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2012年 タイム 1’51”8 (良) 1FAve=12.42 3FAve=37.27
ラップ
①12.6-②10.9-③12.1-④13.2-⑤12.6-⑥12.6-⑦13.0-⑧12.1-⑨12.7
1FAveとの誤差
①+0.2 ②-1.5 ③-0.3 ④+0.8 ⑤+0.2 ⑥+0.2 ⑦+0.6 ⑧-0.3 ⑨+0.3
テン35.6-中盤38.4-上がり37.8 『前傾』
『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
1着ホッコータルマエ・・・キングカメハメハ×Cherokee Run=ミスプロ×レッドゴッド 〔9-e〕 3-2
2着ナムラビクター・・・ゼンノロブロイ×エンドスウィープ=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔7-c〕 8-6
3着イジゲン・・・Empire Maker×Dixieland Band=ミスプロ×ノーザンダンサー 〔22-d〕 11-11
流れは、テン-上がりのラップ差と中盤の締まりからから『前傾』の流れ。展開的には、追込が最も恵まれ、次いで逃げ、先行・差しには厳しい流れと考える。
1着ホッコータルマエは、前走ジャパンDD5着(=大井D2000m:1.0秒差)からの好走。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(1-0-1-2)でした。3走前端午S3着(=京都D1800m:0.0秒差)では、後のジャパンDD1着馬ハタノヴァンクールと僅差の内容だし、前々走1000万条件戦青梅特別1着(=東京D1600m)では古馬相手に斤量54kgで好走と、本馬の能力は高いと考え、結果1着好走。前走ジャパンDD上位好走馬はこのレースでは好走も多い傾向だったが、中央競馬で底を見せていないタイプがより信頼性が高く、本馬は全7戦(3-1-0-3)とやや不安な要素はあったが、やはり侮ってはいけない馬だったと考える。前々走1000万条件戦青梅特別1着(=東京D1600m)好走し、古馬相手に斤量54kgで好走していたことから、ジャパンDD上位好走馬で古馬混合1000万条件戦好走馬という好走の多い条件の揃った馬だったと反省する。
キングカメハメハ産駒はミスプロ系だが、凱旋門賞での好走も多いキングマンボ系で欧州型の要素を兼ね備えている。格の高いレースでの究極のスピード競馬になると本領を発揮し、厳しい展開ほど持ち前の底力を活かす。ダンシングブレーヴ系に近い特性を有していると考える。母父Cherokee Runはレッドゴッド系で、ダート短距離が得意だが、折り合いさえつけば中距離もこなせる。仕上がりも早く2歳戦から走り、それでいて成長力がある血統なので活躍期間は長い。芝はダートほどの信頼性はなく、割引が必要。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門で、広いコース変わりはプラス要因。3歳秋以降は本格化が始まり、堅実に走るタイプとなる。分枝記号eは、気性が荒く、平均ペース以上での雪崩れ込みが得意で、上がりのかかる消耗的な流れに強い特性がある。また重馬場やダートなど時計のかかる馬場に強いが、一旦調子を崩すと復活が難しく、調子のピークが短い。
2着ナムラビクターは、前走1000万条件戦御嶽特別1着(=中京D1800m)からの好走。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(3-0-1-0)と堅実な戦績でした。前走は古馬相手に斤量54kgにて、差し馬が上位好走する中で先行して好走。その内容を評価し、また近走は先行できるようになり安定感も増したことからも、好走の可能性は高いと考えて期待して評価し、結果2着好走。このレースでは古馬混合1000万条件戦好走馬は、本馬の好走からも侮れないと考えます。
ゼンノロブロイ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、脚を溜めて鋭くキレるタイプが多いサンデーサイレンス系の中で、速いペースを追いかけて前で展開し踏ん張る競馬もこなせる適性の広さが持ち味。フジキセキ+マンハッタンカフェ的な特徴を有し、万能型のイメージ。人気馬がしっかり好走する比較的堅実なタイプが多い。産駒は中山芝コースでの好走が多く、東京芝コースでは3着になることが多いのが特徴で、コーナーワークが上手いということで小回りのローカルコースにも向くと考える。また産駒は道悪で馬場が悪くなっても好走可能なタイプが多く、10年オークス(=稍重)などの結果からも馬場が渋って距離延長なら好走しやすい特徴を有している。古馬になり身が入りスイッチが入ると一気に強くなるタイプが存在し、2・3着を繰り返しているような馬が、休み明けで一息入れてある程度の差をつけて好走や格上相手に好走出来るようになる。ステイヤータイプの潜在的な特性を有していると考える。母父エンドスウィープはミスプロ系で、芝向きのマイル~中距離型で厳しい持続型の流れで強さを発揮する。時計の速い決着にも強い。また溜めが利いたときの差し脚は一級品だが、自分から動くと末脚が甘くなり、展開の影響を受け、脚の使いどころが難しい。使い込んで上昇するタイプではなく、休み明けから数戦が狙い目。
No.〔7〕の牝系は、京都コースや阪神コース、東京コースなどでの好走が多くやや広いコースに向く牝系。間隔を詰めて使ったり距離変更のショックが効きやすい牝系でもある。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
3着イジゲンは、前走1000万条件戦彦星賞1着(=福島D1700m)からの好走。新潟芝コースは初で、D1800m戦は(2-0-0-1)でした。前走は古馬相手に斤量54kgで好走したのだが、これまで出遅れることが多くその点を割り引いて考えた馬にて、今回も後方からの競馬であった点は想定した展開だったが、それでも3着に好走した結果は侮りすぎたと反省する。それでもスタートに不安のある馬は、このレースでは割引は正解と考えたい。
Empire Maker産駒はミスプロ系で、先行力があり、なおかつ溜めても良い脚を使えるタイプ。ミスプロ系の中では底力を持っていて、中距離レースに向く。母父Dixieland Bandはノーザンダンサー系で、スタミナはもとよりパワーもあり、差す展開では取りこぼしもあるが、力のいる馬場を先行させたら強い。ローカルコースのD1700mよりも中央のD1800mや大井Dコースに向き、ダート中距離に狙いを定めるのが正解。2歳よりも3歳、3歳よりも古馬といった成長力。
No.〔22〕の牝系は、高速決着に強いスピードに優れた牝系。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
レパードSのポイントは、
①『前傾』の流れが基本。それでも前につけた馬の好走が多く、4コーナー5番手以内の馬の好走が多い。ダート適性がやはり問われるものと考える。
②ヴァイスリージェント系には注目。前走好走しているなら特注。
③ジャパンDD組は中央ダートで底を見せていない馬。ただし古馬混合1000万条件戦好走歴があるなら割り引く必要はなし。
④古馬混合1000万条件戦好走馬(=特にD1800m)は要注目。
⑤No.〔4〕の牝系は特注。
08/10 00:22 回顧アクセス:3178 |