勝ったシュネルマイスターは中団から差し切り。緩い競馬ばかり走っていたので道中は追い通しでしたが、やはり弥生賞組は有利でした。

2着ソングラインは好位から抜け出し。ここで巻き返すとは参りました。しかも桜花賞が7番人気15着なのに今回も全く人気が落ちず。世の中どうなってるのか、取り残されてる気分です。

3着グレナディアガーズは早めの競馬で粘り込み。さすがに勢いがなくなってきましたが、なかなか崩れないのはフランケルらしくないですね。

ヴェイルネヴュラは後方から伸びきれず。やはり上がり最速が一度もない馬にG1で追い込みを期待するのは無理があったようです。

ホウオウアマゾンは休み明けの弱い相手向きなので、また休んで復帰戦で買いましょう。

しかし結局、このレースも1番人気2番人気と穴人気で決まって荒れず。力量差が明確になってくる秋はともかく、春のG1まで堅くて嫌になってきます。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ホウオウアマゾン       

ペースをじっくりと見て冷静に差しに回ったルメールのお見事な騎乗でシュネルマイスター勝利。

しかしまあ弥生賞2着で皐月賞回避でここに来た馬、桜花賞超不利を受けた馬がここにきて上位になるとはNHKマイルはまだまだクラシックの2軍扱いか…

グレナディアガーズは高速馬場対応は大丈夫だったけどペースが速すぎた。その割に3着に残れたのだから相応に強いことは強いのだろう。
ただやはり距離的には1400がベストだし、体の小ささも気になるし、スプリンター路線が実はあっていそう。タワーオブロンドンみたいな。

本命視していたルークズネストはハイペースに飲まれて息が上がってしまった感じ。もしくは中京が得意な馬なのだろうか。

あとはまあリッケンバッカーとかも休養空けたらOPクラスまでは余裕でイケそうな感じ。
レースレベル：3
→次走狙い馬:グレナディアガーズ,シュネルマイスター     

本命のタイムトゥヘヴンは、距離は向くけど本馬場入場の時に少しうーん物足りなかったですね……。
ニュージーランドトロフィーの時は、バスラットレオンに5馬身離されての2着の時は「馬体がやや仕上がり傾向になってきたな」と思ったが今日の本馬場入場を見たときに「少し物足りない」と思いそのあとレース後戻って行く時に「ペースがハイペースで追いつかなかったんだ」と確信しました。
次走狙える馬の筆頭はグレナディアガーズ。
昔何の馬だか忘れてしまいましたけども……人気になると負けて、人気がないと勝つ馬がいました。まさにその馬みたいに成って来てるのでどっかで3勝目を期待しています。
2頭目は、穴をあけたソングライン。
母のルミナスパレードはダートで活躍し、オープン馬になり損なった馬。
母の兄弟には、2009年の日本ダービー馬ロジユニヴァースの母アコースティクス（半姉【父ケープクロス】）や2013年浦和記念勝ち馬ランフォルセ（半弟【父シンボリクリスエス】）、2019年イギリスナッソーステークス勝ち馬で2017年秋華賞勝ち馬ディアドラの母ライツェント（半妹【父スペシャルウィーク】）、2014年と2015年のさきたま杯勝ち馬ノーザンリバー（全弟【父アグネスタキオン】）がいる。今後に少し注目してはいかが？
レースレベル：5
→次走狙い馬:グレナディアガーズ,ソングライン
→次走危険馬:ルークズネスト,ホウオウアマゾン

ＮＨＫマイルＣは、シュネルマイスターが１着。
２着は、ソングラインが入った。
勝ち時計1.31.6と、かなり時計の速い決着となった。
勝馬はドイツ血統、２着馬はアメリカ型ステイヤー色の強い血統背景、脚が上がる競馬に適した血統の馬が共に連対。
今年のマイルＣはいかに消耗戦であったか物語っている。

１番人気のグレナディアガーズは、そんな激ペースを３角３番手、４角２番手で通過。
ペースを考えると、やはり厳しい位置取りだった。
それで３着だから、やはり力量は非常に高い。
今回は展開が向かなかった。

激ペースに巻き込まれたホウオウアマゾンは、当然のリアクション。
終盤でレースを投げており、ダメージは少ない。
次走の巻き返しは必至、この凡走で評価を落とすようなら面白い。

４着のリッケンバッカーは予想でも評価した通り、とにかく精神力が非常に高い。
おそらく、後々スプリント路線でトップクラスの活躍を見せてくれるはずなので、長い目で追っていきたい１頭だ。
ただし、今回のレースでかなり疲労も蓄積されたはずなので次走狙うのは厳禁。

馬券は外したが、馬場状態や出走馬の近未来の予測には大変参考になったレースだったように思われる。
来週からＢコース開催となり、内側の荒れた部分がカバーされるようになる。
おそらく、今週よりは前が残りやすくなるはず。
レースレベル：5
→次走狙い馬:ホウオウアマゾン