ＪＲＡが主催者と名乗る以上、勝たす馬には根拠があり、その意図が汲み取れていれば、取れていいレースだった。それをまだまだ馬の力を推し量ろうとしたり、マスコミが作る人気に踊らされてしまう。

結果論になってしまうが、古馬重賞に特化してみれば次のような関連が見られる。

中山金杯　札幌記念４着馬　ヤマカツエース
ＡＪＣＣ　札幌記念１着馬　ディサイファ

京都金杯　　牝馬ウインプリメーラ
東京新聞杯　牝馬スマートレイアー

古馬重賞に着目していれば思いつけることだった。
まして、スマートレイアーに関していえば、土曜の東京メインレース白嶺Ｓで牝馬が２着していたこと、東京７チャンネルの土曜競馬で有馬記念を勝った吉田隼人が特集をされてもいた。
ＪＲＡ提供の競馬番組であれば、番組の企画に手を加えることも容易だろう。

ちなみに出馬表から勝ち馬を探ると１番グランシルクはＧ２のＮＺトロフィーＳ２着馬で同じＧ２府中牝馬２着馬のスマートレイアーを教え、
大外テイエムタイホーがＧ３ハンデ京都金杯２着馬で京成ＡＨ２着のエキストラエンドを教えていた。

ちなみに３着マイネルアウラートも２，３走前に１着の順列ブロックを隣のダッシングブレイズと形成していた。

当初レコード指数に着目したダノンプラチナを軸から外せたのは良かったが、このＪＲＡの思惑に今一歩近付けなかった。
→次走狙い馬:ダノンプラチナ       

まさかスマートレイアーがマイペースで逃げ、
そのまま勝ち切っちゃうとは思わなかった。
がレース全体の感想ですが、
どうしても話題は落馬のことになってしまいますよね。

僕も少しだけ触れるとします。
今回の騎乗は浜中騎手が少し強引だっただけで
「岩田騎手が悪い！」という訳ではないでしょう。
パトロールビデオを観れば一発ですが、
前のスマートレイアーだって寄れていますし
マイネルアウラートだって内に刺さり気味ですし、
岩田騎手は内を見てすぐに外に出そうとした。

内差しは怖いものだとミルコ騎手が言っているように
特にごちゃつくいまの伸びる府中インですから
これは悪いことが何十にも重なった事故に見えます。
馬はロボットと違い完全に操れるわけではないですから。

一部では「岩田騎手が悪い！」と叩かれていましたが
これは悪いイメージがついたら覆すのは難しい証拠で
普段からクリーンな騎乗をしている騎手が隣なら
ここまで叩かれないんだろうな、と思っています。

不幸中の幸いで、浜中騎手は首から行きましたが
意識はあるとのことで頑張って復帰して欲しいです。
関西伸び盛りの騎手なので待っていますよ。
ダッシングブレイズも軽傷のようですね。


落馬の話はさておき、ダノンプラチナは強かった。
内しか伸びないので逆に狭く感じる競馬場と化した
府中を大外から回ってきて3着まで上がる末脚を見せた。
明らかにぽてっとした馬体でしたし、
一歩間違えれば立ち遅れそうだったゲートから
よくここまで立て直して伸びてきた。
安田記念が目標と聞いたのですが次はマイラーズかな？
だとしたら次は負けられないレースになりますね。
朝日杯と同じ舞台で叩き2走目、勝ちましょう。

本命エキストラエンドは理想通りの騎乗で2着。
相手間違えてしまいましたが展開さえ向けば
重賞でもまだまだやれることを見せた。
ただ今回は岩田騎手が内に拘った結果なので
次走狙い馬には出来ません。展開も向きました。
というか上位3頭どれも展開向きましたね。
スローの上がり勝負だったので外からの馬は苦しい。

ということで次走狙い馬はダノンプラチナ1頭で！
末脚不発に終わった差し馬たちの評価難しいですね。
→次走狙い馬:ダノンプラチナ       

公式HPの通過順前から３頭が上位独占。32秒台で上がったトーセンスターダム、サトノギャンラトが９着、１２着。今日の東京で外から差してきたのは９Ｒのワールドレーヴくらい。
そういう展開でそういう馬場状態だったということでしょうね。


１着のスマートレイアーは最初から先手を狙ってたのかな。ゲートは上手く出て吉田も積極的に押していく。柴田のマイネルが並びかけていく素振りをみせるが無理せず控えてそこでスマートのハナが確定。1000m通過が60,6秒のスローで楽な逃げを打つ。そのまま内有利の馬場状態にも助けられて楽々の逃げ切り。もともと実績馬なので当然力はあるんだけど今回は色々噛み合ったのは間違いない。
揉まれ弱いので逃げは合っている戦法なんだろうけど、このペースで走って楽逃げが打てるというのがレアケースなわけで次につながる勝ち方ではないでしょうね。本番でこの戦法を取ろうとしても今回と同じペースではまずハナは取れないわけで今回は度外視くらいで考えた方がいいと思う。終い３ハロンを33秒中盤でまとめたのは地力だけどそれくらいの地力があるのは今さらなので。


２着のエキストラエンドはスタートは普通だったが岩田が積極的なのと入りが12,7秒のペースだったのもあってかスマートの番手の内に収まって結果的にこのペースならベストの位置取りだった。直線は浜中のダッシングブレイズと接触っぽいシーンもあったが「今回」は岩田のせいではないでしょう。
２馬身も付けられたのはそれが影響した感じもあったが、後続に対してはそんなことは些細な影響で内有利の馬場と前が絶対有利のポジションを取った時点で勝ちだった。スマートもそうだけど馬場とポジションが全てすぎて今後どうこうのレースではなかった。
しかしスマートレイアーとエキストラエンドが共に先行して粘り切るというのはなぁ…。どっちも今まで何回か先行しているとはいっても難しい。


３着のマイネルアウラートも好スタート、行き脚も付いてしっかりポジションを取っての粘り込み。これも前２頭と一緒でとにかく楽な競馬になった。
３，４走前の連勝はそんな極端なスローではないんだが、スローからスッと動き出しとキレを問われる方が得意なのだろうか。今後はスローになりそうな時に狙っていくという付き合い方でいいのかな。
もちろん今後も重賞で安定して勝ち負けのレベルではない。


４着のダノンプラチナは分かりやすくこの馬が一番強かった。ここまで内・先行有利な条件で外差しで４着まで詰めたのは２番人気に相応しい走り。
一瞬差し切るかな？という感じもしたが前も終いはほとんど落としていないし直線の序盤からもう脚を使っていたので厳しくなるのもやむを得ない。もともと少しずつ脚を伸ばすよりはスパッとキレる感じの馬だし、海外帰りの初戦でもあったしこれで十分だと思う。勝ち馬から４馬身付けられても一番強い競馬をしたのはこの馬でしょう。


５着のテイエムタイホーはゲートは一番良いくらいでこりゃ逃げるかなと思ったがちょっと控えて４番手の外から。結果論かもしれないけどこの選択はかなりの愚策。結局４角では内が絶対有利の馬場状態でスマートとマイネルの２頭分外を周らされたし、３ハロンのキレ勝負でキレ負けした。積極的にハナを取っても潰れるペースではなかったはずでもったいないレースだったんじゃないかなぁ。近走の好走時もキレ勝負ではないわけだから。馬は最後までバテてはいないしこれまで通りの力では走っているが。


３番人気で１０着に敗れたグランシルクは道中のポジションで勝負が付いたレースだったのでしょうがない。中団より後ろにいた馬はどんなに頑張っても３着争いがせいぜいだったわけで、今回の着順は今後の参考にはならないでしょう。馬場とポジションで決まったレース。このペースで楽逃げ出来て馬場も噛み合ったスマートレイアーが本番でも評価されるなら消して妙味になるはず。


http://keibayarude.blog.fc2.com/　でも記事を書いていますのでよろしければご覧下さい。
レースレベル：1
→次走狙い馬:ダノンプラチナ  
→次走危険馬:スマートレイアー  

2016-011　東京新聞杯

「前走OP３着以内（３－３－２－１０）」

勝った△スマートレイアーは　
6歳馬 ( 5 - 4 - 0 -30 )、１１年連続東京・芝1400～1800ｍで行われた特別以上レースで連対経験馬が勝利中、１１年連続前走６着以内馬が勝利中に該当。データ上はﾎｴｰﾙｷｬﾌﾟﾁｬがいたので残せました。

2着△エキストラエンドは
同じく連対経験ありに該当。前残りの恩恵か、頑張りましたねえ

3着　マイネルアウラートは
１００倍未満かつデータはクリアでしたが拾えず。完敗です。

上り最速は　トーセンスターダム
32.8 いつもなら上がり最速が次走狙いですが、今回は超前残りのスローでしたので叩きの
33.0　ダノンプラチナを無難にピックアップします。


＜カルピスの馬券＞
今回データ分析上位馬達は以下の８頭
◎ダッシングブレイズ　…前走走ОＰ組３着以内（３－３－２－７）
〇グランシルク　　　…前走ОＰ組３着以内（３－３－２－７）
▲ダイワリベラル　…前走ОＰ組３着以内（３－３－２－７）
△スマートレイアー…東京芝14～1800ｍ特別レースで連対経験馬
△ダノンプラチナ　…東京芝14～1800ｍ特別レースで連対経験馬
△エキストラエンド…東京芝14～1800ｍ特別レースで連対経験馬
△トーセンスターダム　…外国人騎手騎乗予定

ダッシングブレイズからダノンプラチナを抜かした６頭への三連複、馬単ながしでした。結果は・・・ご想像にお任せします笑　いやはやこんなこともあるんですねえ・・・ｱｶﾝﾖｵ泣


https://www.youtube.com/watch?v=fYZjJqunQhg


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来年2017年用のカルピスメモ

2017-011　東京新聞杯
　「前走OP３着以内（３－３－２－７） 」

＜消去条件＞（1-2-3-着外）
過去１０～１１年のデータによるデータ分析によりなぜその結論に至ったのか根拠を示していく。

①当日格　
→当日１００倍未満の馬（１２－１２－１２）
１００倍以上の馬は３着に入ったことがない。連対条件は1～99.9倍の馬

②過去3着以内の傾向（1-2-3）

(11-2-1)
(1-2-5)
(6-13-12)
(5-15-9)
(2-1-6)
(5-7-2)
(8-4-7)
(2-5-4)
(6-3-5)
(3-9-1)
（5-8-11）
→９年連続1人気が敗退中
→１１年中３年１人気と２人気が一緒に３着以内に入る
→１１年以上連続５番人気以下が３着以内に入る荒れるレース

率先して５人気以下から狙うか、人気から穴へ流し勝負するかがわかれる。



③前走前々走格

・８歳以上は連対したことがない

・１２年連続４～６歳馬が勝利中

・１２年連続前走６着以内馬が勝利中

・１２年連続東京・芝1400～1800ｍで行われた特別以上レースで連対経験馬が勝利中

・７年連続東京、中山、京都、阪神　で行われた1600万下から上のクラスの芝1600ｍのレースで優勝経験馬が優勝中

・前走OP１０着以下は連対したことがない

・前走OP６人気以下は連対したことがない

・前走1200m　　(0-0-0-10)

・1800m　　(0-0-0-15)

・５５～５７ｋｇ馬以外は連対したことがない

・前走１２着以内（１１－１１－１０）

・前走１０人気内（１１－１１－１１）

・前々走１１着以内（１０－１１－１０）



④激熱データ

●前走OP３着以内（３－３－２－１０）

●前走OP２人気以内（１－６－２－１２）

●6歳馬 ( 5 - 4 - 0 -30 )

●前走0.3秒以上勝利（１－１－１－１）

●前走１６００万（２－０－１－６）

●ミルコ・デムーロ騎乗　（重賞複勝率40～50％・単勝回収率200％）
→当日チェック
＊過去5年の重賞の 単勝回収率は209％。
むしろ重賞のデムーロの単勝だけ勝っていればデータ上”今までは”勝ち組になることが可能。この傾向が続くか否か。



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以上で来年用のデータベース化終了♪

皆さんはいかがでしたか？
気持ちの良い後悔のない馬券選びがしたいものですね！
それでは～


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http://starhorse4321.blog.fc2.com/


＊このレースレベル↓は
”過去データが通用するか否か”を5段階で判断する数値です。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ダノンプラチナ       

１１番ダッシングブレイズは、最後の直線コースで、先行馬を追い抜こうとした際に内柵に接触し、騎手がバランスをくずして落馬、競走を中止しました。
　この件について、１１番ダッシングブレイズの騎手浜中俊に対し、過怠金５０，０００円を課しました。


とまあ、これが採決の説明だけど、パトロール見てたら納得はいかんわな。
まあ誰が悪いというわけではなくて、まず理由としては、
１．前にいたスマートレイアーがゴーサインをかけ始めた直後やや内に寄れる。
２．その背後にいたエキストラエンドが反応し馬の首が内に傾きわずかに重心も動く。
３．その動きにダッシングブレイズが反応し馬体全体がやや内埒に寄れ接触。落馬。
という様な感じ。まあ岩田がすぐ隣という事で敏感にはなるけど、騎手が制御する責任というほどのものではないし、前にいた吉田隼人もそう。正しく云うなら、

「前後の馬のわずかな動きにより馬がバランスを崩し内埒に接触し、騎手が落馬したため競走中止」


でいいと思うけどね。これで浜中に制裁金はおかしい話。スペースはあるわけだし、人気で落馬した責任を負わせているようなもの。糞採決だね。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ダノンプラチナ