トーセンジョウダンの回避でメンバー的にはぐだぐだ感が漂っていた割には内容のあるレースのないようでした

ナムラクレセントは調教は動いてましたけどまあそれにしてはいつもよりパドックおとなしかったですね。レースもいままでのあたふた感がなく王者の風格さえ漂う内容の完勝。Ｇ１に手がようやく届くとこまできたようです。同じ調整が本番に向けてできるかが課題でしょう

コスモメドウは正攻法の競馬で２着。今日はナムラに完敗でしたけどこの内容の競馬で連に絡めるということはかなり力をつけてます。次は５８ですのでさらに斤量増の加速度はつきますけど崩れる確率を落としたのではないでしょうか

モンテクリスエスは自分の競馬で３着ですけどこれ以上はねえ

オウケンブルースリのパドックは競走馬の体型ではかったですね。パドック解説絶賛してましたがため息でました。レースも調教内容同様よれてましたし現役を続けるなら休みましょ。でももう輝けないでしょう
レースレベル：4
→次走狙い馬:ナムラクレセント  
→次走危険馬:オウケンブルースリ  

【レース回顧】
差しが効く馬場で、逃げ馬は苦戦。二桁馬番の馬が好走する馬場。展開は大きく緩むことのない平均ペースで、3Cの入り口から全馬の手綱が動くロングスパート勝負。長距離適性が問われるレースだったように思う。

ナムラクレセントはスタートから押して2番手へ。道中は力んでいるようにも見えたが好位をキープし、直線では力強く伸びて2着に0.6差をつけての圧勝。強いレース振りだったが、2番手をキープした好騎乗も大きかった。

コスモメドウはしっかり折り合って3番手からの競馬。直線ではナムラクレセントに突き放されての2着。モンテクリスエスは後方から直線一気で3着。2、3着にはダイヤモンドSを勝った実績のあり、このレースが長距離適性を問われるレースだったことを裏付けている。

コスモラピュタは平均ペースで逃げての4着。ナムラクレセントには早めに交わされたが、走る気を失わずに粘っていた。いつかは大逃げがはまりそう。

メイショウドンタクは後方から、直線は内を突いて5着。坂のあるコースではからっきしの馬だが、健闘した。去年は大阪ハンブルグCを11着（0.7差）に負けて、天皇賞で3着。今年も天皇賞に出走してくれば注意が必要。

中心となるべき馬が相次いで回避して寂しいメンバーになったが、内容は評価できるレースだった。



【感想】
トゥザグローリー、トーセンジョーダンと本命が立て続けに回避して、繰り上がりで本命にしたナムラクレセントでしたが、本命にした私もビックリするほどの圧勝でした。
もちろん相手に恵まれたのもあるのでしょうが、2、3着は長距離でそれなりに実績のある馬ですし、タイムも優秀でしたので、天皇賞でも無視できない存在だと思います。

自分の競馬をしながらもナムラクレセントに突き放された2、3着馬は、天皇賞での逆転は難しいように思います。

逆に4、5着馬の巻き返しに期待したいと思います。

コスモラピュタは最後まで頑張って走ってくれる馬ですね。大逃げであっと言わせるなら阪神よりも京都でしょうから、天皇賞に出走したら思い切った逃げを期待したいです。

メイショウドンタクは直線に坂のあるコースで0-0-0-9、直線が平坦なコースで3-1-2-7という、直線の坂がとにかく苦手な馬。この5着は大健闘だったと言えます。直線に坂の無いコースを使ってきたら注目したいです。それが天皇賞でも、ノーマークは禁物だと思います。
→次走狙い馬:コスモラピュタ,メイショウドンタク     

　何もかもがはまった感はあるもののナムラクレセントは強かったな。枠は最高で内からコスモラピュタがハナを主張して楽に番手におさまったのも好都合。前半はムキに走っているようにも見えたが、折り合いを欠いているわけではなかった。勝負どころでは後にいたコスモメドウがモタモタしてくれたしな。予想で『小牧さんだとなんかチクハグな印象』と書いたが、構えるところがあって過去に豪快に差し切った印象が強く残っているのだろう。やっぱりこの馬は和田くんのほうがいいな。これで春天で通用するかは微妙ではあるが。

　コスモメドウはさっきも書いたように勝負どころでの動きが悪かった。状態なのか斤量なのかはわからんが、結果的に勝ち馬には完敗。重厚な血統なだけに軽い京都の芝は不安で、スローの上がり勝負になったらさらに苦しいだろう。豊富なスタミナを活かして自分から早めに動けるかがポイントかな。

　モンテクリスエスは気楽に乗れたおかげでもあるが末脚は評価していいかな。京都では斬れ負け必至なだけにいらないだろ。

　コスモラピュタは菊花賞もそうだったが、マイペースで逃げればしぶといね。こういう馬は能力は関係なく展開ひとつで粘り込むこともあるから要注意。

　ドンタくんも頑張ったなぁ。ＰＯＧのときはここまでのステイヤー適正があるとは思ってもいなかったが・・・。

　ゲシュタルトとキタサンアミーゴはこのタイムでこの距離だと辛い。オウケンブルースリは終わっている印象。それ以上に終わっていたのがトウカイトリック。

　レースレベルはメンバー的には疑問も、このタイムの決着なら勝ち馬には『４』はあげられる。
　次走の狙い馬はなし。危険馬は本番は更なる斤量増で斬れも要求される京都ならコスモメドウはかなり危ないと思う。
レースレベル：4    
→次走危険馬:コスモメドウ  

１着　ナムラクレセント
パドックでは多少チャカついていましたがいつものこと。むしろいつもよりも落ち着いている方でした。コスモラピュタがかっ飛ばしてくれたおかげもあってレースはしやすかった。
次の大きな舞台では相手が全然違います。苦しいですがどこまでやれるでしょうか。大きくは崩れないのでどれだけ落ち着いた状態でレースに臨めるかなのでしょう。


２着　コスモメドウ
同じ軍団の馬が引っ張る流れでナムラクレセントを絶好の位置でマーク。あの展開で差せないのはまだまだとしか言いようがないところかと。
馬体を見た感じとしてはまだまだ大きくなりそうな感じですし、何と言っても南半球産ですからこれからに期待したいところです。


３着　モンテクリスエス
後ろすぎですがそういう馬ですから仕方ないですね。何とか３着に入りましたが長距離ではさすがのクオリティです。


４着　コスモラピュタ
よどみなく行きましたね。切れない馬だとわかっているからこその好騎乗だと思います。丹内もやればこのぐらいできるんです。
ただこの競馬は人気薄でこそのもの。いつかまた忘れたころに走ってきそうで。あ、まだ条件馬ですね。自己条件では早めに目標にされて勝ち切れない競馬が続くのかもしれませんね。


５着　メイショウドンタク
もう終わったかな？と思っていたのですが、前走でブリンカーを外して、今回はメンコを外してきました。万葉Ｓで体はもう悪くないとは思っていましたけど、このようにいろいろと試行錯誤をして今回ようやく光明が見えたのかなという感じ。
前走の御堂筋Ｓでテンから追われて走る気を出させたのがよかったのかもしれません。
Ｇ１で３着した馬にとっては恥ずかしい競馬を続けることはプライドが許さない、ってなってしまいそうな感じもしますけど、終わったと決めつけないでいろんなことを試している陣営に感服ですね。


６着　ゲシュタルト
あの手応えでダメだったのだからいい加減に距離あきらめれ。騎手替えてきたのもよくわかりませんし。


８着　オウケンブルースリ
乗り難しい馬だと思いますし乗り替わりでは苦しかったか。早めに動かして行くべき馬ですから騎乗としてはよかったとは思いますが馬に走る気がないのか、それこそメイショウドンタクのように終わったと見られてしまっても仕方ない敗戦。
前走得意の京都外回りでもいいところがありませんでしたから・・・トーセンジョーダンが取り消したとはいえ２番人気とはビックリ。
→次走狙い馬:メイショウドンタク  
→次走危険馬:コスモラピュタ  

勝ったナムラクレセントは2番手から抜け出し。
確かに距離延長は得意な馬ですし、不思議は無いですが、
今さらこの人気では買いにくいところです。

2着コスモメドウは手応え微妙でしたが、安定してますね。
さすがに3000で3連続好走してしまって本番は心配ですが。

エクセルサスは伸び切れず。
まぁさすがに少し無理のある狙いだったと反省しています。
レースレベル：2    
→次走危険馬:コスモメドウ  

　縦長の展開を２番手で追走していたナムラクレセントが勝利、和田騎手の位置取り、追い出すタイミングも良かったと思います。

　コスモラピュタはマイペースで逃げて粘りましたが４着まで、もう一息でしたが、頑張ったほうでしょう。

　和田騎手が鍵を握っているとは思っていたのですが、予想以上に良い騎乗をされてしまいました、もうちょっと後ろに気を取られてくれるとよかったのですが・・・

　太いと見えたモンテクリスエスが３着に飛び込みました、力をつけてきているなと思います。

　オウケンブルースリはイロイロ条件が難しい馬に思えます、人気はあるので基本的には切っていいかと。
→次走狙い馬:モンテクリスエス  
→次走危険馬:オウケンブルースリ  

次走狙い馬＝トーセンジョーダン

今回の出走馬で次走＝天皇賞・春で勝てる馬などいないはず。したがって回避したトーセンジョーダンしか狙い馬はいない・見当たらない。

次走危険馬＝ナムラクレセント

クレセント＝三日月が３番枠に入ったのが臭かったが、人気薄でしか走れない和田くんが見事に人気で走ったことだけでも次がないのは明白。
トライアル勝ち馬ということで多少人気になるだろうが、昨年の藤田くんトウカイトリックと同じ存在だろう。

次走危険馬＝コスモメドウ

一昨年の天皇賞・春をマイネルで勝ち、昨年の天皇賞・春は同じ馬で２着。今年は別の馬ながら同系のコスモメドウが松岡くんに代わったが、ハンデ戦とはいえコスモメドウをオープンで勝たせた時のジョッキーが和田くんとあってはこの２着は「順当」の一語。
では、本番期待できるかというとそうはいかないだろう。なぜなら今回のメンバーには一流クラスの馬が１頭もおらず、同馬の前走ダイヤモンドＳと同等レベルでの戦いでしかないからだ。したがって同馬も次走危険馬の１頭になるだろう。

※内田博が降りた時点でオウケンおしまい…

残念でならないのがオウケンブルースリの衰退である。たしかに新興馬主だけにもしかしたら復活の期待もあったのだが、主戦ジョッキーを降ろした時点で同馬はもうダメだったということがこれで証明されてしまった。
いくら若手では伸び盛りの浜中くんではあるが、所詮は競馬学校出であるからにはどんなに頑張っても内田博騎手以上の騎乗ができる訳がないのは周知のこと。つまり、乗り変わった時点で同馬はもう終わっているという証拠である。
ジャパンカップでウオッカとハナ差を演じた同馬だが、やはりあの時のメンバーはたいして強くなかったということなのだろう。

「ダイワスカーレットの方がウオッカより強い！」と私は今でも思っているのだが、何しろウオッカは牝馬でダービーを勝つという偉業を成しているので「強そう」なインパクトが付いているのだろう。

その意味では「レーヴディソールがダービーに出ればおそらく勝てる！」といえるかもしれない。何しろダービーを勝った時のウオッカのジョッキーと大して技量差のないジョッキーなのに破格の馬の力量で勝っている馬なのだから！

★四位くんウオッカでダービーを勝てる低レベル牡馬世代に匹敵するほど今年の３才牡馬も低レベルであるのは間違いなさそう…松田博先生ももう春の牝馬２冠はブエナビスタで獲っているのだから粋な計らいでダービーにレーヴディソールを使えば良いのに…
もう別に下手な恵まれジョッキー福永ちゃんがダービー勝ったって誰も何とも思わないだろう。なぜなら競馬学校出のジョッキーに上手いジョッキーなんて誰一人いないことは周知のことなのだから！
レースレベル：2
→次走狙い馬:トーセンジョーダン  
→次走危険馬:ナムラクレセント,コスモメドウ