2012年　タイム 1'34"3 (良) 1FAve=11.79 3FAve=35.36

ラップ
①12.2-②11.1-③11.7-④12.2-⑤11.6-⑥11.9-⑦11.7-⑧11.9
1FAveとの誤差
①+0.4 ②-0.7 ③-0.1 ④+0.4 ⑤-0.2 ⑥+0.1 ⑦-0.1 ⑧+0.1
テン35.0-中盤23.8(3F換算35.70)-上がり35.5　『前傾・一貫』

『前傾』・・・逃げ×　先行△　差し○　追込◎
『一貫』・・・逃げ△　先行○　差し◎　追込△

1着ジェンティルドンナ・・・ディープインパクト×Bertolini=サンデーサイレンス×ダンチヒ　〔16-f〕　３－４
2着マイネルアトラクト・・・アドマイヤマックス×トウカイテイオー=サンデーサイレンス×マイバブー　〔16-h〕　３－３
3着プレミアムブルー・・・サムライハート×タイキシャトル=サンデーサイレンス×ヘイロー　〔3-l〕　２－２

流れは、テン-上がりのラップ差から『前傾』と中盤と上がりのラップ差の少なさから『一貫』の複合ラップ。展開的には、差しが最も恵まれ、次いで追込、逃げ・先行には厳しい流れ。

1着ジェンティルドンナは、前走未勝利戦1着(=阪神芝1600m)からの好走。京都芝コースは(0-1-0-0)、芝1600m戦は(1-1-0-0)。前々走新馬戦は不良馬場を速い上がりも繰り出しながらも届かずの内容で、前走未勝利戦では先行しそのまま速い上がりでまとめての好走の内容。今回も先行しつつ鋭く抜け出しての好走と時計も詰めて好走している点は評価したく、今後の活躍にも期待する。
　ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。母父Bertoliniはダンチヒ系で、仕上がりの早い短距離・マイラー血統だが、底力に欠ける。2歳の新馬から走り、3歳前半までは芝の重賞でも無視できないが、あくまでも穴狙いが正解。
　No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。今回は叩き良化型の牝系の特性と、分枝記号特性を上手く活かしての好走と考える。

2着マイネルアトラクトは、前走500万条件戦千両賞4着(=阪神芝1600m：0.4秒差)からの好走。京都芝コースは初だったが、芝1600m戦は(1-0-2-3)。これまでも先行する馬で突き抜けないが3着までには来るというようなタイプだったが、相手なりに好走するタイプの馬でした。この手のタイプは格が上がっても負けずに好走することも多く、相手強化がプラスに働く場合が多いので、今後も警戒したいと思います。同じ時期に開催される京都金杯と同じの京都芝1600mということもあり、傾向も似ているようで内枠で先行する馬の好走が多い傾向もうまく活きたと考える。
　アドマイヤマックス産駒はサンデーサイレンス系で、平坦向きの軽いスピードを備えていて、好位や中団から差させると見所のあるレースをするタイプ。ローカル短距離ならクラスはともかく狙っていけるが、中距離は差して届かずが目立つ。これが突き抜ける脚を使うと本格化の兆しで、父母父ノーザンテーストの成長力によるものと思われる。ノーザンテースト系は丈夫な体とミラクルな成長力を有すが、アドマイヤマックス産駒の成長力も父母父ノーザンテーストによるものと考える。また芝のやや重も得意で、この点も父母父ノーザンテーストの特性によるものと思われる。本馬のこれまでの成績もこの本格化前のアドマイヤマックス産駒の特性によるものと考える。母父トウカイテイオーはマイバブー系で、持久戦に強く、平均的に速めのラップを刻むレースになると一気に台頭する、芝の中長距離血統。変に溜めるより強気、強気の競馬でこそ活路が開く。早仕掛け利く、ローカル芝2600mなどは絶好の舞台。
　No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号hは、揉まれ弱く、基本的には広いコースがベストで、器用さには欠けるが、広いコースでの持久戦は得意。小回りコースの場合は外枠か先行策が必須。

3着プレミアムブルーは、前走500万条件戦6着(=阪神芝1600m：0.6秒差)からの好走。京都芝コースは(1-1-0-0)で、芝1600m戦は(1-0-0-1)。本馬も内枠で先行できるタイプで、この時期の京都芝1600m重賞が内枠の先行馬有利な傾向が活きたと思われる。。
　サムライハート産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライやミスキャストと同じサンデーサイレンス×トニービン配合。芝の1600m～2400m向きで、末脚のキレ味が武器で、スローな流れからじっくり助走をつけて末脚を使う競馬に向きそう。その分勝ちきれずに着を重ねるタイプも多くなりそうだが、成長力はある。母父タイキシャトルはヘイロー系で、得意コースに1200mが並ぶ、速さと粘りの血統。高速決着も望むところ。仕上がりの早さを活かして、2歳の新馬からスピード全開。内枠からポンと出て最短コースを抜ける器用さを持ち、内枠の成績が良い。また好調期は連続して好走し、勢いがなくなるとスランプを迎える波の大きさもある。“フレッシュ”が好走条件で、穴を狙うなら短期休養明けと距離短縮がオススメ。
　No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。

シンザン記念のポイントは、
①流れは、『前傾』や『一貫』など締まった流れに近年なりやすい。
②内枠の先行馬に有利な傾向。
③速い上がりを繰り出せるサンデーサイレンス系。ややスタミナ型サンデーサイレンス系向き。
→次走狙い馬:ジェンティルドンナ,マイネルアトラクト     

シンザン記念の回顧じゃないです。新春競馬を予想しての反省をつらつら書かせてもらいます。

新春競馬は完敗でした……
で、予想方針を変更せざるを得なくなりました……

買い方に関して、ワイドを多用して当てに行く方針でしたが、当たってもリターンが少なく、年明け早々3レース外した現状を考えると、ワイドでこつこつ当てて負けを取り戻すのは困難だと思います。さらに「ワイドだから軸馬も3着までに入ればいいや」とか「ボックス買いだから本命馬がとんでも当たるわ」とか心のどこかで思ってしまい、本命馬の選定が雑になっていた感も否めません。
これからはデータクラッシャーが突っ込んできたら仕方がないというスタンスで、馬連、3連複を買っていこうと思います。そして、本命馬＝軸馬として、慎重に選ぶことを心がけます。

それから、負けて気付いた予想の注意点を自分への戒めとして書いておきます。

「負けたレースで評価を上げるな。勝ったレースで評価を下げるな。」
ハイペースを先行して負けたから今回は巻き返すとか、条件が違うレースで勝ったから今回は条件が合わないとか、簡単に考えてしまう癖が私にはあるようです。
でも、理由のある敗戦はノーカウントにはなっても、敗戦そのものをプラス要素にはしてはいけないですよね。それ以前に今回の条件に近いレースで好走した経験があって初めて、巻き返す可能性を見出すべきなんです。
その逆も同じです。条件が合わないレースで勝ったからといって、その勝利そのものをマイナス要素にするのはあまりにも乱暴すぎます。それ以前に今回の条件に近いレースで凡走しているのなら、それがマイナス要素になります。
もちろん、経験が少なく能力や適性を推測せざるを得ない場合もありますが、そういった馬は未知の部分が大きいですから、本命にするのは避けるべきですよね。

「未知の魅力より実績を重視すべし」
未知の部分が大きい馬よりも、実際に能力、適性の高さを示す実績を持つ馬を高く評価するべきだと思いました。マイルは未知数のサダムパテックよりも、マイルで良いレースを続けていたマイネルラクリマを中心にすべきだったのです。
もちろん、ジェンティルドンナのように未知の魅力を重視した方が良い結果になることもありますが、私の場合はどっちつかずになってどっちも外しているので、方針をしっかり決めておこうと思いました。

「データで良くも悪くもない馬は、過去の成績を見てしっかり評価する」
データ的には買い材料も消し材料もない馬を簡単に軽視して痛い目を見ることがよくありました。過去の成績から能力と適性をしっかりと見極め、場合によっては、データ的に買い材料にあふれていても能力、適性に疑問がある馬よりも高い評価をする必要だと考えました。データに固執してしまうと、データ予想の長所である守備範囲の広さが活かされなくなってしまうということですね。

たった一週間で続々と反省点が……
まだまだ失敗と反省の繰り返しになるでしょうが、見捨てないで下さいね。
→次走狙い馬:ジェンティルドンナ       

12.2 - 11.1 - 11.7 - 12.2 - 11.6 - 11.9 - 11.7 - 11.9

シゲルアセロラが少し飛ばし気味に行った感じですが他はそんなに速くなくてほぼ切れ勝負になったか。
珍しくフジテレビの競馬中継を観ていたら井崎先生が
「グラーネのスタートは注目。あんなスタートする馬見たことないよﾌﾌﾌﾌﾌ。」
と言っていたので注目していたら、先生の言った通り変なスタートをしてくれてお腹いっぱい。


１着　ジェンティルドンナ
向こう正面で多少持っていかれ気味でしたけどなんとかなだめて折り合っていましたね。縦長になってくれてグチャグチャに揉まれることもなく結構楽な競馬になったと言えばそうかもしれません。
牝馬らしいと言えば牝馬らしい細身の馬体。坂路調教でも遅れていたように非力な感じは否めないところ。今回はとりあえず平坦コースなのでよかったけどトライアルではもう１度様子をみたい。本番も坂のあるコースですし。


２着　マイネルアトラクト
関東馬は最近よく頑張りますね。ロスなく乗れたこと、内目の前づけをしていればそう簡単に止まらない馬場の恩恵もあったと思います。まぁ去年ほど極端な馬場ではありませんけどね。
パワーがありそうな馬体は目を引きました。性別が違うとはいえ非力に映った勝ち馬とは違って今回負けた分は坂のあるコースで巻き返せると考えます。賞金を加算できたのでトライアル１本に絞れるであろうローテーションにも好感を持てます。
このしぶとさは去年でいうとプレイのような感じでしょうか。そのぐらいは走るとは思います。


３着　プレミアムブルー
京都が向くのでしょうかね。揉まれずに進めることができましたし、なかなか止まらない馬場の恩恵もありましたか。京都開催の内に活躍しておきたいところでしょう。


４着　トウケイヘイロー
バラついて前に壁を作れず→やむなく早仕掛け→４着という朝日杯と全く同じ競馬になってしまいましたね。それにしても１番人気になるとは驚きでした。
マイルがダメということはないと思うんですが、とにかく前に壁を作れる枠を引かないことには・・・


５着　シゲルアセロラ
もうちょっとゆったり行きたかったのかもしれませんがキャリア不足で初のマイル戦ですから仕方ないですよね。バッタリ止まっているわけではありませんのでそんなに悲観する内容ではないかと思います。



勝ち馬から６着のタイセイシュバリエまでは４コーナー通過が６番目以内の馬ということになりました。


７着　オリービン
後ろで溜めて最後は来ていますけど時すでに遅し。いえ、遅すぎ。簡単には止まらない馬場で確かに苦しいんですけどそれにしても遅すぎ。


８着　レオンビスティ―
４コーナーで先団を捕えに行ったんですが最後止まっていますね。これは単純に距離が長いということでいいんじゃないでしょうか。
ダートの短距離の番組もありませんし、芝の１２００ｍは重賞しかないですし、しばらく苦戦しそうです。


他

１２着　グラーネ
あんなスタートが下手な馬で４番人気とはビックリですね。いくらなんでも豊さんがかわいそうです。


１４着　ピュアソウル
いい枠だったんですけどね。外に出してしまったのもあるけど、それにしても伸びていません。そもそも力が足りないのかもしれませんね。自己条件なら・・・と人気になるようなら嫌って妙味か。
レースレベル：2
→次走狙い馬:マイネルアトラクト  
→次走危険馬:ジェンティルドンナ,ピュアソウル

なぜ1番人気のトウケイヘイローが負けたのか。それが疑問に思っている方も多いはず。

実は1,2,3,4着の馬の差は全然差がないのです。まともに戦ったら4頭一線にゴール板を抜けているかもしれなかったのです。

なぜ負けたのか、それは京都コースは今日内伸び馬場だったということ。それに、マイペースでシゲルアセロラが逃げたことにあると僕は思います。

まず、好スタートを決めたのはシゲルアセロラ、トウケイヘイロー、レオンビスティーなどです。

ここで一気にハナを主張したのはシゲルアセロラのみ。これがまず人気馬が負けた敗因となりました。シゲルアセロラはそこまで飛ばしておらず、後ろの馬が押さえただけであって、そこまで速いペースにはならなかった。

直線に向いた時点でシゲルアセロラのみが逃げて、それを追う形で内からマイネルアトラクト、プレミアムブルー、ジェンティルドンナ、トウケイヘイローなどがいたんです。ここで1～4着が一線に並んであるのです。このまま4頭のおい比べになれば確実に4頭一直線に並んでゴール板を過ぎていたことでしょう。しかし、なぜそうならなかったのかというと、先ほども話したように京都の馬場は内伸び馬場だったわけです。そこで、内にいたマイネルアトラクト、プレミアムブルー、ジェンティルドンナが抜け出し、外にいたトウケイヘイローは馬場の関係で負けたわけです。

次に期待ができると思うのは直線で並んでいたマイネルアトラクト、プレミアムブルー、ジェンティルドンナ、トウケイヘイローなどがいますが、ここで4着に負けたトウケイヘイローは次走は人気を落とす確率が上がるので、次はおいしい馬券を取れそうです。

危険な馬はシゲルアセロラ、ピュアソウルです。シゲルアセロラは1頭だけしか逃げてないからここまで粘れたのであって、楽に逃げられなかったら大敗していたと思われる。ピュアソウルは前にいながら負けており、あまり力はないと思われる。
レースレベル：4
→次走狙い馬:トウケイヘイロー,オリービン
→次走危険馬:シゲルアセロラ,ピュアソウル

シゲルアセロラがちょうどよいペースで飛ばし、一度12.2と息を入れることもできたし、前に不利ではない流れになったと思う。

オリービン
これは小飛びであまり強い末脚を持っているタイプと思えないから、後手に回ったのがひとつ問題だったのではないか。ゲート難が解消すれば今後安定すると思う。

プレミアムブルー
ヒロシTMが言っていたように、やはり京都巧者なのかもしれない。

ジェンティルドンナ
やはり力があるし、ロスなく好騎乗だったので文句ない勝ちだった。ソツないレース運びで、センスも良い馬なのだと思う。今後も崩れにくそうなタイプの馬。
ジョワドとの対決が楽しみになった。

マイネルアトラクト
今日の京都の馬場は、内側が良いと感じられた。
内ぴったりの好位置を進めたことが好走の一因ではないかと思う。まだちょっと高い評価はしたくない。
→次走狙い馬:ジェンティルドンナ  
→次走危険馬:マイネルアトラクト