勝ったＶピサはー８と数字は減ったものの馬はまだゆるく見える形。やわらかさはあった。馬場を基本意識する騎手らしくもまれても内にこだわる形。エイシンアポロンが思ったより強かったので進路がスムーズに開いての差し切り。今回はペースもあるけど切れるという印象をもたせてくれた。皐月賞では３番手以下には落とせないかなあ。最近の皐月賞はマイル適性が必要なわけだし。え、マイルにこの馬適性あるの？？この発言の意図はここに立ち寄った人がうまく解釈してください苦笑

エイシンアポロンはパドック見る限り朝日杯の出来にはなかったし馬もゆるかったと思う。今の中山の異様すぎるトラックバイアスを生かしたようにも同然思えるのであるけど地力も思ったよりはあるのかもしれないとは感じた。ただＶピサに春の競馬で勝てるとは思わない。

ダイワファルコンは内を最高に生かしきった形。というか今の中山あの競馬でないと上位に普通にこれないんですけどね。ただやはり恵まれた部分あるし危険馬にするのも忍びないとは思うけどまあね

ダイワバーバリアンは今の馬場状態を考えるとどう見ても２０００が長い馬で２０００以上に適性がないと上位にこれないような競馬で掲示板外に沈むのが普通なのに４着は５着以降の相手関係を考えても頑張っているし力を見せ付けたと思う。ここで権利を取れなかったことで賞金的に皐月は無理になったがここでマイル路線に普通に流れていけばＮＺＴとかあっさり勝てそうな気がする。マイル路線層厚くないしね

アドマイヤテンクウはー２０はどうしたんだろう。絞ったのもあるのかなとか思いましたが結果を見る限り体調面に問題があったんでしょうね。建て直しは短期間では無理でしょう。春はお休みください
レースレベル：3
→次走狙い馬:ダイワバーバリアン  
→次走危険馬:ダイワファルコン,アドマイヤテンクウ

ヴィクトワールピサ
非常に跳びの綺麗な馬なので、道悪の最内の馬込で揉まれて、行き場をなくしているのを見たときには、万事休すと思いました。
が、全然へこたれずに前が空いた瞬間に突き抜けるという、これも素晴らしい根性。（ロジユニヴァースとかであれば4角でレースをやめてしまったのではないでしょうか・・・）これでもうこの馬の死角というのが見当たらなくなってしまいました。


ルーラーシップ・ヴィクトワールピサ時代の到来かな、と早くも思ってしまった週でした。
これにローズキングダムもいるのですから、今年のクラシックは本当に楽しみだと思います。
昨年はリーチザクラウン・ロジユニヴァース・アンライバルドといましたが、結局どれも精神的な脆さを抱えていたように思いますが、今年は違いそうです！
→次走狙い馬:ヴィクトワールピサ       

　ヴィクトワールピサはお見事でした。Ｇ１馬であるエイシンアポロンに勝ったのですから、ますます今後が楽しみです。しかし、馬券に妙味がありません。もう皆が期待してしまっています。

　推奨は、まず、ダイワファルコン。この馬もなかなか底を見せずに好走しています。不安材料があるとすれば、今回は内枠であったこと。外枠になったときが試金石といえます。
　２頭目は、ダイワヴァーヴァリアン。今回のこのオッズは過少評価であったと思います。２強がいたこのレースでは４着でしたが、十分に通用するレベルです。
　ミッションモードは、やはり過剰人気だったと思います。また、アドマイヤテンクウはレースによって随分と力を出すときとそうでないときの差があります。穴馬にならない限り、本命をつける意味もなくなってきました。
レースレベル：4
→次走狙い馬:ダイワファルコン,ダイワバーバリアン
→次走危険馬:ミッションモード,アドマイヤテンクウ

ヴィクトワールピサは無理しませんでしたね。去年ロジユニヴァースが逃げを打って勝利して皐月賞でボロボロになっていたことを踏まえたのでしょうかね。そっとゲートを出して馬なり。終始内を追走して最後も内。賞金が足りなかったら外に出していたんでしょうけどね。前走は控える競馬をしたとはいえ外をスムーズに追走してのものだったし、この馬場で内を突いて苦しい競馬。前が相手からの弾けっぷりはこのメンバーなら何枚も上だった。
皐月賞は極端な枠を引かなければやれるんじゃないですかね。皐月賞の不動の“対抗”が決まりました。
（本命はレッドスパークルですから）

アースステップは馬場が悪くて競馬になってません。ノーカウントでいいでしょう。相変わらずパドックではよく見せるしいずれ走ってくると思います。時計の速すぎない前が引っ張ってくれる展開なら浮上できます。たぶん。
皐月賞で本命にするレッドスパークルと同じニューイングランド産駒ということで適性を見たかったのですがね。ノメって競馬になっていなかった点を考えると皐月賞は良馬場でやりたいですね。８週間使用した馬場で皐月賞というのはここ２週の馬場を考えるとボロボロになっている気がしますが、冬の中山、京都の馬場維持力の成長をみればそれほど荒れてこないという可能性もあります。馬自体が適性がなかったということにしておきます。実際９Ｒでニューイングランド産駒のイケドラゴンが勝利したので産駒自体は問題ないと勝手に判断。
レッドスパークルの適性を勝手に判断できるいい材料になってくれました。


アドマイヤテンクウは－２０キロ。馬格がある馬なので細っ！とは思いませんでしたけど輸送が堪えたのでしょうかね。馬場が良くなくて時計勝負にはならなかったし、前日のキングカメハメハ旋風でこの馬も行けると多少思わせてしまったのもあるでしょうか。未勝利時代からポカをする馬なのでこういう敗戦もこの馬のキャラでしょうしね。今週は土日とも完全に枠が内の馬ばかりでしたからかわいそうだったかもね。今後もずっと買うことはないと思いますが。


エイシンアポロンは結果的に枠が良かったですが距離はもたせましたし、今できる完璧な競馬はしていたと思います。結局ローズキングダムに負けたのと同じようにヴィクトワールピサに負けてしまったので、今はただのものさしでしかないのかな。

ダイワファルコンも完全に枠の恩恵。北村のイン突きは相変わらず上手です。去年のモエレエキスパートと同じ評価でいいでしょうね。


ビッグバンは芝に使いたくて中央に転厩してきたんですけどこの程度ではどうにもなりませんね。ヒヤシンスＳでも勝負になっていないわけですし、地方に出戻りするといいよ。

ダイワバーバリアンは権利を獲りに行きましたがさすがに早すぎました。ただあのように権利を獲りに行くのがトライアルの本来の姿ではないか。このレースを使った調教師が悪いんです。蛯名には賞賛の拍手を送りたいです。
レースレベル：4
→次走狙い馬:ヴィクトワールピサ,アースステップ
→次走危険馬:アドマイヤテンクウ  

2010年　タイム 2'06"1 (重) 1FAve=12.61 3FAve=37.83

ラップ
①12.8-②11.6-③12.7-④13.5-⑤13.0-⑥13.0-⑦12.7-⑧12.5-⑨12.1-⑩12.2
1FAveとの誤差
①+0.2 ②-1.0 ③+0.1 ④+0.9 ⑤+0.4 ⑥+0.4 ⑦+0.1 ⑧-0.1 ⑨-0.5 ⑩-0.4
テン37.1-中盤52.2(3F換算39.15)-上がり36.8　『中弛み』

『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着ヴィクトワールピサ・・・ネオユニヴァース×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ　〔8-d〕　７－９
2着エイシンアポロン・・・Giant's Causeway×Sadler's Wells=ストームバード×サドラーズウェルズ　〔1-l〕　４－４
3着ダイワファルコン・・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス　〔4-d〕　１１－１３

流れは今年もテン-上がりはほぼ同じで、中盤のみラップ差が大きい『中弛み』。今年は重馬場の影響もあり、展開的にも逃げは最も有利な展開と思われ、次いで追込、先行・差しには厳しい流れ。また中山コースは小回り・急坂コースのため、本来は差し・追込にはコース形態からは厳しい条件となると思うので、差しは非常に厳しい展開だったと考える。

1着ヴィクトワールピサは、前走ラジオＮＩＫＫＥＩ杯2歳Ｓ1着(=阪神芝2000m)からの好走。ここまでの戦績は4戦(3-1-0-0)で、唯一2着になった新馬戦は2歳王者ローズキングダムと僅差の内容。2歳王者ローズキングダムは、東京スポーツ杯2歳Ｓや朝日杯ＦＳで倒した馬たちがその後の重賞やオープン戦で好走している結果から抜けた存在と考えていました。その馬と互角の内容と前走ラジオＮＩＫＫＥＩ杯2歳Ｓの内容から本馬も抜けた存在で、現時点では2強と考えていましたが、今回の弥生賞の内容からもそれが証明されたのではないか？と考えます。特に今回は不利な流れとコース形態からも非常に厳しい流れと考えるので、つけた着差はわずかだが2着エイシンアポロンとの差は非常に大きいと感じています。
ネオユニヴァース産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、基本的には小回りコース向きが多く中山コースでの好走も多い。鋭い瞬発力を繰り出すタイプには能力の高い馬が多く(=アンライバルド、ミクロコスモスなど)、本馬もこれまで34秒台前半の上がりを連発している。今回は重馬場にも対応し、上がりがかかっても問題ないというパワーも証明。これは母父Machiavellianはミスプロ系に起因するものではないか？と考える。その母父Machiavellianは持続する流れに強い特性を持ち、その上でキレる末脚を繰り出す。一瞬の脚に優れた短距離・マイラー血統なのだが、抑えが利けば中距離もこなす。現時点では芝2000mで4戦4勝となったので、距離についてはローズキングダムよりも信頼性は高いと考える。今後のステップレースの結果にもよるが、現段階では皐月賞での死角は見当たらないと考え、本命第一候補。
No.〔8〕の牝系は、古馬で真価を発揮するタイプが多い。3歳春シーズンも好走は可能だが、中距離以上の距離で好走する。人気よりも伏兵の方が好走しやすいタイプなので(=それでも上位人気での好走が多い)、断然人気ではやや信頼は落ちる点がある。皐月賞が2～3番人気になるようなら迷わず本命に考えます。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持ち、特にトライアルレースなど前哨戦快勝→ＧⅠは必殺のローテーションとなる。

2着エイシンアポロンは、前走朝日杯ＦＳ2着(=中山芝1600m：0.2秒差)からの好走。休み明けでも朝日杯ＦＳ好走馬はこのレースと相性が良く、朝日杯ＦＳでは厳しいペースでの完成度を問われ、弥生賞ではその完成度とトライアルのせいか弛みのある流れになることで、距離適性でマイラータイプの馬でも好走できるというのが本質なのではないか？と考える。
Giant's Causeway産駒はストームバード系で、ハイペースで飛ばしても簡単にバテない先行押し切り型。またストームバード系は、好調期にまとめて稼ぐ短期集中型が多く、2～3歳戦で好走できるスピードと完成度の高さがある。母父Sadler's Wellsは、成長力豊かで底力がある。厳しい展開でこその血統だが、今回の内容からはキレる脚がない分サンデーサイレンス系の好走の多い皐月賞では連下候補と思いました。ペースが上がり時計が速くなっても好走可能と考えるが、展開面からヴィクトワールピサとは力の差が大きいと考え逆転は難しいと考える。現段階では皐月賞3着候補の一頭。皐月賞掲示板あたり→ＮＨＫマイルＣなら面白そうな存在とみます。
No.〔1〕の牝系は、クラシック好走が多く春シーズンには完成することの多い成長力と仕上がりの早い牝系。分枝記号lは、クラシックで特注の強い馬を排出しやすい記号。春シーズンの活躍には期待します。

3着ダイワファルコンは、前走500万条件戦2着(=東京芝1600m：0.0秒差)からの好走。ジャングルポケット産駒はトニービン系で、長い直線をぐんぐん伸びてくる末脚の長さや、一瞬のもたつきはトニービン系に共通する特徴。反面小回りコースの成績も良いタイプもいる。本馬はこれで4戦目となるが、中山コースも東京コースも好走していて万能型に思えるが、多分長い直線をぐんぐん伸びてくる末脚を繰り出す大物タイプではないか？と考える。近親にダイワメジャーやスカーレットがいる牝系から小回りコースも対応できるのではないか？と思います。またジャングルポケットは、母父の特性も活かしやすく、母父サンデーサイレンスから前走の勢いと鮮度が今回の好走につながったと考える。また重賞初挑戦はプラス要因となり、父×母父ともに相手強化で本領発揮した考える。2着エイシンアポロンと0.3秒差と離されているが、馬場状態とコース形態を考えると互角と見て良いのでは？と考える。こちらも皐月賞では3着候補の一頭と思います。またトニービン系×サンデーサイレンス系は近年の皐月賞好走血統でもあるので。
No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力がある。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。この前哨戦好走→ＧⅠへの必殺ローテーションからも次走に期待(=近親ダイワメジャーもトライアル3着→皐月賞1着だったので侮れないと思います)。
→次走狙い馬:ヴィクトワールピサ,ダイワファルコン     

本命に推したヴィクトワールピサは１着。
前走時に感じたやや反応の鈍い感じが休みを挟んで解消されて、更に成長をしている様に思えた。
道中内々を追走し直線では前が開くのを待つ余裕すらあった。
前が開いてからの瞬発力は前走感じられなかった様な脚だった。
パンパンの良馬場で同じ様な脚が使えるかどうかだが、個人的には評価は上がって本番が非常に楽しみになった。

２着エイシンアポロン
距離が延びたので軽視してしまったが、今日の走りを見る限り充分にこなせそう。
さすがＧⅠで２着した馬だけはあり、レースぶりは素直に評価をしたい。
プラス体重で出走できたのも次走に向けて好印象。
叩いて良化もありそうで本番も上位を争う存在になりそう。

３着ダイワファルコン
父ジャングルポケット、母ダイワルージュの良血馬。
この悪条件である程度前に位置取らないと厳しい中で、後方から脚を伸ばし３着確保。
末脚に自信がある馬で本番でもハマれば一発あると思うが、今回は道悪で素軽さよりもパワーやタフさが必要なレースだったので不安点もまだ残っている。
初の２０００ｍでも結果が出せた事は収穫だったと思う。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ヴィクトワールピサ       

エイシンアポロンに撃沈、力のいる馬場にこの距離でこれだけ走られては「すいませんでしたアポロンさん」と言うしかない。
良馬場でも距離はやれることは間違いなく、内を回ったとはいえ不安説は吹っ飛んだわけです。

全馬を子供扱いにしたヴィクトワールピサ、直線切り返しての余裕のゴールに能力の一端を見ました。というのも角居師の馬なり調教が続く過程にも関わらず現時点でのこの完成度。この先徐々に調教レベルを上げて行けば、このフットワークからして相当の器に成長するでしょうね。
今後後筋のボリュームが出てくればバランスの良い馬体になりますから、坂路併用は続けてほしいところ。

ダイワ勢の結果は良好ですが、詰めのあまいバーバリアンは今後馬場問わずの善戦マンになりそうなムード。
ファルコンは内々の後ろから脚をタメての気軽な立場、混戦の叩き合いに通用するかでしょう。

アドマイヤテンクウは馬体の割には手の軽いタイプ、力馬でなく力のいる馬場は厳しそうだった。こなせそうに見えてこなせない大型馬でした。
手控えられた調教には馬体の維持があったのね。
軽いけどいいのかなあ～と疑問はあったよね。
レースレベル：2
→次走狙い馬:ダイワバーバリアン  
→次走危険馬:ダイワファルコン