2010年　タイム 1'34"1 (良) 1FAve=11.76 3FAve=35.29

ラップ
①12.0-②10.6-③11.6-④12.2-⑤11.8-⑥12.3-⑦11.3-⑧12.3
1FAveとの誤差
①+0.2 ②-1.2 ③-0.2 ④+0.4 ⑤±0 ⑥+0.5 ⑦-0.5 ⑧+0.5
テン34.2-中盤24.0(3F換算36.00)-上がり35.9　『前傾・中弛み』

『前傾』・・・逃げ×　先行△　差し○　追込◎
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着ライブコンサート・・・Singspiel×Kingmambo=サドラーズウェルズ×ミスプロ　〔9-e〕　１０－９
2着スマートギア・・・マーベラスサンデー×パドスール=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド　〔19〕　１５－１２
3着レインダンス・・・ダンスインザダーク×Bob Back=サンデーサイレンス×ロベルト　〔1-s〕　７－７

流れはテン-上がりのラップ差から『前傾』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。展開は追込が最も恵まれ、次いで逃げ、先行・差しが厳しい流れと考える。

1着ライブコンサートは、前走鳴尾記念12着(=阪神芝1800m：0.8秒差)からの好走。Singspiel産駒はサドラーズウェルズ系で、距離に関係なくハイペースを先行して押し切るスタミナと底力がある。マイル～中距離ではスピードにも優れている。母父Kingmamboは、究極のスピード勝負に強く厳しい展開こそ持ち味が活きるタイプ。近走は好走はしていないが、速い上がりはずっと繰り出していたので、今回は展開が上手く嵌り、速い上がりではなく消耗戦でのあがり勝負になったことが好走要因と考える。
No.〔9〕の牝系は、小回りコースよりも広いコースでこそ本領発揮のタイプが多い。分枝記号eは、上がりのかかる消耗戦的な流れに強い。

2着スマートギアは、前走鳴尾記念2着(=京都芝1800m：0.2秒差)からの好走。近年鳴尾記念好走馬は、連続好走しやすくステップとしては最適(=鳴尾記念→京都金杯：07年1着→3着サクラメガワンダー、08年2着→1着エイシンデピュティ、08年3着→2着アドマイヤオーラなど)。マーベラスサンデー産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、成長力と丈夫さが最大の持ち味。本格化した馬は崩れにくく、高齢でも侮れない。近走33秒台の末脚を連発している内容から本格化の兆しがあると考えるが、まだ5歳でこれからの成長が見込めると思うが、現段階でも十分に通用すると考えて期待する。母父パドスールは、スタミナと底力に優れたミルリーフ系。連続好走しているときには爆発力があり、逆らってはいけない血統。今回も2着好走から、今後も充実期の中にあると考え、好走に期待する。
No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号なしから、産駒ごとに得手・不得手はあるものの平均的に能力を発揮するタイプで、やや晩成傾向。

3着レインダンスは、前走愛知杯8着(=中京芝2000m：0.6秒差)からの好走。ダンスインザダーク産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ギアが入れば迫力満点の長い末脚を使う一方で、トップギアまでに時間が掛かり瞬時の反応が出来ない弱点を抱え持つ。近走は散々な成績だったのだが、牡馬混合戦での流れが向き、この弱点をカバーできたことが好走要因ではないか？と考える。牝馬同士の緩い流れだとこの弱点が如実に現れるが、牡馬混合戦でペースが締まるような流れだと嵌るのだと考える。母父ロベルト系なので欧州型の要素もあり、スタミナが問われたことも好走要因と考える。
No.〔1〕の牝系は、3歳春に充実しその後緩やかな成長をする牝系。分枝記号sは、立ち回りが上手く、スローの上がり勝負に強い。
→次走狙い馬:スマートギア       

勝ったライブコンサートは中団から馬群を割り突き抜ける。
確かに混戦向きマイラーという馬ですが、京都で来るとは。
なにより、この成績で5番人気とは。
まぁ改めて見渡すと、他に人気しそうな馬もあまりいませんが。

2着スマートギアはいつもの競馬でいつもの2着。
適性とか無いんじゃないかという難しい馬ですね。
勝ち切る闘争心に欠けるので怖くはないですが、消しもできない。

3着レインダンスは中団から。
折り合いついて終始手応え良く、道中で「これは来たな」と思えました。
やはり広いコースで気分良く走ればまだ買えますね。

マイネルファルケは逃げられずも大きくは崩れず。
これがこの馬の凄いところです。普通に考えると惨敗なんですが。
しかし逃げた方が良いのは確かですし、次は順番的にも来る番で。
レースレベル：3
→次走狙い馬:マイネルファルケ       

　危なそうな馬はだいたい予想通りの結果となったが、◎だけは全くもって見当違い。来ない馬が分かっていたところで、予想はやはり来る馬を読まなくてはダメだということ。

　勝ったライブコンサートは全体のタイムと上がりをそれなりに要した展開が復調の起爆剤になった様子。近走成績が冴えないと言っても着順ほど大負けもしてなかったのも事実で、速い上がりを求められる展開に単純に強くなかっただけなのだろう。

　思い返せば昨年の安田記念５着もラストでやや時計のかかる流れだったことをレースが終わった後に気付いてしまった次第。次走は東京新聞杯辺りかもしれないが、取捨選択は馬場の状態を見てから。高速馬場なら軽視。

　上がりが適度にかかり追込勝負のスマートギアには絶好の展開に思えたが、またしても差し届かず２着。今回はマイルゆえ道中で気持ち脚を使わされてしまったか。流れや展開はほぼ不問で毎回末脚を繰り出してくるが、今回というかマイルに関してはスローの上がり勝負のほうが案外勝てたのかも。ただ、ここも勝ち切れないとなると次走も本命にはちょっと。

　３着４着にはレインダンスとグッドキララがそれぞれ人気薄で食い込んだが、レインダンスはコース適性が、グッドキララは脚質転換が、全体の時計と上がりを要したこととうまく調和した結果の好走に映った。さすがにこれ以上を次回望むのは？

　ハナを切れず５着に甘んじたマイネルファルケは戦前の不安が見事なまでに的中。同馬主のマイネルレーニアに先手を取られたが、別に強烈な競りかけでもなく、レーニアもファルケ以上にハナを切らないと全くお話にならないだけに、あの程度のポジション争いはむしろあって然るべき。ファルケもハナを切れていれば道中で突かれてももっと上位だったろうが、ダッシュ力でレーニアに劣ったのも確か。マイルＣＳ然り、多少恵まれ逃げにでもならないと、次走も大きな巻き返しは厳しいと判断したい。

　ドラゴンファングは大敗も鼻出血があったそうで参考外。ただ、今回の流れだと仮に無事でも結構キツい競馬になっていたのでは。

　余談だが、昨年下半期では冴えない騎乗が目立ち過ぎていた岩田が新年早々に重賞勝ち。もともと一度調子に乗せると怖い騎手だと思っているので、そういう意味で次走狙いというか岩田の巻き返しにも注目したい。
レースレベル：3    
→次走危険馬:マイネルファルケ  

本命に推したスマートギアは２着。
初距離マイルでもいつもの様に後方から。
大外まわして差し切る程の力の差は無かった様で、２着に来た事で賞金も加算出来たし、まずは良しといった感じなのでしょうか。
はじめからマイルに転向する気は無さそうで、直線の長いコースを求めた結果のマイル参戦。
次走も鞍上武豊、直線の長いコース、中距離までなら、上位争いは確実にしてくるだろう。

１着ライブコンサート
最近の成績があまり良くなく５番人気だったが、安田記念５着があるようにマイルではメンバー中実績上位。
今回のプラス１２キロだったが増えたのではなく、好走していた０９春シーズンと同じ様な馬体重だった事から戻ったと見て良さそう。
京都の１６００では４着以下は４回走って去年のマイルＣＳ９着の１回だけ。
マイルの適正は高いのでレベルの低いマイル路線ならこのまま主役の座を射止める事もあるかも。

３着レインダンス
ウオッカ世代の６歳牝馬。
秋華賞などの好走から中距離馬のイメージがあったが、自身のマイルの出走は６回で、ＧⅠ以外のマイル戦では４着以下無しと実は隠れたマイル巧者。
今回牡馬に混じっての３着好走はフロックでは無さそうなので、次走マイル戦なら狙ってみたい。
レースレベル：3
→次走狙い馬:レインダンス,ライブコンサート     

１．３４．１は正直思った以上にかかりましたね。５Ｒ見たときのは芝の状態悪く見えなかったんですけどねえ

勝ったライブコンサートは高速決着に難がある馬だけに開幕週で１．３４の決着に正直恵まれたといっても過言でないでしょうねえ。東京新聞杯はマイラーズＣがこの時計で決着は思えないしこれで人気で復活で実力もとなると疑問ですので危険馬に

スマートギアは２着。どの距離を使っても堅実なので無印にするのは豊あたりが乗るなら消しは無理なんでしょうね。でも本命打つことはないでしょうけど。。狙い馬にも危険馬にも上げること今後ないかも…

レインダンスは前回だけで見切ったことを後悔する１頭。エリ女で評価して前回本命。幸四郎前行ってふがいなしでまだだめかと思ったとこでやられてしまってがっかりです。藤岡で控えた競馬も会うんでしょうね。ここは無念すぎます

マイネルファルケは今回は力負けとしてはいけないと思いますね。同馬主の馬がハナを叩いてしまって控えざる終えなくなってその馬がある程度まで引っ張ってくれればファルケも太刀打ちしようがあったでしょうけど直線入る前に早々と脱落して絶好の追い出しの標的になる格好。走り見ていると埒を頼りたい印象もあったのでまさに泥沼に嵌った格好ですね。これは哲三も直線５０ｍも粘ればれないなら逃げてはいけませんね。同一馬主で。そこで上手く操作できないとこにマイネルの弱さを感じます。ファルケがまだ賞金いっぱい持っているわけでもないわけだしねえ…

Ｔゴールドはなぜ人気だったんですかねえ笑。これはＯＰでは現状きついですよ
レースレベル：1
→次走狙い馬:マイネルファルケ,レインダンス
→次走危険馬:ライブコンサート,ティアップゴールド

スマートギアがここまで人気するとは思いませんでした。よく初マイルの馬を２倍台の１番人気で買えますね。結果をみると器用さがないから結局大外を回るしかないということが敗因ですが、堅実ですね。将来的にエアシェイディみたいな感じになりそうな気がしますね。エアシェイディもこのぐらいの時にマイル路線に切り替えてましたからね。歯がゆい競馬を息長く続けて行くような気がします。


馬場が良くわからなかったので予想を更新しませんでしたが、毎年のような普通の開幕週の馬場と判断してマイネルファルケから馬券を買っていましたが懸念がありました。その懸念が現実に。

それは同型のマイネルレーニアがいたこと。
同じマイネルだから競りかけることはしない。と俗に言われる。

しかしよく考えてもみたまえ。

マイネルレーニアは勝負師佐藤哲三。彼の考え方。
「同じ馬主？そんなの関係ねぇよ。この馬は行ってナンボ」
控えないんじゃないかなと思いました。

ファルケが押して主張するもさらに押して行ったレーニア。さすが哲三。スローペース症候群の芝短距離界に活を入れるそういうところ、好きです。

離れた２番手になったマイネルファルケ、さらに離れた３番手がドラゴンファング。

直線を向いて抜け出すマイネルファルケ。結果的に早かったですね。仕方ありませんね。



ドラゴンファングはマイルダメでしょう。陣営さん気づいてね。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ドラゴンファング