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★傾向分析★
2020年 タイム 1’08”7 (良) 1FAve=11.45 3FAve=34.35
テン33.5-上がり35.2 『前傾』
1着ラブカンプー・・・ショウナンカンプ×マイネルラヴ=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔4-m〕 1-1
2着アンヴァル・・・ロードカナロア×フレンチデピュティ=キングマンボ×ヴァイスリージェント 〔9-f〕 2-4
3着レッドアンシェル・・・マンハッタンカフェ×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔9-f〕 7-6
2021年 タイム 1’06”0 (良) 1FAve=11.00 3FAve=33.00
テン32.3-上がり33.7 『前傾』
1着ファストフォース・・・ロードカナロア×サクラバクシンオー=キングマンボ×プリンスリーギフト 〔9-e〕 1-1
2着ピクシーナイト・・・モーリス×キングヘイロー=ロベルト×リファール 〔3-d〕 7-6
3着アウィルアウェイ・・・ジャスタウェイ×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔3-l〕 8-8
2022年 タイム 1’05”8 (良) 1FAve=10.97 3FAve=32.90
テン31.8-上がり34.0 『前傾』
1着テイエムスパーダ・・・レッドスパーダ×アドマイヤコジーン=ヘイロー×グレイソヴリン 〔7〕 1-1
2着タイセイビジョン・・・タートルボウル×スペシャルウィーク=ノーザンダンサー×サンデーサイレンス 〔23-b〕 14-12
3着アネゴハダ・・・キズナ×ウォーエンブレム=ディープインパクト×ミスプロ 〔14-c〕 3-3
2023年 タイム 1’07”2 (良) 1FAve=11.20 3FAve=33.60
テン33.7-上がり33.5 『一貫』
1着ジャスパークローネ・・・Frosted×Kitten's Joy=エーピーインディ×サドラーズウェルズ 〔16-g〕 1-1
2着サンキュークウガ・・・ロードカナロア×サクラバクシンオー=キングマンボ×プリンスリーギフト 〔9-f〕 3-3
3着スマートクラージュ・・・ディープインパクト×キングヘイロー=ディープインパクト×リファール 〔5-j〕 5-3
2024年 タイム 1’07”5 (良) 1FAve=11.25 3FAve=33.75
テン33.6-上がり33.9 『一貫』
1着ドロップオブライト・・・トーセンラー×フレンチデピュティ=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔4-d〕 3-3
2着スズハローム・・・サトノダイヤモンド×ローレルゲレイロ=ディープインパクト×リファール 〔4-l〕 7-6
3着グランテスト・・・ロードカナロア×シンボリクリスエス=キングマンボ×ロベルト 〔23-b〕 1-1
近2年は1’07秒台で、テンが33秒台、上がりはそれほど変わらずといった『一貫』の流れ。21年、22年は時計も早く、テンが31秒台や32秒台と早く、上がりがかかる『前傾』の流れ。共通しているのは、逃げた馬が3着以内に残る結果が多く、3番手以内に位置した馬も好走が多い傾向。
血統の傾向は、ディープインパクト系×大系統ノーザンダンサー系の配合馬、サンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系の配合馬も好走可能。
キングマンボ系、ヴァイスリージェント系、プリンスリーギフト系など快速スプリンター血統も相性良し。
★予想★
◎ヤマニンアルリフラ・・・イスラボニータ×スウェプトオーヴァーボード=サンデーサイレンス×フォーティナイナー 〔10-d〕
前走北九州記念1着(=小倉芝1200m)。中京芝コースは初で、芝1200m戦は(2-0-0-0)。
イスラボニータ産駒はサンデーサイレンス系で、ローカルコースのタイムの速い芝向き血統。坂コースでも走れるが、中央だと3着が目立つ。2歳から3歳前半はクラシックに乗りかけ、その後古馬になって地道に出世する。勝ち鞍の多い距離は、牡馬が芝1600m、芝1400m、D1800m。牝馬は芝1600m、芝1200m、D1200m。フジキセキ後継らしい芝ダート兼用のスピードと、好位の内でロスなく立ち回る器用さを持ち、派手な勝ち方をしない割りに、コツコツ上のクラスへ上がっていく。「内の先行馬に有利な展開だった」と甘く見ていると、上のクラスでも同じ事をやられる。内枠での好走が多く、外枠でも先手を取れれば問題なし。同父系キンシャサノキセキと違うのは、中距離馬も多く、芝1200mの快速馬は少なめなこと。長距離の勝ち鞍もあるため、安易に距離で軽視は禁物。ダートも走り、適性は十分。中山、東京、阪神の順に勝利が多い。人気馬はダートの方が堅実で、信頼できるのは中枠の先行馬。内枠に差し馬が入るといまいち。前走同じクラスで4着以内に来た馬を素直に狙うのが正解。芝もダートも下級条件では中1週や中2週の間隔を詰めたローテーションで穴になる。母父スウェプトオーヴァーボードはフォーティナイナー系で、2歳の夏から軽快なスピードを武器に、芝もダートも短距離で活躍する。フォーティナイナー系の中では、芝向きの産駒が多いタイプで、古馬になっての成長も期待出来る。距離延長に対しては限界を示す馬も多いが、好位差しの安定感のある競馬ができる馬はマイルでも走れて奥が深い。穴は短期休み明け・ローカル替わり・距離短縮など。人気馬の信頼性は低いので、基本的には穴馬を買うべき血統と考えるべし。逃げバテの続いている馬が、短期休養のリフレッシュ明けで逃走を決めたり、休み明けで走らなくても2戦目に走るなど、休養から数戦が勝負。
No.〔10〕の牝系は、スピードの持続性能に優れた牝系。短距離だとペースの弛まない淡々としたペースに向く。または長距離と距離適性は幅広いが極端。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
◯ジューンブレア・・・American Pharoah×Galileo=ミスプロ×サドラーズウェルズ 〔5-h〕
前走函館SS2着(=函館芝1200m:0.0秒差)。中京芝コースは初で、芝1200m戦は(4-1-0-0)。
American Pharoah産駒はミスプロ系で、海外重賞勝ち馬は全て芝で、2歳短距離戦も含まれ、仕上がりも早いアンブライドルド系の特徴はでている。殆どのレースが勝つか着外という両極端の結果で、すんなり先行させると強く逃げでの戦法が向くが、それでも失速する馬がいる。持てる素質は高いのだが、同時に危うさも秘めている難儀な血統。適距離は個々に異なるが、精神的には規格外と考えるべき。母父Galileoはサドラーズウェルズ系で、欧州のギニー、ダービー、セントレジャー戦線では盤石の強さを誇り、毎年クラシックの有力馬を送り込んでいる。しかし日本になると重厚すぎて、逃げては差され、差しては届かずの歯がゆい競馬ばかり。ピリッとした脚を欠き、勝ち味に遅い。とはいっても同父系のオペラハウス産駒同様に、条件戦より重賞で狙ってこその血統。厳しい展開からの消耗戦や力の要る馬場だと出番がある。
No.〔5〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬でも成長能力は十分期待できる。直線の長いコースでの末脚勝負にも強い。分枝記号hは、揉まれ弱く、基本的には広いコースがベストで、器用さには欠けるが、広いコースでの持久戦は得意。小回りコースの場合は外枠か先行策が必須。
▲ベガリス・・・モーリス×キングカメハメハ=ロベルト×キングマンボ 〔9-f〕
前走パラダイスS2着(=東京芝1400m:0.4秒差)。中京芝コースは(2-0-0-2)、芝1200m戦は初。
モーリス産駒はロベルト系で、現状では2着や3着が多く、良血の評判馬も新馬戦で2着や3着に敗れるケースが見受けられる。もともと仕上がりの早い父系ではなく、忙しい距離に向く血統ではない。2着が多いのは、切れ味がないのではなく、一瞬の加速が得意ではないため。緩急のある流れより、ワンペースや締まった流れのほうが能力を発揮できる。その意味で1600mは向く。距離延長で良化し、力のいる洋芝が合う。母父キングカメハメハはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。軽い先行力、瞬発力勝負の切れ味、指示通りに動く反応の速さが武器で、芝1600m・2000m・2400mと根幹距離の重賞で特に強く、人気馬なら堅実。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。距離延長を不安視されることも多いが、折り合いさえつけば距離はこなし、むしろ1400mや1600mなどの忙しい流れで末脚を溜められなかった時に不発が目立つ。中長距離型が安定しているのは、スローの良馬場で、ハイペースや力のいる馬場は凡走もある。マイラー型は高速馬場の内枠を活かしての先行粘り込みが得意。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
△カルチャーデイ・・・ファインニードル×マイネルラヴ=フォーティナイナー×ミスプロ 〔4-r〕
前走函館SS6着(=函館芝1200:0.4秒差)。中京芝コースは初で、芝1200m戦は(2-0-0-3)。
ファインニードル産駒はフォーティナイナー系で、仕上がりの早さは間違いなく、2歳の早い時期から走り、その後の成長力の見極めが最重要課題。牝馬は短距離馬に徹し、直線平坦の京都やローカル芝の短距離で勝ち鞍量産。新潟千直も得意コース。牡馬も短距離中心ながら、中距離馬も出ている。牝馬はローカル短距離で待ち構え、牡馬は距離延長時に妙味あり。牡馬牝馬ともに前走上位馬は買い。ダートは現状2勝クラスが壁。母父マイネルラヴはミスプロ系で、芝向きの早熟スプリンター血統。サクラバクシンオー産駒に近い適性があり、平坦コースでスピードを活かしての好走が多い。軽ハンデでの大穴が多く、特に“軽量の牝馬”と“夏のローカル”はチェックポイント。
No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始める。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。様々な経験が活きやすいタイプでもある。 08/10 14:12
軍神マルス

予想歴27年 回収率137% | 過去のレースからラップ・血統・ステップなどの傾向を考えて、好走しそうな馬を狙い撃つ!! 総拍手獲得数:3847 | |
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