2011年　タイム 2'00"4 (良) 1FAve=12.04 3FAve=36.12

ラップ
①12.3-②10.9-③12.8-④12.8-⑤12.4-⑥12.2-⑦12.0-⑧11.7-⑨11.4-⑩11.9
1FAveとの誤差
①+0.3 ②-1.1 ③+0.8 ④+0.8 ⑤+0.4 ⑥+0.2 ⑦±0 ⑧-0.3 ⑨-0.6 ⑩-0.1
テン36.0-中盤49.4(3F換算37.05)-上がり35.0　『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎　先行○　差し△　追込×
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し○　追込○

1着フミノイマージン・・・マンハッタンカフェ×Dixieland Band=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー　〔7〕　１２－１１
2着ブロードストリート・・・アグネスタキオン×Cozzene=サンデーサイレンス×グレイソヴリン　〔6-b〕　９－７
3着アースシンボル・・・トウカイテイオー×リアルシャダイ=マイバブー×ロベルト　〔2-f〕　１２－１３

流れは、テン-上がりのラップ差から『加速』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。展開的には、逃げが最も恵まれ、次いで先行、差し・追込には厳しい流れ。しかし好走した馬はほとんど追込馬で、今回は上がり特化のレースで、馬場は良馬場なのだがダートが重馬場になっているように雨の影響があったパワーのいる馬場を苦にしないタイプの馬の好走と考える。

1着フミノイマージンは、前走金鯱賞6着(=京都芝2000m：1.2秒差)からの好走。前走は不良馬場で牡馬相手での6着だったが、その前には中山牝馬Ｓ2着(=阪神芝1800m：0.4秒差)→福島牝馬Ｓ1着(=新潟芝1800m)と牝馬重賞を連続好走していて、侮ってはいけない馬でした。上がり特化のレースにも強く、近走の上がりの鋭さから今が本格化の時期と考えて、今後の好走にも期待する。
マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。また道悪の成績が良く、パンパンの良馬場よりも多少時計の掛かる馬場向き。丈夫さが取り柄で、詰まったローテーションや高齢馬が穴をあけるので、今回この特性を軽視したことについては反省です。母父Dixieland Bandはノーザンダンサー系で、スタミナはもとよりパワーもあり、力の要る馬場を先行させると強い。差す展開では取りこぼしは多々あるが、ローカル中距離よりも中央の中距離に向くタイプ。2歳よりも3歳、3歳よりも古馬と成長力はある。
No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号なしは、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。

2着ブロードストリートは、前走ヴィクトリアＭ9着(=東京芝1600m：0.6秒差)からの好走。阪神芝コースは(2-1-0-4)で3歳時に好走が多かったが、芝2000mは(0-3-1-1)と好走が多く侮ってはいけなかった馬と反省します。また近年は好走馬は好くなかったが、以前別定戦の時の傾向に多かったクラシック好走馬の好走(=09年秋華賞2着)。
アグネスタキオン産駒はスピード型サンデーサイレンス系で、前走0.5秒差以内で5着以内だと好走しやすい特性を持ち、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。前走は0.6秒差で9着とその特性を活かすにはやや勢いは不足していたが、結果2着好走。好走の多い阪神芝2000mが好走要因か？母父Cozzeneはグレイソヴリン系で、大物喰いの特性を持ち、先行馬は二枚腰、差し馬はえげつない末脚を繰り出す。芝向きの豪腕血統で、淀みのない流れで持ち味が活きる。マイルを中心に、産駒によって短・中距離もこなす。2歳から走り、一度落ち込んでも古馬になって復活する。
No.〔6〕の牝系は、直線の長いコース向きで、ハイペースの消耗戦に強い牝系。厳冬期や真夏などシーズンオフに強い特性をもつ。成長能力は早い時期から走るのだが、詰め甘にて人気を背負うと脆い傾向がある。3歳クラシックでは脇役の方が良い仕事をし、古馬になり本格化する。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率が高い。

3着アースシンボルは、前走目黒記念10着(=東京芝2500m：1.2秒差)からの好走。
トウカイテイオーはマイバブー系で、持久戦に強く、平均的に速めのラップを刻むレースになると一気に台頭する。変に溜めるより、強気、強気の競馬でこそ活路が開く。近走の着順よりも、展開、コース、距離を重視すべし。母父リアルシャダイはロベルト系で、多少のジリっぽさはあるものの、消耗戦となれば一気に台頭する。成長力は晩成型で、ステイヤータイプ。
No.〔2〕の牝系は、クラシックでも好走する仕上がりの早さと成長能力を有するが、成長力も豊富で古馬で本格化する。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変が少ないタイプ。
→次走狙い馬:フミノイマージン,ブロードストリート     

勝ったフミノイマージンはほぼ最後方から突き抜けて快勝。
よく分からない馬ですが、単に今の調子で牝馬戦ならってとこですか。
しかしこれだけのスローで追い込み後だとクイーンSは買いにくい。

2着ブロードストリートは久々に好走。
もうさすがに終わったかと思ってたので完敗です。
混戦でインにこだわる岩田騎手もピッタリの馬ではありましたが。

3着アースシンボルも1着馬同様に最後方から。
スローからの上がり勝負が得意な馬なので流れは向きましたが、
この条件で届いてしまうとは参りました。

ポルカマズルカはハナに行って惨敗。
相手が強くなるのに前に行ってしまうと本当に苦しいんですよね。
たとえ今回みたいな超スローでも。

と言って、人気薄の追い込み馬狙う根拠も無かったですし、
まぁどうしようもなかったと諦めます。
レースレベル：2    
→次走危険馬:フミノイマージン  

重いハンデを背負った馬のワンツー。上位入線馬は全て中団から後方の位置取りの馬で、データが完全に裏目になってしまった。前に厳しい流れではなかったが、団子状態で直線に向いての瞬発力勝負になり、決め手のある馬が好走した。

フミノイマージンは少し出遅れるも後方2番手を追走し、4Cは大外を回して追い込んだ。直線では鋭い末脚を披露して完勝。
中山牝馬S2着、福島牝馬S勝利と勢いに乗る5歳牝馬。このメンバーでは能力が1枚上だったが、一息入れて秋を迎えたときに今の勢いを持続させることができるかどうかに注意。

ブロードストリートは中団の内をロス無く競馬し、直線も内を突いての2着。トップハンデを背負っての好走だが、ロスの無いレース運びとレベルの低い相手だったからこそにも思える。3歳秋の勢いが戻ってきたのかどうかは次走を内容で判断したい。

アースシンボルは最後方から大外ぶん回しで3着に食い込んだ。軽量52㎏と差し、追い込み馬が台頭するレースになったことが好走の要因。

印を打った3頭は揃って掲示板外。

ポルカマズルカは自らが作った瞬発力勝負の流れに対応できずブービー。平均ペースで逃げて後方の馬達のスタミナを削るようなレースをして欲しかった。
マイネプリンセスはそもそも先行せず。
アスカトップレディも見せ場が無かった。

「軽量の逃げ、先行馬を狙え！」というデータは今年は通用しなかったが、ずんだ餅さんの予想にあったように例年とは異なりBコースを使用した点や、極端なスローになった点を考えると「今年は例外！」としてしまってもいいように思う。
牝馬重賞では珍しい2000ｍのスタミナ勝負にハンデ戦という要素まで加わった特殊なレースであることは今後も変わらないわけで「軽量、逃げ、先行、スタミナ」を重視した予想で3年に1回大きな払い戻しがあればいいというスタンスで来年以降も望みたい。
→次走狙い馬:フミノイマージン       

ウィリアムズ騎手のポルカマズルカがペースを作りました。去年のダービーを思い出してしまいました。スローです。
逃げる馬やハンデの軽い馬が活躍するこのレースは縦長になるケースが多いが、今回はスローになって団子状態。それを後ろからごぼう抜きしたフミノイマージンの強さだけが目立つレースになってしまった。
オッズはレースの傾向を踏まえた感じが顕著に表れていて大混戦。近走好調のフミノイマージンの単勝５６０円は今となってはつきすぎである。


１着　フミノイマージン
出負けしました。しかし向こう正面でも手ごたえ抜群。いつでも差し切れるような余裕が見てとれました。後述しますが間を割ろうとしたイタリアンレッドとは違って堂々と外から差し切ったのは強いの一言。
太宰騎手はいい馬と巡り合いましたね。昔エイシンサンルイスでプロキオンＳを勝つ寸前でゴールドティアラに交わされたことがありまして、実況さんに「エイシンサンルイス先頭、しかし残念ながら外からゴールドティアラ！」なんて言われて・・・
あれから１１年後、福島牝馬Ｓで重賞初制覇を飾るまでの現役重賞連敗記録をストップさせてから２勝目。ローカルで着実に仕事をこなしてきた太宰騎手が秋に大仕事をしたら泣いちゃうかも。
最近田辺とか丸山がローカルでの活躍から重賞初制覇をしているけど太宰の方が苦労人。断然太宰を応援します。


２着　ブロードストリート
後ろから４番目の最内。立ち回りの巧さはもともとありますからそれと岩田の技量がマッチしたのでしょう。まともに走ればこのぐらいやれますからね。外からあの脚を使われては仕方ありません。


３着　アースシンボル
最後方からの競馬。結果的に後ろから４頭目までが１～４着ですのでこんなもんでしょうけど、後述のイタリアンレッドの外に持っていったのは果たして高倉のファインプレイなのか内を割る自信がなかったのか、いずれにしろ外に出したのは正解。


４着　イタリアンレッド
信じられないぐらいの駄騎乗でしたね。これは猛省してほしいところですね。向こう正面でいくらでも外に出せたのに先に行かれてしまうんではどうしようもありません。それがなければ際どかったでしょう。
奇しくも阪神コースの内回りでローカルで乗り続けてきた太宰騎手と高倉騎手に先に行かれ、自分はそれらに差し遅れ。甘いと言われても仕方ないでしょう。
この厩舎は最近ソリタリーキングに乗せたりしてこの騎手が好きですね。この馬は秋山でいいよ。あ、でも今回は秋山だったら函館の最終レースで大仕事をしてくれなかったのか・・・今回だけは厩舎は許す。騎手は許さん。


５着　モーニングフェイス
積極的な競馬でしたがスローペースに付き合わされましたね。直線で一旦先頭に立って川須騎手は度胸の良さを大きくアピールできましたけど。納得いかないというか気に入らないのは入線後に太宰騎手を見てニヤニヤしていたことです。
川須騎手は去年の末にフミノイマージンの本田厩舎からまるで喧嘩別れのようにフリーになりました。（本田厩舎とその近しい厩舎との接点が見当たらないことからも明白）
福島牝馬Ｓも本田厩舎所属のままであれば自分が手綱を取っていたかもしれないのだから、太宰騎手とニヤニヤしている場合ではない！もっと悔しがれっ！


６着　◎ロイヤルネックレス
縦長にならないんじゃ切れないこの馬に出番はない。モーニングフェイスのような競馬ができていれば話は別だけど。６着という結果は前を捌いただけでそれほど評価ができるものではないですが、どういう展開でもとにかく積極的な競馬ができないと出番はありません。



先頭集団、２列目の馬は揉まれなかった軽量のモーニングフェイス以外は壊滅。ウィリアムズのペースに合わせてしまったというのが実に情けないが、すべてフミノイマージンにお掃除されてしまった感じ。
積極性が身上のセラフィックロンプ、プロヴィナージュは斤量が重かったとはいえ力は出し切っていないだろうし次走に向けては何とも言えない。アスカトップレディもディアアレトゥーサも次走は準ＯＰ戦から出直し出来るし、ラフォルジュルネは小倉まで待てばいい話。
情けない感じになったけど次走危険には何となくしづらいレースな感じ。
レースレベル：3
→次走狙い馬:フミノイマージン       

次走狙い馬＝イタリアンレッド

誰が見ても一目瞭然。今回４着になったのは全て福永の騎乗のせい。

何が騎乗記録だ！
親のお陰で馬主さんに可愛がられ、不況のおかげでちょっとでも馬主さんをつなぎ止められる主催者の恩恵があるから乗せてもらっているだけ。
彼が居るから三浦が『武さんの馬に乗ったら勝てる…』などと低い鼻のくせに天狗発言を吐いてしまうのだ。

彼を騎手というなら誰でも騎手になれても可笑しくない。所詮は同期の女の子に騎乗技術で劣っていた程度なのだから。
【五十嵐冬樹の騎乗にケチをつけるなどトンでもない！】

ここで一句、
「他の騎手が　認めていない　エセ天才」
【牝馬クラシックしか勝てない騎手が天才などと誰が思うかっ！】

どんな言い訳するのか明日の新聞が楽しみだ。
【第一声は「スイマセン」でなければダメ！】

次走危険馬＝ブロードストリート

岩田康のおかげで２着に来れただけ。

そもそも秋華賞でケチつけて繰上り２着になった時点で早々に繁殖に上がるべき馬だったと今でも思っている。

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何にしても、今回はあまりの福永の下手さに愕然とさせられ怒り心頭でした。

暴言のほど平にご容赦願います・・・陳謝
レースレベル：1
→次走狙い馬:イタリアンレッド  
→次走危険馬:ブロードストリート  

タイトル通りの感想かなぁ。

無理矢理危険馬でプロヴィナージュを指名しましたが、
トップハンデの大外枠だったし。

◎アスカトップレディ
テンで無理に行かず、控えに行ったのが完全に裏目に出た。
コーナーでバラけると思ったのかな？なんにせよ4コーナーで、
思いっきり詰まって、馬群を割って無理矢理出てきた時には、
勝負はついていた。先行抜け出しが勝ちパターンなので、
1番人気とか背負っちゃって内枠だと、脆さがモロに出た印象。

○プロヴィナージュ
トップハンデで大外とはいえ、牝馬限定戦だもんなぁ。
さすがに今回は負けすぎ。
哲三は終始アスカを潰しに行っただけのレースがしたかったのか、単に馬が力落ちしてきたのか。
今回ばかりは哲三の悪い面も相乗した結果に思える。

▲フミノイマージン
馬場が渋った分、駄目かと思いきやスロー気味の流れのわりに前が潰れて行った恩恵を受けて決め手を生かした。
諦めずに集中し続けた太宰の勝利か。
太宰も、この馬で稼がないと他はあまり良い馬乗せてもらえないし必死だね。その辺が、今回読み違えた要因か。


2着ブロードストリート

久々に連対したが、牝馬限定だし、レースレベルも正直イマイチ・・・。完全復活と見るには早計かもしれないな。
牝馬限定戦で細かく稼いでいくのなら、買い目に入れるくらいは必要かもしれないが。


3着アースシンボル

当初買い目に入れる予定でしたが、アスカが勝つ流れになるなら、必然的に用無しだよな、と切りました。
結果、アスカが負ける流れになり買い目に必要となる流れに。
レースレベル：1    
→次走危険馬:プロヴィナージュ