2010年　タイム 1'32"1 (良) 1FAve=11.51 3FAve=34.54

ラップ
①12.3-②11.1-③11.4-④11.8-⑤11.6-⑥11.0-⑦11.2-⑧11.7
1FAveとの誤差
①+0.8 ②-0.4 ③-0.1 ④+0.3 ⑤+0.1 ⑥-0.5 ⑦-0.3 ⑧+0.2
テン34.8-中盤23.4(3F換算35.10)-上がり33.9　『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎　先行○　差し△　追込×
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着レッドスパーダ・・・タイキシャトル×Storm Cat=ヘイロー×ストームバード　〔19-c〕　２－２
2着トライアンフマーチ・・・スペシャルウィーク×ダンシングブレーヴ=サンデーサイレンス×リファール　〔7-d〕　４－４
3着エーシンフォワード・・・Forest Wildcat×Cure the Blues=ストームバード×ターントゥ　〔16-a〕　４－４

流れはテン-上がりのラップ差から『加速』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。展開的には逃げが最も恵まれた流れで、次いで先行、差し・追込には厳しい流れと考える。また東京コース開幕週ということも、逃げ・先行有利な展開を後押しするオプションではないか？と考える。

1着レッドスパーダは、前走ニューイヤーＳ1着(=中山芝1600m)からの好走。タイキシャトル産駒はヘイロー系で、好調期には連続好走、使い詰めて勢いがなくなるとスランプになる傾向が強い。近走成績は非常に重要で、不振な馬は間隔を開けるか、距離変更ショックを与えると変わり身を見せる。またフレッシュがキーワードで、休み明けも得意。前走好走からの連続好走により、再浮上の可能性が高く、セカンドステージに突入したのではないか？と考える。タイキシャトル産駒は、2～3歳の成長期に第1次好調期があり、その後古馬になるとセカンドステージが存在する馬は稀(=セカンドステージが合ったのはメイショウボーラー)。母父Storm Catはストームバード系で、こちらも好走には勢いが重要なポイントとなり、好調期にまとめて稼ぐ。仕上がりの早さ、先行力、軽いスピードが武器。またタイキシャトル×Storm Cat配合は、セカンドステージの存在したメイショウボーラーと同じ。メイショウボーラーもＮＨＫマイルＣ3着好走していて、レッドスパーダは2着なので戦績も似ていてしかも改良型！？次走フェブラリーＳならメイショウボーラーＭＫ-Ⅱとして、期待したいと思います。
No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号cは、高い心肺機能を持ち、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。

2着トライアンフマーチは、前走キャピタルＳ1着(=東京芝1600m)からの好走。09年秋シーズンは菊花賞路線に向かい惨敗でしたが、良績のあるマイル～2000ｍの中距離路線で復活。このあたりは母キョウエイマーチ似の特性と思われる。スペシャルウィーク産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、本来はエンジンの掛かりが悪く末脚が不発に終わることも多いのが産駒の特徴なのだが、本馬は33秒台～34秒台の末脚を繰り出していて性能の良いエンジンを積んでいる様子。今回は先行したが、いつもは後方からぶち抜くレースをしていたので、不発の可能性も高いと考えて評価しませんでしたが、鞍上はルメール騎手なら先行策も考えるべきでした。武幸四郎のようにのほほんと構えないですもんね、反省です。母父ダンシングブレーヴはリファール系で、瞬発力勝負や緩急のある競馬を苦手とするが、淀みなく流れる展開になると本領発揮するタイプが多く、ここ一番に強い。
No.〔7〕の牝系は、京都コースや阪神コース、東京コースなどでの好走が多く、間隔を詰めて使ったり距離変更のショックが効きやすい牝系。古馬の成長力もまずまず。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。得意のマイル・中距離路線ならば、今後の活躍に期待する。

3着エーシンフォワードは、前走ニューイヤーＳ2着(=中山芝1600m：0.0秒差)からの好走。Forest Wildcatはストームバード系で、短距離をパワーで走るタイプ。粘り強さはあるものの揉まれ弱く、展開によって着順が大きく左右される。スト－ムバード系は、好調期にまとめて稼ぐタイプでもあり前走好走は好走確率が高い。ただ崩れると立て直すのに時間がかかることも多い両極端なタイプでもあるので、崩れた後は人気でも過信禁物。母父Cure the Bluesはターントゥ系で、1着馬レッドスパーダの父タイキシャトルも大系統ターントゥ系。ストームバード系×大系統ターントゥ系配合はレッドスパーダと同じなので、前走ニューイヤーＳから2頭が連続好走しているのは、適性が似ているからかもしれません。
No.〔16〕の牝系は、叩き良化型のステイヤー特性がある牝系。ステイヤー特性は一度好調期に入るとしばらくの間調子が上向きなので好走が続く。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。

4着マイネルファルケは、前走京都金杯5着(=京都芝1600m：0.2秒差)からのステップ。ムタファーウエク産駒はロベルト系で、グラスワンダーの父Silver Hawk直仔。詰めの甘いグラスワンダー産駒といった様相で、マイル～中距離での活躍が多く上がりのかかる展開が望ましい。今回も上がり特化のレースになってしまいキレ負けしてしまったが、開幕週の展開利はやはりあると考えねばならないと思いました。ただし東京コースは直線が長く、その分完全な逃げタイプはストレスを感じやすいため、なかなか好走しにくいのでは？と反省します。母父ヴァイスリージェント系は、鮮度と勢いが重要で東京コースでも好走は多い。このところ2戦連続で僅差負けしていることから、勢いは少し衰えがあると考えてしばらくは様子見をしたいと思います。人気でも過信禁物かなと。
No.〔4〕の牝系は、古馬での成長力が豊かな牝系で、強くなった馬はとことん強く堅実な成績を残す。分枝記号lは、能力の高いトップクラスの馬になる可能性の高いポテンシャルを秘めている。
→次走狙い馬:レッドスパーダ,トライアンフマーチ
→次走危険馬:マイネルファルケ  

開幕週で内有利、内に固まった人気馬、高速決着ということも重なって上手く内を立ち回った３頭で決まって４着が逃げた馬。差し馬から買っていたのでまったくいいとこなし。仕方ないですね。

レッドスパーダは春から高速馬場を経験していたし枠もよかったので完勝でしたね。この馬が出るとかなり時計が出ますね。いつか壊れそうな気がして怖いです。春からずっと２０キロぐらい増えたままだけどいいのかな？どうもパドックでパッとしないんだけどそういう馬体なのかな・・・。つかめません。

トライアンフマーチはまぁ自分の競馬はしてますが勝ち馬に上手く乗られた分でしょうね。前走はスミヨンがあまりにも上手く立ち回りすぎていたので過大評価なんじゃないかなぁという懸念もあったのですが余計なお世話だったようです。

エーシンフォワードは枠を利してうまく乗れましたね。まぁ今回も相手が悪かったというところでしょうかね。

アブソリュートはスタートで後手。あんなに速い上がりじゃどうしようもありませんね。そんなにスタートが下手な馬じゃなかった気がするんだけどなぁ。

ライブコンサートは内に入れれなかったしこの時計じゃ無理ですねぇ。度外視ですね。

タマモサポートは行けやしない。この時計じゃねぇ・・・

スマイルジャックは不利がなくてもどうせ届いてなかったから別にいいでしょう。何もあんな狭いとこ狙わなくても（笑）もっと内にいればいいのに。


プロヴィナージュもこの時計じゃねぇ・・・。そもそもなぜここを使ったのかなぁとは思っていましたが、春の最大目標がヴィクトリアマイルだからやはり経験させておきたかったのでしょうね。牡馬相手にこの高速決着じゃ無理です。大目標で通用するとかはとりあえず置いといて、牝馬同士ならもう少し何とかしてくるはずです。


本命のチョウカイファイト。今になって考えてみると今週中京で小倉大賞典があったじゃないか。そっちの方が良かったんじゃ・・・まぁいずれにしろ出遅れちゃ終わりですね。出遅れてなくても高速決着で差し届かずで終了だったろうけど。
レースレベル：3
→次走狙い馬:プロヴィナージュ       

勝ったレッドスパーダは今年これで２連勝。マイネルファルケ１頭にきっちり標準を絞って抜け出すタイミング抜群そのままゴールまでなだれ込んでいった。もともとはこれぐらい走る馬だけに結果は評価できるが時計は鵜呑みはもちろん禁物。

トライアンフマーチはルメールの騎乗にケチをつけるつもりはないものの勝てなかったとこ見るとまだ本物の力は付ききっていないんでしょうね。まだG１の主役になるためには力をつける必要ありそうです

エーシンフォワードも先生らしいそつがない騎乗で３着と頑張りました。ただこの馬に関してはレッドスパーダに勝つにはかなり大変なときを過ごしていかなければいけない印象を持ってしました

マイネルファルケも頑張ってはいるんでしょうけど人気になっての逃げ馬ではまだ１着をGで取るのは厳しいんでしょうね。人気薄のマークが外れるまでは馬券のマークは外していてもいいんかもしれません

リザーブガードは東京はさすがにはしりますけどこれが精一杯でしょう

スマイルジャックは意図は分かりますがその意図を貫き通すならレースは練習台ではないので騎手交代を勧めます


しかし残念すぎたのは◎○ともに出遅れるとは＞＜
レースレベル：2    
→次走危険馬:スマイルジャック,マイネルファルケ

本命に推したレッドスパーダは１着。
メンバーの大半が33秒台の上がりを使っていたが、ペース自体は遅くなかったので開幕週で高速馬場だった。
ペースが遅くなくても前が止まらない展開で、２番手追走していたこの馬には展開的にも向いた印象だが、２着に１馬身半差つけたのは能力の証。
直線多少ふらついた様に見えたので、強くなる伸びしろはまだまだありそうで今後非常に楽しみになった。

２着トライアンフマーチ
この馬も勝ち馬同様、ＧⅠで連対経験（皐月賞２着）があり能力がある所を見せていた。
大崩れしたのは２４００ｍ以上のレースだけでマイル～２０００ｍでは安定していたて、去年の菊花賞後にキャピタルＳでマイル路線に参戦して来て見事勝利した。
器用なイメージは無かったので先行策での好走は次走に繋がる走りだと思う。

３着エーシンフォワード
道中２着馬と同じ様な位置にいて上がりも同タイムで、斤量が１キロ違ったのが最後のハナ差になったのかなと思う。
東京コースより中山など力の要るコースでの好走が多い馬でダービー卿ＣＴあたりで一発ありそう。
レースレベル：3
→次走狙い馬:レッドスパーダ,トライアンフマーチ