関屋記念はコース形状などからテンだけ緩い一貫ラップにややなりやすく、平坦・上がり4Fの高速性能上位馬の期待値がやや高い重賞。
　超大型馬の期待値は高いもパワー・スタミナタイプの期待値が低いこと、長い直線でも逃げ・番手の馬の優勝があること、先週末の大雨による馬場の傷み具合...などに注意。（土曜現在の予想）

　◎ ミラアイトーン
　○ エントシャイデン

単勝：◎○（＋馬連：◎-○）



新潟競馬場 ： 開催4/7週目（=A14日）、Aコース使用4/7週目。（前週末に大雨）水雨、土南西の風（≒正面向風）やや強い？土夜～日朝雨？

　少し内有利（～内外フラット）で、時計レベルは土曜：早↑↑？仮　好走している血統は（土曜12Rまで、計7レース）、SS系（パワー・スタミナタイプ多い）×7、Mr. Prospector系×7、Hail to Reason系（非SS系。Roberto系など）×4、Northern Dancer系×1、Nasrullah系（Grey Sovereign系含む）×1、その他×1で、推測される芝質は「高速馬場の重い芝（前週比：）」

　4週目 土曜現在の新潟芝をまとめると、「少し内有利（～内外フラット）かつ高速馬場の重い芝で、時計レベルは土曜：早↑↑？仮」

　明日にかけての天気は、土曜夜～日曜朝にかけて雨の予報。ただ、雨予報は誤差が大きく、影響が出ない可能性も。当日の馬場傾向を観察して予想を調整したいです。



---------- 以下、プレ予想 ----------

関屋記念はコース形状などからテンだけ緩い一貫ラップにややなりやすく、平坦・上がり4Fの高速性能上位馬の期待値がやや高い重賞。
　関屋記念2020の傾向と対策、出走予定登録馬を見ていきたいと思います。


ヤングマンパワー、プリモシーン、サトノアーサー、クリノガウディー、グルーヴィット、アストラエンブレム、アンドラステ、○エントシャイデン、◎ミラアイトーンまで追加（8/9 19:05）



結果から考える狙い方「関屋記念2020」
[期待値：F（甘め）？]≒テンだけ緩い一貫ラップ（2-2-2-2F）が基本。

　▲+：平坦・上がり4Fの高速性能上位馬
　　　→ 先行力：F-？ 底力（=ハイペース耐性）：E-？ キレ：E-（甘め）？ 持続力：E？
　　　（期待値は「持続力 ≧ 先行力 ≧ キレ」？
　　　　　→ 芝1800m以上を早い上がりで好走したマイラー
　　　　　　 ≧ 京都芝1800m・外などを押し切った逃げ・先行馬
　　　　　　 　≧ 千四・マイル兼用の差し馬（望：例年より時計の早い馬場、ハイペースなど）
　　　　注目血統：芝・平坦・短距離向き血統。 Danzig、Princely Giftなど
　　　　　　　　　Storm Birdはキレ不足を補える逃げ・番手やハイペースが望ましい？）

　注：枠順の影響＝やや前・内有利～内外フラット？
　　　（偏りは小さい）
　注：斤量差の影響＝普通
　　　（牝馬、3歳馬の期待値がやや良好。
　　　　ただし、平均馬体重 ≒ 優勝：515kg、連対・3着内：500kg）
少注：風の影響＝大きい
　　　（直線の割合が高いため。 西風≒向正面追い風、ハイペースの誘発要素）


　コース形状（テン2Fは向正面の長い直線→上り坂。 2ブロック2Fは上りながら極端な小回りの3角進入→すぐに頂上→下って3・4角中間付近。 3ブロック2Fは4角を1F弱→直線1F。 上がり2Fはほぼ平坦の直線）などからテンだけ緩い一貫ラップにややなりやすく、平坦・上がり4Fの高速性能上位馬の期待値がやや高い重賞。
　超大型馬の期待値は高いもパワー・スタミナタイプの期待値が低いこと...などに注意。



ヤングマンパワー
短評：（関屋記念2016優勝など、 関屋記念 巧者ぶりを称えて）
　全体的なスピードに優れるマイラー・平坦巧者？
　血統（父：Snitzel(豪)×母父：SS×母母父：Nureyev。 母：スナップショットは平坦・ダ1700mで2勝）のイメージ通り、父の平坦向きのスプリント適性を母系でマイルに合わせた感じの能力を見せていて、関屋記念は1-0-1 -2-0-1...と、高い適性を示していました。
　関屋記念で好走した際の馬体重が540kg（3着）、524kg（優勝）だったように、直線平坦でも上がり4Fのスプリント力を支えるだけの筋力が重要と推測されます。
適性チェック：（2016年夏・牡4歳・ピーク時の想定評価）
　ツナギはやや短い～長さ普通、やや太い、角度普通（蹄はやや寝る）。標準飛節。　重めの芝のマイル～1800m向き、血統はマイル～中距離向き（？）で、標準的な芝のマイル◎？（1800m○？） 荒れ馬場・道悪▲-？（レース内容からマイナス修正）　先行力：E（甘め）？ 底力（=ハイペース耐性）：D-（甘め）？ キレ：F（甘め）？ 持続力：E-（甘め）？　総合力：D-（甘め）～E↑？相当　平坦○？上り坂▲？急坂△？（頭高い＋急加速力不足）



プリモシーン（56.0kg・通常比+2.0kg）
短評：（関屋記念2020 予想）
　ややワンペースの「全体的なスピードと末脚」に優れるマイラー？
　ここでの不安は、衰え。
　東京新聞杯2020で重賞3勝目を挙げていますが、「マイル重賞としての」レースレベルはクラス平均を大きく下回っています。プリモシーン自身も過去のパフォーマンスを大きく下回るレースが続いていて、ベスト条件の関屋記念でも期待値が低くなっているのでは。人気に見合う勝率を疑うことから始めたいです。
適性チェック：（衰えに注意。 最終更新：20'東京新聞杯 56.0kg）
（誤差注）ツナギは長さ普通、やや太い、角度普通（蹄はやや寝る）。標準飛節。　重めの芝のマイル～中距離向き、血統はマイル～中距離向き（？？）で、標準的な芝のマイル◎？（1400m▲+？） 荒れ馬場・道悪▲-？（血統＋レース内容から軽めに修正）　先行力：F（甘め）？ 底力（=ハイペース耐性）：E↓？ キレ：E-（甘め）～F↓？ 持続力：E-↓？　総合力：E（甘め↓）？相当
　18'桜花賞、18'NHKマイルCとも不利大きい
　母：Mosheen(豪)



サトノアーサー
短評：（関屋記念2020 予想）
　ワンペース気味の末脚に優れる千八巧者？
　ここでの不安は、スプリント指向のスピード不足。
　血統（父：ディープインパクト×母父：Redoute's Choice×母母父：Nureyev。 母：King's Rose(新)＝ニュージーランド3歳牝馬チャンピオン）＋レース成績の通り、芝1800m寄りのマイラー～千八巧者で、スプリント指向のスピードの裏付けは血統からもレース内容からも弱いまま。レース当日が末脚の効きやすい馬場傾向でないと、上がり33秒台を出しても届かないシーンが心配されます。好位より前に楽に付けられるようなら不安を軽減できますが、人気と相談して控えめな評価から考えたいです。
適性チェック：（最終更新：20'エプソムC 56.0kg）
（誤差注）ツナギはやや長い、太さ普通、角度普通（蹄は寝る）。直飛節気味？　標準的な芝の中距離向き、血統はマイル～中距離向き（？？）＋やや行きたがる気性で、標準的な芝の1800m◎？（マイル○？ 2000m▲？） 荒れ馬場・道悪▲-？？　先行力：F（甘め）？ 底力（=ハイペース耐性）：E（甘め）？ キレ：E-（甘め）？ 持続力：E-？　総合力：E（甘め）？相当
　母：King's Rose(新)＝ニュージーランド3歳牝馬チャンピオン



クリノガウディー
短評：（関屋記念2020 予想）
　パワー・全体的なスピードに優れる千四巧者？
　ここでの不安は、平坦向きのスピード不足。
　血統（父：スクリーンヒーロー×母父：Diablo(米)×母母父：メジロライアン）通り、タフな馬場やハイペースで全体的なスピードとバテにくさを生かす競馬で好走していますが、キレ（＝トップスピードと急加速力）の裏付けは弱く、平坦かつ上がり4Fの高速性能が重要な関屋記念では終いのスピードに不安があります。東京新聞杯2020も「マイル重賞としては」レースレベルが低く、ここでは厳しい評価から考えたいです。
適性チェック：（誤差＆プラス修正に注意。 最終更新：20'CBC賞 58.0kg）
（誤差注）ツナギは長さ普通～やや短い、太い、角度普通（蹄は立ち）。標準飛節。　重い芝のマイル以下向き、血統は1400m前後向き（？）で、重い芝の1400m前後◎？（1200m▲+↑？？ マイル▲↓？） 荒れ馬場○？道悪▲+？　先行力：E↑？ 底力（=ハイペース耐性）：E↑？ キレ：F（甘め）？ 持続力：E-↓？　総合力：E↑？相当　斤量注～少注（軽斤量で複数回好走）



グルーヴィット
短評：（関屋記念2020 予想）
　パワー・全体的なスピードに優れる千四巧者～マイラー？
　ここでの不安は、平坦向きかつスプリント指向のスピード不足。
　血統（父：ロードカナロア×母父：スペシャルウィーク×母母父：French Deputy(米)。 3代母：エアグルーヴ）のイメージ通り、ダート的なタフな馬場（かつ長い直線）で全体的なスピードを発揮していますが、京成杯オータムハンデキャップ2019で苦戦したように高速馬場向きのスピードを示したレースがありません。血統的にも「平坦向きかつスプリント指向のスピード」は期待しづらく、関屋記念・新潟芝1600m外は苦手な条件なのでは。厳しい評価から考えたいです。
適性チェック：（誤差＆プラス修正に注意。 最終更新：20'京王杯SC 56.0kg）
（誤差注）ツナギは長さ普通（前脚・胴はやや短い）、太い、角度普通～やや立ち。標準飛節？　重い芝のマイル前後向き、血統はマイル～中距離向き（？）＋気性難で、重い芝の1500m前後◎？（軽いダートの1400m▲+？） 荒れ馬場・道悪○？　先行力：F（甘め）？ 底力（=ハイペース耐性）：E（甘め）？ キレ：F（甘め）？ 持続力：E-？　総合力：E（甘め）？相当
　19'NHKマイルC＝直線で前が壁
　3代母：エアグルーヴ



アストラエンブレム
短評：（関屋記念2020 予想）
　ワンペース気味の末脚に優れるマイラー～千八巧者？
　ここでの不安は、スプリント寄りの追走スピード不足。
　過去の重賞好走が芝1800m～芝2000mだったように、マイルでも中距離寄りの追走ペースの方が合っているようで、谷川岳ステークス2020も道中で中弛む展開（＋SS系の末脚が効きやすい馬場傾向）での優勝でした。血統的にもスプリント寄りの能力は期待しづらく、高速馬場やペースが引き締まると末脚が鈍る心配があるのでは。前週のような道悪かつ末脚の重要度が高い馬場でないなら、控えめな評価から考えたいです。
適性チェック：（セン馬もマイナス修正に注意。 最終更新：20'谷川岳S 57.0kg）
　ツナギはやや短い（後脚の長さ普通）、普通～やや太い、角度普通（蹄は寝る）。標準飛節？　標準～重めの芝のマイル～1800m向き、血統は短～マイル向き（？）で、重めの芝の1700m前後◎↑？ 荒れ馬場○？道悪▲？　先行力：F-？ 底力（=ハイペース耐性）：E（甘め↓）？ キレ：F（甘め↓）？ 持続力：E-（甘め↓）？　総合力：E（甘め↓）～E-↓？相当　大跳び
　母：ブラックエンブレム（半兄：ブライトエンブレム、半妹：ウィクトーリア）



アンドラステ
短評：（パールステークス2020☆ 回顧）
　前後不利、コース形状＋展開と能力適性が一致？？ 血統（父：オルフェーヴル×母父：Dynaformer×母母父：Monsun）は欧州芝向きで、日本や米国的な軽さ・スピードの血が薄くなっています。中京芝1600mを逃げ切ったとき（＝重馬場×後傾の一貫ラップ）のパフォーマンスが相対的に高く、血統からもキレ（＝トップスピードと急加速力）の重要度が低い条件が合いそう。
適性チェック：（未知数の大きさ＆プラス修正に注意。 最終更新：20'パールS 55.0kg）
（誤差注）ツナギは長さ普通（胴は少し短い）、太さ普通、角度普通（蹄はやや寝る）。標準飛節。　標準的な芝のマイル～中距離向き、血統は中距離向き（？）＋気性難で、標準的な芝の1700m前後◎？ 荒れ馬場・道悪○？　先行力：F？（末脚に寄せて発揮可） 底力（=ハイペース耐性）：F？ キレ：F-？ 持続力：F（甘め）？　総合力：F↑～F？相当　斤量少注（軽斤量で複数回好走－重斤量に強い血統）



○ エントシャイデン
短評：（安土城ステークス2020 回顧）
　前後少し有利？展開と適性（距離＋能力）が完全に一致？ 少し外伸び～やや外伸びの軽め～標準的な芝×上がりだけ早い一貫ラップになったことで、芝1500m前後向きの追走スピード・末脚を全開にできたと思われます。母：ルシュクル（半姉：ブランボヌール、半弟：ビアンフェ＝前日の葵ステークス2020を優勝）、おじ：ダコール☆（平坦巧者の一族？）の平坦巧者の一族で、今回以上の好条件はなかなか無いかも。
適性チェック：（最終更新：20'安土城S 55.0kg）
（誤差注）ツナギはやや短い（後脚は長さ普通）、太さ普通、やや寝る（蹄もやや寝る）。直飛節気味？　標準的な芝のマイル前後向き、血統はマイル以下向き（？）で、標準的な芝の1500m前後◎？（芝1400m○？ マイル▲+？） 荒れ馬場▲？道悪△？　先行力：F-（甘め）？ 底力（=ハイペース耐性）：E-？ キレ：E-（甘め）？ 持続力：E-？　総合力：E-？相当　平坦：○？（レース内容＋血統から）
　母：ルシュクル（半姉：ブランボヌール、半妹：アフランシール、半弟：ビアンフェ）
　祖母：アジアンミーティア（その全兄：Unbridled's Song (米)）、おじ：ダコール☆（平坦巧者の一族？）



◎ ミラアイトーン
短評：（関屋記念2020 予想）
　全体的なスピードに優れるマイラー？
　ここで見直したい理由は、短距離の名血＋距離短縮。
　短距離王国の豪州の名馬×米国型のスピード血統（父：Lonhro(豪)×母父：Tiznow＝In Reality系×母母父：Seeking the Gold。 半兄：ストロングタイタン、半妹：ギルデッドミラーほか）という血統通り、短距離指向の全体的なスピードに優れますが、急坂向きのパワーや末脚で劣る弱点があります。谷川岳ステークス2020では逃げて全体的なスピードを生かしての3着ですが、道中で中弛みのペースにしてしまったこと＋当日の新潟芝で父：SS系の3着内が圧倒的に多かったこと＋芝1200mからの距離延長だったことが重なり、末脚不足が響いていたと考えられます（加えて、転厩緒戦かつ前走比+16kgの馬体重）。
　今回は函館芝1800m×雨の影響が残る馬場からの「距離短縮かつパワーの重要度が低くなる」条件替わりで、大幅な条件好転。芝・平坦・短距離向き血統も、520kg超の超大型馬も期待値が高い関屋記念ならパフォーマンスを大きく伸ばせるのでは。最上位候補として評価したいです。
適性チェック：（出走数やや少ない。やや晩成？ 最終更新：20'巴賞 57.0kg）
（誤差注）ツナギは長さ普通、やや太い、角度普通（蹄は寝る）。標準飛節。　重めの芝のマイル～中距離向き、血統はマイル前後向き（？）＋気性難（改善↑）で、重い芝のマイル前後↑◎？（1200m▲↓？） 荒れ馬場○？道悪▲-？　先行力：E-（甘め）？ 底力（=ハイペース耐性）：E（甘め）？ キレ：F？ 持続力：E-（甘め）？　総合力：E（甘め）？相当　大跳び
　母：タイタンクイーン（半姉：Renee's Titan [米]、Fashion Alert 、半兄：ストロングタイタン、半妹：ギルデッドミラー）
08/15 18:51

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