2014年　タイム 2’34”4 (良) 1FAve=12.35 3FAve=37.06

ラップ
7.2-①11.9-②12.7-③12.8-④12.5-⑤13.0-⑥12.8-⑦12.7-⑧12.2-⑨11.9-⑩11.7-⑪11.1-⑫11.9
1FAveとの誤差
①-0.5 ②+0.3 ③+0.4 ④+0.1 ⑤+0.6 ⑥+0.4 ⑦+0.3 ⑧-0.2 ⑨-0.5 ⑩-0.7 ⑪-1.3 ⑫-0.5
テン44.6(3F換算38.23)-中盤75.1(前半38.3-後半36.8)-上がり34.7　『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎　先行○　差し△　追込×
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着ウインバリアシオン・・・ハーツクライ×Storm Bird=サンデーサイレンス×ストームバード　〔19-c〕　１１－３
2着ホッコーブレーヴ・・・マーベラスサンデー×ダンシングブレーヴ=サンデーサイレンス×リファール　〔16-h〕　１０－１１
3着ラストインパクト・・・ディープインパクト×ティンバーカントリー=サンデーサイレンス×ミスプロ　〔13-a〕　８－８

流れは、テン-上がりのラップ差から『加速』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。①～⑦までは緩い流れだが、⑧からペースアップしてのロングスパート勝負の様相。展開的には、逃げが最も恵まれ、次いで先行、差し・追込には厳しい流れと考える。

1着ウインバリアシオンは、前走有馬記念2着(=中山芝2500m：1.3秒差)から約3ヶ月の休み明けでの好走。中山芝コースは(0-2-0-1)、芝2500m戦は(0-2-0-0)でした。今回約3ヶ月の休み明けでしたが、休み明けは(0-1-1-1)で好走も多く、また1年5か月の長期休み明けでの好走歴もある馬で、やはりあまり休み明けを苦にしない馬と再確認。12年日経賞2着好走歴もあり、中山芝2500m戦」は(0-2-0-0)と崩れていない馬でもあり、また前走有馬記念では1着馬オルフェーヴルには完敗も、3着ゴールドシップ以下は完封した能力を有した馬で、オルフェーヴルが引退した今、現役馬ではトップクラスの能力を有した馬と考えても良いのでは？と考えます。トニービン系を内包したハーツクライ産駒でもあり、母父ストームバード系にて大系統ノーザンダンサー系と血統配合的にも、サンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系の好走が多いこのレース向きの配合だったと考える。次走天皇賞春に向けては、近年日経賞好走馬の好走が増えていることからも、本馬の好走には期待できると考える。また11年菊花賞2着(=京都芝3000m：0.4秒差)や12年天皇賞春3着(=京都芝3200m：1.0秒差)など、芝3000m以上の距離でも崩れていないし、現状を見る限りでは堅軸と考えてよいのでは？と好走に期待したいと思います。
　ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるＧⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離～クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m～2600m、牝馬は芝1400m～2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。母父Storm Birdはストームバード系で、仕上がりの早さと先行力、軽いスピードを有している。ただし勝負強さや底力には欠けるのと、勢いがなくなるとスランプに陥る点には注意が必要。
　No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。

2着ホッコーブレーヴは、前走ＪＣ12着(=東京芝2400m：0.6秒差)からの約4ヶ月の休み明けでの激走。中山芝コースは(0-0-2-1)、芝2500m戦は(0-0-0-1)でした。今回は約4ヶ月の休み明けだったが、休み明けは(2-1-1-1)と好走が多く苦にしない馬でした。また日経賞では、母父ダンシングブレーヴの馬の好走が近年では目立ち(=10年3着トーセンクラウン、12年1着ネコパンチ)、血統的にも侮ってはいけない馬だったと反省したい。前走ＪＣでは12着と惨敗だったが、着差をみると0.6秒差と健闘した着差だったし、マーベラスサンデー産駒ということを考えると6歳はまだまだ好走可能な年齢でもあり(=代表産駒のネヴァブションやシルクフェイマスなどが高齢でも重賞で活躍していた)、好走しそうな穴要因は多々あった馬でした。展開的には厳しい流れを1着ウインバリアシオンには完敗も、2着好走した内容は評価できるし、また相手強化の方が持ち味を活かせると思うため、次走の好走にも期待したいと思います。
　マーベラスサンデー産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、最大の長所は成長力と丈夫さで、古馬が夏秋に上昇曲線を描く。本格化した馬の連続好走や叩いた高齢馬の復活に期待できる。叩き良化型で、4・5戦目は狙い目となり、やっと身体にネジがまかれる。ジリ脚なので、芝の道悪は大歓迎。代表産駒は芝の中長距離馬だが、得意コース上位はダートが占め、条件戦級は砂の堅実型が多数。芝→ダート替わりの未勝利戦などは狙い目。牝馬はマイラーが中心で、ローカルコースで稼ぐ。母父ダンシングブレーヴはリファール系で、瞬発力勝負や緩急のある競馬を苦手とするが、淀みなく流れる展開になると、距離や格に関係なく、先行しても追い込んでも無類の強さを発揮する。母父としても、ここ一番で凄みを見せる血統。成長力も豊富。
　No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号hは、揉まれ弱く、基本的には広いコースがベスト。小回りコースの場合は外枠か先行策が必須。

3着ラストインパクトは、前走小倉大賞典1着(=小倉芝1800m)からの好走。中山芝コースは初で、芝2500m戦は初でした。13年菊花賞4着(=京都芝3000m：1.1秒差)とスタミナもまずまず備えているし、ローカルコースだが前走で重賞好走していて本格化の兆しがある馬にて、好走に期待して評価し、結果3着好走。内枠で先行できそうな点からも好走の可能性は高いと考えて好走に期待しましたが、今回は差しての好走。脚質的にも幅が出てきたし、やはり本格化とみて今後に期待したいが、天皇賞春に向けてはスタミナの上限値は超えていそうな距離にて、良くて3着のヒモ扱いが妥当ではないか？と考える。
　ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父ティンバーカントリーはミスプロ系で、ミスプロ系は本来軽いスピード型が多いのだが、ティンバーカントリーは異色の存在でズブくてゴツくスタミナが豊富。芝でもジリ脚のステイヤーを輩出(=トウショウナイトなど)。前にて押し切れる中山コースや札幌コースなど小回りに向き、エンジンが掛かるとパワフルに伸びてくる。早めに仕掛けるマクリも得意で、コーナー4つのコース向き。下手に脚を溜めると持ち味が活かせず、積極的に動いてこそのタイプ。
　No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

日経賞のポイントは、
①基本の流れは『中弛み』。
②4コーナー6番手以内の馬の好走が多い。
③スタミナ型サンデーサイレンス系が中心。
④トニービン系や大系統ノーザンダンサー系(=特にダンシングブレーヴ系に注目)の好走が多く、欧州スタミナ型血統にも注目。
⑤有馬記念上位好走馬を素直に評価。ただし休み明けとなる分、休み明け実績は考慮すべし。
⑥ＡＪＣＣ、日経新春杯、京都記念など、1・2月の重賞出走のステップ馬は、6着以内の上位好走馬に期待。
⑦ＪＣ出走馬も休み明け実績があり、0.6秒差以内なら好走可能。
→次走狙い馬:ウインバリアシオン,ホッコーブレーヴ     

展開の予想において一番大切なものはとかんがえた時、どの馬が逃げるかと言うことだとかんがえるのですよ、で過去のタイムの一番よいタイムを出してそこからが出発なんです。

今回の場合09番を逃げ馬としたのですが、この馬に競っていく
馬もいないようで後半のタイムが生きるレースになると判断しました。前半　後半タイムで判断する場合　基本は36.0　36.0
でこのタイムのバランスが１秒以上の差がある場合　ハイ　スローペースと判断します。

　37.3　　34.7と判断したわけなんですが、このペースに一番
合っているのが02番と　11番　03番　03番は格上場で後半タイムもよく予想に入れました。展開分析をする場合、逃げ馬の判断を間違えばすべてが狂ってきます。
それは前半タイムと後半タイムは引算で当然マイナスになります。その場合後半タイムのよい差し　追い込みの馬のブラスの馬と逃げ馬のマイナスの差がゼロに近い馬で　後半タイムのよい馬を探した結果か゛11番だったということです。

これは基本とするもので　その他の条件も加味しなければなりませんがその変は難しいところです。

先行する馬の中から１頭は連対する確率がかなり高いということもいえます。
→次走狙い馬:サトノアポロ       

最後の直線 ホッコーブレーヴ 見事な足でした
次も頑張って欲しいです
しかし今回 は ウインバリアシオン
正に有馬記念のオルフェをみるかのような気がしました
仕掛けが早いかとも思いましたが何のその
あっと～的じゃないか我が軍は。。。
と 思わせてくれました

正に オルフェさえ 同世代にいなければと思わせるとともに
今後も頑張って欲しいです
→次走狙い馬:ウインバリアシオン       

レースレベル４･･･人気通りどころか完全に能力一枚上のレースをして勝ったウインバリアシオンは「５」に評価しても良いのだが、如何せんフェノーメノなど他馬がレベルと調子が今一つのメンバーだったので一つ割り引いて「４」とする。

○フェノーメノ
ここが叩き台(試走)だったのは当然のことで今回の敗戦は仕方ないと言えるだろう。
問題は、次走敢えて春天を使うのか、それとも宝塚記念を目標にもう一戦別のレースで様子を見るのかではないだろうか。
仮に春天だとすれば、今回が長期休み明けなのに馬体を減らして臨戦して伸びを欠いているからにはさすがに好走する可能性は低いだろう。
ただし、狙いのレースが宝塚記念ならば、まだ期間も十分あるので馬体を再調整して出走できると思われ、そのローテを取ったなら面白い存在になると推察して条件つきながら狙い馬としておく。
もちろん、勝ったウインバリアシオンは春天の有力馬であるが･･･(敢えて狙い馬とする必要もないだろう。下手するとゴールドシップとの一騎打ちかもしれないのだから･･･岩田がどちらになるのか大いに楽しみ。乗った方を１着付けにする予定！)

Ｘラストインパクト
馬が主役じゃなかったのは認めるが、残念だったのは、川田くんが自己の技量を知っていれば『岩田のマクリよりも先に仕掛けて行くくらいの気持ちでなければ勝てない！』ということで乗らなかったことにある。
たしかに３着を確保したことは評価して良いが、今回の川田くんの騎乗ぶりを見ているとあきらかに着拾いの意識で乗っていた非積極的な競馬だったとしか思えない。
そうなると、如何に理由があろうとも「同馬はＧ１戦線では通用しない」としか評価できなくなり、今回の馬券確保でＧ２以下では相応に人気に推されるからには、逆に足りない競馬をしてコケる怖れがあると推察した次第。
よって馬券的旨味のない馬として次走危険馬とする･･･(３着だったのでハンデ戦じゃなければ重斤量も背負わないので別定戦ならイヤでも人気になるでしょうね！)

※ここで田辺かい！
まさか同馬が好走できるなど思ってもいなかった。
同馬が好走すると考えれば、誰もが同馬と同じ位の人気薄をもう１頭選択することになるかと思われる？
それにしても、まさかここで「穴の田辺」とは、同馬の２着には本当に驚かされた。
ついでながら、「やっぱり勢いのないジョッキーに期待したのがマズかった模様」といわざるを得ない･･･松岡くんに期待したのがミスだった。
日経賞ではたまにこうした大穴が来るから本当に予想が怖い！田辺だったからまだ良かったが、これがもし三浦だったら胡散臭さしか残らなかっただろう･･･毎日杯がマイネルフロスト勝利だったのには大いに笑えた。
的中もまさかアタマとは･･･(苦笑)
レースレベル：4
→次走狙い馬:フェノーメノ  
→次走危険馬:ラストインパクト