2013年　タイム 1’47”8 (良) 1FAve=11.98 3FAve=35.93

ラップ
①12.6-②11.8-③12.4-④11.7-⑤11.6-⑥12.1-⑦12.3-⑧11.4-⑨11.9
1FAveとの誤差
①+0.6 ②-0.2 ③+0.4 ④-0.3 ⑤-0.4 ⑥+0.1 ⑦+0.3 ⑧-0.6 ⑨-0.1
テン36.8-中盤35.4-上がり35.6　『裏「へ」』

『裏「へ」』・・・逃げ◎　先行○　差し○　追込△

1着ロゴタイプ・・・ローエングリン×サンデーサイレンス=サドラーズウェルズ×サンデーサイレンス　〔8-k〕　４－２
2着タマモベストプレイ・・・フジキセキ×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト　〔1-t〕　５－５
3着マイネルホウオウ・・・スズカフェニックス×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント　〔16-c〕

流れは、テンが緩く、中盤が速く、上がりは平均と「へ」の字を裏返したような流れにて『裏「へ」』の流れ。中盤が弛みにくいコースの中山芝1800mらしいが、やや特殊な流れだったと考える。展開的には、逃げが最も恵まれ、次いで先行・差し、追込には厳しい流れと考える。

1着ロゴタイプは、前走朝日杯ＦＳ1着(=中山芝1600m)からの好走。中山芝コースは(1-0-0-0)、芝1800m戦は(0-0-0-1)でした。前走朝日杯ＦＳは、先行しそのまま後続を凌いでの好走。今回も内を先行しつつ4コーナーで外を回して危なげなく抜け出して完勝。中山芝コースとの相性の良さと現時点での完成度の高さを評価して、次走皐月賞での好走に期待する。朝日杯2着馬コディーノは弥生賞で3着好走しているし、本馬の今回の好走からも素直に実力は評価したい。久しぶりのサドラーズウェルズ系の活躍馬にて、とことん強い可能性がある馬ということでも期待したい。
　ローエングリン産駒はサドラーズウェルズ系で、ゆるみない流れで潜在能力が引き出され、ひとつ勝つのに時間を要した馬でも、格上げですぐ通用する怖さのある底力のある血統。叩き良化型でもあり、2・3戦目で変わり身での穴も多い。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
　No.〔8〕の牝系は、2歳～3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号kは、かなり時計の掛かる馬場でのみ力を発揮する。冬場のダートや最終週の重馬場等が合う。気性が激しく、時計のかかる消耗戦に活路がある。

2着タマモベストプレイは、前走きさらぎ賞1着(=京都芝1800m)からの好走。中山芝コースは初で、芝1800m戦は(1-0-0-0)でした。きさらぎ賞好走馬はこのレースでも好走が多く、きさらぎ賞好走馬は軸に据えるには向いた馬と分析しながらも、本馬の兄弟馬が皆京都芝巧者ということもあり急坂小回りの中山芝コース適性でいまいち信じきれず、侮ってしまったことは反省したい。サンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系配合馬であった点にも反省が必要です。きさらぎ賞→スプリングＳ好走馬は皐月賞でも好走が多いので、本馬も皐月賞では侮ってはいけない馬と考え、好走に期待する。フジキセキ産駒×ノーザンテースト配合馬でもあり、内枠を引くようならなお面白い馬になるのではと考える。
　フジキセキ産駒はスピード型サンデーサイレンス系で、内枠を活かして好位から抜け出すレースが得意。すっと好位を取って折り合い、一瞬のタイミングで馬群を抜けられる器用な脚を持っていて、この器用さは2～3歳の早い時期では大きな武器となる。母父ノーザンテーストはノーザンテースト系で、丈夫な体とミラクルな成長能力を有している。2歳や3歳時にも好走する仕上がりの早さはあるが、古馬にて本格化しさらにもう一段階進化する。距離の融通性もある。
　No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳春のこの時期は成長力で他の牝系よりも完成度は高い。分枝記号tは、京都や中京などスパイラルカーブのあるコースで本領を発揮する。一瞬の脚があるので中山も得意。牝系の3歳春の完成度と分枝記号特性からも、皐月賞の好走に期待します。

3着マイネルホウオウは、前走ジュニアＣ1着(=中山芝1600m)からの激走。中山芝コースは(2-0-0-0)、芝1800m戦は(1-1-0-2)でした。4走前の500万条件戦では朝日杯ＦＳ3着馬のゴッドフリートと互角に好走していたし、オープン戦好走実績など考えると、もう少し評価されても良い馬だったと反省する。
　スズカフェニックス産駒はサンデーサイレンス系で、今年の産駒が初年度産駒。スズカフェニックス自身はマイル以下で活躍したが、母系がフェアリーキング×アレッジドというスタミナ豊富な血統配合。いまだ未知数な点は多いが、基本的には芝向きマイラーと考える。洋芝コースには向くタイプと考えて期待する。母父フレンチデピュティはヴァイスリージェント系で、セカンドステージが存在する芝・ダート兼用タイプ。鮮度や勢いが好走に重要なポイントで、好走中なら馬体重がポイントになる。使い詰めると馬体重が減りやすい傾向があり、パフォーマンスが低下する。
　No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。

スプリングＳのポイントは、
①中盤の弛みにくい流れで、締まったペースになりやすい。逃げ馬には厳しいが、その直後2・3番手に位置する馬の好走が多い。
②スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い。
③欧州スタミナ型血統(=大系統ノーザンダンサー系：ニジンスキー系やサドラーズウェルズ系など、大系統ナスルーラ系：グレイソヴリン系やレッドゴッド系など、ロベルト系なども)に向く。サンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系配合馬には注目。
④きさらぎ賞好走馬の好走が多く、信頼性は高い。
⑤共同通信杯好走馬も好走が多く、中山芝コース実績があればなお良い。
⑥1着にはオープン・重賞好走実績のある馬が好走しやすく、2・3着なら条件戦好走馬も好走は可能。どちらかというと実績重視の方が良い。
→次走狙い馬:ロゴタイプ,タマモベストプレイ     

まず、ごめんなさいとして、予想を中途半端に書いてしまってすみません。本来であれば、◎や○の強調材料や▲△の馬を書くべきでした。次はちゃんと書きます。

では、回顧。

まず勝ったロゴタイプ。
父親譲りの素晴らしいスタートセンスが非常に目立ったが、レース内容についてもトライアルとしては完璧。皐月賞への不安もないくらいケチのつけようがないくらい。
ただ、2000mはこなせるかこなせないかギリギリのところに感じる。距離が伸びて良さそうという感じもしないので、圧倒的人気になるようなら皐月では、コマを落として頭というよりは紐で買いたい。

2着タマモベストプレイ。
これは、完璧に1600m向きのマイラー。1800mでもギリギリに感じるので、これ以上距離が伸びるのは良くない。
あと、輸送して馬体が減り、テンションも上がり気味できわどい出来だったので、正直皐月賞はパスして、NHKマイルCに直行してほしいくらい。でも皐月賞に向かうだろうなぁ。皐月賞に出てきたら迷わず消し。

3着マイネルホウオウ。
末脚が目立ったがいかんせん地味な内容。中山巧者だったのかなぁというイメージくらいしか湧かない。ただ、中山巧者だからこそ皐月賞でも穴はあける下地は持ってる。
次も人気薄だろうし、△としてマークはしてもいいと思うが、過度の期待はしないほうがいいかも。

4着フェイムゲームが今回の狙い馬。
道中は外々を回されたうえ、内からはじかれる不利も痛かった。それでも上がり最速で僅差の4着だったので、トライアルの内容としては十二分に評価できる。
今回のメンバーの中で、一番、距離が伸びてさらに良さそうな馬に感じるし、中山2000mで重賞勝ちを含む2勝をしている面からも、次の皐月賞では是が非でも狙いたいところ。
レースレベル：4
→次走狙い馬:フェイムゲーム  
→次走危険馬:タマモベストプレイ  

現段階で3勝を挙げている3頭での決着、マイネルホウオウは名前では買えそうだったが、1800Mの距離と父スズカフェニックスで敬遠した。よく父が短距離で結果を残したのに産駒が距離が持つといった話はよくあるが、その例と一緒か？ナリタトップロード的な物か今後も見ていきたいとは思う。これで皐月賞に出てくるのだろうけどこれ以上の距離延長はどうだろうか？中山コースを3戦続けているだけに要警戒は必要か皐月賞で内枠に入るなら印をつけたい。とはいえNHKマイルで狙いたい一頭。

本命としたロゴタイプはこれで4勝目皐月賞を3着以内で走る確率はかなり上がった。本番でも◎としたい。鞍上もM・デムーロに戻ることからも全く心配はいらないと思う。ここで付けた着差も1馬身以上あり現段階ではやはり最も強い3歳馬と感じる。

2着に粘ったタマモベストプレイもどちらかというと短いところが良いのではないだろうか1800m以上は疑問が残る。マイネルホウオウとは枠の利の違いでしかないような気がした。脚色からもあと1Fあったら交わされていたのではないだろうか？こちらもNHKマイルなら大威張りだと思う。皐月賞では消したい一頭。

和田JKも大恩ある岩元調教師のミヤジタイガではなく本番はタマモベストプレイを選んだとのこと、それは大きな仇となるのではないだろうか！たとえ勝てなくてもミヤジタイガで皐月賞となるなら応援したかったのに乗り替わりもこれまた柴田善臣と聞いて人気にならなければいいなと思う。
とにかくこれで皐月賞の有力ところの想定が決まった。あとは本番を楽しみに待ちたい。
レースレベル：5
→次走狙い馬:ロゴタイプ,マイネルホウオウ
→次走危険馬:タマモベストプレイ  

このレース、予想は書けなかったのですが、こんな感じでした。

　◎　マイネルホウオウ
　◯▲△　人気上位へ

マイネルの馬は権利をとれるというか、連下くらいに絡むのがトライアル多いので、２択からホウオウを選びました。この馬が来れるとしたら、馬力勝負というか、キレとかを必要としないレース展開になることを想定。人気上位でいうと、タマモベストプレイは軽い感じでキレ味勝負なイメージ。なので、ホウオウとタマモが揃って馬券に絡むことはないと見て、以下の馬券を買っていました。

　馬連　　⑮　軸　　　②⑤⑦⑭⑯
　３連複　フォーメーション　②⑮－⑤⑦⑭⑯－⑤⑦⑭⑯

３連複、8000円台の配当が見事、抜けています。。。いっそ、最後、フェイムゲーム差してくれと何度もリプレイを見てました。あーあ・・・。


そのせいではありませんが、最後のフェイムゲームの差し脚は結構、鋭かったですよ。この馬も賞金的に余裕があるので、ここは目一杯ではないはず。であれば、次は、もう一つギアがあがるはず。バランスオブゲームの下ですよね。兄とは似ても似つかずのキレ味があるだけに、中山1800のトライアル巧者ではなく、本番でも盛り上げてくれるタイプにグレードアップしているはず。京成杯も勝ってるし、中山2000を経験しているのは大きい。ロゴタイプもいいが、今回は、展開がかなり向いたと思う。前３頭が横一列でやりあう展開の単独４番手ってベストポジション。そこから、３頭を交わして、内から抜けたタマモを交わしてって、かなり展開向いています。本番はこんなに向かない。それなら、キレ味勝負のフェイムゲームに脚元をすくってもらいましょう。
レースレベル：4
→次走狙い馬:フェイムゲーム       

　7-ω-)　あと2ヶ月でオークス、ダービーとなりますね。目標が近づき、使うレースとその結果の重みは、大きなものとなります。･･･ということで、スプリングSを使用した馬のクラシックについて、俺データではどのような評価となるのか記しておきます。
　初めに弥生賞の回顧にも記載した、牡馬の馬体重に関する俺データについて。

　7-ω-)　【俺データその1】皐月賞の前走が3月または4月であり、かつそこで10キロ以上の馬体重減があった馬は、0.0.0.29となっています。ここから皐月賞にアクションスターが直行した場合は、消しと評価いたします。

　桜花賞と同様に、皐月賞においても前走着順にボーダーが見られます。

　7-ω-)　【俺データその2】前3走内にG1戦で3着以内か前2走以内に重賞戦で2馬身差以上の勝利がある馬を除き、前走が3番人気以下で6着以下に負けている馬は、0.0.1.93となっています。ここから皐月賞にサーストンニュース、ヘルデンテノール、マイネルストラーノ、シンネン、アクションスター、アドマイヤオウジャ、ショウナンダイラ、ワイルドドラゴン、ザラストロ、テイエムダイパワー、クレバーユニバースが直行した場合は、消しと評価いたします。


　スプリングSの勝ち馬は、過去72回中、14回皐月賞を勝っておりますが、過去16年では3.1.1.8（他に不出走2、除外1）とマズマズの成績です。

　7-ω-)　【俺データその3】不良馬場で行われた場合を除き、スプリングSで着差0.8以上で負けた馬は、0.0.1.58となっています。ここから皐月賞にショウナンダイラ、ワイルドドラゴン、ザラストロ、テイエムダイパワー、クレバーユニバースが直行した場合は、消しと評価いたします。

　7-ω-)　･･･ということで、正しくは次走危険馬ではないのですが、皐月賞における消し馬として、ヘルデンテノール、アドマイヤオウジャをあげさせていただきます。


　7-ω-)　上記の俺データで消しにならなかった馬は、ロゴタイプ、タマモベストプレイ、マイネルホウオウ、フェイムゲーム、マンボネフューとなりますが、その他の皐月賞俺データ（現時点で総数47条件）で見てみると、マンボネフューが俺データのひとつに引っかかり、消し馬となっています。

　マンボネフューは、あっても4着まで。4勝以上馬または連対数4回以上の馬を除き、キャリア5戦以上の馬で前3走以内に重賞3着以内がない馬は0.0.0.80となっています。

　またロゴタイプは、消し条件のクリアに加えて、印を回す際に用いる俺データ抽出条件（皐月賞版は総数9条件）においても皐月賞馬券内確定（4着以下になる事例がなく、10.3.1.0）となっており、重い印を付ける予定です。

　7-ω-)　･･･と、いうことで次走狙い馬ですが、皐月賞に直行する弥生賞組であるならば、ロゴタイプ、タマモベストプレイ、マイネルホウオウ、フェイムゲームをあげさせていただきます。


　7-ω-)　いつも読んでいただき、ありがとうございます。それでは皆様、良い競馬を。
→次走狙い馬:ロゴタイプ,タマモベストプレイ
→次走危険馬:ヘルデンテノール,アドマイヤオウジャ

勝ったロゴタイプは好位から外を回り快勝。
朝日杯は確かに強かったですし、反動なければ余裕でしたね。
どうも2歳G1激走＝反動という図式が最近通用しなくなってます。

2着タマモベストプレイは好位からイン突き。
フジキセキ得意の2GET。好調モードに入るとなかなか崩れません。
まぁまだデビューから全く崩れてないんですけど。

3着マイネルホウオウは後方からの差し。
きれいに重賞だけ惨敗していたので買いにくかったです。
しかも後ろから差してくるとは…。

アドマイヤオウジャは後方から馬群に突っ込むも伸びず。
届かないにしろ、全く伸びないのは予想外。なんでですかね。
これではちょっとどこ使っても厳しいかも。
レースレベル：4    
→次走危険馬:アドマイヤオウジャ