2012年　タイム 2’00”6 (良) 1FAve=12.06 3FAve=36.18

ラップ
①12.4-②10.8-③11.9-④12.3-⑤13.0-⑥12.7-⑦12.3-⑧11.8-⑨11.7-⑩11.7
1FAveとの誤差
①+0.3 ②-1.3 ③-0.2 ④+0.2 ⑤+0.9 ⑥+0.6 ⑦+0.2 ⑧-0.3 ⑨-0.4 ⑩-0.4
テン35.1-中盤50.3(3F換算37.73)-上がり35.2　『中弛み』

『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着ベストディール・・・ディープインパクト×Marchand de Sable=サンデーサイレンス×ヌレイエフ　〔1-c〕　９－６
2着マイネルロブスト・・・ゼンノエルシド×メジロライアン=ニジンスキー×ノーザンテースト　〔3-l〕　１１－１１
3着アドマイヤブルー・・・キングカメハメハ×フジキセキ=ミスプロ×サンデーサイレンス　〔1-o〕　３－２

流れは、テン‐上がりのラップ差は少ないがともに速い流れで、中盤が弛んだ『中弛み』の流れ。展開的には、逃げが最も恵まれ、次いで追込、先行・差しには厳しい流れと考える。

1着ベストディールは、前走500万条件戦百日草特別1着(=東京芝1800m)からの好走。中山芝コースは初で、芝2000m戦も初。先行し鋭い上りを使えるのが本馬の利点で、今回もうまく脚を溜めて上がり上位で好走。展開的にはやや不利な位置取りでの好走にて、好走したことは評価したく、次走の好走にも期待する。
　ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。今回は前走からの距離延長という点と流れも『中弛み』にて、この特性が活かしやすい状態だったと考える。母父Marchand de Sableはヌレイエフ系で、芝の中距離血統。一瞬の脚よりも息の長い末脚を武器に、平坦コースになるとさらに磨きがかかる。本格化すると昇級の壁を感じさせず、一気に重賞制覇まで期待できる。夏を境に本格化する産駒も多い。
　No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。2～3歳のこの時期は成長力で他の牝系よりも完成度は高い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。今回はこの牝系の成長能力も大きな要因だったと思われ、3歳春シーズンの完成度では、他の牝系に比べアドバンテージがあると思われる点からも、今後の活躍に期待する。

2着マイネルロブストは、前走朝日杯FS2着(=中山芝1600m：0.3秒差)からの好走。朝日内ＦＳ好走馬のステップは過去にも好走例が多いのだが、近年ではなかなか出走せず、今回本馬の好走にてやはり相性の良いステップと再確認。中山芝コース好走歴とマイルの厳しい流れを好走できる能力が距離延長でも対応可能ということが、このステップの本質と思います。このステップ馬については、来年以降も狙っていきたいと思います。また本馬は、中山芝コースは(1-1-0-0)と好走が多く、芝2000m戦は初だが芝1800m戦(1-0-1-1)で、札幌2歳S3着好走実績もある馬でした。今回は最も厳しい展開の中での僅差の好走と、また小回り中山芝コースという点で外々を回しての内容は高く評価したいです。内枠だったら1着も十分あったと考え、今回は芝2000mまでは好走可能とわかったことが収穫か！？現時点での能力は高いので、次走の好走にも期待します。
　ゼンノエルシド産駒はニジンスキー系で、持続力に“いいものを持っている”マイラー血統。スローの上り勝負より、平均ペースに流れる展開が合い、自分の型にはまると強さを発揮する。芝は揉まれない外枠の方が良い。一度落ち込むと立ち直りまでに時間を要するので、深追いは禁物。母父メジロライアンはノーザンテースト系で、12秒前後のラップが続く平均ペースの芝1600～2000mに適性を示すスピード持続血統。道悪やタフな馬場も得意とする反面、スローの決め手勝負は苦手。スタミナも備えている。
　No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。本馬の現時点での能力の高さは、この分枝記号特性も要因の一つと考え、今後のクラシックでも要注目と考える。

3着アドマイヤブルーは、前走ホープフルＳ1着(=中山芝2000m)からの好走。ホープフルＳ好走馬は京成杯での好走が多く、中山芝2000m好走経験が活きやすい傾向にあり、信頼性は高い馬と考え、結果3着。芝2000m戦も(2-0-0-0)と好走していて、中山芝コースは(1-0-0-0)と得意条件でした。本馬の好走から、ホープフルＳ好走馬も今後もこのレースでは信頼性の高いステップ馬と考える。
　キングカメハメハ産駒はミスプロ系だが、凱旋門賞での好走も多いキングマンボ系で欧州型の要素を兼ね備えている。格の高いレースでの究極のスピード競馬になると本領を発揮し、厳しい展開ほど持ち前の底力を活かす。ダンシングブレーヴ系に近い特性と考える。母父フジキセキはサンデーサイレンス系で、内枠を活かして好位から抜け出すレースが得意。すっと好位を取って折り合い、一瞬のタイミングで馬群を抜けられる器用な脚を持っている。
　No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。2～3歳のこの時期は成長力で他の牝系よりも完成度は高い。分枝記号oは、時計のかかる馬場や上がりのかかる展開で能力を発揮するが、急坂に弱い。シーズンオフも得意。牝系の完成度からも、今後の好走に期待するが、分枝記号特性からやや急坂のコースでは割引は必要かも。

京成杯のポイントは、
①小回りコースの中山芝コースのため、基本は内枠の先行馬。
②スタミナ型サンデーサイレンスの好走が多い。血統的にはやや欧州型の要素が必要。
③朝日杯ＦＳ好走馬は好走しやすい。距離延長が嫌われて人気がなくとも、現時点の完成度で好走しやすい。
④ホープフルＳ好走馬も好走しやすく、軸に向く。
→次走狙い馬:マイネルロブスト,ベストディール     

ロック産駒じゃなくてロージズ産駒じゃないですかぁ・・・。
ロージズも悪くないですし、母父トニービンだけでも十分でしたが、
万が一参考にされた方がいらっしゃったらと思うと申し訳ない気持ちで一杯。

気が抜けてたわけじゃないんですが、完全に思い込んでました。
これからは十分に確認してから書くように心がけます。

勝ったベストディールは中団から突き抜けて快勝。
札幌2歳は離されての4着でしたし、前走は少頭数で楽な競馬で、
これはちょっと買えないですねぇ。まして2番人気では。参りました。

2着マイネルロブストは後方から差し。
やはり距離は別に問題ないですね。
それより若干闘志が弱くて勝ち切れないのが問題。

3着アドマイヤブルーは良い馬ですね。
激戦のオープンを勝ち切った疲れもあったと思いますし、
その中で早めの競馬から3着はなかなかです。

コスモアンドロメダは2番手から伸びず。
ちょっと積極的に運びすぎたところもありましたが、
止まりすぎで、ちょっと分からないです。
レースレベル：3
→次走狙い馬:アドマイヤブルー       

スタートは前馬まずまずといったところ、内からレッドシャンクスがハナを主張。外からコスモアンドロメダが並びかけて、ブライトラインもその後ろ、1番人気のアドマイヤブルーがその後ろというスタートから1角までの展開。
向正面ではレッドシャンクス、コスモアンドロメダの2頭が飛ばし、縦長の馬群。掛かる馬もブライトラインなど沢山の馬がいたが、1着のベストディールは中団で折り合いがついていて、2着のマイネルロブストもその直後という展開。
3角では前にいた馬のペースが一気に落ち、レッドシャンクスが馬群につかまった。ここでベストディールが一気に仕掛け、大外をまくり、それに続くようにマイネルロブストが続く展開となり、前にいたレッドシャンクス、コスモアンドロメダ、ブライトラインなどは直線に向いた時点で後ろの馬に並びかけられ、外をまくった2頭に差されてしまったという結果。

このレースでは基本的に前にいた馬は運が悪かったといえる。レッドシャンクスは馬群に捕まってしまってまったく競馬ができなかったし、ブライトラインも掛かってしまって思うような競馬ができなかったという展開だ。

ここで次走の注目馬をあげていく。唯一前にいた馬の中で粘ったのがアドマイヤブルー。直線でベストディールに差されてしまったが、前にいたわりには意外とよく粘り、ベストディールとあまり力差はないだろう。あとは、掛かってしまったブライトライン。この馬の成長次第で来年のクラシック制覇も夢ではないだろう。

危険なのがベストディール。展開がはまって流れに乗った感じで勝てた感じ。同じような展開でないと苦しいめんもあり、僕が見るには次のレースで勝てるという確立はあまり高くないと見る。
レースレベル：3
→次走狙い馬:アドマイヤブルー,ブライトライン
→次走危険馬:ベストディール  

12.4 - 10.8 - 11.9 - 12.3 - 13.0 - 12.7 - 12.3 - 11.8 - 11.7 - 11.7

レッドシャンクスが好スタートから押すこともなくハナへ。１コーナーまではいかにも押し出されてという感じでしたが２コーナー付近から終始コスモアンドロメダに競られてしまう展開に。３コーナー付近からペースアップして４コーナーでは早くも雁行状態で先行角馬は苦しい形に。


１着　ベストディール
中団よりも後ろで追走。かかることもなく無理なく勝負どころで押し上げて行けましたね。しかし４コーナーではステッキが入って反応が悪いのかな？と思わせるところも。直線に入ってからはアドマイヤブルーを並ぶ間もなく抜き去ってそのままゴール。２着馬も伸びてきていましたがどこまで行っても届かないという感じもしました。
個人的にディープインパクト産駒を中山では頭で買わないというポリシーがあるので馬券は外してしまったんですが、逆にそれで勝ってしまったのだから思っている以上の評価をしないといけないのかもしれません。
一瞬見せた手応えの悪さでこの強さですから先が楽しみになりました。


２着　マイネルロブスト
思えば勝ち馬には札幌２歳Ｓで先着していますよね。その後の札幌組は活躍していますし、順当と言えば順当かもしれませんね。
朝日杯では内枠を利して立ち回る競馬。今回は距離がどうかと言われていた上に８枠と乗り替わりと課題がたくさんあった中でこれだけの競馬ができたことは収穫。朝日杯ぐらい立ち回る競馬ができるのだから順調に行けば少なくとも皐月賞までは楽しめるでしょう。
もう津村でいいんじゃないかと思ってくる。松岡は最近怪我し過ぎですね。


３着　アドマイヤブルー
後藤騎手らしい積極的な競馬。どうしてその積極的な競馬を土曜日メインのヒットジャポットでやらないのだろうという感じ。
一応ＯＰ勝ちがあるわけですから何か一つ課題を課して試すような競馬をしてくれればよかった気がしますけどね。後ろから行ってみるとか。それにしてもあっさり交わされてしまった感。


４着　アーデント
この枠だと控えて折り合いに専念するよりかは出して行った方がいいという判断だったのでしょうかね？未勝利戦のように控えて末に賭ける方が合う馬だと思うんですけどね。
ルメール騎手は距離が長いかもと言っているようですけど・・・控える競馬をしてほしいなぁ。


５着　スノードン
出遅れながらもよく追い込んできましたね。ロスなく回ってこれたということもありますけど。
とにかくこの先はスタートを決めてしぶとさを生かす競馬ができるかどうかにかかってくると思います。大穴を開けてそれ以降どうにもならないというほど力がないとは思わせない善戦でしょう。またいつかどこかでチャンスはあるはず。


他

８着　レッドシャンクス
スタートが良くて他がそう積極的に行かないもんだからハナに立ってしまう展開。コスモアンドロメダに競りかけられて持って行かれたブライトラインにも突かれて・・・３コーナー過ぎから一気に雁行状態になってしまってはさすがに苦しい。あれで粘ったら恐ろしい。
外が伸びる馬場で一度は突き離して抵抗していましたし、展開次第で重賞でも十分勝負になるでしょう。ホープフルＳのように間を割って伸びてくる根性もあるようなのでこの敗戦は展開のあやということでいいのでは。


１０着　ブライトライン
終始持っていかれ気味。前走のラジオＮＩＫＫＥＩ杯の健闘も後ろで我慢して我慢してのものでしたからマイルぐらいの流れの方がいいのかもしれませんね。



展開的に苦しくなったレッドシャンクスはともかくとして人気上位馬が順当に力を発揮していますよね。負けてしまった馬は悲観することないでしょうね。まずは自己条件に戻ってこの経験を生かしてどれだけやれるか。よって危険馬をあげることは難しいと判断しました。逆にここの人気馬たちは次も楽しみな馬ばかりで。
クラシックにつながらないと言われ続けたこのレースもだいぶ地位が上がって来ているのかもしれませんね。
レースレベル：4
→次走狙い馬:マイネルロブスト,レッドシャンクス     

アーデント
http://www.youtube.com/watch?v=o9uG0gi23TI
本来はこんな小さな走りの馬ではないはずなのだが、直線半ばでは脚が上がらなくなってしまい、止まってしまった。
騎手が言っているように、距離が長すぎたのだろう。
本来の走りができれば、高い素材であると思うので、ここはもう思い切って皐月賞を諦めて、ＮＨＫマイル路線に行ったほうが面白いのではないかと思う。
アーリントンカップあたりに出てきてくれることを期待しての、狙い馬。

マイネルロブスト
http://www.youtube.com/watch?v=o9uG0gi23TI
こちらは対照的に最後まできっちりと脚が上がって、体をよく伸ばして、最後まで勝馬を追い詰めていた。外を回ってこの内容だから、これはもう距離不安は払しょくということだろう。1キロのハンデがなければ交わしていたかもしれないし、これはやはりレベルの高い馬。
→次走狙い馬:アーデント,マイネルロブスト     

ベストディールが４角手前から一気に上がっていき突き抜けた。まぁ、完勝でしたね。

その４角で、外からベストディールに被されて、経験の少ない若駒には厳しいレースになったのが、アーデント。それでも、決して広くない進路をがんばって伸びて４着なら評価はできるでしょう。

今はベストディールの方が上ですが、このレースでの経験は先々、必ず活きる。
レースレベル：4
→次走狙い馬:アーデント       

■マイネルロブスト
別定戦で他馬より１kg重い斤量と鞍上変更での好走。勝ち馬ベストディールがレース間隔が空いていたことを除けば内容的に今回のメンバーで一番の内容の良さ。

※今回は危険馬に指名できそうな馬が見当たらない。
１番人気３着だったアドマイヤブルーも、今回は再遠征とテン乗り鞍上弱化を思えば充分巻返す可能性あり。
ルメール起用で４着だったアーデントも、休養明けで大外枠の不利を思えば次走で上積みが少なくてもメンバー次第で勝負になりそう。

あえて言うなら「５着以下の馬は危険」というところか。

今日のルメールは10レースまで１度も馬券にならず。
おかげで土壇場で馬単「８－15」１点勝負できたのが幸いも、ルメールが４着で３連単は当てられず……騎手狙い予想は馬を絞って狙えるのは良いが２・３着の伏兵馬も鞍上技量に左右されるのが難点と言えるだろう…(惜しいっ)
レースレベル：4
→次走狙い馬:マイネルロブスト