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再投票で関東期待の②ベルキャニオンまで出走するに至った共同通信杯。素質馬達の生き残りをかけたサバイバルとなっており、いよいよクラシックの足音が聞こえてくる。

デビュー前から怪物と称された⑤サトノアラジンは、初戦こそ噂にたがわぬ勝ちっぷりを見せたが、その後2戦は足踏み状態。しかし、内々で上手く立ちまわった馬同士でレコード決着になった2戦目の東スポ杯2歳S(GⅢ)は、3ヶ月の休養明けで外々を回るロスがありながらも0秒4差の5着。前走のラジオNIKKEI杯(GⅢ)では、窮屈な位置に入って追い出しが遅れてしまった。それでもゴール前強襲して0秒3差の3着なら評価を下げる必要はなく、どちらも地力を示すには十分な内容だった。加速するまで時間がかかるタイプだが、スピードに乗ってからの伸び脚は迫力満点。のびのび走れる東京に合うのは間違いないだろう。どうやら明日は良馬場で迎えられそうで、運も向いてきている。クラシック候補がずらりと並ぶ池江厩舎の中でも、1、2の評価を受ける大器が負けられない一戦を迎える。

ここまで4戦3勝2着1回の⑦イスラボニータは、東京コース3戦3勝。今まで一度も1番人気にはなっていないが、1戦ごとに課題を克服し、世代屈指の存在にまで成長している。東スポ杯で負かした2着馬、6着馬がその後、重賞を制覇しており、レースレベルの高さは疑いようがない。同馬も渋った馬場で大外だった先週よりは好転しており、他馬より1キロ重い斤量を背負う事になるが、対抗以下には落とせない。

⑪ピオネロもコース替わりで前進必至。合わないと見られていた中山コースの京成杯(GⅢ)でも、コーナーでモタつきながらも4着に入り、重賞でも通用する能力を証明した。デビュー戦と同舞台で快勝した百日草特別(500万下)からも、瞬発力が問われるレースは望むところ。3週続けてリスポリが駆けつけてる辺りにも勝負気配ありありだ。初の叩き2走目となる今回は上積みも見込め、年明けに1度使っている強みを生かせば逆転も。

全3戦で上がり33秒台を記録している⑭ガリバルディも不気味な1頭。跳びの大きなフォームをしており、広いコースで存分に能力を発揮できそう。

以下
△②ベルキャニオン

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