やたらダート血統の入った馬が走るように、かなり前向きさを問われるレース。その正反対とも言えるタイプが上位人気に並んでおり、ある程度は荒れると見て間違いないと思われます。

◎ジオグリフはダート系のドレフォン産駒。前走は前傾ラップの中山記念で好位を追走し、血統的にもローテ的にも前向きさは十分です。昨年はダート中心だったため芝での消耗は少なく、疲労や活力の面もクリアできます。

○プラダリアは母系ダートのディープインパクト産駒という大阪杯のトレンドそのもの。前走で勝ってしまった疲れが多少気になりますが、激走というほどの内容でもなかったので大丈夫かと思います。

▲スタニングローズは母父がダート系のクロフネ。タフすぎても軽すぎても良くない馬で、これくらいの適度にタフな条件は向いています。10か月ぶりで距離延長は体力的に不利ですが、軽い馬場で楽に先行できれば。

△ハーパーは母系がダートで前走の有馬記念は積極的に運ぶ良い負け方。マイル実績あり、ハーツクライ産駒にしては先行力もあって前向きさは悪くありません。勝つほどの闘志には欠けますけど、大崩れもなさそうです。

△ハヤヤッコは母父クロフネ。中日新聞杯激走の反動があったはずの前走でも崩れず4着に来たのは少し驚きました。キンカメ産駒らしく内枠で器用に立ち回れば上位もあるかもしれません。

タスティエーラは距離延長向き。2500の前走でさえ距離短縮に反応できず、さらに500m短縮は苦しいでしょう。

ローシャムパークは力任せで底力に欠けるタイプ。この手の馬は苦しい状況で踏ん張れず、G1になると走れなくなるパターンが多いです。

ベラジオオペラも母父ハービンジャーというのが気になります。古馬G1レベルの底力には欠ける可能性が高く、かと言って体力が優れているわけでもないので中途半端。

ソールオリエンスは忙しい中山記念を挟んだローテは良いのですが、もともとの前向きさが弱すぎるんですよね。中山記念も前に行ったわけではないですし、大きな効果は見込めないと思われます。
03/31 09:17

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≪JRA馬主・佐々木主浩本人≫
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