 |
★傾向分析★
2020年 タイム 1’57”5 (良) 1FAve=11.75 3FAve=35.25
テン34.1-中盤48.2(3F換算36.15)-上がり35.2 『前傾・中弛み』
1着アールスター・・・ロードカナロア×サッカーボーイ=キングマンボ×ファイントップ 〔7-c〕 7-9
2着サトノガーネット・・・ディープインパクト×Victory Note=ディープインパクト×ノーザンダンサー 〔5-h〕 14-12
3着アウトライアーズ・・・ヴィクトワールピサ×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔14-f〕 10-7
2021年 タイム 1’59”7 (稍重) 1FAve=11.97 3FAve=35.91
テン36.4-中盤47.7(3F換算35.78)-上がり35.6 『加速』
1着モズナガレボシ・・・グランプリボス×クロフネ=プリンスリーギフト×ヴァイスリージェント 〔7〕 8-9
2着ヒュミドール・・・オルフェーヴル×チチカステナンゴ=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔2-r〕 4-5
3着スーパーフェザー・・・ディープインパクト×Awesome Feather=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔5-g〕 8-3
2022年 タイム 1’57”4 (良) 1FAve=11.74 3FAve=35.22
テン34.7-中盤47.7(3F換算35.78)-上がり35.0 『一貫・中弛み』
1着マリアエレーナ・・・クロフネ×ディープインパクト=ヴァイスリージェント×ディープインパクト 〔4-r〕3-3
2着ヒンドゥタイムズ・・・ハービンジャー×ディープインパクト=ダンチヒ×ディープインパクト 〔2-s〕 11-9
3着ジェラルディーナ・・・モーリス×ディープインパクト=ロベルト×ディープインパクト 〔16-f〕 11-9
2023年 タイム 1’57”8 (良) 1FAve=11.78 3FAve=35.34
テン35.4-中盤48.0(3F換算36.00)-上がり35.3 『一貫』
1着エヒト・・・ルーラーシップ×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔4-k〕 3-2
2着テーオーシリウス=ジャスタウェイ×シンボリクリスエス=サンデーサイレンス×ロベルト 〔4-d〕 11-10
3着ゴールドエクリプス・・・ドゥラメンテ×ハービンジャー=キングマンボ×ダンチヒ 〔6-a〕 10-8
2024年 タイム 1’56”5 (良) 1FAve=11.65 3FAve=34.95
テン34.3-中盤46.7(3F換算35.03)-上がり35.5 『前傾』
1着リフレーミング・・・キングヘイロー×バトルプラン=リファール×ミスプロ 〔8-f〕 8-8
2着コスモボニータ・・・イスラボニータ×Kendor=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔1-l〕 2-2
3着ディープモンスター・・・ディープインパクト×Bellamy Road=ディープインパクト×ダンチヒ 〔15-d〕 6-6
流れは、過去5年をみると20年・24年が『前傾』、22年・23年が『一貫』、21年は『加速』と様々で、『中弛み』が複合することはあるが、5年で共通しているのは上がりが35秒台と高速上がりではないこと。差し馬の好走も多く、小回りコースだが、最後までばてずに末脚を繰り出すようなタイプに向くと思われる。ただ25年は例年よりも開催が前倒し(20年〜24年は8月2週目辺りの開催だったが、25年は7月20日)の影響はあると思われる、例年よりは先行馬にも注意が必要と思われる。
血統の傾向は、ディープインパクト×欧州型血統(ノーザンダンサー系、ヴァイスリージェント系、ロベルト系、キングマンボ系、ダンチヒ系など)の好走が多い傾向。
グレイソヴリン系を有した馬も相性は良く、トニービン系にも注意が必要。
★予想★
◎シェイクユアハート・・・ハーツクライ×Sri Pekan=サンデーサイレンス×ロベルト 〔2-i〕
前走垂水S1着(=阪神芝2000m)。小倉芝コースは(0-1-1-0)、芝2000m戦は(3-5-4-3)。
ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。母父Sri Pekanはロベルト系で、直線の長いコースで差すよりも、小回りを一気にまくる競馬が合う。産駒によっては中距離をこなしてもおかしくない。成長力はあるが、5歳、6歳までなると力は衰える。ダートはこなす程度。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号iは、かなり一本調子なタイプで器用な脚に欠けるが小回りコースなら開幕週などが狙い目のタイプ。
◯メリオーレム・・・シュヴァルグラン×Starspangledbanner=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔11-g〕
前走むらさき賞1着(=東京芝1800m)。小倉芝コースは(1-0-1-0)、芝2000m戦は(2-3-1-1)。
シュヴァルグラン産駒はサンデーサイレンス系で、同じハーツクライ後継のスワーヴリチャード程ではないにしても、晩成型と思われた本産駒も出走数が少ない割に、早い時期から走っている。デビュー戦で穴をあけた馬の多さが特徴で、走るのに真面目な性格。牝馬は芝1600m以下の忙しい距離に対応するのに対し、牡馬は芝1800m以上の中距離以上が狙い目。詰めの甘い馬が多くなるかもしれないが、このタイプは相手が強化されても上位に来るような怖さがある。ダートも中距離を中心にこなせる。母父Starspangledbannerはダンチヒ系で、短距離〜マイルを中心ながら、代を経ると距離をこなすディンヒル系。産駒個々によって判断。仕上がり早く2歳から狙っていけ、なおかつ成長力もある。
No.〔11〕の牝系は、3歳春から秋にかけて成長し、古馬でもう一段階成長する。東京や京都などののびのび加速できるコースに強い牝系。分枝記号gは、パワータイプが多く雨も苦にしないが、不器用なタイプも多く厳しい流れで力を発揮する。
▲オールセインツ・・・キズナ×ルーラーシップ=ディープインパクト×キングマンボ 〔4-r〕
前走ストークS5着(=阪神芝2200m:0.5秒差)。小倉芝コースは初で、芝2000m戦は(1-0-0-0)。
キズナ産駒はディープインパクト系で、牝馬は芝1600m、牡馬は芝2000mの勝ち鞍が多く、パワー型血統の兆候がでている産駒が多い。レース間隔は詰めた時に好走が多く、間隔を詰めてガラッと一変するのはキズナの母父ストームキャットの影響が出ているものと思われる。間隔をあけて好走する馬もいるので、産駒の変わり身を狙うなら「叩き2戦目」が買いになる。母父ルーラーシップはキングマンボ系で、距離適性はキングカメハメハ産駒よりは適距離はやや長めで、芝1800m以上で本領を発揮し、ステイヤー型。忙しい距離には向かず、芝1400~1600mの1番人気は大不振で、消しどころ。牝馬ならそのうち上級マイラーも出るだろうが、基本的に忙しい競馬や、高速馬場の人気馬はアテにならない。逆に言えば、芝1600mで強い勝ち方のできる馬は注目の価値あり。父キングカメハメハよりも母父トニービンの影響を強く感じさせ、いい脚を長く使えるのが最大の長所。ロングスパート勝負に強い反面、一瞬の脚の勝負には脆い。重賞の3着の多さも特徴で、末脚の鋭さはいまいち。相手が強くても弱くても3着という、長所なのか、短所なのか。上がりの速くない芝2000m重賞も合う。キングカメハメハ産駒が、芝・ダート問わず、短距離~長距離まで活躍馬を出しているように、同様に万能性があり、バラエティに富む。コースは現状、京都芝、中山芝の連対率が高いが、それより展開を重視するべき。スローで不発だった差し馬を、長い直線替わりや、外伸び馬場で狙い撃ち。
No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始める。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。様々な経験が活きやすいタイプでもある。
△マイネルメモリー・・・ゴールドシップ×スターオブコジーン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔3-l〕
前走函館記念3着(=函館芝2000m:0.3秒差)。小倉芝コースは(2-1-0-1)、芝2000m戦は(2-0-2-5)。
ゴールドシップ産駒はサンデーサイレンス系で、上がりの速くない中距離に向き、スタミナは豊富。勝ち鞍の中心は芝2000mと芝1800mだが、もっと距離が延びる芝2200m以上はさらに成績が上昇し、芝2500m以上の複勝率は約4割。中山芝2500mも合う。洋芝の小回りコース、時計のかかる馬場、タフな流れでマクリがきれいに決まる展開など、条件さえ向けばポテンシャルは高い。洋芝適性と重賞向きの底力を示し、芝2400mのGⅠも格負けしない。牡馬はいかにもスタミナ番長のズブいタイプがいて、遅い上がりを歓迎するが、牝馬は瞬発力を備え、父が苦手だった東京の高速芝で速い上がりを使う。と、ジリ脚の先入観を持たない方がいいことを押さえた上で、道悪は鬼。馬場が悪化するほど好走率が上がっていく。雨の日は黙って買い。母父スターオブコジーンはグレイソヴリン系で、夏のローカルコースと秋の高速決着に強い。短距離に強い快速コジーン系の特徴と中距離で強いトニービン系の特徴(=トニービン系もグレイソヴリン系)が共存し、早い時期から走り高齢まで息長く活躍する。一線級に混じると苦しいが、GⅢやオープン特別には強いセカンド・クラスの穴血統。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。 07/20 11:02
軍神マルス

予想歴27年 回収率137% | 過去のレースからラップ・血統・ステップなどの傾向を考えて、好走しそうな馬を狙い撃つ!! 総拍手獲得数:3847 | |
|