勝ったサトノノブレスは好位から抜け出し。
この馬も古馬G3で安定するタイプのディープに。
こういう馬が増えてきましたね。厄介です。

2着ファントムライトは先行して粘り。
どちらかというと差し脚で勝負してきた馬ですし、
この枠から前に行って残るとは驚きました。

3着レコンダイトは好位から差し。
休み明け走るハーツ産駒で実績もあり、少し迷った馬でした。
また人気になるかもしれませんが、次は反動でどうか。

アングライフェンは中団から伸び負け。
それなりに走りましたが11着は11着。
あそこから突き抜ける底力はないようです。
レースレベル：3    
→次走危険馬:レコンダイト  

12.7 - 11.2 - 12.9 - 12.7 - 12.6 - 12.3 - 12.0 - 11.7 - 11.2 - 12.0というラップタイム。

サトノノブレス（１着）
ラップタイム的に早めになりつつも２Ｆ戦にはなったしそれを外目でしっかりスペース作っての完勝。１７頭が１秒差の激戦だっただけにスムーズさが効いた。中団の外で流れに乗った川田の巧さかな。

ファントムライト（２着）
これは参った。戸崎にはあまりないと思っていた先行プランだったし、この馬のエンジンのかかりの悪さを補った好騎乗。ただこれでサトノに差し込まれたのはこの出し抜きで使い尽くした感じかな。

レコンダイト（３着）
馬自体はロンスパ気味に流しての差し込みは怖かったけど、３着以降でこういう馬は正直直線のスムーズさはだいぶ明暗あったし、その中でこの馬（武豊）が一番完璧に捌いてきたなというとこ。

ヤマニンボワラクテ（４着）
ハイレベルな点で言えばペースを引き上げきれなかったかな。ロンギングダンサーを使ってペースを引き上げて、その上で仕掛けを待っての２Ｆ戦がベストかなというプランだったとは思う。とはいえＡＪＣＣよりは考えた騎乗だし及第点。

バウンスシャッセ（５着）
まあ運がなかった。サトノノブレスの後ろでレコンダイトに塞がれて、しっかり待ってファントムライトとヤマニンの間のスペースに瞬間入り込む形がファントムが寄れて結果サトノが抜け出してレコンダイトとの間というコースで残り２００切ってちょっとしか追えてないしね。ただちょっとビビる手ごたえだったし、化けてきた感はある。宝塚記念あたりではちょっと怖い馬で今後要注意。

他、クルーガー（６着）は出負けが痛かったし捲るほど持続力タイプでもないし。ヒストリカル（９着）やブライトエンブレム（１０着）はこういう残り２Ｆで11.2のラップになる戦いでは厳しかったかなと。ブライトはこれで終わった感で軽視されがちだし次回期待。というか阪神大賞典出なかったのが謎。期待したメンツではアングライフェン（１２着）は最小限のロスでソツなく回ってきたけど現状ではクラス慣れ必要かなというとこ。ショウナンバッハ（１１着）はここまで馬群が凝縮してあのスペースしかとれなくては仕方ないし、それでもあの脚で突っ込んできたのは評価。
レースレベル：3
→次走狙い馬:バウンスシャッセ,ブライトエンブレム
→次走危険馬:アングライフェン,ファントムライト

狙い…サトノノブレス
58kgで勝った＝ここでは能力上位と言う証拠。

危険…ブライトエンブレム
ルメールを起用して最後に伸びなかったのでは「もうこの馬はお終い」という証拠。

※残念な吉田隼人に納得
好調馬を回してもらった事で好走を期待したのだが、やはりこの程度の騎手では有馬記念の特殊な状況でなければ「ボンクラ騎手の兄弟はほぼボンクラ」という世界共通の道理に見事にハマった。
また、「穴でしか好走できない小島茂之厩舎」というのが見事にハマったのにも大いに納得でき、いずれにしてもブライトエンブレムは今後もう勝つ事はないと言えるだろう。
（田辺が乗っていたので騎手カラーからももう同馬は穴にしかならないだろう）
レースレベル：3
→次走狙い馬:サトノノブレス  
→次走危険馬:ブライトエンブレム