勝ったリトルアマポーラは2番手から抜け出し。
馬場も展開も前残りで、見事に流れに乗りました。
ただ、勝ち時計は8Rの牝馬限定500万とほぼ同タイム。
時計だけでは計れないとは言え、レベルは相当低い。

2着ブラボーデイジーも馬場と展開に恵まれ逃げ粘り。
ようやくG1激走のダメージが抜けてきたのもあるでしょうが、
やはり馬場と展開に恵まれ。
もう連続好走する気力も疑問で、次は消し。

3着メイショウベルーガは普段より前で。
小回り多頭数の内枠なんて最悪でしたが、他が弱くて。

ラフレッシュブルーはイン突くも力負け。
それよりヤマニンメルベイユの戦法が納得いかない。
馬場も展開も成績からも逃げるしかないという状況なのに、
今さら中団外めで控えて何を期待するのかと。
レースレベル：1    
→次走危険馬:ブラボーデイジー  

いや～当たってよかった！
シンプルイズベスト。連対候補の内枠の先行馬→３着候補の内枠の実力馬が「追込み届かず」なゴール前で興奮した。

メイショウベルーガの瞬発力は間違いなくメンバー１だが、小回り平坦な中京ハンデ戦の内枠なら「届いても３着」、１番人気するほどの信頼性には欠けている。「追込み脚質」の池添Ｊとも相性は最高だが、この条件ではこれが精一杯。次走直線の長いコースで期待したい。

逆に１番人気だと思っていたリトルアマポーラが４番人気。
前走の不甲斐ない負け方が人気を下げた要因だろうが、前回の事（エリザベス女王杯）があったからこそ、今回は調教も万全の構え、内枠の利を活かして２着馬（ブラボーデイジー）を完全マーク。同じことがしたかった去年の勝ち馬セラフィックロンプやレインダンスの競りかけにも動じず、ピッタリと背後に付きゴール前で半馬身かわした。中舘Ｊとは手が合うと思っていたし、安易に外人に乗り替れば人気になってしまう現在の競馬界に警鐘を鳴らす意味でも、本当に嬉しい勝ちだった。
記念すべき100勝おめでとうございます。

２番人気ムード“デムーロ“は惨敗。
敗因を求めるというよりは、なんで人気になるのかが不明。
人気薄で勝った府中牝馬Ｓのレースを見れば、ここでは買えない。

ブラボーデイジーは近２走の惨敗が人気を落としていたが、腐ってもＧⅠでウオッカの２着。逃げ馬不在の緩いペースで先手が取れる事は決まっていたし、この条件なら間違っても連は外さない。

今回のような１番人気・2番人気馬が「追込み脚質」な場合、エリザベス女王杯と同様に騎手は「バックミラーを見ながら」騎乗する。私の理論で“バックミラー現象”と呼んでいるが、みんな後ろを見ながらレースをするので前が楽になり、人気の追い込み馬が「届いても３着」になるのである。

残念だったのがヒカルアマランサス。
有利なはずの最内枠は、時として不利になる。テンの脚が早い外の馬が被せて来るので、上手くいいポジションを取らないと内に押し込められ、前が詰まったり仕掛けがワンテンポ遅れてしまう。まさに今回がこのパターン。２着はあったがもったいない。

外枠は全滅だが、大外ニシノブルームーンは５着。
終始ソトソトを回されて中団からの競馬、自分のスタイルができなかった割によく差を詰めたと思う。この強さなら抽選で大外が当たった段階で陣営は落胆したに違いない。
きっと次走は期待できる。
レースレベル：4
→次走狙い馬:ヒカルアマランサス,ニシノブルームーン
→次走危険馬:ムードインディゴ,リトルアマポーラ

《12.5 - 11.2 - 11.9 - 13.3 - 12.6》 - 《11.8 - 11.7 - 11.4 - 11.6 - 11.7》

テン3F35.6は他コースなら平均といえなくもないペースですが、テンから下りが200ｍほど続く中京コースの基準からすると結構なスロー。次の13.3 - 12.6》も遅い。

そのぶん後半1000が速くなり、終い4F（3角～）は11.7 - 11.4 - 11.6 - 11.7。

コーナーで外を回る不利は、そこのラップが速ければ速いほど大きくなります。従って3角から速いラップが続き、ラスト1ハロンも止まらない展開になった場合は"前付けしてインを回る馬”が絶対有利。

しかし今回はラスト3F目が一番速い『早目スパート』になったぶん、ある程度前付けする馬もしんどいレースになったので、ブラボーデイジー・リトルアマポーラに完全に展開向いた…というわけではありません。持続力が無ければ、1・2番手の馬は圏外に沈むラップと言っていいと思います。終い1Fまで11.7という確りした脚を使えたのはGⅠ連対クラスの実力あってこそでしょう。


むしろ最も「位置の利」を得られたのは、4角インベタ6番手のヒカルアマランサスあたり。1・2着馬との差は着差以上に大きそうですし、今後重賞で勝負になるかどうかはもう少し様子をみたいところ。     
→次走危険馬:ヒカルアマランサス  

本命に推したウェディングフジコは６着。
道中うまく先行出来たが実績の無い２０００ｍで直線伸びを欠いて敗れてしまった。
距離短縮で巻き返しを期待したい。

１着リトルアマポーラ
去年のエリザベス女王杯以来の勝利。
道中２番手で４角では逃げた馬を捕まえに行く中舘騎手の積極的なレースぶりが好結果をもたらしたと思う。
やはり斬れはないがジワジワ伸びるタイプでこのような騎乗ができれば牝馬重賞では格が違った。
が、頭数は揃ったがメンバー的にはややレベルが低そうなので完全復活とはいかなそう。

２着ブラボーデイジー
うまくこの馬のペースで逃げて、直線も３４秒台の脚でまとめて際どい２着。
秋のレースがパッとしない結果だったが、春には重賞に勝っていて、ＧⅠのヴィクトリアマイルでも２着だった馬なので調子さえ良ければこの程度は入れる馬。
休み明け３走目も好走の要因か！？

３着メイショウベルーガ
今日は中団からの競馬で残り１５０ｍ位からの伸びは目を引くものがあった。スパッと斬れるタイプではなく良い脚を長く使えるタイプでやはり直線の長いコースの方が合っていそう。
今回を含めて中京コース０－０－１－２の様に小回りではこの馬の良さが活きてこないが、今回は良く頑張ったと思う。
レースレベル：2
→次走狙い馬:ウェディングフジコ       

結局ブラボーデイジーが押し出されてそのまま４コーナーへ。
ロングスパートがモノを言う展開は読みどおりだったが、ブラボーデイジーがあそこまで粘りきるのは誤算でした。
そんなにスローだったのかな？
ベルーガはやはり回り方のロスでギリギリ届かないのも読めてたのになぁ。。。

次回の狙い馬はマイネレーツェル。ブラボーデイジーが2000Mでよもや、まで行ったペースを考えると道中の位置取りは流石に後ろ過ぎる。乗り方に一工夫すれば重賞で再び好走できるのではないだろうか？一度乗り替わりを試してみるのもいいのかもしれない。
レインダンスは、まさかの積極策。今回は駄目だったけど折り合ってるように見えたので距離短縮されるなら、そろそろ面白いかも。

危険馬はムードインディゴ。
多少のスローペースだったとしても、枠も良かった今回ではもう少し何とかして欲しかった。展開は不向きだったとはいえ流石に負けすぎの内容。買い所の難しさを再認識。
ラフレッシュブルーはもう少しやれると思ったんだけど51キロの牝馬限定戦でここまで何も出来ないと、しばらく重賞では用無しか。
レースレベル：2
→次走狙い馬:マイネレーツェル,レインダンス
→次走危険馬:ムードインディゴ,ラフレッシュブルー

◎ブラボーデイジー…2着
内から抜群のスタート。あまり行く気はなく、手綱は抑え気味だったが、他に行く馬がいないのを見るとすかさず逃げの手に。2Cではやや気負い気味も形としては悪くない。3Cでも抜群の手応えと行きっぷり。4Cでグッと引き付けて直線で引き離し形。ただ、そこでリトルアマポーラを引き離しきれず食いつかれたのは誤算。直線では渋太く最後まで伸びてはいたが、がっちりとマークしてきたリトルアマポーラには交わされてしまった。本来は番手で競馬したかったのだけに逃げさせらたのはやや誤算だったか。それでも力はしっかりと出し切った。やはりこの騎手は状況に応じた判断が出来る。

○ニシノブルームーン…5着
外枠からまずまずのスタート。ただ前半押していくこともなく、早々に中団からの競馬を選択。1Cまではやや行きたがる。コーナーワークもあって結局中団後方の位置取り。道中の手応えは悪くなく、3Cで上がっていこうとするも思い切りが足りず若干中途半端な形。直線ではそれなりに伸びてきたが…。何も考えることなく、枠なりに乗った騎乗。ローカルという舞台なのに全くの無策。馬が気の毒になる騎乗ぶり。

▲セラフィックロンプ…9着
スタートは若干悪かったが、促していって積極的に好位のポケットを取りに行く。道中はラチ沿いでジッと我慢。3-4Cでも前を見る形でグッと我慢。抜群の手応えで直線へ。内もポッカリ開いたし、そこを突いて一瞬は伸びた。ただ直線はあと1Fというところで失速。ここらへんが休み明けだったということか。馬の力は出し切った。

無印リトルアマポーラ…1着
好発。馬が行きたがったこともあって、一瞬この馬がハナを奪うかのと思ったほど。結局、ここでは我慢して番手からの競馬。やや行きたがるがガッチリと手綱を引いて宥めながらの追走。向正面でしっかり折り合う。勝負所の3Cで早目の押し上げ。逃げ馬の手応えを見て、相手はこれだと決めたのだろう。逃げ馬にしっかりと食らいついていけたし、最後の一伸びは道中しっかり我慢出来た分か。ローカル巧者の手綱捌きが冴えた一戦。

次走狙い馬ヒカルアマランサス
普段よりも一つ後ろの位置取り。本当はセラフィックロンプの位置で競馬したかったであろう。道中はグッと我慢して直線はインをついた。一瞬の伸び脚は光ったが、一瞬でもあった。やはりこの距離は1F長い。ただこの馬、非常に器用な競馬が出来るし、終いは確実に伸びる。重賞でここまでやれたことは今後の自信となるだろう。自己条件に回れば当然狙いが立つ。
→次走狙い馬:ヒカルアマランサス