勝ったマジンプロスパーは3番手から押し切り。
やはり休み明けがダメな馬ではなかったですね。
相手強化に怯んで相手弱化で普通に走るだけの馬でしょう。

2着スプリングサンダーは後方から一気の差し。
距離短縮に強いクロフネ産駒ですし、気にはなったんですが、
1400ベストという印象もあり、人気的にも微妙な存在でした。
思い切り嵌ったので次は危ないでしょう。

リーチザクラウンはしっかり距離慣れして追走できましたが、
重馬場なのに33秒台で追い込めるような馬場で決め手負け。

一旦大きく落ちた人気は復活しにくいので次も人気薄でしょうけど、
タイミング的には今回だったため、次こそという感じでもないです。
レースレベル：3    
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第４８回CBC賞（２０１２年）は、
１番人気のダッシャーゴーゴー（横山典）が３着に敗れ、
２番人気のマジンプロスパー（浜中）の勝利で幕を閉じた。

競馬理論は、
高松宮記念（２０１２年）の内容から
能力的にはマジンプロスパーよりも
ダッシャーゴーゴーが上と判断していたが、
１．５キロのハンデ差と先行馬が少ないメンバーで
逃げ馬の外をすんなりと追走できそうな展開面を考慮して、
マジンプロスパーを本命に予想した。

レースでは、マジンプロスパーは、
逃げたエーシンダックマンの外目を楽に追走し、
直線で早目に抜け出すとそのまま押し切って、
第４８回CBC賞（２０１２年）を制覇した。

マジンプロスパーの第４８回CBC賞（２０１２年）の勝利は、
ダッシャーゴーゴーが
５９キロのハンデにより力を出し切れなかったことに
恵まれたものでもあるが、
早め先頭で自ら勝ちに行く競馬によるものでもあり、
レース内容としてはそれ相応の高い評価が必要である。

よって今後のスプリント戦線（２０１２年）においても、
安定した先行力を持つマジンプロスパーに
高い評価を与えるべきである。

ただしマジンプロスパーは、
インの３番手の絶好位を走ったシルクロードステークスで
８着に惨敗したことからも分かるように、
内で包まれると能力を発揮できない可能性がある。

よって今後のスプリント戦線（２０１２年）においても、
マジンプロスパーが内枠を引いて
且つ外に速い逃げ馬がいる時には
過大評価は禁物とも
競馬理論では判断している。

一方、第４８回CBC賞（２０１２年）の２着には、
７番人気のスプリングサンダー（四位）が追い込んだ。

競馬理論は、
マジンプロスパーにこそ敗れはしたものの、
高松宮記念２着のサンカルロに先着した阪急杯の内容から、
たとえ開幕週の馬場であっても、
インが極端に有利な馬場にさえならなければ
好走可能と判断し、
スプリングサンダーに
それなりの高い評価を与えていた。

レースでは、スプリングサンダーは、
スタートで出遅れてしまったこともあり後方で脚をため、
直線で大外に持ち出されると
上がりナンバーワンの脚を使い、
きっちりと２着に追い込んだ。

スプリングサンダーの
第４８回CBC賞（２０１２年）の２着は、
短距離戦線ならば確実にいい脚を使い、
展開さえはまれば一線級とでも
差のない競馬ができる能力を示した。

よって今後の短距離重賞戦線（２０１２年）においても、
スプリングサンダーには
それなりの高い評価を与えるべきである。

ただしスプリングサンダーは、
追い込み脚質なので、
先行馬が少ないメンバー構成や
インが極端に有利な馬場では
脚を余す可能性が高いとも競馬理論では判断している。

さて、、第４８回CBC賞（２０１２年）で
１番人気に推されたダッシャーゴーゴー（横山典）は、
人気を裏切り３着に敗れてしまった。

競馬理論は、
ダッシャーゴーゴーを能力的には一番と判断していたものの、
５９キロのハンデと
休み明けでは能力を完全に出し切れないであろう点を考慮し、
ダッシャーゴーゴーの評価を下た。

レースでは、
ダッシャーゴーゴーは中団の馬込の中を追走し、
直線でもジリジリと伸びたものの、
結局は３着を確保するのが精一杯であった。

ダッシャーゴーゴーの
第４８回CBC賞（２０１２年）の３着は、
悲願のG1制覇を狙うという意味では
物足りない内容であったが、
休み明け５９キロというトップハンデを考慮すると、
悲観すべき内容でもない。

よって今後のスプリント戦線（２０１２年）において、
ダッシャーゴーゴーが巻き返す可能性は高い。

なおダッシャーゴーゴーは、
スプリント戦線（２０１２年）で
トップクラスの能力を秘めることに疑いの余地はない一方、
圧倒的な能力を秘めるとまでは言い難い。

そのため競馬理論は、
ダッシャーゴーゴーが展開や条件次第では
第４８回CBC賞（２０１２年）のように
取りこぼす可能性もあることを考慮して、
最終的な評価を下すべきと判断している。

以上のように、
第４８回CBC賞（２０１２年）は
マジンプロスパーの強さが目立つ一戦となった。

しかし現在のスプリント戦線（２０１２年）は、
中心馬不在の混戦模様のため、
展開や条件次第で大きく着順が入れ替わる。
よって、競馬理論のファンの方は、
今後のスプリント重賞での穴予想をお楽しみに。
http://www.keibariron.com/
レースレベル：3
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12.0 - 10.6 - 11.1 - 11.2 - 11.3 - 12.5


　夏の中京は高速馬場で行われていたのだが、日曜日は午前中からずっと雨が降り続いていたせいもあってか、時計が掛かってタフな馬場になっていたようだ。実際中京1200の傾向としては珍しいきれいな前傾ラップになっていることからも、思った以上に前には苦しい競馬になったように思う。純粋なスプリンターには苦しい競馬になったような印象。


　１着マジンプロスパーは五分のスタートから、外目、前を行く２頭を見ながら３番手に押し上げる。３～４角で中目を追走して、２番手、１馬身ほどの差で直線。序盤で逃げるエーシンダックマンを競り落とすと、Ｌ１で抜け出し、突き放そうという所で外からスプリングサンダーの強襲を受ける。それでもセーフティリードを保ったまましっかりと粘りきっての完勝となった。これ前半の３Ｆ33.7の流れで、馬場を考えるとかなりハイペースだったと思われる。序盤の段階でスピードを見せてしっかりといい位置につけられたのは大きかった。この辺り、しっかりと1200ｍに対応できている感じではあるが、やはり中京でスムーズに良い位置につけられる枠を得たというのも大きかったように感じる。一度パンパンの良馬場1200ｍでどこまでやれるのか見てみたい。Ｌ１がこれぐらい落ち込むほどの持久戦でこそ良さが出る馬だと思う。今回これほどスムーズにいい位置で競馬ができたのは重い馬場も多少の影響はあったのではないかなあと思う。もちろん、本格化しているのは間違いないと思うし、今後もスプリント～1400路線では主力の１頭になってくるだろうけど、まだ良馬場なら1400がベストじゃないかなあ。


　２着スプリングサンダーは出負けして後方から進める。３角では内目でロスなく立ち回り、コーナーの下り坂を使って４角で外に持ち出して後方、大外で直線。序盤でジリジリながらしっかりと伸びて中団まで押し上げると、Ｌ１の落ち込みでばてずにぐんぐん伸びてくると、前で伸びあぐねる差し馬たちを尻目に外から強襲。あわやのところまで迫ったが、最後はマジンを捕えられなかった２着。出が悪かったしペースも早かったので、この競馬ではここまでが限界でしょうね。Ｌ１落ち込む馬場も大きかったし、ある程度嵌った２着だと思います。持続力に関しては阪神1400ｍでも見せていたように一級のものはあるし、この馬の適性と展開、馬場が嵌ったという感じでしょうね。本質的に1200ｍのスピード勝負向きではないような気がします。強い馬なんだけど、しっかりスピードに乗るまでに時間がかかる。本質的にはバテ差しタイプだと思います。1200だと今回のように色々な要素がからんでこないと苦しいかなと。


　３着ダッシャーゴーゴーは五分のスタートから積極的に押されて好位にとりつけるが、行き脚という点ではやや見劣る。３角で中目追走、４角で外に出して中団で直線。序盤で外からしっかりと伸びを見せるがいつものキレ味はない。Ｌ１では脚色少し鈍くなりスプリングサンダーに交わされる。オウケンサクラにまで強襲されたが何とか粘りきっての３着。内容としては強い競馬。序盤のハイペース、坂スタートの地点でかなり脚を使っていた割に良いポジションには付けなかった。前傾ラップでタフな馬場に59kgの坂スタートとかなり悪条件だったので、序盤のスピードで見劣ったのは仕方ない。この馬の持ち味であるトップスピードもこの馬場でこのペースでは活かし切れなかったと思うし、ハンデもろもろを考えてもやっぱり強い馬であることは確か。結局宮記念のように勝負に行って甘くなった感じは払拭できなかったけど、安定はしているし今後もある程度は期待できそう。軽い馬場でこその馬なので、次走はそういう条件なら更に上を目指せるはず。


　４着オウケンサクラは五分のスタートから押して押して追走、何とか中団には付ける感じ。３角でも外目からそのまま押し上げてじわっと加速すると好位まで。４角でそのままの勢いでエーシンヒットマンの後ろから押し上げを図るが、ここで置かれる形で６番手、４馬身差ほどで直線。序盤で脚色見劣り、ダッシャーやスプリング、内の馬にも差を広げられているような感じだったが、何故かＬ１で急に盛り返すとそこからはばてた内の馬を尻目に、差をじりじりと詰めてきて、最後はダッシャーゴーゴーにまで迫る勢いで４着。個人的にはイメージと違う形となったけど、この距離ならスピードの持続力の方が勝っている感じ。思っていたよりもハイペースになってしまったので追走に苦労したけど、緩まないラップの中でコーナーで押し上げていきながら、直線最後までばてなかったことを考えても、持続力は相当なものがある。個人的にはこの馬はある程度緩んだ方が良いと思っていたんだけど、この競馬だと1200～1400ならかなり安定しそうな印象。特に1400ｍを走らせてみたいなあ。阪神でも京都でも対応できるタイプだと思うし、この競馬は新味を引き出したといえそう。結果的に馬券には絡めなかったけど、状態が戻ってきたことと、この距離付近に適性があるということを見いだせたという点では価値がある一戦だったと思います。ただやっぱり良馬場となると純粋なスピード勝負では分が悪いと思うので、1200ｍなら色々な条件が付くかなと。


　５着エーシンヒットマンはやや出負けから押して押して追走、好位の外ぐらいには付ける。３角で外目を押し上げて、４角で勢いに乗って前を目標に４番手２馬身差ほどで直線。序盤ではそれなりに伸びてきてはいたが、ダッシャー辺りには見劣る感じ。Ｌ１で脚色が衰えるとオウケンサクラにも交わされて、上位とは離された形の５着に終わった。圏内からは離されたけど、勝ちに行く競馬をしたし、とにかくコーナーでロスが多かった。11秒台が続くところでロスがあったわけだし、脚を使って直線序盤でもまだしっかり伸びは見せていたのだから力は見せたといえそう。今回は求められる適性面でも1200以上のものが問われたと思うし、純粋なスプリンターとしては健闘できていると思います。


　７着エーシンダックマンは好スタートから楽にハナを取りきったが、後続にも突かれてペースを落とせない形。３～４角で最内立ち回り、差を詰めさせずに１馬身差のリードを保って直線。序盤で既に脚色鈍っていて、すぐにマジンに交わされる。ラストは意外と踏ん張ってはいたが、圏内からは大きく離されての７着となった。これも頑張ったと思いますけどね。ここまで道悪になるとこの馬の良さは消されてしまう。ただ坂スタートはやっぱり速いね。すっとハナを取りきれた。あそこで良馬場なら楽にスピードに乗れて、マイペースで行けたと思うんだけど、やっぱり重馬場だと脚を使わされちゃう印象。最終的には京都向きだとは思うけど、オーソドックスな1200ｍに比べれば中京は本来得意だと思います。今回は馬場も展開も悪かった。


　９着グランプリエンゼルは五分のスタートから内ポケットの好位で進める。３角では最内ポケットで脚を溜めて、４角で脚色の良いマジンプロスパーの後ろに進路を取って５番手２馬身半ほどで直線。序盤でキレ負けしていると、Ｌ１で持ち味の持続力が出るかと思いきや、下がって行ってしまい、９着完敗。ん～ちょっと分からない部分が多いですね。スピードが足りない馬ではあるので、道悪は良かったと思うけど、やっぱり序盤にいつもより無理して前目につけたのが大きかったかもしれない。ん～でも少し負けすぎな気はする。雨が降って条件はある程度揃っていたはずなので、勝ち負けはともかくとして、Ｌ１でばててしまったのは不安材料かなあ。



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→次走狙い馬:ダッシャーゴーゴー,オウケンサクラ
→次走危険馬:スプリングサンダー,グランプリエンゼル

重ハンデ馬が１・３着では高いレベルに設定できない。よって平均レベルの３とした。

■＝マジンプロスパー

今回積極競馬で勝てたことで秋のスプリンターズＳへの期待度は高まった。

□＝スプリングサンダー

出遅れても好走できたのは幸いだったが、今回の好走がハンデ差を利したものであるのは明白。
反対に「もし出遅れていなかったら」と惜しまれてならないだけに次走好走する可能性はほとんどないはず。
レースレベル：3
→次走狙い馬:マジンプロスパー  
→次走危険馬:スプリングサンダー  

何とかなる可能性が見えてきた。
リーチザクラウンにもう一度１２００ｍを走らせたい。
生き生きと走る姿は見ていて頼もしく見える。
距離は短いほうがいいのか？
相馬眼を持たない私でも結果を楽しみに待てる気が出たレースであった。

次走を楽しみにします。

来週の転がし馬券を検討します。
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　大方の予想通り、エーシンダックマンが逃げ、マジンプロスパーがその後ろについていきました。
　直線の上り坂にかかり、エーシンダックマンが苦しくなったのに対し、マジンプロスパーは最後までスピードが持続して、レコードタイムで勝利。
　今の中京ならレコードだから良いタイムかは分かりませんが、しまった流れを最後まで垂れなかった馬は強いと言えるでしょう。

　ラップだけ見ると前傾ですが、前半に下り、後半に登りの坂があるのでこれはしょうがない。ややハイペースではあったかもしれません。
　上位２頭は阪急杯の１，２着馬と同じ。３着にも阪神など坂のあるコースで強いダッシャーゴーゴー。オウケンサクラも桜花賞で２着など力強さは持っていたか。
　５着のエーシンヒットマンも前走は阪神での勝利。

　逆に今回本命にしたエーシンダックマンは平坦向きだったか・・・、前に一度同じミスをやっていた気がします。

　グランプリエンゼルも雨による重馬場は得意ですが、坂のあるほうが良いというわけじゃないようですし、ここは考察不足でした。

　まだ中京の芝コースはデータが足りず、決め付けるのは危険ですが、阪神での適正が鍵になりそうかと思いました。

　この敗戦でエーシンダックマンが人気を落とすようなら、平坦コースで見直したいです。
レースレベル：4
→次走狙い馬:エーシンダックマン