2012年　タイム 1’48”3 (良) 1FAve=12.03 3FAve=36.10

ラップ
①12.9-②11.9-③12.5-④12.8-⑤12.5-⑥12.1-⑦10.9-⑧11.0-⑨11.7
1FAveとの誤差
①+0.9 ②-0.1 ③+0.5 ④+0.8 ⑤+0.5 ⑥+0.1 ⑦-1.1 ⑧-1.0 ⑨-0.3
テン37.3-中盤37.4-上がり33.6　『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎　先行○　差し△　追込×
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着ゴールドシップ・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー　〔16-h〕　３－４
2着ディープブリランテ・・・ディープインパクト×Loup Sauvage=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド　〔1-b〕　１－１
3着スピルバーグ・・・ディープインパクト×Lycius=サンデーサイレンス×ミスプロ　〔17-b〕　６－６

流れは、テン-上がりのラップ差から『加速』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。テン-中盤が弛み、⑥からの4Fの持続したロングスパートの末脚勝負といった様相。展開的には、逃げが最も恵まれ、次いで先行、差し・追込には厳しい流れと考える。

1着ゴールドシップは、前走ラジオＮＩＫＫＥＩ杯2歳Ｓ2着(=阪神芝1800m：0.2秒差)からの好走。東京芝コースは初だったが、芝1800m戦は(2-1-0-0)と安定感があり、また重賞2連対中という点でも能力は高い馬でした。またラジオＮＩＫＫＥＩ杯2歳Ｓ好走馬は連続して好走することも多く、今回この傾向も活きたと思います。毎回上がりも上位で、今回も出走馬中上がり2位にて33秒3の末脚にて好走。長く脚を使う持続型の末脚勝負は今回で証明できたので、小回りコースでも後ろに位置しすぎなければます崩れにくい安定性の高い馬と考える。とりあえずクラシックに向けて視界良好と考えて、今後の活躍にも期待します。
　ステイゴールド産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏～秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。今回は2番人気で、1番人気のディープブリランテを前に見ながらマークできたことも、この特性を活かしやすい状態だったと考える。母父メジロマックイーンは晩成型の成長力があり、古馬で本格化するステイヤー血統だが、2歳～3歳時にも第1次の成長段階がある。叩き良化型で、中長距離での好走が多い。この母父の成長能力にも期待して、クラシック春シーズンも評価してみたいと思います。
　No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳秋以降に本格化する成長力があり、また叩き良化型のステイヤー特性がある。そのため距離延長で本領発揮のタイプが多い牝系。分枝記号hは、揉まれ弱く、基本的には広いコースがベストで、器用さには駆けるが、広いコースでの持久戦は得意。小回りコースの場合は外枠か先行策が必須。

2着ディープブリランテは、前走東京スポーツ杯2歳Ｓ1着(=東京芝1800m)からの好走。東京芝コースは(1-0-0-0)、芝1800m戦は(2-0-0-0)で得意条件でした。不良馬場でも苦にせず好走できる馬だが、極限の瞬発力勝負よりは持続型の末脚を使うタイプのようで、今回は上がり33秒9を使うも他馬がそれ以上に速い上りを繰り出しているので、前々で強気に勝負しないと今後も惜敗する可能性はあると考えるべきと思います。それでも展開的には有利なのだが逃げて好走する馬が少ない傾向の本レースで、しっかり2着に好走した事実は評価したい。直線の長い東京芝コースのため、逃げて好走することが至難の業なのだが、今後中山芝コースなど小回りコースに変わることでその先行力が活きると思われるため、今後の活躍にも期待する。
　ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。母父Loup Sauvageはネヴァーベンド系で、大レース向きの芝血統。1600m～2400mまで幅広い距離に対応し、キレよりも力で相手をねじ伏せる。
　No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。2歳や3歳のこの時期は成長力で他の牝系よりも完成度は高い。分子記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。

3着スピルバーグは、前走500万条件戦2着(=東京芝2000m：0.3秒差)からの好走。東京芝コースは(1-1-0-0)、芝1800m戦は初でした。前2走とも上がり最速にて好走している馬で、末脚の持続力勝負には向く馬で、今回は出走馬中最速33秒2にて2着ディープブリランテとはハナ差の3着好走。全兄トーセンラーで、兄同様に能力は高い馬と考え、また今回は不利な流れの中での好走という点でも、今後の成長に期待します。
　ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。母父Lyciusはミスプロ系だが、母系のリファールやハイハットなど底力とやや不器用さを秘めた血統が入り、他のミスプロ系ほどの軽さがない。だがやはりミスプロ系であることに変わりなく、短距離～中距離までが守備範囲で、仕上がりも遅くはない。芝は時計のかかる馬場に向き、平坦コースならなお良い。ダートなら力の要る馬場もこなす。
　No.〔17〕の牝系は、好調期に連続好走しやすい特性を秘めた短距離～マイル向きの牝系。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。

ディープインパクト産駒は、2着ディープブリランテ・3着スピルバーグと好走しましたが、ディープブリランテは510kgで上がり33秒9、スピルバーグは492kgで上がり33秒2と、ディープインパクト産駒としては馬体重が重いタイプで、本来は瞬時の加速に手間取るタイプのはずだが、直線の長いコースでは持続型の末脚を繰り出せる利点に変わるようです(=イメージはトニービン)。加速には手間取るが、末脚が点火してしまえばばてずに伸びてくると思います。しかし小回りコースでは追い込んで届かずになることも多く、先行するか早仕掛けでロングスパートに持ち込む必要があると思います。このあたりも今後気をつけて、うまく予想に活かしていきたいと思います。

共同通信杯のポイントは、
①『加速』『中弛み』の複合ラップになりやすい。逃げは展開有利なのだが、好走が少なく割引が必要。逃げで好走するならクラシックで好走の期待大。好走の中心は先行・差し。
②大系統ナスルーラ系向き。特注はグレイソヴリン系(=トニービン系やコジーン系)。
③サンデーサイレンス系も好走多いが、特注は母父サンデーサイレンスとディープインパクト産駒。母父サンデーサイレンスなら持続型血統との配合や芝・ダート兼用型との配合なら適性が合う。
④ラジオＮＩＫＫＥＩ賞好走馬、朝日杯ＦＳ先行押し切り好走馬が適性が嵌る。
→次走狙い馬:ゴールドシップ,ディープブリランテ     

12.9 - 11.9 - 12.5 - 12.8 - 12.5 - 12.1 - 10.9 - 11.0 - 11.7


まあひどいラップ。きさらぎ賞も大概だったと思うけど、このレースも本番には一切繋がらない糞スローということで良いでしょう。１番人気が楽に逃げてるのに誰も競りかけないんだもんね。どうしてもスローにしたいってのが見え見えで、本気で面白くない。正直この時期はクラシックの面白みがないんだよね。ペースが上がって馬脚を現す馬が多すぎ。ま、こんなもん位置取りと仕掛けどころと切れ味だけの勝負ですよ。多分オルフェーヴルでも後方から動かない競馬なら負けてる。社台が強いのは構わないし、他がだらしないのも確かだが、正当な競馬をしてほしいね。ギャンブルにならんよこんなの。あんまり言うとアレだしこの辺で。分析はしっかりしますよ。ディープをどうしても種牡馬として成功させたいんだね、字面だけでも。多分ペース上がってダメになる馬いっぱい出てくるけど。


１着ゴールドシップは五分のスタートからかなり気合をつけて先行争い、ディープブリランテの丁度後ろのポケットを確保。気合を入れた分、少し掛かるそぶりを見せるがすぐに折り合う。ディープとはスペースを空けて３角へ。３角で最内を通し、スペースを開けたまま、４角で前のスペースを活かして仕掛けながら４番手１馬身ほどで直線。序盤で進路を確保したいがタガノに閉められる。前のディープが突き放していたので問題なく追走も２馬身半ほどまで差が開く。Ｌ２で一つ外にだし、鞭が入るとそこからしっかり伸びを見せ、Ｌ１では一完歩ずつ差を詰めて最後はきっちり差し切り捕えて完勝。まあ、良い競馬でしたね。序盤しっかり先行できたこと、直線の反応の鈍さは織り込み済みで、最後の落ち込みでしっかり突き抜ける。この馬の持ち味の持続力を活かした形で瞬発力キレ勝負にも最低限対応してきたという点での評価は出来ますね。やっぱりこの馬は規格外というか、しっかりと競馬に対応しているというか、一つのレースだけで測ってはいけない馬なのかなという気はしますね。ラジニケ杯はハイレベルで間違いないでしょう。こういう競馬に対応出来れば地力はトップクラスなんだから、当然クラシックの中心にいるんでしょう。非社台の星として頑張ってほしいですね。
内田博「スローになると思ったので本命馬の後ろにつけたかった。直線でもたついたが、追えば追うほど伸びる感じ。」
俺「復帰後初重賞お見事」


２着ディープブリランテは五分のスタートからすっとスピードに乗ってハナに立つ。楽に単騎逃げに持ち込めたので抑えにかかるが引っかかる。誰も競りかけないのでペースは超スロー。３角手前でもまだ手綱は引っ張りっきり。３～４角でも抑え込んでいて、１馬身リードで直線。直線入りで軽く仕掛けられるとグンと突き放す。Ｌ２では２馬身半ほどのリードがあったが、Ｌ１で思った以上に失速すると、最後は２着を守るのが精いっぱいとなった。まあ、１番人気、支持率を考えると期待外れという結果ではあると思う。けど、個人的にはこの馬は一流のディープ仔だと思っている。Ｌ１落ち込んだのは引っかかったのと、Ｌ３で急に加速したことと、Ｌ３－２で10.9-11.0と極限の脚を使ったことが大きい。武ウオッカにしてもそうだが、東京1800ｍでこういう逃げをするとどうしてもＬ１落ちて何かに差されるよ。それはともかく、アダムスピークとこの馬が今年の３歳のディープ産駒エースだと思う。リアルインパクトもそうなんだけど、ディープ産駒で本当に一流の馬はとにかく下り坂が無くても反応が良い。トモがしっかりしていて、すっと加速できると勝負所でしっかり切れ味を出し切れる。この馬の競馬を見ても、ゲートはイマイチでも二の脚が速く、すっと前にとりつけ、勝負所ですっと相手を置き去りにする瞬発力。期待していいと思います。が、ペースが上がって良いかはまだわからないので、時計勝負になったときに対応してくれば、ＮＨＫマイルは楽しみかなと。ん～ちょっと2000以上は難しいんじゃないかなあ。
岩田「馬体に余裕があったしテンション高かった。無理に抑える必要はないと思ったが目標に…。もっと良い脚を使える」
俺「いや、無理に抑えてたし、もっと良い脚って10.9-11.0を刻んどいて？何言ってんだ猿」


３着スピルバーグは五分のスタートから様子を見ながら中団で競馬。道中やや手を動かされる程度で追走。折り合い問題なく３角へ。３角で中目、じわっと追走、４角で徐々に手を動かし、出口で仕掛けて７番手３馬身ほどで直線。序盤で追われるがここでは伸びずに外に持ち出す。Ｌ２でもやや反応鈍く、ポジションは押し上げられない。Ｌ１でようやく伸びを見せるとディープに急追して２着争いに加わっての３着。ん～まあ凡馬かなと。４角でかなり手を動かして押し上げていて、瞬発力が問われる競馬の中では早い段階でスムーズに加速できていたにもかかわらず直線の最速地点でキレなかったので、キレがないんでしょう。ついでに反応が悪い。上にも書いたけど、一流のディープの仔は反応が良い。スピードに乗ればなだれ込めるけど、そこまでに置いて行かれるのはこのレースのまんま。この辺が解消されないとね。ついでにちょっと追走力不足も感じた。距離延長した方が良いんじゃないかな。スローで団子だから良かったけど。春にムーニーバレーＲＣ賞あたりを勝ってそうなイメージかなｗとりあえず一流ではないと思います。
北村宏「ゲートを出ていいリズム。前も射程圏と思ったが外に押されて引き離されたのが…何とか２着欲しかった」


４着ストローハットはまずまずのスタートから少し下げて好位で競馬。ゴールドシップを見るような形で進めるが、道中の緩みで少しブレーキをかけるような感じ。３角で内目、ゴールドシップを内に見ながら追走、４角で馬なりじわっと追走し、外に持ち出して５番手２馬身ほどで直線。序盤で外から一気に仕掛けられると、ジリジリ伸びて３番手をうかがう勢い。Ｌ２－１でコスモオオゾラを突き放して３番手を確保かという所に外のスピルバーグに交わされての４着完敗となった。ん～キレで負けたという感じはないけど、Ｌ１の落ち込みで伸びきれなかった分かな。ディープが物差しならそんなに悪い内容ではない。ただまあ取り立てて強調できるわけでもないが。小足が足りないのは確かなので、緩いペースよりも平均ペース向きだろうし、この時期なら緩みにくいマイル路線に向かった方が良いんじゃないかな。スローでもよく対応できたと思うし、騎手もよく乗った方。
クウィリー「道中は掛かったけど制御できる範囲内。子供っぽさが残ってて、ふらふらして迷惑かけた。距離は合っている」


５着コスモオオゾラは五分のスタートから押して押して先行争い、３～４番手の外で競馬。道中もしっかり折り合って進める。３角で中目追走、４角でも中目を馬なりで進め、徐々に押し上げる感じで２番手１馬身差で直線。序盤で中目から勢いをつけて伸びたいが、ディープに突き放される。Ｌ２でやや脚色鈍らせると圏内から脱落。Ｌ１で各馬に差されての５着完敗となった。ん～まあキレ負けでしょうね。こういう競馬ではキレを持続させる能力に乏しかったということでしょう。ロージズの仔だしもう少し平均的な競馬で少し脚を使うような競馬になってくれる方が良かったかな。まあ、見せ場はあったし騎乗もよかったと思います。序盤良い位置につけるのにこのペース、メンツでも手こずった印象で、ロージズの仔の割には序盤の小器用さはないかな。2000ｍぐらいが良いと思います。血統的には中山1800ｍ辺りが良さそうだなあ。ロージズ×コマンダーなんてシブい血統…。
柴田大「良い位置で折り合いはついたしスムーズな競馬。良い脚は使ったが相手がそれ以上。距離は伸びてもOK」


６着エネアドは五分のスタートから無理せず後方からの競馬になる。道中少し行きたがるようなそぶりを見せる。３角で内目を追走、４角でも内目を追走し後方集団で直線。序盤で最内に切り込んで差を詰めてくる。Ｌ２で前と比べても伸びが足りず。Ｌ１でジリジリ脚色鈍らせての６着完敗。ん～力負けでしょう。徐々にしかギアを切り替えられないけど、気性は前向きというディープ産駒の弱点がもろに出た感じ。スローで折り合いに苦労しちゃったかな。出が悪いのと、少しポジションを取りに行きたいと押して抑えて掛かるのコンボは３流ディープのお家芸だなあ。蛯名はまだゆったりと無理せず流れに乗せようとしたのにそれでも気が勝っちゃう感じ。力が気持ちについていってないと思います。現状ではまだまだ足りない所が多いですね。
蛯名「内目の枠なら違った競馬が出来たと思う。どうしても一生懸命走ってしまうので…。気持ちに余裕が欲しい」


競馬をやって何が悪いもよろしくお願いします。
http://naniwaru.2chblog.jp/
→次走狙い馬:ゴールドシップ,ディープブリランテ
→次走危険馬:スピルバーグ,エネアド

スタートはまずまず、タガノグーフォが好スタートをきめましたが、ディープブリランテが先頭を奪いました。ある程度馬群が固まった状態で3角を迎え、ゴールドシップはディープブリランテをマークする形である程度前に行きました。

直線に向かい、よーいドンの競馬。ディープブリランテが後続を突き放したように見えたが、残り1Fでゴールドシップに交わされてしまった。外から追い込んできたスピルバーグが3番手でゴールしました。

まず、ディープブリランテが逃げてしまったというのが一番に敗因でしょう。タガノグーフォなどがある程度前に行けば勝ち目はあったはずだが、逃げてしまうとどうしようもないですね。ゴールドシップは内をロスなく回り1着をとった感じ。スピルバーグはこの展開で外を回っての3着なので次走がスローになればかなり期待できそう。ディープブリランテはスローになると折り合いを欠いてしまうので、ある程度速いペースが見込めるレースに絞って買ったほうがいいでしょう。しかし、逃げてこれだけ粘れたのはこの馬の能力は高いという証拠。普通の馬なら馬券圏内に入ってません。

次が期待なのは外を回っての3着入線のスピルバーグ。この展開であそこまで粘れたディープブリランテが期待できるでしょう。次が危険な馬はこれといってあまりないので入力しません。
レースレベル：4
→次走狙い馬:スピルバーグ,ディープブリランテ     

12.9 - 11.9 - 12.5 - 12.8 - 12.5 - 12.1 - 10.9 - 11.0 - 11.7

押し出されて逃げた割にはドスローではなくて直線入り口ぐらいからだいぶ加速して突き放そうとしているようなラップということでしょう。正直これで押し切ったら強すぎる上に後ろは情けなさすぎるかと。


１着　ゴールドシップ
ゲートを無事に出ておっつける。もしかしたらこのアクションでディープブリランテが多少行く気になったかもしれませんね。
枠を生かしてブリランテのすぐ後ろで折り合う。ペースが上がったところで早くもガシガシ追い出して最後は差し切り。前に目標がいてくれたのがよかったのかも。
勝ったもののコスモオオゾラと坂を登るまで脚色が同じだったように相変わらずギアチェンジに多少の時間を要しているようにも思えたので中山のようなコースはどうか。あと次もスタートが決まるとも言えないし・・・あまりの過信は禁物も、距離は伸びてもよさそうな感じはするので長い目で。
あとは須貝先生、まずは重賞初制覇おめでとうございます。しかし悪い癖を出さないようにしてもらいたい。らトールスネークを暴走馬のままにしている印象が強くて、強いと思った馬を大事に育てすぎるところがあると思う。一回ゲートを上手く出たからといって安心しないでほしい。


２着　ディープブリランテ
休み明けでしたけど調教ではオーバーワークな感じも今思えばありましたよね。パドックでもテンション高め、それでいて先を見据えているような大幅馬体増。誰も行ってくれませんでしたし初めての展開で休み明けで・・・それで押し切ったらそれこそ恐ろしい。
とりあえず本番にはゼロスがいてくれそうなので逃げの手を打たなくても何とかなりそうですし、ワールドエースのインパクトを考えると多少熱も冷めそうなのでとりあえず次走をみたい。


３着　スピルバーグ
よく追い込んでは来ましたけど大きなハナ差になりましたね。賞金を加算しなければいけない身で賞金的に余裕のあった身に及ばず。それにしては作りが緩かったように見えましたが・・・ゆとり教育の弊害か・・・
次走は自己条件に回るみたいですね。藤沢ダービーこと青葉賞狙いですねわかります。


４着　ストローハット
かなり積極的な競馬をしてくれたと思います。ただハッキリ言って力差が出てしまいました。自己条件ならば力上位でしょうが重賞では荷が重いようです。
しかしクウィリー騎手は勝てませんね。勝てるような馬が回って来ていないのも事実ですが、まだクウィリー上手い！と思ったレースが１つもありません。


５着　コスモオオゾラ
やはりこの軍団は切れ勝負では敵わないですよね。やはり中山のようなコースもしくは長距離で上手さを生かせるような条件でないと。悲観するほど引き離されたわけでもありませんから中山のトライアルなら巻き返しがあってもよさそう。


６着　エネアド
前走のように積極的に行ってほしかったけどデビュー戦の末脚を今さら信頼したのでしょうか。それを信頼するのは蛯名騎手に変わった前走からやめたと思ったのですが・・・脚は使っているので内枠だったらまた違ったかもしれませんけど。


他は自己条件に戻ってやり直しですね。狙い危険云々ではなさそう。
レースレベル：4
→次走狙い馬:コスモオオゾラ,ディープブリランテ
→次走危険馬:ゴールドシップ,エネアド

馬のフットワークにも、逃げ馬向きのものと差し馬向きのものとがあると思っている。ディープインパクトの子などはほとんどが差し馬向きのもの。表現するとなると、体を水平に良く伸ばして走れるようなタイプが差し馬向きだと思っているのだが。
ディープブリランテなどは正にディープの生き写しのようなフットワークなので、いかにも差し馬向きだと感じる。

それが今回は押し出されてハナを切る展開。昨年はイグアスという馬が逃げている姿に違和感を覚えたが、それと同じで、とても違和感があった。
岩田騎手も、押し出されて仕方なく、といっていて、前に行くつもりはないようだ。

ラップ的には、63秒でかなり緩く進んでいて、暴走していたわけではない。これくらいなら、皐月賞では、数頭は前にいるだろう。普通に好位でレースできるはず。そうしたらまた全く違う競馬ができると思う。
逆にディープインパクトなのにこれだけ気が良く、ゲートもいいというのはさらに武器になるだろうし、今後売りになるくらいだと思う。やはりまだまだ楽しみな素材。

岩田騎手としては、もしどうしてもここを勝ちたかったなら、わざと出遅れたほうがよかったかもしれない・・



ゴールドシップ
これについては御見それしましたというほかない。
札幌にいたころはもっと体を突っ張った走りで、伸びがない、東京のような広いコースではだめだろうと思っていたら、全然そんなことはない、伸びのあるフットワークに変わっていた。レースも上手だし、中山も悪いことはないはずだし、レベルの高い馬だと再認識。
→次走狙い馬:ディープブリランテ,ゴールドシップ