勝ったナランフレグは後方からインを突いて追い込み。毎回追い込んでくる馬ですが、G1で勝ち切るとは参りましたね。さすが母父ブライアンズタイムです。さすがにこれで打ち止めになる可能性が高いですが。

2着ロータスランドは中団から差し。やはり距離短縮は反応する馬ですし、なかなか底力もあります。

3着キルロードは好位からしぶとく。オーシャンSで次走狙い馬には挙げたので少し気になったんですけど、G1では足りないかなと常識的に考えてしまいました。

サンライズオネストは後方から伸びかけるも馬群が壁でスムーズに差せず。なんとなくこうなりそうではあったんですけどね。条件が揃いすぎてるのに人気薄というのは本当に来ません。

荒れるのは分かっていたんですが、なんとしても当てようという気持ちが強すぎて思い切りが足りませんでした。
レースレベル：3    
→次走危険馬:ナランフレグ  

今年の高松宮記念は、ゴールドアリュール産駒のナランフレグが優勝。
17年の苦労が実り、鞍上の丸太恭介ジョッキーは嬉しい初Ｇ１制覇となった。
道中後方内目の位置取りから、経済コースを進み開いたスペースを突く見事な騎乗だった。

ポイントはやはり「回復しつつある馬場」だった事だろう。
事前予想では、メイケイエールやグレナディアガーズを評価したが、おそらく稍重くらいまで回復するだろうという想定で、本予想でこの２頭を切る事にした。
馬場が悪い状態のままなら、外差しも決まると踏んでいたが、回復途中というのは質が悪い。
雨に濡れたアスファルトの道路は、雨が止むと轍の部分から乾いていく。
それと同じ道理で、馬場も大勢の馬が通る内から乾いていくのだ。
そういう理屈から、黄色帽枠より外側の馬はまず物理的に不利になるだろうと踏んだのである。

さて内でもなければ外でもない微妙な位置にある５枠の２頭についての評価だが…

ロータスランドはとにかくゲートの出が速ければ加速力もあるで、普段から鞍上が手綱を扱かずともニュートラルな形で楽に前に付く事が出来る馬だ。
キルロードは福島テレビオープンでテン２ハロンが11.9→10.3という厳しい流れを番手追走出来るほどのダッシュ力のある馬。
予想でも話した通り、トップレベルの加速力とスピードが期待できる血統背景を持つ馬だ。
ブレーキを掛ける展開を嫌うので、広いコースで逃げ、または番手で競馬出来る事が条件になる。
コーナーもタイトでない方が良いので、福島や小倉、函館よりは中京の方が良い。
ベストはコーナーの無い新潟千直だろう。
…そういった事から、真ん中枠ではあったが２頭共に楽に前目のポジションを確保出来ると予想したのである。

勝馬ナランフレグだが、意外性に富んだところがいかにも「フラストレート牝系」だ。
父ゴールドアリュール、母父ブライアンズタイム…とくればどうしても、ダートの中距離をイメージしてしまうし、近親に目立った重賞勝馬もいない。
トロットサンダーのように突然変異的に、ずば抜けた能力を有した産駒が突如として現われるのがフラストレート牝系の特色である。
ダート血統なのでパワーはあって当然も、この馬は直近の４走で全て最速上がりをマークし、後方から差している。
つまりが、血統に見合わない末脚のスピードがこの馬の武器なのである。
血統的な裏付けは無いので、後天的に身に付けた資質だと考える。

更に驚くことは、この馬は異常なほどに「タフ」だという事だ。
昨年の４月から休みなく使われ続け、今回が10走目になる。
しかも、後方からの差す競馬でかなり精神的負荷の掛かるレースが続いているが、それでもこれといった反動を見せず好走を続けている。
現役最強レベルの集中力を持っているし、常識からかなり逸脱した化け物じみた馬だと見ている。
今回の激走はフロックではなく、実は当然の結果だったのだろう。
グランアレグリアが去ったスプリント界は、この馬が中心になって回る事になる。
前残りの高松宮記念よりも、差しが決まりやすいスプリンターズＳは物理的も有利となりそう。

この馬の馬券攻略としてタブーなのは、休み明けを狙う事だろう。
使い込んで集中するタイプなので、休み明けは当てにならない。
むしろ使い込んだタイミングが狙いで、連闘は激アツとなる。

今年の高松宮記念は、かなりハイレベルな一戦だったと考える。
理由として、馬のモチベーションがしっかり問われていたところにある。
淡々と自己の能力を発揮するだけでは、勝ち負けに加われないレースだった。

勝馬ナランフレグと３着馬キルロードは、生涯初のＧ１挑戦だった。
２着のロータスランドも、スプリントＧ１は初挑戦だ。
更に「1400→1200㍍」距離短縮、「先行→差し」位置取りショックを用いての体力補完があった。
そういった馬を、ノーショックで押さえ込んだのだから、やはりナランフレグは強かったという事になる。

レシステンシアについては、武史ジョッキーはやはり典弘ジョッキーの子供だったと痛感(笑)。
１番人気の馬で逃げたり、殿ポツンの競馬でポカをやらかすのは父の18番。
逃げ戦法は、決して的外れではないと思うので納得はしているので、とやかく言うつもりはありません。
馬の個性や意思を尊重した騎乗が裏目に出ただけの話。
むしろ、クセの強い馬を人気や穴で乗せた時の良い判断材料になる。
今後の馬券攻略に役立てたい。

次走注目馬は、外枠で不利のあった２頭だろう。
メイケイエールの５着は立派。
グレナディアガーズは半分アメリカ色なので、激走と凡走を交互に繰り返しやすい。
凡走後の巻き返しが狙い目だ。
サリオス陣営も、流石に二度とスプリントを使わないだろう。
個性を理解して貰えない事は、馬にとって不幸な事だ。
次走は、ペース鈍化ステップになるので狙える。
穴の立役者キルロードは、新潟千直レースで激アツだ。

『何故キルロードを買えるか？』…キルロード「△」に関する詳しい解説。
https://linevoom.line.me/post/_dcIpBLirTRuJ7XsEygcR8wS4Su...
レースレベル：5
→次走狙い馬:メイケイエール,サリオス     

あ、丸田騎手G1初制覇か
おめでとうございます

レシステンシア横武騎手
まあ他に前行く馬もいなかったので積極的に先頭に立って行ったのは理解できなくはないですがそれにしても今日の馬場で前半33.4は速いでしょうテン乗りの禍と言いますかもう少し落ち着いた騎乗で良かったのでは。

勝ったナランフレグ
内枠を上手く利用してするすると抜けてきた騎乗はお見事と言いましょう。
もともと中京成績は比較的良かったのですが大体外を回してくる騎乗だったので今回内に入ったので消してしまいました。

◎指名でまたしても4着のトゥラヴェスーラ
コース取り自体は悪くなかったですが今回は外枠過ぎたのと追い出しが少し早かったのが敗因か。

▲で2着のロータスランド
やはり短い距離が合いそうですし今回は重馬場もマッチしていた感じですね。
馬場が早ければヴィクトリアマイル、安田記念辺りでも好走しそう
鞍上はオール連対しているし、岩田息子のままでも良いかここまで来たら

3着キルロード
うーむ、この馬だけは全然予想していなかったなあ
番手で速すぎずリズムよく走れたのが好走原因かな
すっと先頭の後ろでレースできたのが良かった？

あと次走狙い馬は5着のメイケイエール
高速馬場専門かなと思ったらそういうわけでもなく、大外から良く伸びて5着浮上
今回も暴走することはなかった気がするので今回は枠が悪かったということでこれからは積極的に買える馬でないかと思います

後は終始どこにいたのか分からないグレナディアガーズ。やはり1400の良馬場がベスト条件ぽいですね。それも右回りの
大外もまあマイナス要素でしたが
今回の条件はチグハグ過ぎたので度外視でも良いですが根本的に2歳G1制覇の時から成長してない気がしますね

危険馬レイハリア
今回も前いけませんでした。
楽逃げ出来ないと好走できないならスプリントでは難しいのでは。
牝馬なので一度頓挫したら浮上できない可能性があります。復調気配が見えるまでは買わないのが吉
レースレベル：4
→次走狙い馬:メイケイエール,ロータスランド
→次走危険馬:レイハリア