勝ったフレンチカクタスはパドックはいかにもパワータイプの印象でやや頭が高い馬。レース内容も馬場にも助けられ枠にも助けられてのパワーでねじ伏せた格好での勝利。スピード感てのは物足りなかったのでうーん馬場が渋れば。または芝のＧが続くので芝が荒れれば面白い存在になれればいいかなあレベル

スピードリッパーはバランスのいい馬。外枠を活かして流れに乗って２着に来たものの長くいい脚を望めるタイプではないのかなあ。外回り向きではないのかあという印象

エーシンハーバーは流れに乗ってうまく権利取りに徹しての３着。騎手の意図がよくつたわった

ドナウブルーは体重減っていたのは調整内容からはびっくり。レースもいちかばちかをしたけど結局トライアルでいちかばちかをしないといけないということはその程度の馬ということです
レースレベル：2    
→次走危険馬:ドナウブルー  

重賞で3番人気以内を◎にしないという禁を破り、
しかも自信度Sとか惨敗フラグ立ちまくりだったんですが、
私でも上手くいく時があるんですね。

配当は大したことないですけど、一つ成長できたかも。
と言っても人気馬◎は今後も極力避けますが。

勝ったフレンチカクタスは中団から差し切り。
好スタートから今回も道中徐々に下がってましたが、
やはりこの馬は精神力が相当強いです。

2着スピードリッパーは終始抜群の手応え。
懸念されたとおり決め手が無くて差されましたけど、
しっかり2着を確保するあたりがこの馬の良さ。

3着エーシンハーバーは正直ビックリ。
コジーンにボストンハーバーで軽そうな血統ですし、
上位6頭中5頭が距離短縮組のタフなレースだったんですが。

桜花賞は正直ほとんどやる気無しですけど、
今年はフィリーズレビュー組も侮れない馬が揃ってます。
ただ、今回の上位馬は外回り1600という条件が問題でしょうね。

それならフォーエバーマークの巻き返し狙いが面白いかも。
今回は臨戦も条件も展開も最悪な中で結構粘ってましたし、
多分あまり期待せずにこの馬から買ってそうです。
レースレベル：5
→次走狙い馬:フォーエバーマーク       

【レース回顧】
差し、追込が好走し、逃げ、先行は苦戦する馬場。二桁馬番の馬が好走。外差し馬場と持久力を問われる展開で差し、追込馬が上位を占める前崩れのレースになった。

フレンチカクタスは好スタートから後方に控えて直線は外に出しての差し切り勝ち。レースセンスが高く、大崩れはなさそう。タイキシャトル産駒で、コース適性も高かった。

スピードリッパーはスタートで後方になるも道中で動いて中団まで押し上げ、直線でも伸びを見せるもフレンチカクタスに交わされ2着。09年のこのレースの勝ち馬ワンカラットと同じファルブラヴ産駒で、コース適性は高かったと思われる。連続して重賞で2着だが、共に持久力勝負でのもの。

エーシンハーバーは道中は行きたがる素振りを見せながらも後方に控え、直線では残り100で外によれるなどして1、2着馬には離されたが、しぶとく伸びて3着を確保。

ドナウブルーは行き脚がつかずに最後方からの競馬。4Cで大外を回され、直線でも最後方というロスの多い競馬で、上り最速の脚を繰り出すも4着まで。

ラテアートも出遅れて後方からの競馬だったが、ドナウブルーとは違い4Cをロス無く回っての5着。

逃げたサクラベル、2番手追走のモアグレイスが最下位、ブービーに沈む中、それらに絡んで3番手を追走し、直線では早めに先頭に立って、それでも0.5差の7着に粘ったフォーエバーマークは、展開が向けば巻き返しがありそう。



【感想】
震災の影響で調整に狂いが生じたはずの関東馬がワンツー。フレンチカクタス、スピードリッパーの調教、輸送に携わった方々には大きな拍手を贈りたいと思います。と同時に、軽視してすいませんでした。

ただ、阪神1400、稍重、持久力勝負で、タイキシャトル産駒とファルブラヴ産駒のワンツーというのは、条件がはまったという感じも……本番でレーヴディソールを脅かす存在になれるかというと、難しい気もします。

フォーエバーマークを狙い馬にしましたが、桜花賞で巻き返しがあるとは正直思っていません。NHKマイルCに出走してくれれば、高い評価をしたい一頭ですね。

最後に、レース後に急性心不全で急死したモアグレイスについて。競走馬は命がけで走っているのだと改めて実感させられる出来事でした。競馬を楽しむ以上、全ての競走馬、競馬関係者に感謝の気持ちを忘れてはいけないんだと思いました。
ありがとうモアグレイス。天国でゆっくり休んで下さい。
→次走狙い馬:フォーエバーマーク       

　馬場はもう少し悪化すると思っていたが、外差し馬場にはなっていたので問題なし。ペースが速くなるのはメンバーを見ればわかるもんな。

　フレンチカクタスは文句なしの快勝。何も注文をつけることはない。本番は距離延長＆相手強化で一銭もいらないけどな。血統的に時計のかかる馬場のほうが合っているし、今後も条件が揃えば。

　スピードリッパーはハイペースを考えれば出負けしたのが逆に良かったのかな。脚をためるよりも早めに動いて粘らせるほうが良いのは鞍上も織り込み済みのようで、上手く乗ったとは言えないが、この馬の持ち味を引き出す騎乗はできたかなと。本番は勝ち馬よりも面白いとは思うが小回りの1400or1800mのほうが向いてそう。

　エーシンハーバーは前走から差しをマスターして幅が広がってきた。本番も一発狙いで後方からの競馬のほうが結果がでそうな気がするが、この血統でＧ１で馬券になるとは思えないな。

　ドナウブルーは出遅れもあったがさらなる距離短縮でさらに後方に置かれた印象。能力は高いが距離適正がなく敗れる馬は毎年いるパターンで今年はこの馬だったか。２勝馬じゃ本番に出るのは厳しいのかな。2000mくらいで見てみたいが。

　ラテアートは出負けして腹をくくって後方からの競馬になったが、展開に助けられての好走。距離はここまでが限界だろ。

　フォーエバーマークかかかりよく行ってしまうのが難儀。自分の形になれば強いが・・・。状態も良くなかったと思う。

　モアグレイスはレース後に急死したそうで・・・合掌。

レースレベルは２レース前に行われた古馬1000万条件と0.4差なら悪くはないが全体的にはイマイチで『３』に近い『２』で。
　次走の狙い馬は本番でも消耗戦になればスピードリッパーが面白そうだが、あくまでも２着争い。
レースレベル：2
→次走狙い馬:スピードリッパー       

モアグレイスがレース後に急性心不全で死んでしまったそうです。桜花賞という大舞台に出られそうだったのですが・・・かわいそうに・・・
これで本番でレースを引っ張るのはフォーエバーマークになったのでしょうかねぇ・・・


◎アイアムアクトレス　１１着
馬場が若干悪化してくれたのはよかったのですがハイペースだったので番手では苦しかったか。内に張り付くいい競馬をしていたと思いますが、上位を占めたのはすべて外を回った馬ですし、仕方ないですね。
マイナス１０キロも効いているんでしょうか。この厩舎の仕上げにはそもそも期待していませんが。


１着　フレンチカクタス
大竹厩舎が栗東滞在で初めて結果を出しました。立ち回っての馬だと思っていたので普通に外を回して勝ってしまったというのは、わたしのこの馬の判断の見誤りなのでしょうかね。それか他が弱かったか。


２着　スピードリッパー
ハイペースになったところをちょっと早めに仕掛けた感じ。切れ勝負では苦しいんだろうから粘らせる判断をしたってところでしょうか。結果的にはよかったですね。
急遽の栗東遠征でもこういった競馬ができましたし、デビューが１８００ｍながら１６００ｍ、１４００ｍの重賞で連対しましたし、対応能力は高いですね。
桜花賞で馬群がギュッと凝縮されたウエシマ作戦みたいなレースになっても対応しちゃったりして。ひねくれずにレーヴから素直に買うなら相手にはいいでしょう。


３着　エーシンハーバー
後ろからの競馬。結果的に速いペースになってハマった感は否めないけど、ハマったというより武豊のレース勘というかそういう感じですかね。
逃げて勝ったことがある馬で今回は後ろから好走。ホエールキャプチャも逃げ馬と思わせておいて前哨戦で武豊が後方からの競馬をしましたっけ。何かそんな感じとダブってしまいます。
ひねくれずにレーヴから素直に買うなら相手にはいいでしょう。


４着　ドナウブルー
近年はいざ権利獲り！というレースでこういう結果になる馬をよく見る気がしますね。この馬もその仲間入りをしてしまいました。

予定から１週間伸びてもマイナス２キロ。もともと線の細い馬ですが食も細いようで体が増えてくれませんね。牝馬らしいと言えばそうなのですけど。
ずいぶんと外に振られてしまいましたが内をついて捌けるような精神力があったらプラス体重で出てこれるだろ？という話ですから仕方ないのでしょうね。
５着のラテアートとレースぶりはほぼ同じですからどのぐらいの評価をしてやったらいいのかはよくわかりませんが、年明けのシンザン記念からトライアルまで十分盛り上げてくれたという功労は認めてやらないといけないでしょう。
距離の適性をこのあたりと認めてマイル路線へ行くのか、はたまたあきらめずにオークストライアルなのか、あんまりクラシックでブイブイ言わせる厩舎ではありませんから前者なのかなぁ。


１２着　マイネショコラーデ
せっかく１週前と調教がガラリ一変したのに挟まれる競馬になってしまってはどういう評価をしていいのかわかりません。どうやら桜花賞に賞金順で出られそうな気配。できれば橘Ｓに行ってください。
→次走狙い馬:スピードリッパー,エーシンハーバー     

前に行った馬が軒並み惨敗したところをみると、先行馬が残れない展開だとわかります。
後半3Ｆが35秒台と遅く、いい抜け出し方をしたカクタスの反応の良さは収穫。
リッパーは無難な感じで、特に強調点はないような。相手なり。
ハーバーを前半押さえ付けて、直線前をカットされスムーズさを欠いたわりになんとかしたのは偉い。
ドナウブルーにラテアートも来てはいるけど、結局掲示板の上位馬は後ろからソックリ前に来た展開利は否定できませんね。

次走に向けて馬場にタフさがありマイル寄りだったのが救いでしょうか。
本番も前半は速くなりがちなので同じような展開は想像できますが・・・
それでも内枠の先行馬がぜんぜんだったので、枠順の利も味方したようでレース内容からは評価がうまくできません。

狙ったハーバーは脚性から中団前の位置で、外回りの方がいいでしょう。
なんだか先輩リターンズの匂いがします。
行けばあまくて、行かなきゃ足りない、小回り不向きような・・・
これドナウブルーにも言えるんじゃ。
レースレベル：2
→次走狙い馬:エーシンハーバー       

今まで私ドナウブルーのことドゥナブルーだと思っていた（笑）そんなことはさておき回顧を話します。

狙ドナウブルー　ゴール前で見ててもすごく外を回らされていたのがわかった。４コーナーですごく外を回らされた時点で掲示板外も覚悟したが、２着のスピードリッパーとはハナ＋ハナ差なので２着や馬場のいいとこをついたフレンチカクタスよりも上だと思うので、人気の下がりそうな次走は注目したい。もしこの馬が桜花賞に出れるならば、２着候補には入れたい。

危フレンチカクタス　次走は桜花賞になると思うが、1600ｍはあまりこの馬は良くないと思うし、人気もそこそこでそうなので危険馬に。

危スピードリッパー　早めに攻めれたのは良かったが最後のもうひと伸びがなかったし、この馬も次走は桜花賞になると思うので直線が長くなるからもうひと伸びがなかった点から
危険馬に。
レースレベル：1
→次走狙い馬:ドナウブルー  
→次走危険馬:フレンチカクタス,スピードリッパー

次走狙い馬＝ドナウブルー

やはり今回はリスポリ騎手に負けさせるために騎乗させた模様。
そもそもこの馬を恵まれ福永が降りた時点で他のどんなジョッキーが乗っても走ってはならなかったのだろう。
すべて福永のために仕組まれた茶番トライアルであることをこの馬の着順(４着)が証明したようなもの。
よって、本来なら次走も危険馬になる可能性が高いのだが、何しろこんな弱小メンバーたちでは次走期待馬に成り得る存在が同馬しかいない。
福永が乗り戻してくることを前提にした次走狙い馬である。

次走危険馬＝１・２着馬

１着フレンチカクタスの２着が北村宏のお手馬だったスピードリッパーでは、この両馬ともに本番桜花賞で好走など期待できる訳がない。
とはいえ、どうせ桜花賞は恵まれ福永がミスしても馬が勝ってくれるほど差があるのでどうせ引立て役にしかならないのは当初から変わらない。多少良かったことといえば大竹厩舎にとっては大きな重賞制覇になったことくらい。
逆に如何に競馬学校出ジョッキーがダメダメかを見せつけたのが２着横山典、３着武豊という年功序列で収まってしまったことだろう。

※日本競馬学校出ジョッキーの「ことなかれ公務員ジョッキー体質」丸出しの結果になったことが一番情けない。

しかしながら、他のジョッキーで期待できそうな馬に乗っていたのが騎手の腕より調教師の格を重視しなければならない秋山ごときでは期待した私が愚かだったと思うしかないだろう。

日本の生産界のレベルがどんどん世界に通用しているのに対し、騎手の公務員化が如何に酷いかが見てとれた桜花賞トライアルだったといえるだろう。
これまで武豊を天才だと思っていたことに一番情けなく思うばかりである。【武豊は単に競馬学校という組織体の中で抜けていただけ。世界的に見れば彼くらいの騎手は各地に掃いて捨てるほどいるのだろう。でなければクラストゥスくらいの騎手に勝たれる訳がないはずだから。武豊＝「ＮＢＡに挑戦したタブセくん」みたいな～もの！】
レースレベル：1
→次走狙い馬:ドナウブルー  
→次走危険馬:フレンチカクタス,スピードリッパー