というのは、サトノダイヤモンドの回避は2つの意味で使い分け問題を解決し、有力馬出走に資する。まず、ルメール騎手がフリーになったことで、今年のダービー馬レイデオロが断然出走しやすくなった。早い段階から藤沢調教師がジャパンカップ目標を強調し、有馬記念の出走が危ぶまれていたので、これは助かる条件。
もうひとつ、里見オーナーの使い分け問題。これまでサトノダイヤモンドとサトノクラウンはぶつからないよう綺麗に使い分けてきていたので、サトノクラウン出走の障害がなくなった。
つまり、ジャパンカップもキタサンブラック、レイデオロ、サトノクラウンの3強対決の様相だが、これが有馬記念でも再現される可能性が高まったことになる。
真新しさはないが、ジャパンカップとは全く違ったコース形態で、予想のしがいはありそうだ。
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