ガルボの勝利は圧巻でした。ピサノユリシーズ，キョウエイアシュラの過剰人気が目立ちましたが、堅実に勝利をモノにしました。

今回の３着で配当妙味はやや消滅しますが、これからも穴馬として活躍し得るのは、セレスロンディーです。京都で３戦を戦っていますが、京都での複勝圏入選は100％です。京都を得意とする馬だと分析しています。
レースレベル：4
→次走狙い馬:ガルボ,セレスロンディー     

芝の状態は良好でスピード優先の決着になり、ピッチ走法のガルボには馬場も乗り手もあっていたようです。
長距離輸送の馬体減から前走内容と好調な追い切りをどう生かすかでしたが、難なくクリアーして重賞制覇。
課題は中距離適性でしょう。

前残りのレースの中では、後方から追い込んで来たカネトシディオス。外を回してから良い伸びを見せつつ内にササり気味でしっかり追えず仕舞いの中での好走。
今後の課題はここですが、左回りでスムーズならＮマイルからダービーの路線も一考。

期待していたユリシーズはスタートで4着馬クレバーサンデーのヨレに合い、最後方から。押し上げて行き脚が着いて折り合いが・・・。次走はスタートではソロっと出ることが考えられ、後方からは余儀なくされそう。
不利はあってもピッチのなさからスピード競馬には不向きな様相が。見直すにしても条件が揃うことを頭に入れて置きたい。
想像では20～2400辺りでしょうか、直線は坂のある方が良さそう。
レースレベル：2
→次走狙い馬:カネトシディオス       

2010年　タイム 1'34"3 (良) 1FAve=11.79 3FAve=35.36

ラップ
①12.5-②11.1-③11.5-④12.2-⑤12.1-⑥12.1-⑦11.4-⑧11.4
1FAveとの誤差
①+0.7 ②-0.7 ③-0.3 ④+0.4 ⑤+0.3 ⑥+0.3 ⑦-0.4 ⑧-0.4
テン35.1-中盤24.3(3F換算36.45)-上がり34.9　『一貫・中弛み』

『一貫』・・・逃げ△　先行○　差し◎　追込△
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着ガルボ・・・マンハッタンカフェ×ジェネラス=サンデーサイレンス×ニジンスキー　〔4-r〕　３－３
2着シャイン・・・メイショウドトウ×サクラバクシンオー=ノーザンダンサー×プリンスリーギフト　〔19-a〕　１－１
3着セレスロンディー・・・プリサイスエンド×フジキセキ=ミスプロ×サンデーサイレンス　〔7-f〕　７－８

流れは、テン-上がりのラップ差があまりないことから『一貫』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。中盤の弛みが平均ラップに比べ誤差が大きいことから、やや『中弛み』よりではあると思うが、展開的には逃げが恵まれ、先行・差し・追込はほぼ不利はない状態であったように思う。

1着ガルボは、前走前走朝日杯ＦＳ4着(=中山芝1600m：0.6秒差)からの好走。朝日杯ＦＳからのステップは朝日杯ＦＳ掲示板くらいからの好走が多く(=05年以降では朝日杯ＦＳ→シンザン記念：05年3着→1着ペールギュント、05年4着→2着マイネルハーティ、07年2着→3着ローレルゲレイロ、08年4着→1着ドリームシグナル、など)、相性の良いステップ。来年はこの手のタイプをまず軸として重要視したい。マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。母父ジェネラスはカーリアン系のニジンスキー系なので、2歳戦から走れる仕上がりの早さはある。
No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力がある。まだこの時期はもともとの素質で走る感じだが、これから春シーズンに実が入り始めるので成長に期待する。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。

2着シャインは、前走中京2歳Ｓ1着(=中京芝1800m)からの好走。メイショウドトウ産駒はノーザンダンサー系で、瞬発力勝負には向かないのだが、上がりが35～36秒台になれば連絡みをするジリ脚血統。母父サクラバクシンオーから、ダッシュ力に優れ、その利を活かした逃げを打つタイプと考える。今回は展開で恵まれた分もあると考える。
No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号aは、気性的に素直な産駒が多いが、父親よりスケールが小さくなる傾向。展開で緩急をつけられるような流れだと脆いかも。

3着セレスロンディーは、前走500万条件戦4着(=阪神芝1600m：0.4秒差)からの好走。プリサイズエンド産駒はフォーティナイナー系のミスプロ系で、2歳の夏から走る快速型。しかし母系にプリンスキロやセクレタリアトといったスタミナ型の血脈を持ち、短距離一辺倒なタイプではない。母父フジキセキで、一瞬の脚を使い瞬時の反応が出来るので馬群を抜けられる器用さを持つ。イン突きが得意で今回は内枠を活かしたその技が炸裂したものと考える。
No.〔7〕の牝系は、京都コースでの好走が多い牝系で、距離変更などのショックが効きやすい。1800m→1600mへの変更も好走のプラス要因と考える。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変も少なく、近走重視が重要なポイント。
→次走狙い馬:ガルボ  
→次走危険馬:シャイン  

本命に推したキョウエイアシュラは１０着。
ＧⅠの朝日杯より悪い着順だった事から力を出し切っての負けでは無く、先行馬向きの流れや、三浦騎手の京都コースの経験不足など挙げられる。もう少し着順を上げることは出来たと思うが現段階では重賞掲示板あたりの馬評価。
夏の札幌での成績が良かった事から力のいる馬場の方が適正があるのかなとも考えられる。

１着ガルボ
メンバー中朝日杯最先着馬がその力を見せてくれた。
先行勢有利のレースで好位につけて、直線抜け出す安定感ある走りで３馬身差の圧勝劇。
ガルボの圧勝で朝日杯ＦＳのレベルが高い事を証明してくれたが、ガルボに喰らいつけない他馬とのレベルの差が見えてしまった。
折り合いの不安も無さそうで、父マンハッタンカフェ、母父ジェネラスと距離が延びても問題無さそうなので今後のクラシック路線でも良いレースをしてくれそう。

２着シャイン
前走中京２Ｓを差して勝利、今回は逃げて２着粘り込みと自在性があるタイプなのかなと思う。
レースは前に行った馬の流れだったので展開が味方したとも言えそうなので、過信はしない方がよさそう。

３着セレスロンディー
１枠から道中内々を進み余計な力を使わずに中団からのレースで実質直線だけの競馬をした感じ。
コースロス無くスムーズに走れた事が３着好走に繋がった。
常に持ってる力を出してくれそうで、重賞掲示板は今後もあるのではないでしょうか。
レースレベル：2
→次走狙い馬:カネトシディオス       

２着に粘ったシャイン。積極的に行って大正解でした。最後はガルボに突き離されましたが、ここはＧ１を経験してきた差ということで仕方ないですね。和田の好判断でした。ただやはりここは低調なメンバーで内の先行有利の流れだった。次回以降の魅力は全くなし。

和田の単騎逃げで２着。マイルＣＳを思い出した。和田が２着に逃げ残って内でじっくりためたカンパニーが完勝。奇しくも京都のマイル。和田さまさまですね。


メイショウカンパクは直線に向いたときに４コーナーを回った時に勝ったと思わせるような伸びでしたがそのあとズルズル後退。距離が長いとも思いませんがねぇ・・・ちょっとわかりませんね。現時点では力不足なのか内が残りすぎなのか・・・ちょっと狙えませんね。


ピサノユリシーズの出遅れは想定内ですがそれから全く流れに乗れていませんでしたね。新馬戦では重心の低い走りで馬群でも問題ないと思いましたが全くダメ。フェアリーＳで人気になった関東馬もそうですが、府中の新馬戦で好内容勝ちの馬たちは次でダメというパターンが多いような気がします。


ガルボの行きっぷりと終始内での抜群の手ごたえはどこから来たんですかね。そこまで強いと思ってませんでしたが流れも枠も向きましたかね。

デビュー戦が印象的だったタガノパルムドールも割と流れに乗れていましたが全然ダメでした。わかりません。
レースレベル：2    
→次走危険馬:シャイン,メイショウカンパク

回顧にはレース回顧もあれば、自身の予想を省みるという意味での回顧、予想回顧とでもいっておきましょうか、そういう回顧もある。

今年は後者の回顧をしてみようと思う。

まず、登録メンバーを見ての第一印象。

ガルボとキョウエイアシュラ。朝日杯上位組に注目した。

その後、２強に対する挑戦者選抜戦という意味もあるなーと考え、２強とは力の差がありそうな上記２頭よりは将来性のありそうな馬を選ぶべきかと考え直した。

そこで、選んだのが、メイショウカンパクとシャイン。

シャインは、中京２歳Ｓの勝馬で、中京コースと京都コースは比較的に共通した部分があると思っているので（過去に中京２歳Ｓの１,２着馬がこのレースでも１,２着になったことがある）人気薄で狙いと考えた。

メイショウカンパクは、前走のレース振りが圧巻。

ピサノユリシーズは内枠で四位騎手の逆噴射が怖く、上位にはしなかった。


◎メイショウカンパク
○キョウエイアシュラ　
▲シャイン

で馬券は撃沈。

素直に、実績を優先すべきだったかと反省。

メイショウカンパクは武豊騎手騎乗の普通の人気にはなるけどなかなか勝てないオープン馬になるのだろうか。
→次走狙い馬:ガルボ       

何故前回次走狙い馬に挙げたガルボを素直に本命にしなかったのか。自分で中京の掲示板確保した馬に注意したいって言っておきながら、何故中京2歳S勝ってるシャインに印をつけなかったのか。個人的にとても後悔の残るレースとなりました。
まぁシャインに関しては調教内容が不安だったのはあるんですが。。そのシャインを馬券から外したおかげで3連複獲り逃しました。とほほ。

まぁ今週は月曜も重賞あるし、いつまでも落ち込んでばかりはいられませんね。
ということで次走狙い馬は引き続きガルボを。最後の直線は相変わらず良い脚を使ってました。ここで重賞も勝ったし、結構面白い存在になるんじゃないかなと思ってるので、しばらく追ってみたいと思います。


もう1頭は今日見せ場のなかったレト。調教を見る限り調子は良さそうでしたが、初めての京都で初めての1600m。ここは仕方ないですね。
あと単純に京都は合ってないんじゃないかなと。サドラーズウェルズの血も入ってますし、中山とかのタフなコースの方が合ってる気がします。実際中山開催の黒松賞(500万下)でも勝ってますし。
今後再び中山の短距離に出た時には注目したいと思います。
レースレベル：2
→次走狙い馬:ガルボ,レト     

勝ったガルボは大幅に体重を減らしてきたが先を見据えてなくここで勝つという仕上げにも映った。レース振りも正直他の１５頭とか戦ってきた相手が違いますといわんばかりで完勝だった。ただこれ以上のパフォーマンスの上積みを望んではいけないと思うので狙い馬にはしない。朝日杯のとき４着の評価を回顧で保留にしたが普通に朝日杯のメンバーでは４番目に強い解釈でよさそう

シャインは中京２歳を凡戦とみて軽視したがされぞOPの経験を生かしての２着だった。流れに上手く乗ってレースセンスのよさを見せたが春本番でどうのこうの言えるかは言えない確立が高い

セレスロンディーは枠をうまく使って立ち回っている。これは自己条件なら狙い馬にできるがまた格上挑戦する可能性もあり狙い馬にはここではあげない

クレバーサンデーの国分の今日の騎乗見てるとどうみても三浦は過大評価だと言い切れますなあ

メイショウカンパクはOPで競馬をちょっと試した印象あるにしても負けすぎ。５００万に戻れば通用っていう内容でもなかったので危険馬

タガノパルムドールは馬体が戻ってきません。立て直しいりますね

ピサノはパドックで頭の高さ気になりました
レースレベル：2    
→次走危険馬:メイショウカンパク,タガノパルムドール

勝ったガルボは先行して抜け出し圧勝。
前走は枠に恵まれたと思いましたが、普通に強い競馬でした。

2着シャインは逃げ粘り。
母父セクレトなので揉まれない競馬をしたのは良かった。
私が買った2回だけ惨敗で、他全部来るという相性最悪馬。

3着セレスロンディーはイン差し。
まぁ無難な穴候補ではありましたね。

メイショウカンパクは控えて惨敗。
行けないならともかく、持ったままで行こうともしないのは何故なのか。
結果的に完全に内、先行決着ですし、先行力が持ち味なのに・・・。

タガノパルムドールはここまで負けるのは解せない。
血統的に距離延長で怖い馬ではありますが、
ここで全く巻き返せないというのは精神面に疑問が。
レースレベル：3    
→次走危険馬:タガノパルムドール  

三頭と書いていましたが、ガルボが怖いのでガルボを入れて四頭ボックスで買いました。三着にギリギリ、セレスロンディーが入り的中。予想で書いたように内をロス無く回って流れ込んでくれました（笑）人気のピサノユリシーズは出遅れも響いてやはり馬券になりませんでした。おそらく、出遅れがなくてもダメだったと思います。エーシンホワイティ・キョウエイアシュラ・レトは血統的に距離が長いようです。レトを予想に入れていましたが、母の父になってもサクラバクシンオーは短距離向きのようです。
今回は惨敗でしたが、ピサノユリシリーズは間隔を開けて、1800～2000Mに距離延長すれば簡単に巻き返しがあると思います。
逆に間隔を詰めて（中三週以内）同距離や短縮で出走した場合、「前走は出遅れで参考外」などと新聞に書かれて人気になると、また惨敗の危険があります。次走狙い馬にしましたが、ローテーション次第では危険馬にもなるので注意。
レースレベル：2
→次走狙い馬:ピサノユリシーズ