勝ったドゥラメンテは中団から突き抜け。
色々と不安はありましたが、勢いが勝った感じ。
キンカメ産駒なので、正直こうなりそうな予感はありました。
流れも意外に速くなって競馬しやすかったです。

力任せな競馬なので今後は何とも言えないですね。
勢いが止まったり、相手が強くなると苦しいでしょう。
勢いで走りすぎてしまうと故障の心配もあります。

2着サトノラーゼンは好位から粘り。
内枠、上がり馬のディープと来る要素は揃っていました。

これで人気が無かったら来ないんですけど、
ちゃんと人気になっていたので裏付けがあったのでしょう。
私にはそこまで見極める力が無いので分かりませんが。

行けるところまで上り詰めたので、
あとは反動が出る可能性が高いです。もう買えないですね。

3着サトノクラウンは後方から大外回し。
2着とは差が無かっただけに大味な内容が勿体ないですが、
やはり弥生好走→皐月凡走は良いローテです。

ミュゼエイリアンは逃げて粘れず。
出鞭をくれてまで速めの流れで引っ張るとは予想外でした。

力的に少し足りないだけに脚ためないと駄目なくらいで、
ここで無理に出していっては太刀打ち不可能です。
横山騎手らしからぬ内容でしたね。
レースレベル：3    
→次走危険馬:サトノラーゼン  

サイン読みでは無い
サインに気づいただけ…そういつも通りである。
着順通りに騎手名の頭文字を並べていくと
ミルコのM
岩田のI
ルメールはC
ちょっと福永飛ばすな
嘉藤のK
気づいた？
オークスのミッキーじゃないかぁ～？ってザワついてしまった。
外国人に挟まれた理由ありましたな

サイン読みに目覚めた瞬間かもしれない

馬券の方はハナ差に泣きました。
レースレベル：5
→次走狙い馬:ドゥラメンテ       

リアルスティール　スタートから前半でこの馬が消えるとここの殆どのひとが感じたと思います。騎手が下手なのか　東京の2200以上の戦績2—3—1—7　戦績では，Ｍ　デム　より経験があったはす゛、過去4戦西の厩舎で　矢作厩舎デープブランチ　　同じサンデーレーシング　勝鞍の無い堀厩舎　又2012年からの戦績においては東に勝鞍が無い過去サンデーサイレンスの血統が多く　別の血も必要だったのではと個人的には感じました。
リアルスティールは次に期待出来る馬
→次走狙い馬:リアルスティール       

　2015年のダービーは、ドゥラメンテが外枠から中団の前目（１角８番手、４角７番手）で何とか折り合いをつけ、直線でも末脚を鈍らせることなくダービーレコードで２冠を達成しました。速い流れになったのも味方したと思いますが、折り合いに難のある馬を外から中団で溜めることのできるＭデムーロ騎手は巧すぎですね。

　２着のサトノラーゼンは基本、上がりはそれほど速い脚を使えず、前々走までの指数は未勝利戦～条件戦のレベルでしたから、まずはその前走指数を疑うところから検討を開始しました。速い流れでパフォーマンスを上げるタフＳＨＰがありそうだったこと、先行センスが良く前にいけそうなこと、指数の動きがディープインパクト産駒の成長軌道に乗っていたこと（クルミナルもそうでしたが、この時期に指数を上げているディープインパクト産駒は成長の可能性を採るほうが無難な気がします）、追える岩田騎手が乗っていること等から、もっと前向きに評価できたのではないかと考えています。

　３着のサトノクラウンは、皐月賞に続いて出遅れて後方から大外をぶん回すルメールらしからぬロスだらけの騎乗。それで２着馬にハナ差まで詰め寄ったのですから、こちらも評価できる内容だったと思います。マトモに出てもう少し内からレースをし、直線で外に出すという綺麗な競馬ができれば、ドゥラメンテとも僅差だったと思います。

　４着はリアルスティール。控えてしまった福永騎手の戦略ミスが一番の敗因かと思いますが、馬の適性にも壁があったのかもしれませんね。それにしても信頼できない騎手です。

　さて、データは来年も使えるものが多く（※）、収穫は残りましたし、予想としては納得しています。最後の最後で、アナログによって必要な目を切ってしまう（しかも内枠先行馬を軽視）のはよくある負けパターンで頭が痛くなりますが＾＾；

（※）ダービー予想の基礎データを以下のとおり更新したのでご参考まで。

＜傾向分析＞
１．上がり実績
　過去11年の馬券圏内馬33頭中、上がり連対実績がなかったのは０頭（芝に限定するとアポロソニックのみ該当）。上がり連対実績が条件戦以上でなかった馬は３頭（アントニオバローズ、ベルシャザール、アポロソニックでいずれも３着）だけ。また、勝ち馬はメイショウサムソンを除く９頭がマイル以上の重賞で上がり１位経験を持ち、連対馬でマイル以上の条件戦以上の上がり１位実績がなかったのはアサクサキングス、イスラボニータ、サトノラーゼンのみ。ＢＰＲ１～５（逃げ～先行）馬を除けば、ほぼ全ての馬が条件戦以上で上がり１位実績を持つ（例外はイスラボニータだけ）。

２．血統系統
　父はＳＳ系が多く、過去11年の３着以内馬33頭中21頭に入っている。次はＮＤ（ノーザンダンサー）系だが５頭、ＭＰ（ミスタープロスペクター）系４頭（いずれもキングマンボ系）、ＲＯ（ロベルト）系３頭と圧倒的である。母父はＮＤ系が多く、33頭中12頭に入っていて、ＳＳ系５頭、ＭＰ系４頭、ＧＳ（グレイソヴリン）系３頭、ＮＢ（ネヴァーベンド）系２頭と比較してこちらもやや優勢である。

３．指数
　多くの年では、距離により調整した指数の上位１位～６位馬が馬券圏を占めている。青葉賞や京都新聞杯からの臨戦から馬券圏に入れたのは指数５９台以上、マイルからの臨戦から馬券圏に入れたのは指数６３台以上だった馬がほとんど。昨年のアポロソニックは事前指数が低く、先行（タフ）系ＳＨＰ馬だったと認識するしかない。一昨年３着で穴をあけたマイネルフロストも指数８位だった。11位以下は軽視したい。

４．手応え
　オークスと比べて、手応えの良い馬でも末脚ＳＨＰが強烈な高指数馬は順当に好走でき（例えばドゥラメンテ）、手応えの悪い馬も逃げ先行馬かつ東京又は京都で重賞好走実績があれば可能性がある。　

５．走法
　オークスと同様、脚が長い振り出し走法馬の指数上昇に警戒をする。

６．コース適性
　オークスと同じ条件だが、前５走における東京、京都、小倉、新潟の芝1800ｍ以上のレースで、未勝利戦又は条件戦の４着以下かつ0.4秒差以上負け、ＯＰ以上の６着以下かつ0.6秒差以上負けがある馬の３着以内は過去11年でいない。

　過去24年の、皐月賞１着馬（★）、同２着馬（☆）、同３着馬（＊）、同１番人気馬（◆）及び弥生賞馬（◇）の、東京・京都のマイル以上の重賞（マイル重賞は当年のみ）又は1800m以上のＯＰにおける３着以内実績馬のダービー成績は下記のとおり。（不出走馬を除く）

2015:★ドゥラメンテ（共同通信(2)→１着）、☆リアルスティール（共同通信(1)→４着）、＊キタサンブラック（なし→×）、◆◇サトノクラウン（東スポ(1)→３着）
2014:★イスラボニータ（東スポ(1)、共同通信(1)→２着）、☆◆◇トゥザワールド（若駒Ｓ(1)→５着）
2013:★◆ロゴタイプ（なし→５着）、☆エピファネイア（京都２歳(1)→２着）、＊コディーノ（東スポ(1)→×）
2012:★ゴールドシップ（共同通信(1)→５着）、☆ワールドエース（きさらぎ(1)→４着）、＊ディープブリランテ（東スポ(1)、共同通信(2)→１着）、◆グランデッツァ（なし→×）、◇コスモオオゾラ（なし→×）
2011:★オルフェーヴル（シンザン(2)、きさらぎ(3)→１着）、☆◆◇サダムパテック（東スポ(1)→×）
2010:★◆◇ヴィクトワールピサ（京都２歳(1)→３着）、☆ヒルノダムール（若駒(1)→×）、＊エイシンフラッシュ（萩(3)→１着）
2009:★アンライバルド（京都２歳(3)、若駒(1)→×）、☆トライアンフマーチ（なし→×）、＊セイウンワンダー（なし→×）、◆◇ロジユニヴァース（なし→１着）
2008:☆タケミカヅチ（共同通信(2)→×）、＊◆◇マイネルチャールズ（なし→４着）
2007:★ヴィクトリー（なし→×）、☆サンツェッペリン（なし→４着）、＊フサイチホウオー（東スポ(1)、共同通信(1)→×）◆◇アドマイヤオーラ（シンザン(1)→３着）
2006:★メイショウサムソン（東スポ(2)、きさらぎ(2)→１着）、☆ドリームパスポート（京都２歳(2)、きさらぎ(1)→３着）、＊フサイチジャンク（若駒(1)→×）、◆◇アドマイヤムーン（共同通信(1)→×）
2005:★◆◇ディープインパクト（若駒(1)→１着）、☆シックスセンス（京都２歳(3)→３着）、＊アドマイヤジャパン（なし→×）
2004:★ダイワメジャー（なし→×）、☆◆◇コスモバルク（なし→×）
2003:★◆ネオユニヴァース（きさらぎ(1)→１着）、☆サクラプレジデント（なし→×）、＊◇エイシンチャンプ（京都２歳(1)→×）
2002:★ノーリーズン（なし→×）、☆タイガーカフェ（なし→×）、＊◆タニノギムレット（シンザン(1)、NHKMC(3)→１着）、◇バランスオブゲーム（なし→×）
2001:☆ダンツフレーム（きさらぎ(2)→２着）、＊ジャングルポケット（共同通信(1)→１着）
2000:★エアシャカール（なし→２着）、☆◆ダイタクリーヴァ（シンザン(1)→×）
1999:★テイエムオペラオー（なし→３着）、☆オースミブライト（京都３歳(1)→４着）、◆アドマイヤベガ（なし→１着）、＊◇ナリタトップロード（きさらぎ(1)→２着）
1998:★セイウンスカイ（なし→４着）、☆キングヘイロー（東スポ(1)→×）、＊◆◇スペシャルウィーク（きさらぎ(1)→１着）
1997:★サニーブライアン（なし→１着）、＊フジヤマビザン（なし→×）、◆メジロブライト（共同通信(2)→３着）、◇ランニングゲイル（京都３歳(1)、若駒(2)、プリンシパル(3)→５着）
1996:★イシノサンデー（なし→×）、☆◆ロイヤルタッチ（きさらぎ(1)→４着）、＊メイショウジェニエ（なし→３着）、◇ダンスインザダーク（きさらぎ(2)、プリンシパル(1)→２着）
1995:★ジェニュイン（なし→２着）、☆タヤスツヨシ（共同通信(2)→１着）、＊オートマチック（なし→３着）、◆ダイタクテイオー（なし→×）
1994:★◆ナリタブライアン（京都３歳(1)、共同通信(1)→１着）、＊フジノマッケンオー（なし→４着）、◇サクラエイコウオー（なし→×）
1993:★ナリタタイシン（シンザン(2)→３着）、☆ビワハヤヒデ（共同通信(2)→２着）、＊シクレノンシェリフ（なし→×）、◆◇ウイニングチケット（なし→１着）
1992:★◆ミホノブルボン（なし→１着）、☆ナリタタイセイ（若駒(1)、NHK杯(1)→×）、＊スタントマン（京都３歳(1)→５着）

全体（１７.８.１０.８.５.３０）

　うち、共同通信杯又はきさらぎ賞で３着以内の実績がある馬は（９.４.２.３.１.３）となっています。このうち、４着以下の馬は、４角で二桁番手だった、リアルスティール、ゴールドシップ、ワールドエース、タケミカヅチ、アドマイヤムーン、ロイヤルタッチと引っ掛かったフサイチホウオー。
「なし」の馬は（５.２.３.４.１.１８）と着外が多くなっています。

　なお、過去24年の弥生賞馬の成績をまとめると（４.２.３.１.２.７）。このうち、皐月賞１番人気だった馬は（４.０.３.１.１.３）。更に、弥生賞のテン３Ｆ－上がり３Ｆが0.9秒以上のスローペースだった年を除くと、（４.０.３.０.１.１）。

過去24年のダービー１番人気馬の成績は（１５.４.２.１.０.２）。消えた３頭は、前のデータにも登場したワールドエースとフサイチホウオー、極悪の不良馬場だった年のアンライバルドです。アンライバルドも４角二桁番手でした。思いきり下げなければまず安定かと思われます。

　過去24年の当日２番人気馬の成績は（２.３.０.３.５.１１）。ライバルと目された馬は惨敗が異様に多いです。ジンクスといえども気持ちが悪いです。ちなみに、２番人気で馬券に絡んだ馬は、ロジユニヴァース、インティライミ、アドマイヤベガ、ジェニュイン、ビワハヤヒデの５頭。

　過去24年、1800m以上で連対経験のない馬の馬券圏は1995年のオートマチック、1992年のライスシャワーの２頭しかおらず、近年は挑戦する馬も少なくなっていますが、いずれにせよ全滅しています。上記の２頭も父の血統がブライアンズタイムとリアルシャダイなので、血で走ったと思しき激走です。
レースレベル：4    
→次走危険馬:リアルスティール  

まず展開に関しては一番想定してない形でキタサンブラックなんかは一番つらい形にはなったけどこれは外の各馬の攻めをむしろ評価したいかな。詳しくは個別回顧だけど８枠各馬ははっきりポジションを主張して一物ある戦略はあった構えだし、そこを別の思惑で仕掛けてきたノリとかとかみ合わなかっただけ。下手でもなんでもなくしっかりダービーに参加した騎乗だと思うけどね。その上で・・・


ドゥラメンテ　デムーロ　９
まあ気性面はそんなに心配してなかったし、デムーロで不安だった出負けはクリアしてきた。外からのポジショニング主張は激しかったけど出たなりでしっかり好位の外を確保したし万全の競馬だったと思う。直線での誘導も完璧で一見１０点満点の競馬なんだけど、減点したのは３コーナーかな。レーヴミストラルの川田が背後の外から動いてきていてここで馬群で挟まれるリスクはあった。前にいたのはコスモナインボールでこれは余力はなかったしそこで動かれる前に外へ行けていたらというとこ。これは高レベルでの意見だし川田が躊躇した面はある。まあお茶は濁したけどそれでもいいレースメイクだったと思う。

サトノラーゼン　岩田　１０
向正面でペースと位置取り見てこれは来られる思ったよね。この馬の場合まずハイペース適性が未知数だったのと、早い仕掛けの持続力勝負では甘くなるリスクが高かった。そこを岩田がまずポジションを出たなりで行ききらずに中段のインで構えたし、前半ハイペースのまま緩まずそこから直線序盤まで大きく加速がなかった。12.4 - 12.4 - 11.9 - 11.0 - 11.7とはっきり２Ｆ最速のレースだったしこの馬には仕掛けが遅いレースは歓迎だし全てが嵌った形。それでも最後甘くなってサトノクラウンには詰められているしやはりそれでも超トップクラスとはいえへんね。この距離でこのレースなら最大限走れるし逆にこの先この距離で過信してはいけない思うけどね。菊花賞は内枠なら大本命でいいと思う。今の淀の長距離はインで仕掛け遅くしてっていうレース主流だし条件は完璧なので。

サトノクラウン　ルメール　６
まあ上位より騎乗でははっきり劣るかな。スタート出負けは想定内で仕方ないし、その後は普通に後方待機からしまい活かしただけかなあ。まあ同厩舎もあったんだけどドゥラメンテを意識した競馬ではなかったし、こういうハイペースで後方待機になって岩田とルメールに展開が向いて２・３着というのは非常にわかりやすかったと思う。保たせる岩田としまいを残したがるルメールというのは全く違うようでこういうレースでは同じように突っ込んでこれるというね。ただルメール今は脅威に感じないようになったかなあ。去年の秋もそうだけど積極的なレースはなくてとにかく待ちのレースばっかしだし、デムーロよりはっきり劣っているしはっきり消せる騎手だと思ったね。

リアルスティール　福永　４
まあまず位置取りに関してだけどこれはそこまで非難すべき事ではないんだよね。まず想定で絶対待機策を選ぶと思っていたし、８枠各馬の動き出しを見て一気に抑える意識が入ったのはまずかったとは思う。ここで一気にドゥラメンテに前に出られたし、これは陣営にとって想定外の騎乗だったんじゃないかな。折り合いに関してはやっぱりトータルリスクで考えるとこの馬も良くないしあれだけ一気に抑えてはというとこ。ここのリスクをとってけないのが福永だとは思う。まあ待機策はその結果ならいいし、ただはっきり勝負に行って欲しかったのは４コーナーかな。ドゥラメンテは加速をかけた地点で今回も外へやや膨れたし皐月賞を見てればその癖は想定できたはずだし、リアルスティールはそこに瞬間で入れる加速力もあった。そこで衝けないのがね。結果まともにドゥラメンテの背後で追い出した分後方のサトノクラウンに伸び負けた。これははっきり福永のミスといっていいね。トータルで酷すぎる騎乗ではないんだけど、要所での躊躇した印象が良くなかったよやっぱり。

コメート　嘉藤　９
まあやっぱりこれくらいは走ってきたかという印象。皐月賞はやっぱり要所でいろんな不利が重なったし、スペースを作って進めればこれくらいは走れる馬。嘉藤も完璧な競馬だったし、このペースをうまく息を入れつつとはいえ前目でこなしてきた事は相当評価しないと。この馬も強いし菊花賞では要所での動き出しもいいし怖いよね。

ミュゼスルタン　柴田善　７
まあミュゼエイリアンが行った事で連携プレーの感はあるかな。その上でこの馬としたらポジショニングを捨てて後半特化型の作戦でパフォーマンスを上げようとしたギャンブルだったと思う。大外へはぶん回したけど後方各馬は余力あったしこれは仕方なし。結果ここまで食い込んでいるわけだしある程度ギャンブルは成功だったとは思うね。


タンタアレグリア　蛯名　７
まあ出負けは想定外だったけどそれよりかはペースだよね。このペースを追走する経験はない・・・というかはっきりスロー戦だけしか戦ってないから今回弱点が露呈した形かな。しまいの持続力はしっかり見せて来たしその点はいいんだけどこれで距離伸びてとなるとね。サトノラーゼンやコメートよりはっきり追走面で難があるから消しておいしい馬かなと思う。

グァンチャーレ　松岡　８
うん、久しぶりに勝負師松岡というか、インで絶妙に乗れたとは思う。位置取り的にはベストだったんだけど１つ痛かったのは前にサトノラーゼンがいた事で、こちらは瞬時の加速では甘い馬ななので直線入り口で一気に置かれた。その分が２着との差だとは思うけどね。まあ外を衝けば甘くなっていただろうし運が向かなかったかなあ。

レーヴミストラル　川田　５
うーん、やっぱり４コーナーでドゥラメンテを塞げるチャンスはあっただけに勝負としてはもったいない面はある。ただ正攻法で結果乗って伸びなかったというのはやはりこの馬もペースかな。この距離でこれだけ流れると追走で脚を使った印象だし、これも菊花賞でうかつに狙うと危険だと思うけどね。

ミュゼエイリアン　横山典　８
まあギャンブル的にはわかる騎乗だしレースを面白くするという意味でもね。逃げた狙いはいろいろあって、ミュゼ同士の連携プレーもあったけど、やはりリアルスティール・キタサンブラックの皐月上位組を明確に潰す気配はあった。共にペースが上がりきればという不安はあったし、ドゥラメンテは気性面で自爆する方に賭けたんだと思う。結果キタサンは潰せたし、リアルはついていかなかったがペースに反応しすぎてスムーズなレースは出来なかった。この馬自体も高速馬場での純粋な消耗戦は未知数だったし、今回も敢えて仕掛けを遅らせての保険もしっかり賭けていた。プランニングは素晴らしいと思うけどね。

ダノンメジャー　小牧　５
まあタンタアレグリアと同じ位置にいたしここまで差はついたのは馬の能力の差もあったけど直線でもわざわざ外に出しながらのレースだったしギャンブルとしては物足りないコース選択かな。

ポルトドートゥイユ　武豊　３
ダノンと同じかな。出負けは結構響いたしあれでレースプランが選びようもなかったのはある。でも武豊ならあの大外ぶん回しっていうのは避けて欲しかったところ。

タガノエスプレッソ　菱田　７
まあ十分評価できるよ。やっぱ考えて乗っているというか、スタートからはっきりポジションをとってペースを落ち着けながらインに潜んで出し抜くっていう戦略ははっきり決めていたレースだったと思う。ミュゼエイリアンのギャンブルで結果仕掛けの遅い出し抜き戦で出して行ってこういう競馬にはなって辛かった。巻き返しは必至だと思うけどね。

キタサンブラック　北村宏　７
タガノと同じで、こちらは隣のスピリッツミノルが出負けした段階で逃げるつもりだったと思う。そこをノリにやられた感じだったし、あのペースで保てば皐月賞はもっとやれていた。逃げて中緩みを作って出し抜こうとした戦略は示してくれたし惨敗だけど後悔は全くないね。こちらも改めて秋期待。

ベルラップ　三浦　６
この馬もポジションを三浦にしては取りに行ってインベタだったし、スローになってしまうと絶妙の位置にいて見せ場は作れたと思う。展開が全て。

コスモナインボール　柴田大　４
まあ前回出負けした上でそこそこ脚は使えていたし後方待機でギャンブル打っても良かったんだけどねという。

アダムスブリッジ　和田　６
うーん、まあポジションと進め方は無駄はなかったし出来に問題があったと考えたいね。次回改めてとしか言えない。この馬もそれ承知で狙ったし仕方ない。

スピリッツミノル　酒井　５
まあ出負けは痛かったしキタサンに行かれてもペースを取り返そうと行けば、ノリが行ってペースを緩めないままだったしこの馬の押して行けるスピードを超えてしまった印象。これも秋だけど脚質だけに菊花賞では枠はいいとこ欲しいよね。
レースレベル：4
→次走狙い馬:キタサンブラック,コメート
→次走危険馬:サトノクラウン,タンタアレグリア

結果を見ると、やはり現状力不足だったが鞍上も良く頑張ったと思う。

菊までに力を付けたら面白い存在になると思う。これからも注目していく。

馬じゃなくて鞍上の横典に次走危険騎手の☓をつけたい。

サトノクラウンの出遅れは痛かった。

ドゥラメンテは３冠に近づいた。しかし凱旋門も視野に入れているといううわさもあるらしい。
→次走狙い馬:コメート       

狙い…リアルスティール
惜しむらくは、福永を乗せてしまった事。
今回勝ちたかったら最低でも勝ち馬より前で競馬するしかなかったのに、普段から馬に恵まれすぎて、勝つためには何をすべきかを実行できないから馬券になれなかった。
だが、馬の能力は間違いなくあり、今後キチンとした実力ある騎手(最高は一流外人で最低でも小牧まで)に変えれば再びドゥラメンテと互角の勝負ができると思われる事から次走狙い馬に指名する。

危険…キタサンブラック
同馬も鞍上を変えればもっと走る可能性はあるが、ダービーを見ると「中距離が理想」と言うのが見て取れ、まかり間違って菊花に行くような勘違いを起こす可能性が厩舎にあるため勘違いした場合の次走危険馬としておく。

※大局的に見れば･･･
(私的)予想としてダービーなのに岩田と福永の馬を互角と見てしまったのは大いに悔まれる。
だが、「１着が堀厩舎のエース馬、２着がサトノ馬主でダービー堀厩舎親子丼の阻止、３着が堀厩舎＆サトノ馬主のためダービーで厩舎親子丼はないため連を外す」と言うバランスの取れた結果には誰もが納得させられたのではないだろうか。
また、(実力主義的)騎手予想の私としても各自の騎乗ぶりが「皆それぞれ“らしさ”を見せた」と言えるモノで、横山典の逃げ、北村宏の番手追走、福永の安全策騎乗も「全て身の丈に合った騎乗だった」と納得できた。
個人的には、北村宏の展開的有利さに目が眩んでしまったが、それでも福永のように「勝つためには勝ち馬より前で競馬すべき所なのにそれをしなかった・できなかった者」よりは遥かにマシな競馬をしてくれた事に満足できたのでそれで良しにすべきだろう。
いずれにしても、普段から言い続けてきた騎手の実力通りになった事が一番良かったと思った！
レースレベル：4
→次走狙い馬:リアルスティール  
→次走危険馬:キタサンブラック  

これが自分の馬券の買い方だなあとつくづく思った。予想でも書いたように本命はドゥラメンテにしようと思っていた。先週のオークスでは枠順発表後最初に思ったのが勝ったミッキークイーンを本命にしようと思っていたのでだが前売りオッズの段階でいけない判断をしてしまった。競馬をやる人の結構な数の人がきっと第一印象の大切さは十分わかっているだろう。
今回のダービーは第一印象というよりも皐月賞のレースをみて「ああダービーはドゥラメンテだ」と思っていた。その受けた感想は今日現実になっているが、一抹の不安がひとかけらとやはり自分の馬券の買い方を考えると今回のような自分の予想となる。というのもナンデに予想を書き込む際に馬券の買い方を思い描き書き込むのだが、馬券の妙味的に今回はサトノの２騎はどうしても外せないと思っていたので、ドゥラメンテを軸にしてしまうとどうしてもサトノクラウンを外したくなってしまう。ところが当初対抗にしようと思っていたサトノラーゼンを本命に繰り上げると素直にサトノクラウンまで手が伸びる。今回のレースとして自分の中で皐月賞組からの巻き返しはサトノクラウンとキタサンブラックだけと踏み大本線のドゥラメンテとサトノラーゼンは京都新聞杯の時点で決めていた。あとは1枠にどんな馬が入るのだろうと思い描く。想像では1枠にドゥラメンテで2枠黒の帽子で名前のとおりキタサンかなあなんて週中には独りよがりの思い込みをしていた。ところが有力ところは皆外枠に・・・。ダービーの1枠マジックはもう今回も結果を出しているが、実際避けては通れないくらいすごいことになっている。皐月賞で思ったことはドゥラメンテ一頭の力が抜けていて。あとはどんぐり。それはあの自分で演出した不利を難なく跳ね除けたところからもまともに走っていたら本当は何馬身ついていたのか？1秒くらいは損していないか？それほど強いと思った。ということで今回はやはり相手は一枠だというのが最終結論でもあり、まんまとサトノラーゼン2着。なんでの予想では3連単的中とならなかったが結果の2着はほぼ想像通りとなった。
馬券も馬連1番流し2－11－14－17、14-17と厚く1-14
三連複BOX1－11－14－17
三連単フォーメーションで1、14→1、14→11、17で外したのは単勝の1番だけと久しぶりに快勝した。

秋ドゥラメンテには菊花賞で3冠がかかる。（出走するか？また秋天か？）Mデムーロにとっては2度目の挑戦となる。ネオユニヴァースで挑んだ年はJRA所属騎手ではなく短期免許期間がとれない菊花賞だけを特例で乗ったもののザッツザプレンティに敗れる悔しい3着。今年はどうかJRA所属騎手となったMデムーロが幻となった変則3冠（神戸新聞杯勝利後引退）目前に夢やぶれたキングカメハメハを父にもつドゥラメンテと共に3冠達成なるか楽しみだ。

リアルスティールについては賛否両論あるだろうが自分はそれほど強いと思っていない。というよりもあまり怖くない普通の強い馬だ。福永騎手との相性も悪いのだろう。福永は春の牡馬クラシックについては入れ込み過ぎと思う。やはり基本に帰ってダービーポジションではないだろうか。ワールドエースの時にもそう思ったしエピファネイアの時にもそう思った。道中10番手以内ダービーを勝てていない騎手にとってこれがやはり基本ではないだろうか。とはいうもののリアルスティールにはエピファネイアに似た気配を感じるので、今後大成しそうでもある。
サトノラーゼンのダービー２着はひとつは枠の恩恵があるだろうから次走がドゥラメンテのライバルとなりうるか、試金石になりそうだ。
レースレベル：5
→次走狙い馬:ドゥラメンテ,リアルスティール     

出来ればミュゼエイリアンの横典騎手には、もう少しゆったりしたペースで運んで欲しかった。そうすれば3着はあったかもしれません。でも、ここ数年のダービーの中では、引き締まった力勝負の良いレースでした。当初、サトノクラウンはマイナスの馬体重だったので取捨選択に困ったのですが、パドックでのグイグイ力強く歩いてエネルギーに満ち溢れる様子を見て迷わず買いました。秋は、無事に行ければ菊花賞を勝てそうです。ドゥラメンテは、この速い流れに助けられましたね。1コーナーから2コーナーまで少し掛かり気味だったのですが、デムーロが上手くなだめてました。それにしても、4コーナーを廻って抜け出す時の速さはやはり凄いです。これが、他の馬にはないこの馬の良さなんでしょう。逆に、リアルスティールはやはり乗り役の差が出ましたね。サトノラーゼンは、枠順の利を最大限に生かし、岩田騎手が終始、ドゥラメンテの内側からマークしていましたが、最後は力の差が出ました。サトノラーゼンも引き続き岩田騎手が乗ってくれれば、秋も楽しみです。なんだかんだ言っても、騎手の差が出たダービーでした。
レースレベル：5
→次走狙い馬:サトノクラウン,サトノラーゼン