過去5年のJCDから見た傾向になります。
今年から中京開催ですが、前哨戦などは変わらず基本的な傾向は同じような気がします。ただ、左回りで急坂があるコースなので、この辺の実績を加味したいとは思います。

まず、消去データを挙げますと、
×ダート重賞未勝利
×前走芝のレースに出走
×前走で4着以下かつ1秒以上敗退
×前2走ともに4着以下に敗退
×前走8番人気以下
×前走から中9週以上の休み明け
×前走で2着馬と0.0秒差で勝利した馬
×8歳以上の馬
×牝馬
となります。

当然ながらダートの一線級によるレースなので、ダート重賞に実績がない馬や芝のみで走ってきた馬は馬券にもなってません。
また、ダート重賞というのは、近走好走している馬同士の戦いが多いので、前走においても大敗している馬、前2走で結果を残せていない馬の巻き返しはなく、また人気薄から一変しての激走というのもありません。
さらに、このレースにおいて、前走で2着馬と同タイムの勝ち馬というのも不振で09年ヴァーミリアン、12年ローマンレジェンドがこの条件にあてはまっており、人気で裏切ってます。

以上、消去データをクリアした馬を挙げますと、
インカンテーション、クリソライト、クリノスターオー、コパノリッキー、ナムラビクター、ワイドバッハとなります。

次に強調材料ですが、まず過去の勝ち馬に強調することとしては、
○当日の馬体重500㎏以上
○ダート複勝率7割以上
となってます。
パワーを要するダートということで、馬格があったほうが有利で、また安定したダート実績というのも必要という傾向になってます。
これに該当しているのは、コパノリッキー、クリノスターオー、ナムラビクターです。

以上を踏まえた印と見解です。

◎コパノリッキー
前走JBCを休み明けだが圧勝と、現時点ではダート界の頂点にいる馬ではないかと思う。
左回りも前走、フェブラリーS、かしわ記念とGⅠで結果を残しているところをみれば、左回りのダートはベストの条件とみる。
あらゆる展開でも自在に動けるし、距離も2000mよりは1800m前後がより向いてる。

○インカンテーション
この夏から3連勝中で、前走のみやこSでは差して快勝と勢いがある。また、地方のダートを使ってきたのではなく、中央のダートで成績を残してきたというのは、非常に好印象に感じる。
また、この馬は自身7勝中左回りで5勝と左回り巧者だし、中京ダート1800mも3戦2勝ということで実績もある。これまでの阪神開催でなく、中京開催になったというのはプラス材料だと思う。

▲ナムラビクター
前走は積極的に勝ちに行った分、差されたという競馬で、内容的には次につながる競馬だったと思う。
また、この馬は平坦よりは坂のあるコースが向いているので、坂のある中京コースはプラスだと思う。
一線級との対戦経験は少ないが、ピークを過ぎたとはいえGⅠ馬相手に勝っているので、このメンバーに入っても十分戦えそう。

なんか、JBCが南関東以外で行われた時は、JBC勝ち馬が結果を残せてないというジンクスがあるが、今年は盛岡開催でコース的に非常に似ているので、直結するのではないかと思う。
12/02 21:47

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