2010年　タイム 1'32"8 (良) 1FAve=11.60 3FAve=34.80

ラップ
①12.4-②11.6-③11.4-④11.7-⑤11.4-⑥11.2-⑦11.3-⑧11.8
1FAveとの誤差
①+0.8 ②±0 ③-0.2 ④+0.1 ⑤-0.2 ⑥-0.4 ⑦-0.3 ⑧+0.2
テン35.4-中盤23.1(3F換算34.65)-上がり34.3　『加速』

『加速』・・・逃げ◎　先行○　差し△　追込×

1着ファイアーフロート・・・スペシャルウィーク×Tabasco Cat=サンデーサイレンス×ストームバード　〔1-o〕　２－２
2着キョウエイストーム・・・スウェプトオーヴァーボード×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス　〔4-d〕　６－４
3着キョウエイアシュラ・・・スウェプトオーヴァーボード×アンバーシャダイ=ミスプロ×ノーザンテースト　〔22-d〕　６－８

流れは、テン-上がりのラップ差と中盤が弛まなかったことから『加速』の流れ。開幕週の恩恵もあり、展開的にも逃げは最も恵まれ、次いで先行、差し・追込には厳しい流れと考える。また小回りコースの中山芝コースのため、開幕週では内枠・先行馬に有利と思われ、事実好走馬はその恩恵を受けた馬が上位に。

1着ファイアーフロートは、前走長岡Ｓ1着(=新潟芝1400m)からの好走。中山芝コースは2戦(0-0-0-2)とこれまでは中山芝コースでは好走歴はなかったが、今回展開利を活かして好走。
スペシャルウィーク産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、本来はエンジンの掛かりが悪く末脚が不発に終わることも多いのが産駒の特徴なのだが、本馬は速い脚が使えない分前にてうまく立ち回ることでそのスタミナを活かしている。母父Tabasco Catはストームバード系で、差して味はないが、先行させるとハイペースで飛ばしてもバテない強みを持つ。タフな産駒も多く連闘や中1週など間隔を詰めても走る。ただし精神的なタフさはなく、揉まれる競馬が苦手。軽い斤量の時には穴が多い。またストームバード系は勢いが大切で、短期間にまとめて稼ぐが、その後スランプに入る時期がある。今は好調期と思われるが、時期にスランプに入った時には追いかけると痛い目を見ることが多いので、気をつけるべし。
No.〔1〕の牝系は、クラシックシーズンに完成し、その後古馬では緩やかに成長する。分枝記号oは、時計のかかる馬場や上がりのかかる展開で能力を発揮するが、急坂に弱い。シーズンオフも得意。

2着キョウエイストームは、前走七夕賞7着(=福島芝2000m：0.4秒差)からの好走。中山芝コースは7戦(3-2-2-0)で、生粋の中山巧者。コース巧者なのに人気が今回は低く、この手の馬にはコース替わりで要注意。
スウェプトオーヴァーボード産駒はミスプロ系で、エンドスウィープ系の快速血統。2歳の夏から軽快なスピードを武器に、芝もダートも短距離で活躍する。3歳以降はダートの成績が良くなり、ダート型にシフトしていくのだが、ダート型の流れは中山芝1600mに向くので好走に期待する。距離延長に対しては限界があり、基本的には短距離血統なのだが、本馬はマイルでも好走しているのでマイルまでは信頼性は高いと考える。また近走は中距離での敗戦で、今回は適距離に戻っての好走。このパターンにも注意。母父サンデーサイレンスは、、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。重賞挑戦は今回で3戦目だったが。得意距離では初だったので鮮度が活かせたと思われる。また前走0.5秒差以内に好走していたことも勢いを活かしやすい条件なので注目。
No.〔4〕の牝系は、古馬での成長力にも優れた牝系。スタミナが豊富で、厳しい流れで本領を発揮する。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。この特性からは次走にも期待したい。

3着キョウエイアシュラは、前走函館ＳＳ4着(=函館芝1200m：0.4秒差)からの好走。中山芝コースは1戦(0-0-0-1)で好走歴はなく、近走は4～5着を繰りかえしていた馬だが、出走馬中唯一の3歳馬。このレースは斤量が軽い分3歳馬の活躍も多く(=06年1着ステキシンスケクン・3着マイネルスケルツィ、07年3着マイネルシーガル、08年2着レッツゴーキリシマなど)、3歳馬は注意が必要かもしれません。特にこれまで(=2歳から今まで)で重賞好走歴のある馬には要注意。
スウェプトオーヴァーボード産駒で、2着馬キョウエイストームと同じ。母父アンバーシャダイはノーザンテースト系で、中山芝コースの厳しい流れでの好走が多くゴール前で差し返す根性が売り。産駒は高齢まで丈夫で、成長力もある。良馬場だと2～3着が多いが、道悪は鬼。
No.〔22〕の牝系は、、タフでスピードとスタミナに優れた牝系。消耗戦を前々にて踏ん張るタイプが多く、ペースが上がる締まった流れに向く。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。

京成杯ＡＨのポイントは、
①厳しい流れになりやすいが、開幕週なので逃げ・先行の好走が多い。
②外枠は先行しないと好走できない。内枠の先行馬なら有利。
③大系統ノーザンダンサー系(=ニジンスキー系、ダンチヒ系、ノーザンテースト系など)。大系統ナスルーラ系(=レッドゴッド系、ボールドルーラー系)に向く。
④No.〔4〕の牝系なら特注。
⑤軽量の3歳馬で重賞好走歴のある馬なら注意。
→次走狙い馬:キョウエイストーム       

１３着までは基準タイムに収まる激戦のレースでした、問題はここから今回の走りを次回も同じ様に走らせる技術を持つ騎手が乗る馬はこれから間違いなく出世するでしょう。
スローペースで全体の動きに惑わされなかったファイアーフロートにお祝いして下さい。
次回からも同じ乗り方を出来る時Ｇ－１タイトルは常連の馬から奪い取れるでしょう。

個人的に応援した
テイエムアタックとムラマサノヨートーに複勝で良いから入って欲しかった。
レースレベル：5
→次走狙い馬:キョウエイストーム,キョウエイアシュラ     

１着から１３着までが0.6差。３着からだと0.4差で、ハンデを決めた人は大喜びだろうな(´ﾟωﾟ):;*.':;ﾌﾞｯ
　開幕週で多少ペースが速くても前が残るレースだとわかっていても個人的にファイアーフロートは買いづらかったな。準オープンを勝ったばかりの馬が関屋記念で0.4差しか負けていない馬より1kg多く背負わされているのが嫌味で・・・。これまたハンデキャッパーは大喜びだろうな(´ﾟωﾟ):;*.':;ﾌﾞｯ
　ペースは中山のマイルで大外からマイル戦が久しぶりのメイショウレガーロが楽にハナを奪えるんだから遅いペース。２番手に控えたファイアーフロートは抑えるので必至だったがなんとか宥めきった。逃げないと脆い面がある馬で、今回は多少は馬場が味方した感じ。これで戦績は12戦6勝と勝率的には素晴らしいなぁ。しかし２着は１回だけで、悪く言えばピンorパーの競馬。体重の増減も激しい馬で今後はどうかなぁ。差しをマスターすれば更なる出世に繋がりそうだが。
　キョウエイストームは中山巧者らしい走り。自身のモチタイムも１秒以上詰めたし、これで負ければ仕方のないところか。でもスウェプト産駒じゃ底が見えてるよな。ダートの1400or1600あたりでも走れそうだが。
　キョウエイアシュラはマイルではこれが精一杯だろ。思ってた以上に前で競馬ができたのは収穫だとは思うが。やっぱり府中or京都の1400が向いていると思うけどな。
　フライングアップルは内枠のおかげ。サンカルロは開幕週でこの上がりで差してきたんだから評価するべき。メイショウレガーロは勝ち馬と併走になったのが痛かったが、あれ以上は動けないか。テイエムアタックは脚質的に開幕週は不向きで富士Ｓでこそ。セイクリッドバレーはもう少し差してくると思ったが、想像以上の負け方だったわ。ムラマサノヨートーは中山で捌けないカッチーの悪いところが全て出た感じ。ファストロックはマイペースで逃げられれば、すぐにでも穴をあけてくれそうだけどな( ﾟ∀ﾟ)
レースレベルは例年並みということで普通の『３』。
次走の狙い馬は単騎逃げという条件付きだがファストロックの大駆けは十分ありかと。
危険馬は、これ以上多くは望めないキョウエイシュラにします。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ファストロック  
→次走危険馬:キョウエイアシュラ  

１着　◎ファイアーフロート
最後負けたと思いましたけどね。よく頑張ったと思います。
－８キロということで予想の時に懸念した通りに減っていました。まぁ増減が多いことはいつものことなので想定内。パドックでの暴れっぷりもいつもの通りでいつも人気にならないのはこのせいなんだなと。
レースとしてはメイショウレガーロがダッシュよく行ったので控える競馬。もともと番手でも競馬ができる馬だったしあとは相手関係だったんでしょうかね。
ハンデ戦、僅差、パドックでの暴れ・・・このあたりと考えるとしばらくは壁にぶち当たるのでしょう。展開利を望めた今回のようなメンバーならいつかまたどこかで。


２着　△キョウエイストーム　
揉まれない位置からねじ伏せる競馬で中山で好成績でしたけど、今回は間を割ってきましたね。中山が庭なのでしょう。課題は他場での勝負でしょうけど・・・番組がないよね。ディセンバーＳやら中山金杯あたりで人気になるでしょうね。


３着　×キョウエイアシュラ
前々での競馬。内で立ち回る競馬をできるというのは誤算でした。時計が速いことと前が止まらないことを意識した内田の好騎乗ということになりますでしょうか。
矢作調教師はダイワバーバリアンにしてもこの馬にしてもマイルではちょっと長いかな？という馬を好走させますね。今回もバーバリアンも超高速なので何とかなったという見方ができるでしょうから、使い方が上手いということなのでしょう。


４着　×フライングアップル
枠がよかったし騎手がよかったし、結局時計勝負を克服して何とかなったという形でしょうね。これもキョウエイアシュラの内田同様、典が馬場を意識して騎乗したってことでいいでしょう。春の東京マイルで神がかっていましたから高速時計のマイル戦は外してはいけないかもですね。


５着　▲サンカルロ
スタートで躓いてしまったようですね。内を縫って来るようなタイプでもないし仕方ないですね。最後はよく追いこんできているのでやはり力はあります。


１０着　○ムラマサノヨートー
予想に「詰まって終了なら仕方ない」と書きましたけどまさに詰まって終了でした。やりたいことはわかったのでいいでしょう。そうやって内からの差しにこだわらないといけないレースですから責められることではありません。
レースレベル：2    
→次走危険馬:ファイアーフロート  

本命い推したサンカルロは５着。
開幕週で前半緩めの流れだったので、あの位置取りでは届かないだろうなと思いながらレースを観てました。
結果届かなかったが、やはり末脚は良いものを持っていると確信。
このままマイル路線で行くのか、春の様にスプリント戦を使うのかはわかりませんが、開催後半なら好レースをしてくれるだろう。

１着ファイアーフロート
重賞初挑戦で勝利を挙げた。
開幕週で前が残りやすい馬場コンディションで緩めのペースが味方した感があったのは確か。
次も大丈夫とは言えないが重賞に勝った事で今後のレース選択は広がったので良かったと思う。
収穫は賞金と好位で競馬が出来た事。
まだ使った回数も少ないので今後の成長に期待。

２着キョウエイストーム
後で気付いた事だが、中山コースでは馬券圏内外していない中山巧者だった。
レースは中団からの競馬でセンスがありそうな走りを見せた。
前３走は１８００～２０００ｍを使っていたが、マイルの方が合っていそう。
マイル路線は手薄なので、今後もこの距離で見てみたい。

３着キョウエイアシュラ
まだ３歳馬でこれからの馬。
マイル実績はＮＺＴ４着があるだけで、スプリント色が強い馬。
直線では上手く進路を取れず、騎手が進路を確保するのに後ろを振り向いたりスムーズさは欠けていた。
戦績が安定していなく掴みづらいが、夏を越して成長している様で今後に期待したい馬。
レースレベル：2
→次走狙い馬:サンカルロ       

　今回の予想がメールで配信されたようですが、説得力のあるデータもなく、洗練された文章ではないので恥ずかしいものです。ましてや今回は他のレースを止めるから予想しなおすという、グダグダな内容だっただけに・・・せめて的中なら良かったのですが。

　レースは大外からでもＭレガーロが先頭に立って馬群を引っ張りました、Ｆフロート、Ｆロックも続いて、Ｆアップルも前目での競馬、内ラチ沿いを邪魔されることなく走れました、芝の状態は良く、その割にはスローペースだったようで、Ｆフロートが抑えが聴かないような感じで前へ、直線では先頭に立ちます。差し馬も前へと押し上げてきましたが、やはり前が止まらない中山の開催週、流石に逃げていたＭレガーロなどは足が鈍ってきましたがそれでも良く粘ります。
　これにより、好走を確信していたフライングアップルでしたが、前がふさがれる事態が発生、Ｍレガーロが下がるのを待ってからの追い出しではエンジンのかかりは遅すぎ、キョウエイアシュラにゴール前さされてしまいました。
　１着は早めに仕掛ける形になったファイヤーフロートが速い上がりで襲い掛かるキョウエイストームをハナ差でしのぎました。
　ファストロックは悪くない位置ですが先頭に立つわけでもなく、好位で競馬をしたにもかかわらず直線では姿を消しました、速い競馬に対応できる力はなかったのかも。

　サンカルロは後ろからの競馬で何とか掲示板を確保。トップハンデとは言え５７ｋｇぐらいなら狙ってみてもいいかなと思っていた馬ですが、やはりマイルではそれなりに力を発揮できる馬、秋から冬にかけて期待が持てそうです。
　キョウエイアシュラも３歳でこれだけのレースができれば今後も期待できそうです。単なる早熟馬？とも思っていた馬ですが、マイル戦線での活躍を期待。
→次走狙い馬:サンカルロ,キョウエイアシュラ