2014年　タイム 1’59”4 (良) 1FAve=11.94 3FAve=35.82

ラップ
①12.2-②11.1-③12.6-④12.3-⑤12.1-⑥12.2-⑦12.1-⑧11.5-⑨11.3-⑩12.0
1FAveとの誤差
①+0.3 ②-0.8 ③+0.7 ④+0.4 ⑤+0.2 ⑥+0.3 ⑦+0.2 ⑧-0.4 ⑨-0.6 ⑩+0.1
テン35.9-中盤48.7(3F換算36.53)-上がり34.8　『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎　先行○　差し△　追込×
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着ディアデラマドレ・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス　〔2-u〕　７－７
2着コスモバルバラ・・・ロージズインメイ×Linamix=ヘイロー×リファール　〔4-m〕　２－１
3着フーラブライド・・・ゴールドアリュール×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー　〔22〕　１１－９

流れは、テン-上がりのラップ差から『加速』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。展開的には、逃げが最も恵まれ、次いで先行、差し・追込には厳しい流れと考える。

1着ディアデラマドレは、前走1600万パールＳ2着(=京都芝1800m：0.0秒差)からの好走。阪神芝コースは(2-0-0-0)、芝2000m戦は初でした。前走は約6か月半の休み明けで2着好走し、上がりも上位で好走。叩いた効果も期待できるし、崩れていない阪神芝コースということでも好走に期待できると考えて評価し、結果1着好走。母ディアデラノビアと良血でもあり、今後の成長に期待できる馬と思うので、今後の牝馬重賞での好走に期待します。
　キングカメハメハ産駒はキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
　No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号uは、時計の掛かる馬場でのみ力を発揮することが多く、また早熟傾向。

2着コスモバルバラは、前走1000万条件戦野島崎特別1着(=中山芝1800m)からの13番人気での激走。阪神芝コースは(0-0-0-1)、芝2000m戦は(2-2-1-6)でした。開幕前半の馬場にて、前にて立ち回った馬の好走が多い傾向ではあるのだが、今年は本馬がうまく立ち回り2着好走。前走芝1800m戦で好走していたが、それ以上に好走の多い芝2000mにその勢いを持って臨めたことが好走につながったと思われる。また前走好走しているにもかかわらず、侮られていた本馬のようなタイプには、注意したいと反省する。また2桁人気の馬でも好走が多い重賞にて、人気薄でも注意が必要なレースと反省する。展開的には恵まれた中での好走なので、本馬よりも差して好走した1着ディアデラマドレや3着フーラブライドをより評価したい。
　ロージズインメイ産駒はヘイロー系で、本質は馬力型の持久力血統。芝・ダート兼用型だが、芝・ダートともに3着・4着が多く、尻を押したくなるようなジリ脚の馬が多く、瞬発力勝負では分が悪い。活躍距離はバラついているが、比較的芝1600～2000mにて穴の好走が多く、コーナー2つのコースよりも、中山芝2000mや小倉芝2000ｍなどコーナー4つのコース方が向いている。母父の特性を引き出しやすいのも特徴の一つ。母父Linamixはリファール系で、
　No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号mは、勝ち上がり率は高いが、能力の壁にぶつかると乗り越えることが少ないタイプ。よく言えば自分の持てる力を全て吐き出すが、相手がそれ以上だとあっさり負けてしまうタイプ。ただし弱い相手には滅法強いタイプ。 ただし自身が強ければとことん強い可能性は十分(=テイエムオペラオーやカワカミプリンセスなどが分子記号mで、連続好走中の上昇期は逆らうのは痛い目をみることが多い)。

3着フーラブライドは、前走ヴィクトリアＭ13着(=東京芝1600m：0.8秒差)からの好走。阪神芝コースは(1-0-0-0)、芝2000m戦は(1-0-0-0)でした。前走ヴィクトリアＭは初の芝1600m戦で、外々を回して追い込んだが届かずの内容。距離延長になる点はプラス要因になるのだが、トップハンデの馬が苦戦するハンデ戦でもあり、これまでの実績では出走馬中No.1と思うが、過信禁物と考えて割り引いて評価し、結果3着好走。やはりこのレースではトップハンデの馬は苦戦しやすく、今回の場合不利な流れの中3着に好走した本馬の能力を評価したい。マイル戦は距離不足だが、芝1800m以上の距離ならまだまだ侮れない馬と考えて、今後の好走にも期待する。
　ゴールドアリュール産駒はサンデーサイレンス系で、芝なみのハイペースで飛ばしてもバテず、スピード化の進むダートに向く“芝も走れるダート血統”。ダートで人気の場合の信頼性も高く、軸馬としても安定している。どちらかといえば叩き良化型で、淀みないペースに向き、パワーとスタミナに富む。弱点は小刻みなギアチェンジが苦手なこと。母父メジロマックイーンは晩成型の成長力があり、古馬で本格化するステイヤー血統だが、2歳～3歳時にも第1次の成長段階がある。叩き良化型で、中長距離での好走が多い。古馬での成長能力にも期待できる。
　No.〔22〕の牝系は、高速決着に強いスピードに優れた牝系。分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。

マーメイドＳのポイントは、
①『一貫』などの厳しい流れになりやすい年と、『中弛み』など牝馬重賞独特の流れになる年があるが、スタミナが問われやすい。厳しい流れになるならば、軽量ハンデの追込馬に注目。
②開催前半の馬場にて、『加速』や『中弛み』になるときには、逃げ馬の好走に注意。前日雨ならばその傾向は顕著。その場合は分枝記号cが好走しやすい。
③サンデーサイレンス系×欧州スタミナ型配合が好走しやすい。
④スタミナ型サンデーサイレンス系に向く。ステイゴールド産駒、マンハッタンカフェ産駒、ディープインパクト産駒は注目。
⑤近走上がり上位馬にも注目。ただし差し届かずも十分考慮すること。
⑥トップハンデは不利。軽量のハンデ馬が中心。
⑦近走好走しているが人気薄の馬にも注意。2桁人気でも好走可能。
⑧芝2000m実績やそれ以上の距離での好走歴に注目すべし。
→次走狙い馬:ディアデラマドレ,フーラブライド     

勝ったのはディアデラマドレ。
外枠だったが、今日は比較的位置を取りに行って中団からの競馬。道中は気負うことなく追走。4Cでの手応えは良く、直線は追い出されると良い反応を見せて、力強く前を交わしさった。横綱競馬で強いレースをしている。以前は極限まで溜めて末を伸ばすという馬が、こういう競馬が出来たことは大収穫。不器用な馬、というイメージを払拭した。父の産駒の庭といえる舞台だったが、この勝ちっぷりなら他のコースでも。

2着はコスモバルバラ。
スタートは目立つようなところはなかったが、気合をつけて前目につけていく。道中は2番手を追走。道中の行きっぷりは良く、4Cでは抜群の手応え。これは残られた、と思うくらいの手応え。勝手にバテたアイムヒアーを4Cで交わして直線入口では堂々先頭。若干ふらつく所が2回ほどあったが、それでもかなり渋太く脚を使った。坂上でバタッとは来ずに粘りこみ。軽ハンデもあったが、競馬っぷりは立派。

3着はフーラブライド。
道中の行きっぷりは悪く、向正面や3Cでは反応の悪さを感じた。それでも直線は脚を伸ばして3着で入線。力上位を感じさせる内容も、このレースで背負わされると辛い。

4着はアイスフォーリス。
先行する競馬も、1Cでは反応が悪い。3C辺りでその反応を取り戻し、4Cでは6番手。直線はややうちにモタれながらの競馬。ジリジリと伸びたが、最後はやや脚色鈍り4着まで。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ディアデラマドレ       

勝ったディアデラマドレは中団後方から一気の脚。
条件戦で負けてた上に向くとは思えなかった舞台だったので、
こんなに簡単に勝たれるとは予想外です。参りました。

2着コスモバルバラは2番手から早めに動いて粘り。
確かにロージズインメイ産駒はこういう地味な底力はありますが、
大枠の時点できついだろうと…これも参りました。

3着フーラブライドはさすがに崩れず走ってきましたが、
そろそろ疲れが出てきて苦しくなってきた感じ。

ウエスタンレベッカは3番手から伸び切れず。
薄々思ってはいたんですが、ここ2走が負けすぎの内容で、
暮れに好走していた状態には無いのでしょう。
レースレベル：2    
→次走危険馬:フーラブライド  

真のＯＰクラスが１頭のみ、他は準ＯＰから１０００万下クラスという組み合わせのハンデ戦。いざ自ら挑戦し、予想・結果までを見ていくと、頭が混乱してきます。

１着　ディアデラマドレ
道中位置取りが良かったと思います。
後ろ過ぎないところで待機し、直線をスムーズにスパートできたことが勝因でしょうか。

２着　コスモバルバラ
逃げるアイムヒアーと、他の待機組の中間を走ろうという意図が、はっきりしていたと思いました。
５０ｋｇのハンデを活かし、外枠から早めに前進し内目をスムーズに走らせた、そして直線で突き抜ける脚が無くとも最後まで２着に粘れたのは、岩崎騎手が上手く走らせたということでしょうか。
２着になれた、じゃ勝ちたかったと思うのは当然でしょうけど、勝ち馬は豪脚でしたし、今回の騎乗がベストの走りだと思います。

３着　フーラブライド
道中で下がり過ぎたと思います。
ハンデ５６ｋｇで、軽ハンデ馬を存分に先に行かせてしまっては、直線で逆襲しきれませんよね。
とはいえ、馬券圏内の３着までは上がってきました。
今回のレースは勝てませんでしたけど、ハンデ戦ですから、後に引きずるような敗戦ではないですよね。
もう少し前につけてスムーズに走らせることができたら、とは思いました。

アイスフォーリスはハンデ５２ｋｇで４着。
ある程度早めにはという意図は感じられたのですが、直線で切れ負け。
決して弱い馬ではないはずなのですが、１０００万クラスでくすぶっているのはどうもこのあたりなのかな、という印象。
（軸にしようか迷っていた馬の１頭でしたが、軸にしたらダメだったのですね・・・。）

サンシャインは２桁着順からようやく脱出。
今日のような走りを続けていければ、もっと良くなると思いました。

ウエスタンレベッカ、１３着。
良い位置につけていたのに、直線で伸びず粘れず。
苦しい感じには見えなかったです。よくわからないです。

私の期待のブリッジクライム、９着。
ユタカマジックは束縛魔法？というくらいに、前にまったく進めず。
直線では内の窮屈なところに入ってしまい、伸ばそうにも脚を伸ばせぬまま。
馬が掛かっていて力んでいた、ということのようですが、この凡走は一体？というくらいひどい凡走だったと思います。
ハンデは５２ｋｇ、枠は内目。
今回の結果から、軸指名はいけなかったということなのですが、うーん困りましたね。
今の書いている時点で、原因がわかるくらいなら良いのですが、わからないのでモヤモヤします。
かといって危険馬にするのも、わからないのに安直な気もしますし。

牝馬のハンデ重賞。
１０００万クラスの馬が連に絡んだり、また今回は内の馬達が粘れなかったりと、私の予想がことごとく外れました。
まあ、こんな感じになるんだなと、実感を得ることはできました。
そして、１・２番人気が３着までにきていますから、荒れているわけでもなく、文句も言えません。

敗因を挙げるとすれば。
５６キロのフーラブライドはこない。
コスモバルバラは５０ｋｇでも大外であり不利だからこないだろう。
そういった個人の思い込みなのかなと思います。
レースレベル：3
→次走狙い馬:フーラブライド       

タイトルはこうとはいえ、◎カノンはそこそこ走ってくれたと思います。最近の競馬だと抑えて競馬する選択も当然だし、人気は上回ってますしね。
納得いかないのは○ブリッジクライムかなあ。序盤ひたすら抑えてたのは何とか目をつぶるけど、３コーナーで動かなかったのは意味不明。▲フーラブライドとの間に持ち出して加速するスペースはあったし、あれで動かず内にこだわって馬券圏内まで来れると本当に思ってたのかなあと。直線でも内で詰まってたし、内が止まらない傾向はこのクラスの騎手ならわかってるはずなのに・・・・というね。騎手で言えば今回キャリアの微妙な騎手がそれなりに頑張ってた割に情けないかなと。これだけはちょっと文句言いたかったので（笑）

次走チェック馬は・・・
・ブリッジクライム
まあ当然ですね。全く競馬してないですから。小回りのコースは秋華賞でも健闘しているように悪くはないので。
・シャトーブランシュ
後続の若干スローな流れに巻き込まれてやはり切れ負けした印象。ここからの夏競馬はやや持続力を求められる傾向だしこの馬には向いているので。

危険馬はアイスフォーリス・ウエスタンレベッカ。
共に今回は流れが向いたと思うし、ハンデ的にもチャンスだったのでここで伸びきれないのは痛いかなあと。ウエスタンレベッカは２度続けていいとこがないので現級に戻っても危ない気配。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ブリッジクライム,シャトーブランシュ
→次走危険馬:アイスフォーリス,ウエスタンレベッカ

期待通り？
56キロでも見せ場は作ってくれました フーラブライド

そっちかい

それしか頭に思い付きませんでした
同じハンデ50キロの5さい。。。

まさにそっちかいでした 残念
→次走狙い馬:フーラブライド       

レースレベル「１」･･･重賞としてこのレースは最低レベルであるからには、たとえ人気馬が勝ったとしてもレベルは「１」でしかない。

狙い馬…フーラブライト
56kgのトップハンデで３着確保は馬の能力が一つ上である証拠。しかも鞍上が酒井なのだから馬が強くなければ馬券になれない事間違いなし。
よって、文句なしでこのレースの中では次走狙い馬となるはず。
【ハンデ戦使わなければ良いんだけど…苦笑】

危険馬…コスモバルバラ
一瞬やってくれたかと思ったが、さすがに最終レースで１番人気に騎乗予定の岩崎くんではここで勝つまでには到らなかった。
それでも好走してくれただけでもメッケモンで、やはりその日に人気馬が用意されているジョッキーはどこかでやってくれるという良い証拠になったのは幸い。
ただし、今回の好走はあくまで今回限りの事であるのはレースの価値からしても当然であるため次走は凡走必至のはず。

※やっぱり消し馬が馬券に･･･
フーラブライトが３着に届いた瞬間、『これは却って神がかり的な事』と感じてしまったほど。
皆さん、私の消し馬で狙って下さい！(心境複雑)
レースレベル：1
→次走狙い馬:フーラブライド  
→次走危険馬:コスモバルバラ