２と設定。勝った馬だけ３としたいが
その他はオープンレベルで、重賞のベストメンバーでは無かった。

ちなみに筆者は元野球部で生粋の野球少年だった。
愛読した野球漫画は幕張と地獄甲子園。
MAJORやキャプテンは一度も視聴した事がないのは内緒である。
レースレベル：2
→次走狙い馬:キャプテントゥーレ       

　キャプテントゥーレがプロヴィナージュを押さえて先頭に立ちそのまま押し切る内容でした。後続の馬は速いペースに思うように差をつめることができず、危なげのない勝利。

　勝った馬はここでは力が違ったようで、故障などありましたがやはり皐月賞馬としての力はあるのだと・・・御見それいたしました。

　アドマイヤメジャーは何とか３着まで上がってきましたが、ある程度ペースが速くなると後ろからしか競馬ができないのかもしれず、あまり軸にはしたくない馬に思えました。

　それにしても、オッズはつかなかったですね・・・。
→次走狙い馬:キャプテントゥーレ  
→次走危険馬:アドマイヤメジャー