12.4 - 11.0 - 11.6 - 12.1 - 12.6 - 12.3 - 12.1 - 12.4


　ほぼ平均的なラップを刻んでいるが、Ｌ４で12.6と少し緩んでいる。ラストまでほとんど落とさないラップ推移だが、ストローハットが抜け出したものではあるので、Ｌ４の緩みでやや団子になったことを考えても先行馬には少し苦しい競馬になったかな。まあそれでもある程度力通りの競馬になりやすい展開だった。ここでスムーズで上位に来れなかった差し馬は現時点でこの条件では力不足だったと。


　１着ストローハットはやや出負けし、やや後方から進める。道中ややおっつけ気味だが、展開的に前ががっぽり空いていて、競馬がしやすい状況で３角を迎える。３角で内のスペースががっぽり空いていて、しかも緩んでいたのでそこで内を通って楽に押し上げて追走。４角で手応えよく中目に出して３馬身差で直線。序盤で中目から鋭く伸びてくると、最速地点のＬ２で一気に先頭に立つ。Ｌ１で粘るタイセイ、追いこんでくるオースミを寄せ付けない完勝となった。う～ん…直線だけしか見てなかったので、強いなっと思ったんだけど、レース全体を見ると前半で恵まれたのは確かですね。４角までほぼ理想的な競馬。展開的にも緩みで押し上げて、そこから順々に加速していって直線を迎えたので、これは状況的にも一番スムーズで、トップスピードをしっかりと引き出せた要因の一つにあると思います。とはいえ、そのキレ味自体は非凡なので、やはり力自体は相当のものがあるかなと。ただ、タイセイやオースミあたりとは競馬の差でここまでの着差はついたけど、この条件では展開次第で逆転される範囲内だと思います。少なくとも見た目ほど抜けた存在ではないかなと。強いとは思いますが。


　２着オースミイチバンは出遅れて最後方からの競馬。道中やや押し上げながらの競馬で中団の後方ぐらいまでには押し上げる。３角でストローハットが内を行くのに対して、大外を押し上げていく。４角でかなり外に振られて、結果的に押し上げられず後方で直線。序盤で大外からグングン伸びて、Ｌ２では圏内に食い込んでくるが、Ｌ１では思ったほど伸びきれずにストローハットには差をつけられての２着完敗。とりあえずスタートの悪さがこのコースでは致命的でした。緩んでくれたら押し上げることもできただろうけど、これだけ平均ペースになると苦しい。ただそれでもトップスピードと持続力は十分に見せたのかなと。大外ぶん回して、３角に１馬身ほどだったストローとの差は直線までにかなり広がっていたし、かなりロスの多い競馬になった。ただ、これ自体はこの馬の適性で仕方がない。出が悪いとロスの多い競馬にならざるを得ない。非凡な素質は見せたが、現時点ではこのコースだと出の悪さとスピード不足で苦しいですね。強い競馬をしたと思うし、中距離でゆったりと外から押し上げていける競馬ができれば楽しみですね。端午Ｓ組との戦いが非常に楽しみ。


　３着タイセイシュバリエはまずまずのスタートからダッシュよくハナを窺いに行くが、シンボリが内からいくと、これを徹底して番手でマーク。道中も外から迫られることがあったが怯まずにこの位置を確保して３角。３角でも内目、逃げ馬を見ながら楽な手ごたえ、４角で並びかけるような形になるが、馬群も凝縮して２番手で直線を迎える。序盤であっさり先頭に立つが、Ｌ２でストローハットに交わされる。Ｌ１でもしぶとくは粘ったが、最後はオースミイチバンにも交わされての３着完敗となった。個人的にはこのコースで一番安定するのがこの馬かなと思います。今回はかなり苦しい競馬を強いられて、ペースは早かったが道中少し緩んで直線では団子。割と早めのペースなのにリードを作れないまま直線。そこからしっかり加速は出来たし、勝負どころでストローの脚に屈した形だけど、これはストローがあまりにも序盤に恵まれたという点も大きい。もう少し序盤先行馬が凝縮せずに、縦長で競馬ができていればこの馬に有利にレースは進んだと思うんだけど。直線でストローに対して３馬身も差がなかったら苦しかった。ただまあ、能力の絶対値という点ではオースミイチバンには及ばないのかなという気はします。あの競馬で最後ハナとはいえ差されちゃったので。戦っていく条件は違うとは思うけど、この馬も良いものを持っています。


　４着ネクタルはやや出負けから後方で進める。道中はストローハットの後方で進めて３角。３角で開いた最内をがっぽり突いて楽に押し上げ、４角では中団まで取り付いて直線。序盤で内目に進路を取ってしっかり伸びると、Ｌ２で抜け出したストローハットの後ろに進路を作って絶好の競馬だが、オースミイチバンにキレ負けしている。Ｌ１でばてたところをジリジリ伸びてくるが、オースミ、タイセイは捕えられない４着に終わった。差はわずかだけど、かなり大きな差がある４着だと思います。これ以上ない程恵まれた内容ですね。緩いところで最内誰もいない中、脚を使わず押し上げられたし、直線の進路もスムーズ。これでトップスピード負け、Ｌ１ジリジリで超絶ロスのあったオースミや先行して苦しい競馬となったタイセイに勝てないとなると苦しい。出負けしたのもあるけど、現時点ではまだ中堅といったところですかね。


　５着ワイドバッハはまずまずのスタートから先行争いの激化を見て、２列目に下げ、すっと最内ポケットを確保する。道中も激しい争いながら下がってくる馬もいなかったのでスムーズに進められる。３角で最内を追走、４角でやや前のスペースが狭くなり、追えずに馬なりで１馬身半差ほどで直線。序盤でタイセイが抜け出し、シンボリがばてたので進路は楽に確保。Ｌ２でタイセイに負けない勢いで内から伸びてくるのだが、ストローにあっさりっ交わされ、Ｌ１で詰め切れずに外から差されての完敗の５着となった。ん～まあ小牧の騎乗はほぼパーフェクトだったし、これでタイセイを交わせないところからも現時点では力負けでしょう。今回は先行勢の中ではベストポジションだったし、完敗です。


　６着キングブレイクはやや出負けも最序盤は中団で進められる。だが、向こう正面でスピード不足か徐々に追走に苦労して後方に吸収されてしまう。３角で内目を通れ、４角で緩んだところで多少ポジションを盛り返し、中団やや後方で直線。序盤で進路はしっかり開くのだが、ジリジリ。Ｌ２でもジリジリとしか伸びず、Ｌ１でようやく伸びを見せたが急追とまではいかずの完敗。基本的に追走力不足ですね。ダートスタートでは先行できていたので、芝スタートに替わって苦労したのかなという感じですかね。あの競馬では仕方ない。ただそれでも、後半は藤岡にしてはロスなく乗っていたし、最後もジリジリ。ばてていないし底は見せていないけど、この条件が良いとは思いませんね。今の段階では1800以上の方が良いと思います。


　１１着レッドクラウディアは五分のスタートから楽な手ごたえで先行争いも、前が横一列となって苦しくなるので意識的に下げて内目を確保。３角手前で激しく手が動き押し上げていく。３～４角で内目を追走、タイセイシュバリエの後方と絶好位で直線。しかし序盤から追われても追走に手いっぱい、Ｌ２で失速しての11着惨敗となった。ん～まあ敗因は幾らかあるのでどれと決めつけることはできないかなあと。１つはやっぱり距離。平均ペースで進んだけど、道中若干緩んだ。向こう正面で下げたあとの反応の悪さも感じたけど、やっぱりスピードでなだれ込む競馬の方があっている感じ。高いレベルの東京マイルで、しかも勝負所での加速力も求められては辛かったのかなと思います。あとは、要所以外で脚を使いすぎた。基本的にバテ差タイプの馬なのは確かなので、序盤スピードに乗って下げるために抑えて、そこから押していって前に取り付いたところで12.6と緩んで、また直線で加速といったような形にはなっているので、これで脚を使ってしまったのもあるかもしれない。今回に限れば序盤に下げたならそのまま無理せず直線に賭けた方が良かったかもしれない。というわけなので、現時点では敗因がどれとはわかりませんが、ちょっと強引な競馬だったのは確かなので、1400ｍで外枠でも引いてスムーズに競馬ができれば挽回できると思います。


http://blog.livedoor.jp/catassan/
→次走狙い馬:オースミイチバン,タイセイシュバリエ
→次走危険馬:ネクタル  

ストローハットはスタートからゆったり出して前の集団を見ながら内を進んで、良い感じで追走。
４角では前が開けば突き抜ける手応えで、直線で前が開いたらしっかり伸びて勝利。
自分の見解は間違っていなかった！

オースミイチバンは出遅れて最後方から、直線は大外からいい脚使うがストローハットとの差は大きく、2着まで何とか持ってきた。
テンで置かれる可能性は想定していましたが、出遅れは焦りました。

キングブレイクやや出遅れたと言ってもあの乗り方はない。
最後は能力で追い込んできたが、完全に脚余している。
レッドクラウディアは完全に距離。

3着が兵庫CS2着だったタイセイシュバリエなので、買える馬だっただけに3連単(212.1倍)を取りたかった。
馬券は1,2番人気で安けど、馬連大本線で的中！
ガッツリいただきました。

12.4-11.0-11.6-12.1-12.6-12.3-12.1-12.4

1着◎ストローハット
2着○オースミイチバン
6着▲キングブレイク
11着△レッドクラウディア

馬連 4-8
8.3倍的中!!

キングブレイクは先行できるメンバー、または乗り替わりがあれば楽に1000万下は勝てる。
レースレベル：4
→次走狙い馬:キングブレイク