勝ったゴールドアクターは好位から差し切り。
確かに安定していて血統もよく、一番無難でしたが、
勝ち切ってしまうイメージは全然なかったです。
それほど走れる馬がいなかったのでしょう。

2着サウンズオブアースは中団から。
この馬も安定していて中山向きの血統なので、
無難と言えば無難でしたね。押さえるべき馬でした。

3着キタサンブラックはハナに行って粘り。
本当に大した馬ですが、相当消耗する内容続きで、
春はバタッと止まりそうな気がします。

アドマイヤデウスは最後伸びてきましたが、
勝負どころでの反応が悪すぎましたね。
やはり負けすぎていたので、一変は苦しかったか。
レースレベル：1    
→次走危険馬:キタサンブラック  

有馬記念の単勝は２００５年ハーツクライ以来で久しぶりに嵌まってただただうれしいの一言です。

当時とはメンバーはもちろんのことオッズの環境がかなり違いがあり、２００５年はディープインパクトの１強で一方今年は１番人気が４倍台で混戦模様でした。

各馬やレース内容については他の方々にお任せしたいと思います。

長い低迷期間からの脱出のきっかけにしたいし、２０１６年はより楽しめればと思います。

来年もどうぞよろしくお願いします。
→次走狙い馬:マリアライト       

7.0 - 11.7 - 12.2 - 12.5 - 12.7 - 12.8 - 12.6 - 12.6 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 11.3 - 12.2


まあ去年と違ってペースを作れる人が主導するとこういう展開になりますよという綺麗なラップ。スローだけど残り１０００ｍからはじんわり加速してコーナーから決め手を求められる展開になった。ゴールドシップの捲りはあまり１０００ｍあたりからなので加速ラップになってからの本格的な捲りなので体勢には影響がない。ポイント番手にいたリアファルが失速した事とこの展開で去年とは違った形でイン衝きが出来なくなった感じかな。それで外へ出すと加速ラップの餌食だったので後ろの馬はどうしようもなかった。かなり上手く運んだトーセンレーヴでやっとというとこなので。ただタイム差は結果台失速した２頭以外は１秒以内なので力の差はなかったかな。応用性で差が出たレースだとは思う。こういうレースで騎手の能力（１着は別としてデムーロ・ノリ・蛯名）が出たとも思うね。


ゴールドアクター　吉田隼人　９
まあ吉田隼人という騎手の特性が出たとは思う。スペシャルな騎乗ではないけど練り上げられたレースメイクだったとは思うね。おそらく誰よりも６枠の先行２騎の背後、２列目の内を取る事をテーマにした出し方だったし、正解だった。あとはインでじっとしているだけだったし、恐らくサウンズは不利がなかったら際どくなっていたけどアルゼンチン同様ロンスパ気味の流れで無駄なく運んで押し切った感じ。キタサンを交わせるとは思っていなかったけどマリアライトが仕掛けた分キタサンの動き出しが早くなって踏ん張りきれなかった面はあるしその点で決着がついたとは言い難いかな。吉田隼人はこういうバランスのとれた騎乗が出来るというのがローカルであれだけ安定する理由かな。大正解という騎乗は少ないけど減点法で行くと相対的には悪くない。そういうのが評価されてもいいとは思うんだけどね・・・

サウンズオブアース　デムーロ　９
まあこういう展開になって動き出しや捌くセンスならデムーロという騎乗かな。ただ一つ不運だったのがマリアライト＝蛯名が完璧に外から閉めていた。スタンド前で口を割っていても真ん中から出せなかったし、要所でゴールドアクターと同じ位置にいたけどゴールドシップの動き出しを利用したマリアライトの仕掛けと、運悪くリアファルも失速した事でその外に出すまで時間も食ったし下げる事になってしまった。それであの差だしどこかで出せれば勝っていたとは思う。あのスペースは無理な感じだしリアファルの内から捌いてきた吉田隼人を褒めるしかない。蛯名に関しても後で述べるけどデムーロへの敵対心とかでは全くなくて流れの中で内を潰しつつ出し抜くという勝負だったし、これは見応えがあったね。その中でここまで持っていくんだしさすがは日本ナンバーワン騎手といったところ。

キタサンブラック　横山典　９
これもさすがノリといったところで、引きつけつつスローにじんわり落として、しかし１２秒台は維持しつつ動きたいようで動けないペースを演出したのはね。中山はバックストレッチが下り坂なのでここで動きやすい競馬場ではあるんだけどこの空間の自由を許さなかったという感じ。１つ誤算があるとすれば仕掛けかな。マリアライトが早めに動いてきた以上引く理由はないし、結果論で言えばもう２００ｍじんわり動きたかったかなと。これまでも仕掛けはやや遅いレースで結果がはっきり出ていたし、このレベルまで来ると脚の長さではやや苦しいレベルかなというとこ。それでも欠点の非常に少ない馬なので来年も楽しみかな。

マリアライト　蛯名　１０
まあ恐ろしいわ。蛯名という騎手の戦術理解度は別回顧で挙げているけどこういうテーマを大一番できっちりこなせるんだし。最序盤のペース把握でスッとリアファルの背後を取りに行ってサウンズオブアース他内の各馬を閉めて自分は外のスペースを確保していつでも動けるよという位置。どこで動こうかという点でゴールドシップの捲りのタイミング・・実際はゴールドが捲りきれないスピードに入った段階で一気に急加速して内の馬をまとめて潰しにかかったしね。サウンズはその罠に引っ掛かったし背後の各馬も総じて外に出さざるを得なくなった。ゴールドアクターの捌きだけ誤算というレースだしね。マリアライトの本質・・消耗戦での強さという点からは外れているけどレースの中で完璧な演出を見せた。素晴らしい。

ラブリーデイ　川田　６
人気は裏切ったけどそこまで悪かったとは思わないね。川田のイメージよりさらに上をいった吉田隼人の出方を褒めるべきだし、位置取り的には及第点。向正面で外を意識していたのはゴールドシップの出方を警戒していた分だしそこまでミスという判断ではない。どちらかといえば馬の案外さ・・これは状態面というよりかは馬場だと思う。元々◎を直前で避けたのは土曜の馬場が思ったより時計がかかっていてそれに拍車をかけて日曜はもう少し掛かり気味だった。有馬のラップを見ても、要所で最内を回してこのラップを馬なりで刻めなかったのはその分・・・速い脚が削がれていたというのが最適な分析だとは思うけどね。この馬場まで行くならもう少し評価を下げるべきだったとは思うし、素直に反省。それでもこの馬場でスムーズさを欠く中掲示板を確保した競馬はさすがだとは思ったかな。

トーセンレーヴ　ボウマン　９
最序盤の出負けはかなり痛かったかな。それ以外は完璧に乗られていたし、流れない展開でも最善のスペース・加速方法を使っていたのでこれはボウマンを評価したい内容（先日のマイネルハニーのコース取りは呆れるレベルだが）。馬場自体は嵌った感があるしやはり出負けかな。それがなかったら馬券圏内はあったと思う。京都記念とかはその分人気で凡走して阪神大賞典や中日新聞杯で復活しそうな馬。

アドマイヤデウス　岩田　３
個人的にレース後のコメントでペースを握れば良かったという発言はあるけどこういう発想ならやっぱセンスはないよねという結論にはなるなあ。敗因というかもったいないのはやはり３コーナーかな。ゴールドシップの捲りの中で前のマリアライトの仕掛けに置いて行かれ間にゴールドシップが入ってしまうと最悪のパターンになってしまったとは思うね。はっきり行って準備不足というか、あそこでシップが捲ってくる可能性をどれだけ想定しているかなんだよね。先行馬のペースアップもそうだし、別件でも述べているけど岩田はとにかくレースの中での戦術理解度・戦略力は低い。感性がどうとかじゃなくて一流騎手っていうのはレース前の想定・準備も含めてだしそこで精神論だけパフォーマンスしても全く意味はないよね。コーナーで焦っているのは正直哀れだった。乗れている時の岩田は素晴らしいとこもあるんだし期待しての辛口なんだけど、この状況だと期待そのものもできないかな。今回はそうなるだろうなあという駄目な騎乗だった。

ゴールドシップ　内田　２
結論を言えば、捲るタイミングは遅すぎたかな。まあまず戦術をいくら企業秘密とは言っても内田の考える事ははっきり周りにバレるレベルの捲り戦法だなあという感じだし、動き出しもセンスがなかった。中山内回りの向正面はゆったり下り坂なので加速もつきやすいし小回りでフラットにコーナーに入れるのでどう考えてもコーナー勝負になりやすい。今回捲る上での正解は１周目のゴール板前通過、コーナーに入って向正面まで入る中でじんわり加速してコーナー出口から向正面半ばまでに捲りきってハナを奪うという形かな。天皇賞は京都外回りで坂の上りに入っていく中で下り始めるまでに番手にとりつくというノリの捲りでこういうのが正解という。それをイメージできずに今の中山でこういうタイミングでこの馬を動かしてしまう点ではっきしいって内田はセンス無い。それだけ。

ワンアンドオンリー　浜中　７
惜しい負け方かな。騎乗は悪くないしコース取りも良かったんだけど、リアファルの後退をまともに受けてしまってそのコースが完璧に塞がってしまったのはロスになったし、その外にスッとコースを替えて凌いではいたんだけど狭いコースに巻き込まれて最後も詰まってのゴールなんでね。ピークは落ちていないしホントこの１年ついてない馬だった。個人的には内で溜めてという競馬が枠的に多かったので一度外から流れる展開で脚を出し切る競馬ならとは思うんだけどね・・

ルージュバック　戸崎　４
騎乗はまあやっぱりちょっと不満かな。最序盤のポジショニングが戸崎らしいというかフラットに入るだけで主張せず消極的だったし、、すぐ外で動いて絶好の位置につけたマリアライトがあのレースだしね。前受けするレースはギャンブルとしてあって欲しいしその発想は戸崎はまだ甘いかなと。結果ただ外をフラットに回ってきただけだし、ただ外を振り回されたとはいえこのラップで詰め切れないという馬にも不満はあるかな。タフな馬場も悪くないだけにもう少し立て直すまで様子見かな。

アルバート　アッゼニ　１
まあ説明不要でしょう。想定通り。あのポジショニングの悪さも、外を回されたというコメント以前にその可能性を想定できない・回避できない能力の無さでしょうという事。堀厩舎ならこれなら石橋脩で十分これよりマシな騎乗は出来た。文句無し次走狙い。

ラストインパクト　菱田　６
まあ前提としてこういうラップではラストインパクトは厳しいというのはある。タフな馬場ではあまりコーナー最速の持続力戦で速い脚の質も求められると甘くなる馬だしうまく持ち味を殺されてしまったというのはある。騎手が言われているけどフラットに見てムーアならと思った面もないわけではないけど致命的に下手打った点もない。３・４コーナーでアドマイヤデウスの内に入るギャンブルもあったけどかなり狭く危険だったし岩田も変な焦り方だったので危険回避した感じだしこれは致し方なし。

ヒットザターゲット　小牧　４
まあ最序盤攻めきっていつもより前目で位置取った事が命取りにはなってしまったかな。そこで安心してレース全体のスローな流れ。インで押し込められる事に惰性で付き合ってしまった感じで、ゴールドアクターの背後まで向正面で動けばかなりいい感じだったけどさすがに小牧のセンスではというとこかな。コーナーでラブリーデイの動きに任せすぎて仕掛けられないまま直線まで動けなかったし負けるべくして負けたかな。

ダービーフィズ　大野　５
まあこういう流れではあの位置ではというとこ。大野も行く気はあったけど馬が進んでいかなかったし、さすがに全くのテン乗りでは。

オーシャンブルー　石川　５
これも致し方ない。いかんせん馬が進まないし騎乗も遅く決まったし石川には難しい立場だったのでいい経験になれば。

リアファル　ルメール　無
まあさすがにあの内容では点数はね。騎乗以前に故障だし。ただレースメイクはルメールらしく前受けで十分の形だったし故障がなければ来ていたとは思うね。
レースレベル：4
→次走狙い馬:アルバート,ワンアンドオンリー
→次走危険馬:マリアライト  

結局ただの前残りかーい！　と突っ込みたいけど、
ゴールドアクターはロングスパート向きますし
来年の春も楽しみな1頭になった。
隼人もよく乗ったと思います。
ミルコは最後まで上手かった。凄すぎます。


ここからは有馬関係ないお話しです。
函館競馬、札幌競馬を生でも観れた充実した1年でした。
回収率は久々に100%割ったのでこれだけ悔しいですが。
それはともかく北海道開催で若手の騎乗をよく見れたので
すべて私見ですが評価を。

菱田騎手
現状『平場では』思い切りのいい騎乗をしてくれる。
自ら仕掛けたり強引に内差しを狙ったりと
北村友一騎手の全盛期と似たタイプの勝負屋ですが
重賞になるとどうしても消極的になってしまう。
ＯＰ特別までは買える騎手、と言ったところでしょう。

加藤騎手
「お前それ1番人気でする騎乗か？」と
突っ込みたくなるような逃げをして潰れるなぁ
ってことが多かったです。
ココの500万下（9/5）なんかが典型例ですね。
まだ買える騎手ではないと思います。

井上騎手
人気馬を勝たせる（持ってくる）能力はあるも、
あまり冒険をしないので穴では買いづらい印象。
教科書通りの騎乗を心掛けている感じですね。
ただ前付けするのは本当に上手くて関心しました。
『井上騎手が人気の先行馬に乗ったら買い』
という格言が僕のなかで生まれたほどです。

城戸騎手
最後の最後まで買い時が分からなかったのですが、
彼は本当によく分からないところで穴開けますね。
脚質をいきなり変えてきてみたり、
工夫はしているんだなぁと関心していました。
ただ騎乗技術は劣りますが若いので伸びるか注目。

嶋田騎手
ほぼ空気だったのもありますが目立つ騎乗はせず、
まだ基礎の基礎を学んでいる状態でしょうか。
強調材料も特になし。


こんな感じですかね。
菱田騎手はもう重賞にも乗れる騎手ですが、
井上騎手も成長が止まらなければ上に行けそう。
他の騎手にもぜひ頑張って貰いたいものです！
1年間お疲れさまでした！
→次走狙い馬:ゴールドアクター  
→次走危険馬:ルージュバック  

只今、競馬辞めてますｗｗｗ　久しぶりに馬券買いましたｗｗｗ
それを踏まえた上で、お耳汚しをお聴き頂ければ幸いです。

まず、このレースはゴルシ、ラブリーデイ、リアファルの
人気上位３頭は、ほぼ競馬してませんｗ　全部「騎手が失敗」してます。

ゴルシはもう引退なので、先をどうこう言う必要はないでしょう。
スタート直後のちょっとした不利で、最後方につけざるを得なかった。
いつもの通り３角マクリはしてはいったが、４角に入ったら、
昔のようにお釣りはなかった。だから馬群に沈んだ。
この見解でいいでしょう。

ラブリーデイは、川田が慎重すぎました。
今日の（前残りの）馬場だと、川田がわかっていれば、マークされてでも
ゴールドアクター、サウンドオブアースの位置、つまりは
もう２馬身前で競馬をしていなければならなかったはずです。

リアファルは・・・ルメル・・・。。。
確かに。ルメールは世界でも指折りのジョッキーですわ。
んーでも。リアファルに求められているのは『上手さ』ではなく『覚悟』
なんですわ。であれば、ルメルなんかを乗せるよりも、もっと若くてもいいし、
乗り馬に恵まれない騎手でもいい。とにかく『この馬と心中する覚悟』
のある騎手に乗ってほしいんですわ。( -`ω´-)y-~~
北村友一でも小牧太でも太宰でもいい。
「けれん味のない逃げが打てるヤネ」募集してくださいな、音無センセｗ

この結果の１着～４着には、これ以上の上がり目はないでしょう。
これがこの馬たちの『実力』です。
特に３着キタサンは、さすがは鞍上横山典弘。馬場読みの達人です。
キタサンを今後も信用すると、エラい目に遭いそうです。
逆に言うと。５着ラブリーデイは、結局後手を引いたのが最後まで響き、
直線も思うように追えずと、散々でした。
川田の腕は、買っていたのですが。。。
もしかすると岩田にスイッチの可能性もありますね。
この馬はむしろ今後も積極的に買いでしょう。
リアファルは、４角前でルメールが早々と店じまいしてましたので。
この結果はノーカウントと見ていいです。

とにかくこのレースから覚えていてほしいことは
「４着までの馬は、自分たちの競馬が存分にできた」ということ。
しかも馬場バイアスは前残り。すなわち「先行有利の馬場だった」。
通常ならば「次は、コマは下げる」のが正解ですわ。( -`ω´-)y-~~

12/28 追記。
このレースでルージュバックを買った方。
この馬は典型的な『性悪女』ですよ。追いかけてはダメです。
競馬における「いい女（牝馬）」とは
「自分におカネを運んでくれる女」であり、
マリアライトのように『決定力のある女』。
この女は「常に人からお金を貢いでもらうオンナ」です。
もしもこの馬がここで勝負になる力があるのだったら。
オークスくらいは勝ててないとダメでしょうし、
リアファルよりも弱いであろうレッツゴードンキだなんて、
さっさと捕まえてるんですよ。。

・・・ということが事前に予想できてれば。
こんな馬なんてとても怖くて買えませんぜ？
→次走狙い馬:ラブリーデイ,リアファル
→次走危険馬:キタサンブラック  

「５」…有馬は競馬の最高峰。

狙い…ゴールドアクター
４連勝で頂点に。
これで同馬は古馬上位陣の仲間入りを果たしたからには今後は凡走は許されなくなる事から狙い馬に。

狙い…キタサンブラック
逃げがハマったのも確かだが地力がある事も示した一戦。
来年の活躍は必至で狙い馬に。

危険…ルージュバック
ここでも自らペースを作ろうとしないのでは、もう期待は懸けられない。
ここまで同馬の能力に大きな期待を持っていたが、流れ次第の競馬しかできなくなったのでは余程相手が低くならないと好走できなくなるので危険馬とする。

※…今年は特に「話題」に迷わされた感あり。
ゴールドシップの引退レースで内田博乗り戻しに始まり、横山富雄の息子が北村宏の代役騎乗、ムーア騎乗停止でラストインパクトの破格の鞍上弱化、連戦の疲労が窺われたラブリーデイへの信頼低下など、今年ほどネタに迷わされた年もなかった。
また、今更ながら素直に鞍上・好調さ・中山向き脚質の３点で予想すれば良かったと思った年もない。

当たらない予想で申し訳ありませんでした！
来年はもっと頑張りたいです。
レースレベル：5
→次走狙い馬:ゴールドアクター,キタサンブラック
→次走危険馬:ルージュバック  

1着34.8秒、2着34.7秒、3着35.1秒という3Fの上がりが示す様に、ラスト5Fからペースアップでゴール前はスタミナの有無が問われる消耗戦ぎみのレースで、上位は適正のある馬が占めました。昨年は馬場が速く、スローで結構な弛みからラスト6Fから僅に動きがあり、5Fからペースアップも前半楽だった分スピード戦になりました。今年は最大弛みで12.8で、捲りが念頭にあった為か、はっきり落としたというラップにはなりませんでした。その分各馬少しずつ追走でスタミナを削がれていく形となり最後は余力、スタミナ、中団付近から前の位置取り等全て噛み合ったゴールドアクターが強い競馬をしました。スタートの良さ、ポジション取り、弛み過ぎない展開と全てうまくいきました。
2着サウンズオブアースは走りの通りの力、来るべくして来たという2着で、ペースは少しくらい前後しても中山2500なら安定して上位には来れます。
3着キタサンブラックは序盤脚を使った割にはゴール前しぶとく残りましたね。正直リアファルがこれだけ沈むとは思ってなかった中、よく粘りました。ディープ産駒に加えブラックタイド産駒も今の中山はよく走ります。
4着マリアライトは本当に強い競馬でした。もっとはっきりとスタミナを問われる場面で、とも思いますが大外から出もよく積極的に先行させ堂々と勝負に行っての4着、騎手の判断とそれに応えたマリアライト、強かったです。
5着ラブリーデイは向かない展開ながらのこの着はやはり強い証拠。

昨年よりは有馬記念、中山2500mらしいレースで良かったと思います。
レースレベル：4
→次走狙い馬:サウンズオブアース,マリアライト     

終わってみれば、昨年の菊花賞の2着、3着馬でした。という事は、菊花賞馬トーホウジャッカルは相当の器である事が証明されました。ゴールドアクターは、前走が接戦でしたので、ストレスが残っていると思っていましたが、別路線で連勝中の馬だったのが良かったみたいです。スタートが一番良かったので、そのあたりの感じは、トウカイテイオーの復活の有馬記念と重なりました。それにしても、サウンズオブアースは勝ち味に遅いです。この先、勝てるＧⅠが思い当たりません。キタサンブラックは、多少疲れがでていましたが、中山コースの相性の良さと横典の乗り方で馬券圏内を確保しました。出来れば、番手で競馬した方が良かったです。
レースレベル：4
→次走狙い馬:ゴールドアクター,キタサンブラック