簡単に2014年のホープフルSの回顧をしておきます。
ラップはこちら



12.8 - 10.9 - 12.5 - 12.8 - 12.5 - 11.8 - 12.7 - 12.5 - 11.6 - 11.8

ラップ的には逃げを主張するような感じでなく、前半が遅いペースとなっています。
前半600ｍが36.2
前半1000ｍが61.5
と過去五年間で最遅となっています。
この遅いペースのなか二番手から完勝したシャイニングレイと大外に振りまくって着外に負けたダノンメジャー、ティルナノーグ、そして後方から最内を抜けてきたブラックバゴが印象的です。
ラップバランス的にはレベルが高いと判断できないスローペースとなっています。仮にこのラップでティルナノーグ、ダノンメジャーが2着か3着にきていればかなりの評価をしたかったのですが、勝ったのがペースと馬場（主観的に内馬場が有利）の恩恵を受けたシャイニングレイでした。シャイニングレイが弱いといえませんが、このレースだけで『シャイニングレイ＞ダノンメジャー、ティルナノーグ』とはいかない印象です。

パドックの評価も軽く書いておきましょう。
シャイニングレイ
落ち着いている。トモの張りがよく体型も見栄えがする。将来的に2400ｍ以上をこなせるかの疑問は残った。

ダノンメジャー
前走とそんなに変わらず、パドックだけでは良くも悪くもなく。

ティルナノーグ
もともとチャカチャカして歩くが、今回はかなりひどかった。これが関東遠征によるものかわからないが次走のパドックが気になる。

ブラックバゴ
前走と比べて明らかに馬の気合が変わってきた。前走は集中して周回していないのが今回は抜群。これが一過性のものなのか、成長したのかは気になるところ。
→次走狙い馬:ブラックバゴ       

勝ったシャイニングレイは好位から抜け出し快勝。
圧勝後の格上挑戦とディープ産駒が走るタイミングで、
順当と言えば順当な1着でした。やや非常識な順当ですが。

2着コメートも先行してしぶとく。
大崩れしていない内枠馬ということで買えなくはないですが、
血統的、成績的に特別買いとも思えず、難しい2着でした。

3着ブラックバゴは中団からインを強襲。
母父ステゴとは言え、バゴ産駒にしては差せる馬ですね。

タイセイアプローズは中団から伸びず。
この相手で外枠から押し切るには実績が物足りず、
かなり強引な本命になってしまいました。反省。

ティルナノーグは本当に弱いだけという感じなので、
オープン特別の少頭数とかでも危ないでしょうね。
レースレベル：3    
→次走危険馬:ティルナノーグ  

○＝シャイニングレイ
Ｇ２格上げ重賞になったこのレースでキッチリ完勝。
タイムは早くないものの同馬は自ら好位置をキープして突き抜けただけに否の打ち所なし。
よって次走狙い馬に！

Ｘ＝ダノンメジャー
怖れていた“人気の小牧”が見事にトンだ。
クラシックにつながる大事なレースに配置換えされただけにこの敗戦は今後の期待ができない事の裏返しと判断。
よって次走危険馬に！

※小牧は芝レースはダメみたい…
鳴り物入りで転入してきた小牧にとってクラシック制覇のチャンスかと思ったら･･･
勝ち馬と同じスタートを切ったのに川田は自ら前に付け、小牧は控えて道中の目標も掴めず伸びず。
騎手も残念、馬も残念、京都２Ｓ組も低レベルの３つを示した格好。
ただし、そもそも厩舎が橋口なのでダービーは獲れないのはほぼ確実だったんでしょうが…(無念)
レースレベル：4
→次走狙い馬:シャイニングレイ  
→次走危険馬:ダノンメジャー