6着 ワンアンドオンリー
まず、①この超高速馬場で前が落とさないラップ推移では差し馬は厳しい。また、この馬にとっても軽過ぎたかな。
②内枠にルメールなのでもう少し積極的にポジションを取れるかなと見込んでの本命だったので、まずそこは期待外れ。
近走は直線入りの反応は鈍く、そこからジリジリというタイプになってきているので、前受けで早めの仕掛け、が今のワンアンドオンリーには合っている。
③かといって前につければ勝ちきれたかと言われると、やはり厳しかったと言わざるを得ない。
上述の通り、馬場や戦略次第では圏内もあったと思うし、着差や反応の悪さほど悲観する内容ではないけれど、それでも一時の鋭さは削がれてしまっているのかな。
誰しもが終わった馬、と感じた一戦だろうが、まだまだ戦い次第では上位に喰い込める可能性はあると。
これで人気を極端に落とすようなら、相手候補には引き続き一考の余地が残される内容だったとみている。

1着 ラブリーデイ
休み明けで若干印を躊躇したけど、問題にしなかったのは立派。
この馬も2着サウンズオブアースも、本当に高速馬場が得意だなあ。まあそれを差し引いても、両者お釣りが出る強い競馬でした。

3着 カレンミロティック
こちらは事前の想定通り、上位2頭とは展開と馬場適性の差が顕著に出たという感じ。
スローよりもる程度流れた方がこの馬のバテない強さを活かせると思うし、条件次第では逆転まである。差は感じない一戦。

5着 フーラブライド
最後は少し落としているし、キレも相対的にではあるが見劣っていた。
それでも最後まで踏ん張っていたのは馬場を考慮しても頑張った。惜しいけど、こちらは上位とは少し差を感じた。
→次走狙い馬:カレンミロティック       

狙い…至極当然の狙い馬。もうこのメンバーには負けないはず。何しろ58㎏でも勝ってしまうのだから。

危険…大阪杯が華だった感あり。何よりキズナに傷を付けたのはルメールであって武豊は同馬に傷付けられた未熟者。そんな騎手を乗せたと言う事は「もう期待は薄い」と言う裏返しだけに今後はずっと危険馬である。

※ダービー馬なんだから(^^♪
もうちょっとやるかと思ったらまさかの大敗。これではクラシック馬の看板もイスラボニータ同様に胡散臭いものである。
そう言えば菊花賞馬の騎手が酒井だったので逆に胡散臭くて当然かもしれない。
たしかにこの血統では引退しても大した種牡馬になれるとは思えないので、遠からずいなくなるかあるいは第２のオペックホースのようにただただ長く走るだけになりそう。
それにしても横山典のダービー馬って古馬になって走らない馬ばかりなのには苦笑させられる。裏を返せば横山典のダービー馬は馬の能力以上に騎手の影響力が大きい証拠。でも上手い騎手ならもっと走るかと言われてもそれも断言できないから不思議。言えるのはやっぱり国内だけしか通用しない騎手では今の時代はダメと言う事を示しているのかもしれない。(ルメールで走らなければあとは誰が乘ったら走るのか？これだからご祝儀で勝てた厩舎のＧ１馬ほど怖いものはない…苦笑)
レースレベル：3
→次走狙い馬:ラブリーデイ  
→次走危険馬:ラキシス  

馬体重が発表されて愕然とした。
カレンミロティックと2頭軸にする予定だった
ラキシスがまさかの-16キロ。
絞って欲しかったがさすがにやりすぎ。
レース内容もユタカが上手く経済コースを通るも、
案の定いいところなしの4着と次走狙いづらい結果に。
京都外は庭なのでエリザベス女王杯どうすっかなー
と頭を悩ませているのが正直なところ。

勝ったラブリーデイは極限の上がり勝負にも楽に対応。
エイシンヒカリがどんなペースを作るか不明も、
秋天ではこちらが上かな、といった感じ。

本命を打ったカレンミロティックは前々で競馬し、
京都の下りを利用した騎乗だったので個人的には満足も
本番でこれ以上の結果は望めなさそう。
サウンズオブアース共々これからも京都外で狙います。
→次走狙い馬:ラブリーデイ  
→次走危険馬:ラキシス,カレンミロティック

少頭数の中、人気馬で決まった京都大賞典の回顧などそれほど取り上げるほどでもないのだろうが、自分が本命にした◎サウンズオブアースは勝てなかったか（２着）・・というのがレースの感想。

◎が２着に来たのならいいじゃないかと思うかもしれないが、個人的なこだわりで２番人気か３番人気の馬を本命にするなら１着という結果が欲しいと思っている。実際、ここは１着が狙える！と思っていたので、馬券も単勝・馬単・３連単と１着狙いの馬券しか買っておらず、結果だけみれば惜しいといえるかもしれないが、予想としては完敗。

浜中騎手も「一瞬勝ったかと思った・・」と言っていたほど上手に立ち回ってきたが、スローペースの瞬発力勝負というキングカメハメハ産駒の得意とする展開になったことが敗因。あの位置取りで負けてしまったのだから、切れ味勝負ではラブリーデイには敵わなかったのだと素直に受け止める。ただ、次はどこへ向かうのだろう・・というのがこの馬の印象。天皇賞・秋という感じではないし、ジャパンCも厳しそうだし、この秋でチャンスがあるのなら有馬記念かな。まあ来年の天皇賞・春が今年のようなスタミナ勝負というレースでなければチャンスはあるかもといった感じ。

ラブリーデイは確かに強かった。本格化したとはいえ上がり3Fが32.3！なんていくら高速馬場とはいえ脚元は大丈夫なんだろうか・・と心配になる走りだった。スローの上がり勝負だったので疲れはないだろうが、脚への負担だけは気になる。今年だけで重賞5勝（G1 1勝・G2 2勝・G3 2勝）と去年までの勝てなかったイメージは完全に払拭され、さらにこの究極なまでの切れ味は同じキングカメハメハ産駒のローズキングダムの全盛期を思いださせる。

まあJCは厳しいだろうが、天皇賞・秋と有馬記念はチャンスはあるかも。ただ、天皇賞・秋はスローペースになる年とハイペースになる年と極端に異なるので、エイシンヒカリがいる今年がどんな展開になるかで変わってくる（スプリンターズSの時のように走ってみないとどんなペースになるかは分からないので・・）が、スローペースの上がり勝負になれば間違いなく勝ち負けになるだろう。


カレンミロティックは３着に来たかあ・・という感じ。予想でも書いたようにこの馬がこのレースで走る要素はあったのだろうが、自分にはこの馬がここで好走できるとは思えなかったので納得のハズレ。買えた方はお見事でした。

ラキシスはここまでの上がり勝負では厳しかったのだろう。以前札幌記念の時にも書いたが、重馬場にでもならない限り、１流の牡馬に混じって勝ちきるほどの力はないと再確認した。素直に牝馬限定のエリザベス女王杯での連覇を目指して欲しい。     
→次走危険馬:カレンミロティック  

12.8 - 11.0 - 11.5 - 12.6 - 12.6 - 12.5 - 12.8 - 12.9 - 11.9 - 11.1 - 10.9 - 11.0


まあ想定内ではあった超スローだったけどこれで坂の前後でもペース上がってないのがね。仕掛けを極限まで遅らせる戦略だったニューダイナスティ、コーナーで仕掛ける事ははっきりしていたカレンミロティックとかははっきり意識があったし、他がね。ラブリーデイはまだしも他は高速馬場適性で見劣るんだしワンアイデア欲しかったところ。

ラブリーデイ（１着）
まあおあつらえ向きの展開というか、最序盤だけ慎重に行って後は隙無く乗っての完璧な勝利。この馬の恐ろしいところは超高速馬場ではしまいの甘さをカバーしてしまうところで突き抜けた後伸びきる形はさすがに想定以上だった。かなりの特化型チャンピオンだし扱い方は慎重にならないといけなくて、天皇賞はまだこなせる馬場だろうし狙えるけど、ジャパンカップの頃では少しタフな馬場でパフォーマンスを落として惨敗のリスクが高く、暮れの有馬記念では余裕で復活できそうなところね。池江調教師のコメントもあながち真っ当で、ロンシャンが超高速馬場になれば面白いと思う。

サウンズオブアース（２着）
まあ連は確保したけど、対ラブリーデイでは物足りない騎乗だったかな。予想でも挙げたけど決め手の質は物足りないし今回も後ろが下手な騎乗したので凌ぎきった印象かな。ただ賞金は確保したしこのくらいの距離での消耗戦では面白いので、アルゼンチン共和国杯とかジャパンカップでは厄介になる馬かな。

カレンミロティック（３着）
４コーナーでギアを上げて出し抜くスタイルは天皇賞と同じだったし蛯名の中でイメージはできていたかなあ。ただ馬場はちょっと読み間違えた形で１１秒フラットを連続するレベルの勝負では決め手の質が足りなかったかな。個人的にはもともとペース引き上げてやれる馬なんだしそういう競馬は試して欲しいけど、やっぱり逃げるとパフォーマンス落とすのが痛いなあ・・・ホント乗り難しい。

ラキシス（４着）ワンアンドオンリー（６着）レコンダイト（８着）
まあ揃って後方待機で終わったんだけど、騎乗の評価としては、

武豊＞デムーロ＞＞＞ルメール

という形かな。ルメールだけダントツに悪い。
ラキシスだけどはっきり溜めてどこまでという乗り方を豊が試したかな。意外と古馬になってからこういう展開での後方待機策は初めてだし、展開的にラブリーデイにやられるとは思っていたはず。それでも馬場はしっかり読んで最短距離でコーナリングしてきたし馬券圏内は諦めない乗り方だった。展開がやっぱりアレ過ぎたけどこれでポジショニングに関しては前目ではっきりした感じだし試走としては悪くないかな。
レコンダイトは案の定出遅れだしね。ただ、向正面ではっきり動ける場面はあったしそこを動けなかったのはデムーロに期待してた面からは残念かな。
ワンアンドオンリーは一見２頭と差のない見え方なんだけど、まあルメールだし動けない危惧はあった。ポジションも決して想定外ではなかった。騎乗として最悪なのは４コーナーのコーナリング。ドスローなんだしインベタに近い位置で回れよって話。内の先行勢が11.1 - 10.9 - 11.0で回っているんだしあのコース取りなら１０秒中盤の脚がないと差し込めないし、この条件でそういう計算をしていたのかと。それなら馬場が致命的に読めていないし、馬場に関するコメントをしていたけどそれならなおさら早めに動けと。ルメールの悪いところが出たんだけど輪をかけてコースや馬場読み等根本的な面で疑惑が出たレース。馬自体は最も酷い競馬を強いられたしこれは必然の敗戦。全然終わったとは思っていないし、ペースが今回よりは上がるだろうＧＩ路線では人気薄で俄然狙いたくなったかな。外れて残念だけどおいしい負け方をしてくれたと思っている。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ワンアンドオンリー       

ラブリーデイは、予想通りきっちり勝ちました。ただ、天皇賞とジャパンカップは適性的にどうでしょうか。他の馬は、ほぼきっちり自分の力を出し切りましたが、ワンアンドオンリーだけは、全くダメでした。菊花賞以後のローテーションがあまりにも無理があったので(海外遠征も含めて)馬が終わってしまった印象があります。ラキシス、フーラブライドは次走(エリザベス女王杯)内枠を引ければチャンスがありそうです。特にラキシスは、産経大阪杯のダメージがようやく取れたレースぶりでした。この後、馬体重には注意したいです。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ラキシス,フーラブライド