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THE社台－社台を語らずして日本の競馬は語れない－（6）

2009年12月23日 13:13

雨龍泥舟　　競馬歴55年　回収率101％

わが国の競馬に多大な影響力を与え続けている社台グループについて様々な側面から議論するスレッドです。

1：雨龍泥舟

2009年12月23日 13:39

社台Gのカレンダーと一緒に2009年産駒連名簿が届きましたので集計をしてみました。 社台Gの２００９年種牡馬別産駒数ランキング 01ﾃﾞｨｰﾌﾟｲﾝﾊﾟｸﾄ 92 02ｼﾝﾝﾎﾞﾘｸﾘｽｴｽ 80 03ｱｸﾞﾈｽﾀｷｵﾝ 76 04ﾀﾞｲﾜﾒｼﾞｬｰ 56 05ﾌｼﾞｷｾｷ 　　　　48 06ｺﾞｰﾙﾄﾞｱﾘｭﾙ 44 06ﾊｰﾂｸﾗｲ 44 08ｷﾝｸﾞｶﾒﾊﾒﾊ 42 09ﾈｵﾕﾆｳﾞｧｰｽ 37 10ﾀﾆﾉｷﾞﾑﾚｯﾄ 31 11ﾌｧﾙﾌﾞﾗｳﾞ 30 12ｼﾞｬﾝｸﾞﾙﾎﾟｹｯﾄ 23 12ﾃﾞｭﾗﾝﾀﾞﾙ 23 12ｾﾞﾝﾉﾛﾌﾞﾛｲ 23 15ｸ ﾛ ﾌ ﾈ 　 21 16ｳｫｰｴﾝﾌﾞﾚﾑ 17 17ｽﾍﾟｼｬﾙｳｨｰｸ 16 17ﾛｰｼﾞｽｲﾝﾒｲ 16 17ｻｸﾗﾊﾞｸｼﾝｵｰ 15 20ﾌﾚﾝﾁﾃﾞﾋﾟｭﾃｨ 11 21ｱﾄﾞﾏｲﾔｺｼﾞｰﾝ 9 22ﾏﾝﾊｯﾀﾝｶﾌｪ 8 22ｽﾃｲｺﾞｰﾙﾄﾞ 8 22ｱﾄﾞﾏｲﾔﾑｰﾝ 8 25ﾀﾞﾝｽｲﾝｻﾞﾀﾞｰｸ 7 25ﾜｲﾙﾄﾞﾗｯｼｭ 7 27ｴｱｼﾞﾊｰﾄﾞ 6 27ｷﾝｸﾞﾍｲﾛｰ 6 29ﾄﾜｲﾆﾝｸﾞ 5 29ﾎﾜｲﾄﾏｽﾞﾙ 5 29ﾀｲｷｼｬﾄﾙ　 5 29ﾔﾏﾉﾄｯﾌﾟｶﾞﾝ 5 33ﾀﾔｽﾂﾖｼ 4 33ｱｸﾞﾈｽﾃﾞｼﾞﾀﾙ 4 33ｱﾄﾞﾏｲﾔﾄﾞﾝ 4 33ｻﾑﾗｲﾊｰﾄ 4 33ｽﾄﾗｳﾞｨﾝｽｷｰ 4 33ﾌﾞﾗｲｱﾝｽﾞﾀｲﾑ 4 33ﾌｧｽﾘｴﾌ 4 40ﾏﾝﾃﾞｭﾛ　 3 40ｵﾍﾟﾗﾊｳｽ 3 40ｱｻｸｻﾃﾞﾝｴﾝ 3 40ﾛｰｴﾝｸﾞﾘｰﾝ 3 45ﾃｨﾝﾊﾟｰｶﾝﾄﾘｰ 2 45ﾃﾚｸﾞﾉｼｽ 2 45ﾌｻｲﾁｺﾝｺﾙﾄﾞ 2 45ﾘﾝｶｰﾝ 　 2 45ｵﾝﾌｧｲｱ 2 45ｿﾝｸﾞｵﾌﾞｳｲﾝﾄﾞ 2 45ﾊﾞ ｺﾞ 　 2 45ｴｰﾋﾟｰｲﾝﾃﾞｨ 2 45ｴﾝﾊﾟｲﾔﾒｰｶｰ 2 54ｼｯｸｽｾﾝｽ 1 54ｽｳｨﾌﾟﾄｵｰｳﾞｧｰﾎﾞｰﾄﾞ 1 54ﾊﾞﾄﾙﾗｲﾝ 1 54ﾍｸﾀｰﾌﾟﾛﾍﾟｸﾀｰ 1 54ｱｸﾞﾈｽﾜｰﾙﾄﾞ 1 54ｱﾄﾞﾏｲﾔﾏｯｸｽ 1 54ｱﾌﾘｰﾄ 　 1 54ｱﾙｶｾｯﾄ 1 54ｱｻﾞﾑｰﾙ 1 54ﾊﾞｰﾅｰﾃﾞｨﾆ 1 54ﾃﾞｨﾗﾝﾄｰﾏｽ 1 54ｴﾙｺﾚﾄﾞｰﾙ 1 54ｺﾞｰｽﾄｻﾞｯﾊﾟｰ 1 54ｶﾞ ﾙ ﾁ 　 1 54ｽﾏｰﾃｨｼﾞｮｰﾝｽﾞ 1 54ｱﾝﾌﾞﾗｲﾄﾞﾙｽﾞｿﾝﾝｸﾞ 1 54ﾌｧﾝﾆｽﾃﾙﾛｰｲ 1 54ﾀﾞ ﾝ ｼ ﾞﾘ 1 54ｺﾞｰｽﾄｻﾞｯﾊﾟｰ 1 54ﾎｰｸｳｨﾝｸﾞ 1 54ｽﾄﾘｰﾄｾﾝｽ 1 54ﾃｵﾌｨﾛ 　 1 54ｼﾆｽﾀｰﾐﾆｽﾀｰ 1 54ｼｰｷﾝｸﾞｻﾞﾀﾞｲﾔ 1 54ｻｯｶｰﾎﾞｰｲ 1 54ｻﾝﾗｲｽﾞﾍﾟｶﾞｻｽ 1 54ｽﾀﾁｭｰｵﾌﾞﾘﾊﾞﾘﾃｨ 1 54ﾀｲﾑﾊﾟﾗﾄﾞｯｸｽ 1 54ﾒｲｼｮｳﾎﾞｰﾗｰ 1 54ﾊﾞ-ﾝｽﾀｲﾝ 1 54ﾌﾞﾛｰｸﾝｳﾞｫｳ 1 54ﾀﾞｲﾅﾌｫｰﾏｰ 1 54ｲﾝｸﾙｰﾄﾞ 1 54ﾏﾘﾝﾑｰﾝ 1 54ﾘﾀﾞｳﾂﾁｮｲｽ 1 54ｽﾏｰﾄｽﾄﾗｲｸ 　1 計　種牡馬数８９頭、産駒数９２３頭 Point １． シンボリクリスエス産駒数がアグネスタキオン産駒を押さえて２位。ＳＳ系牝馬の交配の相手として考えていることがわかる。 ２． 今年のリーディングサイアー（ほぼ確定）マンハッタンカフェ産駒が８頭しかいない。種牡馬失格の烙印がほぼ押されていたといっていいだろうか。産駒の活躍がなければどうなっていたか。 ３． 菊花賞１，２フィニッシュのダンスインザダーク産駒も７頭と少ない。マンハッタンカフェ産駒と同様のことがいえるか。 ４． スペシャルウィーク産駒も１６頭と少ない（ウォーエンブレム産駒より少ないとは･･･）。 ５． 上記２．３．４の産駒数自体はそれほど減っていいないとすれば、その分、日高系の産駒数が増えているということだろうか。そうだとすれば、日高系の３歳クラシック奪還の可能性もでてくるが・・・。

2：	2009年12月23日 23:52
ディープインパクトは ＳＳ×欧州の重厚なノーザンダンサー系なとこが 思いっきりダンスインザダークくさいので ディープインパクトに付けるくらいなら ダンスに種付けしたいとオレは思います ディープは大失敗はしないと思いますが そんな言われてる程成功もしない気がします しかしダンスインザダークも今年度2位なんですけどね この産駒数は驚愕ですね

3：雨龍泥舟	2009年12月24日 08:27
やっちゃった、ということでしょう。（笑） 社台でも失敗はするという教訓。もっともすぐに軌道修正するのが社台なんでしょうが。

4：雨龍泥舟	2010年02月04日 13:33
各クラブで08年産馬の募集が始まっていますが、今年はマンハッタンカフェが社台からミソッカス扱いだったため、牡馬の募集馬がほとんどいなく、奪い合いになっているそうです。 それなのに、どうしてローレルクラブと友駿のマンハッタンカフェ産駒は満口にならないのか、というオチなのですが（笑）。

5：雨龍泥舟

2010年02月06日 18:50

３０年前の新聞 須田鷹雄「ムカシの競馬を読む」からの孫引き。 ３０年目の２月１９日付デイリースポーツから「『クレジットカードで生産者直売のサラブレッドが買えます』のキャッチフレーズで新しく設立された共同馬主のクラブが、会員を募集し始めて半月あまり、早くも千通を超す問い合わせが殺到、反響を呼んでいる（中略）今回募集したサラブレッドは、社台ファーム生産の三歳馬（筆者注：年齢は旧標記）６０頭の中から厳選された２６頭だが、目下売り出し中のノーザンテーストやエルセンタウロ、ボールドアンドエイブルなどの子で、８００万円から最高２０００万円まで。これを一頭２０口として１口４０万円から１００万円でダイナースＣ会員を中心に販売するというもの」 現在の社台ＨＲ、サンデーＲの前身、社台ダイナースサラブレッドクラブ立ち上げのニュースであるが、社台ファームの生産頭数が６０頭というのは隔日の感がある（ちなみに今年の社台Ｇの明２歳は血統登録ベースで３３８頭）。 当時も、社台ファームは日本一の大牧場だったので、その生産頭数が６０頭ということは、如何に生産規模が小さかったというか、この３０年の間に集約化が進んだということか。 「目下売り出し中のノーザンテースト」というのもなんとも・・・。 実はこの最初の募集パンフレットを持っていました（今も探すと出てくるかもしれないが…捨てたかなぁ）。 もちろん出資はせず。お金がないということもあったが、なんとなく不信感のようなものもあった。良い馬はいないだろうという。 記憶では、この第１回の募集馬からは重賞勝馬は出ていないと思う。 ダイナビクトリアというノーザンテースト産駒がオークスで３着。この馬が出世頭だったと思うが、重賞は勝っていないはず（ネットで調べてみたが８勝している）。

6：雨龍泥舟

2010年08月17日 23:21

サラブレ特集「社台グループの馬はなぜ走る!?」を読む サラブレ9月号が「社台グループの馬はなぜ走る!?」という特集を組んでいます。なかなかの好企画。 2点ほど。 1点目。照哉氏が父善哉氏について次のような発言をしています。 「親父は強いよ。馬から受ける感動をいっぱい持っていたからね。ほら、言葉や文字ではとても表現できない感動ってやつさ。ネアルコとかナスルーラを見て、ぐっと胸に迫ってくるもの。その感動につながる馬を、つまり感動買いしてどんどん買っちゃうんだから当たる馬も出るよ。セリに出る馬を全部見てるんだし、自然と馬の見方も身につく。真剣勝負なんだ。 （以下略）ノーザンダンサーの子をたくさん見ていて、どうしてこんないい子を出すのかって、親父さん、さかんに感動していた。そういう呟きがね、ぼくの耳に強く残っていて、ノーザンテーストを見たとき、ズキンと来たんだ。強いよね、あの人。自分の金で行って、見て、感動が自分のものになってるし、それもハンパな数じゃない。あれだけ一生懸命で、頭もあって、自分にムチを入れて、めったにいないなぁ、ああいう人は。」 この発言は善哉氏の本質を見事に語っていると思いますね。見抜いているというべきか。珍しいですよね、普通は自分の肉親を見る目というのは、肩入れしすぎるか、逆に突き放しすぎるか、なかなか間合いの取りにくいものだと思いますが、この照哉氏の善哉観は客観的であり、かつ正確だと思います。 善哉氏が偉大であることはもちろんですが、照哉氏侮れずという印象を改めて感じました。 善哉氏の相馬観の本質にあるのは、感動を享受する力。その力は数多くの馬を見るところから生まれたもので、いわば現場から得たものですね。そのことを照哉氏は的確に語っていると思います。 ２点目。これが重要なところですが、マスコミがこういう特集を組んだときには、すでに凋落の芽が生まれているかもしれない、という逆説。 だれも指摘をしませんが、実はノーザンＦの成績が落ちているんですよ。 8月15日現在の今年のノーザンＦの1頭当たりの獲得賞金額のＡＥＩは1.50です。平均より50％多いわけですから、十分と考えるかもしれませんが、ノーザンＦ生産馬の販売価格が平均より50％高い程度では済みませんからね。 2009年のＡＥＩは1.82。さらに5年さかのぼると（なぜ5年かというと、同じ特集でノーザンＦの秋田場長が「今の生産界は5年周期で見る必要がある。10年のデータは役に立たない」と言っているので。その発言に沿ったわけです）、2.22、1.95、1.96、2.52、2.43となります。 数字を並べてみると、今年の成績がかなり落ち込んでいることがわかります。 それはなぜなのか、今後どうなるのか、これはそう簡単には答えられません。今回は事実の指摘のみ。