【レース回顧】
瞬発力勝負で6着までが0.1差という大接戦。

サダムパテックはスタート直後に他馬と接触して少し行きたがる感じで好位へ。道中は少し力んでいるようにも見えたが、折り合っていた。

プレイはハナへ立ちそうなところを抑えて好位を追走。道中は完璧に折り合い、3Cから仕掛けてジリジリ伸びて2着を確保。

デボネアは中団の内を追走し、直線も内を突いて3着。

ショウナンマイティはゆっくりしたスタートから最後方を追走。3Cから手綱が大きく動いていたがポジションを上げられず直線入り口でも最後方という苦しい競馬だったが、エンジンがかかると一気の伸びで4着まで盛り返した。直線の長いコースで期待できそう。

アッパーイーストはマイペースの逃げで5着に粘った。展開に恵まれたのは確かだが、ターゲットマシンに絡まれても動じない精神力は評価できる。

ギュスターヴクライは後方から追い込んで6着。

オールアズワンは終始力んだ走りで直線の伸びを欠き8着。これでラジニケの上位4頭は全て次走で敗戦したことになる。重賞では馬券に絡むことすらできておらず、今年のラジニケはやはり低レベルだったようだ。

ターゲットマシンはゲート入りを嫌がり、レースではかかって殿負け。重賞では足りなかったと見ることもできるがディープ産駒は不可解な惨敗（ディープサウンド＠ホープフルS、イングリッド＠フェアリーS、スマートロビン＠京成杯）をするので、力不足と決め付けるのはまだ早い。


【感想】
このレースではクラシックの中心となる馬の出現はありませんでしたが、混沌を秩序へと導く手がかりを見つけました。その手がかりとは、2着に粘ったプレイ。

プレイは中山2000を3回使ってホープフルS5着（タイム評価84）京成杯3着（タイム評価79）弥生賞2着（タイム評価83）と安定した成績を示しており、ものさし馬として信頼できると判断しました。

プレイをものさしにすると、0.6差をつけたホープフルSの1、2着馬と、0.4差をつけた京成杯の1、2着馬（デボネアは逆転されてしまいましたが、京成杯はデボネアに展開の利があったということでしょう）はこの世代で上位の能力を持っていることになります。

枠順や展開、馬場状態などを考慮していない大雑把な比較ですが、いずれも皐月賞の舞台となる中山2000での比較なのでそれなりに意味があると思います。

もちろんこれだけじゃ結論出せませんが、ステップレースごとに手がかりを一つずつ見つけていけば、本番までには予想を形にできると思います。当たるかどうかは知りませんけど。

ちなみに、京都1800ではありますがつばき賞でプレイに完勝したダノンシャークもクラシックで上位争いができる能力を持っている可能性があります。スプリングSでどんな競馬をするのか、注目です。

で、混沌としたクラシックを紐解く鍵として指名したプレイを次走（皐月賞）危険馬にも指名します。
ものさしになるような馬は、本番ではいりません。

ショウナンマイティは次走で直線の長いコースを使ってくれればという条件付きの狙い馬です。皐月賞では推せません。でも、OP勝ってるから賞金足りてるのかな、ひょっとして。
→次走狙い馬:ショウナンマイティ  
→次走危険馬:プレイ  

勝ったサダムパテックは中団から差し切り。
どうもよく分からない馬です。
東スポ杯で豪快に圧勝し、今回少頭数外枠で巻き返すあたり、
少なくともフジキセキらしさは全然感じられません。
はたして本番で連続好走できるのかどうか。

2着プレイは本当に相手なり。
ただ、ちょっと今回は激走しすぎの感じはありますね。
もう少し離れた3着とかなら本番も面白いと思えるのですが、
持ち味を存分に出しすぎて、さすがに本番は疲れが出そう。

3着デボネアは本当に今は走る気が充実している感じですが、
こちらも結局勝ててないですし、負担の大きい負け方。
おそらくプレイ同様に本番は疲れが出るのではないかと。

ウインバリアシオンはスタートで不利もありましたが、
どうにも走る方に集中できていませんね。
やはり母父ストームキャットが出てしまっているのでしょうか。

オールアズワンは負けすぎですねぇ。
ネオユニにナリブという闘志の塊みたいな配合ですから、
気持ちが切れてしまうと全く駄目な可能性が高いです。
血統的に皐月賞に最も向く馬ではありますし、
強烈に人気を落としそうですが、ちょっと厳しいでしょうね。
レースレベル：3    
→次走危険馬:プレイ,デボネア

混戦に歯止めが効きません。それはそれで面白いですが。

まずは
８着　オールアズワン
もっと余裕のある仕上げなのかなと思っていたけどマイナス体重。札幌戦は滞在競馬でしたし、ラジオＮＩＫＫＥＩと同じような臨戦過程だったので、輸送で減ったというのが妥当なのでしょうか？
スタートして外にヨレて２頭にご迷惑をおかけするあたり、成長を感じませんね。アンカツが抑えこんで後方に下げたものの超スローで引っ掛かり気味。いいところがありませんでした。自滅です。
賞金的に余裕があるので出走は可能ですが、フルゲートになる中山で上昇を期待するのは酷ですね。


１着　サダムパテック
オールアズワンがヨレてきた。２歳時だったらあれで馬が暴走してもおかしくないところだけどスタンド前で抑えこんで向こう正面は落ち着いて走っていました。超スローでも引っかからずに競馬をできるようになっていて成長を感じました。
着差が小さかったので物足りない感じもしますけど、とりあえず賞金の余裕のある馬のトライアル戦なのでこんなもんでいいでしょう。
次走は更なる距離延長、多頭数、再度の輸送と課題が多いので何とも言えませんけどね。


２着　プレイ
３着　デボネア
ちょうど京成杯の着順が逆になりましたが、プレイは柴田大→松岡、デボネア→イン突きだったのでその差引きでいいんじゃないですかね。

プレイは逃げず。逃げていたらターゲットマシンに絡まれて苦しくなっていたんでしょうから結果的にはよかったのかもしれません。勝ち切れませんがあの出入りの激しくなった京都２歳Ｓでもよく頑張っていましたし、本番でも先行力を生かせば馬券になる可能性はあるはず。

デボネアは最高にうまく乗ったイン突き。京成杯の内容からそのような競馬ができたということは意外ですが、本番に向けて収穫が多かったとは言えるでしょう。多頭数になったらそれが求められるんでしょうから。
ただ最高に上手く乗ってこの着順というのは物足りない。


４着　ショウナンマイティ
大きな大きなハナ差です。賞金的に皐月賞は厳しくなりましたかね。体も減らしていましたし無理せずダービートライアル一本で行ってほしいですけど、基本的に経験が不足している厩舎ですから毎日杯とかに行っちゃうんだろうな。
毎日杯ならそれはそれでいいのですけどね、外回りですし。ただそこで賞金を加算したら皐月賞間に合っちゃうんですよね。恐らく輸送で体が減っていたわけですから中２週続きは厳しい。
理想は青葉賞で権利を獲ってダービー。次点は京都新聞杯で賞金加算でダービー。皐月賞は中山ですから自重するのが妥当だと思うのですが厩舎的に皐月出走に必死になりかねなくて・・・
次走はいろんな意味で注目です。
レースは出遅れて最後方から。直線だけでは届きませんから早めに動かそうとしましたが、スローペースで他も楽でしたからなかなか前が止まってくれませんでしたし、馬も瞬時に反応できる馬ではありませんでした。中山は向きません。
中山は向かないと陣営もわかってくれればいいのですけどね。


６着　ギュスターヴクライ
距離短縮でここへという珍しいパターンの馬でした。距離不足ですね。それに加えてスローペースでしたから、最後はよく差を詰めて頑張りましたという評価が妥当でしょう。


１１着　ターゲットマシン
かかってしまったのなら行ってしまえばよかったのに中途半端でした。この産駒の中山適性はやっぱりないのでしょう。馬券になっているのは下級条件だけですからね。
勝春的には心おきなくあっちの馬に乗れるのですがね。しかし人気になりすぎでしたか。


さてさて混沌としてきました。まだトライアルは２つありますが、見えてきませんねぇ。
→次走狙い馬:ショウナンマイティ  
→次走危険馬:オールアズワン  

最近忙しくて(就活生なので)予想書く暇がなく、日曜メインの回顧を簡単に書く次第です。

次走狙い馬はターゲットマシン。ゲート入り前のテンションの上がり方を見ても、精神的に結構繊細な馬なんでしょうね。特に今回は体重プラマイゼロでの出走。マイナス体重でこそないものの、余裕がなかったかな。
次走あたり少し間空けてプラス体重で臨んできたら狙ってみたいです。近2走見ても地力はありそうですしね。

危険馬はデボネア。今回本命にしていたので馬券的には感謝してるんですが、トライアルとは言え内を上手く突いてのギリギリ3着では、本番厳しいのでは？今回は僕の中では哲三の好騎乗での3着という評価です。
むしろ決め手は無いけど常に安定して走っているプレイの方に本番は期待したいです。


それにしても、トライアルの時期になるとそろそろ春だな～。と思います。
この時期の3歳馬は経験も浅くて適性も判然としない、血統背景や近走成績から推測してもその馬の能力ははっきりとは分からない。おまけに各陣営 権利獲りたいから無理なローテ組んだり馬が慣れない環境で大幅に体重減らしたりとかで何が起きるか分からない。その中で本番に勝てる馬をみんなが探す。
この時期ほど競馬の奥深さを感じる時はないんじゃないかな～って思います。
世間にも春がやってきて、同時に競馬ファンは本番に向けて心弾ませていく。この時期は凄くワクワクしますよね。

話は長くなりましたが、とりあえずレーヴディソールにはダービー制覇期待しています。･･･って弥生賞の回顧で書くことじゃないかｗ


とにかく僕は本番現地で観れるように就活頑張りますｗ
レースレベル：2
→次走狙い馬:ターゲットマシン,プレイ
→次走危険馬:デボネア  

1着サダムパテック
スタートで左右の馬に挟まれる格好になったが、そこで怯まず好位に取り付けたのが大きい。
道中は2着馬プレイの直後に付け、4コーナーでプレイを目標に進出。
あとは直線での末脚比べで、プレイに並びかけた時点で勝負有り。
小頭数でスタート以外は大きな不利も無く、展開と位置取りがピタリとハマった印象。
休み明けで馬体重+10kgを考えれば上出来の内容で、距離にも十分目処が立ったが、
本質的には小回りよりも広いコース向きで、
本番フルゲートになったときに捌き切れるかという不安もある。

2着プレイ
単騎逃げ濃厚と思われたが、内で好スタートを切ったアッパーイーストに素直にハナを譲った。
4角で掛り気味上がっていったターゲットマシンを目標にする形で上手く動けたが、
ターゲットマシンが好位で折り合っていたら上手いタイミングで動けていたかというと甚だ疑問。
ターゲットマシンに感謝すべき。
ハナを主張するか、もっと早めに動いて4角で突き放すような競馬なら
もう少し楽に権利が取れたと思うのだが。。。
休みなく使っているので、本番に向けて上積みを期待するのは酷だが、
本番の厳しい流れはむしろ同馬向きで、内枠を引ければもう一丁あっても。

3着デボネア
4角でアッパーイーストの内に潜りこんだ佐藤Jの好騎乗が光った。
上がり34秒台前半の決着となった同レースの流れは同馬にとっては不向きだったはずで、
権利取りできたのは非常に大きい。
小回りコースで器用な立ち回りができるのは本番に向けて大きな強み。
京成杯のような流れになれば、本番では枠順次第で頭まであっても不思議ではない。

4着ショウナンマイティ
スタートでの後手が響いたか、最後は外から猛然と突っ込んできたが4着が精一杯だった。
展開が向いたとは言えないが、スローペースのキレ味勝負向きという印象。
賞金的に本番に出られるかどうかは微妙だが、中山コースは不向きな印象。
東京や京都、阪神の外回りコースで狙いたい。

5着アッパーイースト
好スタートからハナを奪ったが、道中ターゲットマシンに突かれながらの逃げ。
それでも直線見せ場十分の内容で、権利取りまであと少しだった。
ターゲットマシンが控える流れならば、ノーマークの逃げとなり
仕掛け所次第で馬券圏内も十分可能だっただろう。
休み明けで止まったというより、これぐらいの上がりしか使えない馬なのだろう。
叩いた次走はさらなる上積みが期待でき、小回りコースを使ってくるようなら次走は買い。

7着ウインバリアシオン
スタートしてから若干態勢を崩したのもあるだろうが、
馬にも騎手にも全く行く気が見られなかった。
権利取りの掛った一戦にしてはいかにも消極的な内容。
それでいて、ここでは距離が短いと思われるギュスターヴクライにも
末脚勝負で負けているようでは。。。

ここからは私事だが、個人的に2-3のワイドを持っていただけに、
直線では久しぶりに「やったか！？」と思ったのだが。。。
レースレベル：4
→次走狙い馬:アッパーイースト,デボネア
→次走危険馬:ウインバリアシオン  

勝ったサダムパテックはプラス１０もシルエット的にはもう少し体増やしてもいいのかなと感じた。レースはゲートをまともに出ての４番手。いままでの感じからゲートまともにでる感じしなかったので意外だけどこれで即ゲートは矯正されたと感じるのは早計使い込むことで出なくなることもあるから皐月賞見たいわけですが逃げ馬でない馬が不本意な形の逃げでペースを作ってしまったのでぬるいスタミナが問われるレースでなかったのも幸いだったとは思う。ただプレイあたりにいくらうまく乗られたといってもあっさり振り切れないあたりに距離の限界も感じたし本番に本当の逃げ馬がペースを作って２０００の適性を求められたときには不安が残ってはいますね

プレイはパドックは平凡でしたね。特にハナにこだわる形ではなく引っかかってしまった馬を見ながら３番手で後ろをチロチロ見ながら脚を測って仕掛けのタイミングを測る形。最後もしぶとく粘っているのは力はないことはないんでしょうね。でも本番でさらなる高みを見せるレースを要求してあげるのは酷だと思うのですね

デボネアは３着。やはりてっちゃんはインにこだわ強かったですね。まあ内を捌ける器用さを見せたことは収穫です。しかし器用さを出すと京成杯では勝っているプレイの後塵を拝したことも事実です。この馬が輝くには捲くりのほうがいいんでしょうけどね。でも皐月賞の馬場はそういう馬場になることは少ないので本番厳しいでしょうね

ショウナンマイティはパドックは意外に落ち着いて見えましたね。もしかしたら元気なかったのかもしれないですけど。最後の脚は良かったですけど道中ねえうまく位置取りできなかったのは調教のよれが原因だと思いますね。皐月出走微妙かなあ。

オールアズワンのマイナス体重は意外でした。しかしレースはゲート出たところでごちゃついて位置も取れずレースも見所なく終わりました。求める敗因はまだ中身ができてなかったこととスタートで馬が走る気分害したといったコメント出しそうですけどうーんどうなんでしょうねえ。本当の力があれば巻き返しもあったでしょうし速い時計の馬場もよくない。輸送で今回減らしてるので課題のほうがぼくには大きく残ってしまった結果でしょうね。

ターゲットマシンは見事に馬場に入って狂いましたね。しょうがないですけどまあ大きな舞台で輝くには厳しいかもですね。今後
レースレベル：2    
→次走危険馬:プレイ,デボネア