2010年　タイム 1'22"3 (良) 1FAve=11.76 3FAve=35.27

ラップ
①12.3-②10.9-③11.6-④11.8-⑤11.4-⑥12.1-⑦12.2
1FAveとの誤差
①+0.5 ②-0.9 ③-0.2 ④±0 ⑤-0.4 ⑥+0.3 ⑦+0.4
テン34.8-11.8-上がり35.7　『前傾』

『前傾』・・・逃げ×　先行△　差し○　追込◎

1着マルモセーラ・・・クロフネ×タマモクロス=ヴァイスリージェント×グレイソヴリン　〔12-f〕　３－３
2着ホーマンフリップ・・・フジキセキ×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント　〔19〕　５－５
3着ホエールキャプチャ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス　〔12〕　１７－１５

流れは、テン-上がりのラップ差と中盤は1FAveとの誤差がない『前傾』の流れ。展開的には追込が最も恵まれ、次いで差し、逃げ・先行には厳しい流れ。

1着マルモセーラは、前走未勝利戦1着(=京都芝1400m)からの好走。前走は未勝利戦ながらも、2着馬に0.7秒差をつける圧勝で、ハイペースを押し切った強い内容。今回も『前傾』の流れを前につけて好走し、好走した上位馬の中では一番強い内容と考える。ただこの結果を考えると本馬はスプリンター適性がやや高い可能性が強く、距離延長となる阪神ＪＦでは軸としての信頼度はやや落ちる可能性あり。次走はヒモ受けが正解か！？
クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。今回はこの特性を上手く引き出したと考える。ただし新馬戦→未勝利戦→ファンタジーＳと馬体重がずっと減り続けている点には要注意。ヴァイスリージェント系は馬体重が減り始めるとパフォーマンスを落とす傾向にあり、次走も大幅に馬体重が減るようなら危険信号とみるべきと思います。母父タマモクロスはグレイソヴリン系で、嵌るとカミソリの瞬発力で突き抜ける一方、不発もたびたび。末脚の難しさはあるが穴も多いのが特徴。本格化は古馬になってからだが、ローカルの平坦コースや京都芝コースでは差し脚が良く決まる。今回はこの京都芝コースとの相性の良さが活きたと考える。
No.〔12〕は、早い時期から走る馬もいるが、3歳秋から古馬にかけて本格化する馬が多い牝系。また高齢でも衰えが少なくタフな馬が多い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変が少ないタイプ。前走圧勝から、調子を維持と考えて期待する。今回も好走したことで、調子は良いと考えるが、前述の通り馬体重から、その調子を引き出せる状態にあるか！？が鍵となると考えます。

2着ホーマンフリップは、前走新馬戦1着(=阪神芝1400m)からの好走。6月末の新馬戦から間隔があいての好走だが、休み明けでも好走できる仕上がりの早さは血統によるものと考える。父×母父ともに2歳戦から好走の多い血統だし、しかも姉は阪神ＪＦ2着・秋華賞2着のアニメイトバイオと考えると評価はもっと高くしても良かったと反省する。
フジキセキ産駒はスピード型サンデーサイレンス系で、内枠を活かして好位から抜け出すレースが得意。すっと好位を取って折り合い、一瞬のタイミングで馬群を抜けられる器用な脚を持っている。この器用さはこの時期では大きな武器。母父フレンチデピュティはヴァイスリージェント系で、距離の融通性も広い。また鮮度と勢いが重要で、前走好走ならば次走も要注目と考える。休み明けでの好走なので、次走は勢いと上積みから考えると好走の可能性は高いと思うし、姉アニメイトバイオも阪神ＪＦ2着好走からも適性は合うと考えて、次走に期待する。
No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号はなしにて、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。

3着ホエールキャプチャは、前走芙蓉Ｓ1着(=中山芝1600m)からの好走。芝1200mオープン実績はないが、芝1600mオープン実績はあった馬。例年好走馬は芝1200mオープン実績があり、今年はこの芝1200mオープン実績のある馬が少なく、その意味で本馬や芝1600m重賞好走馬マイネイサベルを信頼したがやや適性が異なったということなのか本馬は3着、マイネイサベルは9着。この距離がやはりややスプリンター適性が問われやすいのでは！？と考える。逆に言えば、阪神ＪＦでは中距離適性が問われることも多く、反撃が期待できると考える。
クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。父×母父ともに鮮度と勢いは次走も十分に期待でき、本馬に関しては馬体重の増減が少ないことからも好走可能と考えて次走も期待する。また近年クロフネ産駒はファンタジーＳでは好走が多く(=07年1着オディール、09年2着ベストクルーズ)、今年に関してはヴァイスリージェント系が上位独占と考えて良い結果からも、このレースではヴァイスリージェント系は特注の血統と反省する。
No.〔12〕の牝系は、早い時期から走る馬もいるが、3歳秋から古馬にかけて本格化する馬が多い牝系。また高齢でも衰えが少なくタフな馬が多い。分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。

ファンタジーＳのポイントは、
①『前傾』や『一貫』の流れなら、よりスプリンター適性が問われるレースとなる。好走できるのはダッシュに優れ、そのまま前で押し切れるタイプが好走しやすい。
②2歳戦で戦える仕上がりの早い血統が好走しやすい。特注はヴァイスリージェント系(=フレンチデピュティ、クロフネなど)。
③2歳戦でも好走の多い牝系に注目。No.〔2〕〔9〕〔12〕が近年好走多し。分枝記号fも注目。
④芝1200mオープン実績重視。芝1600mオープン実績は、芝1200mオープン実績馬がいない時には信頼しても良い。
→次走狙い馬:ホーマンフリップ,ホエールキャプチャ     

２開催目にもかかわらず、外伸びはあんまりない。
とりあえず、前に行ったほうがいい。
差し馬は外を回さないほうがいい。

そんな馬場状態なら、まるも組合が来て然るべき。
スタートはまずまずだったが、主張する馬もいなかったので、
加速がついたらすぐハナに。

と思ったら藤田参戦。
相手が相手なだけにたなけん抑えちゃった。
この時に内から主張する馬がいなくてホントに助かった。
だって内に何かいたらたなけん揉まれて慌てちゃうでしょ。
ここでインの３番手で落ち着けたのは大きい。
ペースも遅かったし、完全に前の競馬。

直線サクラベルのインに入ろうとしたら、サクラベルが内にモタれて一気にラチ沿い行ったもんだからたなけん慌てて切り替え。
あれは別に責めない。
入りきってるのにサクラベルに締められたらと思えばまだ大丈夫。

まぁ、よくがんばりましたよ。人馬共に。
たなけんの単勝を買うこととか今後ないでしょうね。

じゃ次ＪＦ考えたら、ってなるとまるも組合は明らかにベスト条件で馬場も展開も完璧に向いたわけで、次は買えない。
ホーマンフリップもよく頑張ったけど、その代償は大きかったみたいで。
ホエールキャプチャは…よくわかんない。

ケイティーズジェムは新馬とは全く違うレースでそんな負けなかったからいいんじゃないかな。
ワイドサファイア的負け方？
それよりマイネイサベル、あの騎乗はいいのか？
絶対に来ない競馬をして、あんな感じなら次は気にしてもいいと思う。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ケイティーズジェム,マイネイサベル
→次走危険馬:マルモセーラ  

　昨年もタガノエリザベートが本命だったし相性が良いレースだな(⌒∇⌒)
ペースは全体的に平均で流れて、純粋に現時点での力勝負になったと思う。
　勝ったマルモセーラはスタートして一旦はハナに立ったが、”絶対に逃げなければいけない”という感じではなく、自分のペースで出たなりの位置で勝負するような考えのような位置取りだった。直線を向いて最初はインを突いたがスペースがなく外へ。ゴールでは最後に差されて２着だと思ったので、”イン突きしなければ”と思ったが勝ってたからいいや。好位から競馬をできたのは収穫だけど、今はスピードを活かす競馬があっているようで、1400mまでが限界かな。差しをマスターすればマイルまで。どっちにしろ平坦が向いていると思う。
　ホーマンフリップは新潟２歳ステークスで除外だったが、対抗評価していて、潜在能力は買っていた馬。騎手は嫌味だったが、除外から２ヶ月開いていれば状態に問題はないと思っていたし、思ってた以上に力を発揮してくれた。姉はアニメイトバイオ（父ゼンノロブロイ）で自身はフジキセキ産駒だからマイルがベストか。勝ち馬よりもこっちのほうが本番では楽しめそう。
　ホエールキャップは人気薄で武兄様がよくやるパターンで突っ込んできたがギリギリ届かず。最後に前にいたハビシンがふらついて進路を塞がれたのが痛かったな。クロフネ×ＳＳは昨年のベストクルーズと同じで、自身も完成度が高く成長力に疑問が残る。３歳春までは重賞でも掲示板に載るくらいの活躍はするだろうが、勝ち切るまでいかんだろ。
　ハビシンは外枠を懸念したが、すぐ内目の好位をとれてロスなく競馬はできた。そのおかげで見せ場たっぷりの４着だったな。使われつつ体重が増えているのは好感だが、非力さは否めない。脚質的にも京都なら内回り、ローカルの平坦がベストだろう。
　ケイティーズジェムはこんなもんでしょ。思っていたように道中は前走より後ろからの競馬になり、33秒台の上がりを必要とするレースにならないんだから負けてあたりまえ。明らかに距離不足で、なんでここを使ったのかレースが終わってもわからんなぁ。この時期の中距離戦はほとんどスローになるんだから、牡馬が相手とはいえ、そちらを選択するべき。
　ツルマルワンピースは中途半端な位置だったけど、同じ位置にいたホーマンフリップが頑張っているから評価はできないな。う～ん・・・揉まれ弱いのかも。
マイネイサベルは輸送などを考えれば悪くはないが、抜けた存在ではないのは確か。あとはお話しにならんな。
　レースレベルは平均的に流れたものの勝ちタイムは平凡。翌日に行われた２歳未勝利戦に0.2劣るんだから『１』でもいいのだが・・・『２』にしとくか。
　次走の狙い馬は本番でもホーマンフリップ。自己条件で1800m以上ならケイティーズジェム。
　危険馬は本番を条件にマルモセイラとツルマルワンピースとします。
レースレベル：2
→次走狙い馬:ホーマンフリップ,ケイティーズジェム
→次走危険馬:マルモセーラ,ツルマルワンピース

勝ったマルモセーラは勢いに任せて押し切り。
オディール、ベストクルーズ、今回の3着馬とクロフネ大活躍ですが、
クロフネ産駒が京都1400に強いってわけではないと思います。

おそらく2歳戦は勢いをもって臨める場合が多いのと、
単調なスピード勝負で勢いを生かしやすいのが原因ではないかと。
仮に勢いの無いクロフネ産駒がこのレースに出てきても苦しいはず。

マルモセーラに関してはここで勢いを使い切った感じですし、
さすがに1400ばかり使って阪神マイルのG1はきつい。
どうせ人気しないとは思いますが、一応危険馬に

2着ホーマンフリップは追い比べでしぶとい。いかにもフジキセキ。
そして2着止まり。いかにもフジキセキ。
2着数の記録とか調べたらフジキセキ産駒は凄いんじゃないでしょうか。

3着ホエールキャプチャは出遅れを上手く生かした競馬。
距離短縮、多頭数で揉まれたらクロフネ産駒だけに嫌がるでしょうし、
極端な競馬をした方が走る気を爆発させやすい。
レースレベル：2    
→次走危険馬:マルモセーラ  

４コーナーを回って２頭が先頭でしめしめと喜んだのも束の間で直線までハイスピードで追いかけた影響かエクメーネは消えてゴール前２００ｍ付近でサクラベルも差されて馬券から消えたが勉強したことも大きかったと思う。

スタート直後マルモセーラに絡まれ予定より早めになるサクラベルは辛いレースを経験できた、これからの調教は今まで以上に真面目になると思われる、この状態から考えるとオークスの方がより適しているのではないかと感じたレースだった。

エクメーネも残念だったが充分勉強になったと思われる距離もそれなりに対応できそうな気がしたレースは次回に期待をもてるレースでもあった。
レースレベル：4
→次走狙い馬:サクラベル,エクメーネ     

　上位５頭は０．１秒差に納まる大接戦でした。誰が勝ってもおかしくないように見えますが、ちょっとの差は意外と大きいのかも？

　先行したマルモセーラが早めに抜け出して粘り勝ち、ホーマンフリップは僅かに届かず（鼻差）、３着には最後方からホエールキャプチャが凄い足で伸びてきました（これも鼻差）。

　見ごたえあるレースですが、どの馬が強かったのか考えると、どうにも微妙。一応切れ味を買ってホエールキャプチャとしましたが、中段からでもあの走りはできるのかが鍵です。

　レースごとにおけるデータの分析は、結構ジンクスめいている印象があって無視しがちなのですが、ＪＲＡのＨＰであるレースの分析が見事に嵌っていました。初勝利０．５秒以上差の条件を唯一クリアしているマルモセーラは、他の条件二つ、関西デビュー、前走３番人気以内もクリアしていました。
　たまたまと言ってしまうとそれまでですが、何らかの要因があって、勝ち馬の条件が偏るレースなのかもしれません。

　今回の成績を大きく評価する必要は無いかな～と思います。
→次走狙い馬:ホエールキャプチャ